ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    寺山修司『懐かしのわが家』
    “ぼくは不完全な死体として生まれ、何十年かかって、完全な死体となるのである”

    人体の水分比率は60〜70%で、人間、焼いたら気体になって空に昇って雲になる。
    雲は水になって降りてくる。その繰り返し。
    人なんて、あってないようなもの

    まじで葬送の仕事師のみなさまには頭が下がる
    火葬場で実際に焼くお仕事の人たちの話すごいなぁ
    きれいにちゃんと焼けるように、手作業で、遺体を棒で動かしながら焼く…!
    棺に入れた花とか思い出のものたちはすっかり燃え尽きるのかと思ってたけど、炉の温度を下げたり火の回りを悪くするからって途中で除けられる…!
    本当にもう職人技だし感謝と尊敬しか

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 上

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    外国文学は名前がカタカナだから頭に入ってこない。
    なんてヘンテコな考え方をしてたけど、考えてみれば世界中で読まれている普遍的なものが含まれている、だから認められている。
    だから名作な訳だ。

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    2026年09月05日
  • 夢見る言葉

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    ネタバレ

    デフ・ヴォイスシリーズ、完結作。
    コロナが落ち着き、荒井の手話通訳士としての活動も戻ってきた。美和は目指していた高校に奇跡的に入学することができ、英知と同じ学校に通うことが出来るようになった。高校生になったことで、英知と一緒に帰ってもはやし立てられるということはなかったが、果たして英知と自分は彼氏彼女の関係なのか、と悩む美和。そして家で白紙の離婚届を見て、荒井とみゆきが離婚するのでは、と動揺する。
    美和が私立の高校を選んだことで、学費の心配と声でのコミュニケーションを本当になくしてしまっていいのか、という心配もあって、瞳美は日本手話をベースにした公立のろう学校に進学した。みゆきは刑事としての経

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    2026年09月05日
  • 空、はてしない青 下

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    子育ての考え方が素敵だった

    ジョセフはいつも一歩さがっところにいた。
    トムにたいしては、3人それぞれの接し方が必要なのだと分かっていたからだ。

    様々な人が子供と関わりその子の個性を形成していくんだと思う

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    2026年09月05日
  • 見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録

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    この本のタイトルを見たときは、スリラー小説かと思った。
    サブタイトルの原発不明がん、こちらで理解した。
    数か月前だったら、原子力発電所関係の話と思っていただろう。
    それほどまだ認知度の低い、難病、原発不明がん。
    どこかでがんの症状が発見されたとしても、その部位から発生したものでなく、
    最初にどこでできたかがわからないがん。
    その場合は治療のしようがないのだ。
    最近このがんで亡くなる方がちらほら出てきた、ということは、
    認知がすすんできたということなんだろう。直近では山田五郎さん、
    その前は森永卓郎さん。いかりや長介さんもそうとは知らなかった。

    書評家である妻が、夫の発症から死までを克明に記録

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    2026年09月05日
  • ランチのアッコちゃん

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    「食」を中心に現代を生きる女性達にフォーカスした4編の短編集。月並みな感想だけれど、悩みながらも前に進もうとしている人たちを見ると元気がもらえる。アッコさんと三智子の関係性が尊いなあと感じた。

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    2026年09月05日
  • 容疑者Xの献身

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    再読。映画を先に見てしまったので、俳優のイメージが先行して原作読んだか忘れていたようです。ガリレオシリーズは余韻が残るようなタイトルがいいなと思います。これで、永遠の記憶、読めるっ!

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    2026年09月05日
  • カラダは私の何なんだ?

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    高校生以上の若い方々に読んでほしい。自分のカラダを取り戻す気づきが得られると思う。あとテンポ良過ぎてゲラゲラ笑った。

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    2026年09月05日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    2016年12月に読んだ本。
    何年か前に読んだ本ではあるけれど良かった!面白かった!
    話の初めから、引き込まれていった。

    主人公の詐欺師は、もう一人の詐欺師と出会い、ひとりふたりと仲間が増える。そこで皆は、あることを企てる。

    強く印象に残る話だ。
    登場するひとりひとりのキャラクター、展開もよく飽きさせない。

    最後、えっそういうことだったのか、と思わせる。

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    2026年09月05日
  • 教祖の作りかた

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    まさかまさかの展開が続く。怖いけど続きが気になって、サクサク読めました。洗脳されていたのは読んでいた自分だったのか。

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    2026年09月05日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    東野圭吾さんの作品は、これがはじめて。
    短編集かと思ったら、それぞれの章で完結してるけど、全部繋がっていて、伏線が回収されていく感じ。
    ナミヤ雑貨店、丸光園を巡る人と人の繋がりが温かい。
    涙が出てしまいました。
    東野圭吾さん、もっと難解なミステリー作家だと思ってました。まあっ、他の作品を読んでないのでわかりませんが、他の作品も読みたい。

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    2026年09月05日
  • 流浪の月

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    本当の事は当事者にしかわからない。
    と、考えさせられるきっかけをくれた本。
    一気読みした。ページを捲る手が止まらなかった。

