小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
今年亡くなられた佐藤愛子さんの娘さんが書かれた本。
前半は、佐藤先生が、だんだんと認知症が進行して家族の手に負えなくなり、ホ-ムに入るまでのお話し。このままでは、親も子供家族も共倒れだと分かっていても、いざホ-ムに入れるとなると、なんとなく罪悪感を感じてしまうという娘さんの気持ちは、本当に共感した。
後半は、自分勝手で、わがままで、女王様の母親との暮らしをユ-モアたっぷりに綴られている。母親の命令する無理難題に、怒りながらも力を抜いて上手に対処していく娘さん、きっと、机に向かって般若のような形相で必死にペンを運ぶ母さんの背中を見ていたから、愛情と尊敬の気持