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    2026年09月05日
  • 赤と青とエスキース

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    短編連作集。
    作中のあらゆる部分で描かれる、赤と青の対比が美しい。
    各話には赤もしくは青の役割を持つ人物が登場し、赤と青は真逆だからこそ反発し合い、時に自分にない物を求めて強く惹かれ合うのだろう。

    赤と青の人間模様を味わう物語かと思っていたら、全話を通した仕掛けがあって驚いた。
    一話で描かれた絵画「エスキース」が本作のもう一つのキーマンだ。
    ラストの一言で、エスキースの旅の軌跡を振り返りたくなった。

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    2026年09月05日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    現代社会を生きる人々の孤独と闇を、マーケティング手法を通じて照らし出す物語。視野を広げろと言われる中で感じる不安と、視野が狭いからこそ繋がれる安心感。
    今読まないとダメな小説です。
    将来、こんな時代があったねって、笑って言えるそんな将来であって欲しいと思う。

    澄香が通う大学は、別府にあるAPUで、リベラルアーツで有名な大学だ。オープンな気質の人が多く、学ぶことも、経済、薬学、工学、英文学などと言ったある分野を極める系でなく、学びたいと思ったものを広い分野から自分で選び取って行く学部。視野を広げていく学問だが、それが合わなかったと思った澄香はどんどん視野を狭めて行って、そこで自分の価値を見出す

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    2026年09月05日
  • 一番の恋人

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    親に縛られる30歳 という意味で共感ができた。親の理想を子供に押し付けてると感じる点で共感。

    あとは、それぞれの愛があるというのは残酷な面もあるなーと。ハグキスが嫌がられる、自分は好きでしてたら相手にとっては苦痛 なんてつらいんだろう。

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    2026年09月05日
  • 杏のパリ細うで繁盛記

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    エッセイ本を読むのは初めてですが、とても読みやすくて面白かったです。
    杏さんのことは、テレビで見る女優さんで、YouTubeもやってるアクティブな方、というフワッとしたイメージしか持っていなかったのですが、この本を通して、杏さんの人となりを少し知れた気がします。
    パリへの移住から、引っ越し後のこと、その先での生活など、なかなか波瀾万丈で、日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロの私にとっては視界が開くような世界を味わいました。
    犬たちとの話は、同じく犬を飼っている身として共感できることも多く、最後のヤマト期では思わず涙が溢れました。
    杏さんの快活で楽しい面、苦労された面など、色々な表情を知ることができ

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    2026年09月05日
  • 新しい恋愛

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    本屋で5冊買ったうち、最初に手をつけた一冊。

    ところが1話目の途中で退屈に感じてしまい、いったん読むのをやめた。そのまま他の4冊を読み始め、気づけば全部読み終えていた。

    それから戻ってきて、2話目、3話目と読み進めるうちに、先を急くようにページを捲る手が速くなっていった。

    最初は読むのをやめた本だったのに、気づけば5冊の中でいちばん夢中になって読んでいた。

    面白いと思ったところも、共感したところも、要所要所にありすぎた。読み終えたばかりなのに、もう一度読み返したくなっている。

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    2026年09月05日
  • 県庁おもてなし課

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    大好きな作家の有川さん!この作品も大好きになった。有川さんの作品に出てくる男性が、好きなのかもしれない笑笑
    そんな人と出会いたい笑笑

    登場人物みんなの人間性がとてもよくて、嫌な人がいない。それが読んでいてとても心地よかった。

    それぞれ立場や考え方は違っても、仕事に対するモチベーションや一生懸命さがあって、みんな素敵だった。

    特に掛水くんがよかった。
    素直で一生懸命で、人の言葉を受け止めながら少しずつ成長していく。こんな人が近くにいたら、きっと好きになってしまうと思う。

    そして下元さんを読んでいると、課長をしている身近な人のことも少し重なった。
    きっとこんなふうに周りを見ながら、いい課長

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    2026年09月05日
  • 遠い山なみの光〔新版〕

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    この静かなざわざわした気持ちは、カズオイシグロを読んだからだ。解説を読んで、ああ、それ、私もそう思った、と納得。古い考え方をしていた悦子に、何が起こって離婚、イギリス行きを実行させたのか、気になる。余白の部分や噛み合わない会話(私たちもいつもしている。会話しているようで、自分のことしか言ってない、あれを会話と呼ぶのなら。ある意味、セリフのような)の雰囲気が、読んでいる自分をじわじわとり囲み出すような。カズオイシグロを読むと、誠実に生きよう、と思う。頭空っぽにして時代の雰囲気に流されるのではなく。でもそれができてないから、読むたびに後悔を繰り返すのだろう。あかんぞそれでは、私( ; ; )。多

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    2026年09月05日
  • 舟を編む

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    「最初は地味だなと思ったけど、やりだすと時間を忘れちゃうよね。」

    有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎだしていく。

    死者とつながり、まだ生まれ来ぬものたちとつながるために、ひとは言葉を生みだした。


    一生をかける何かを見つけられた人は幸せなんだと思う。

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    2026年09月05日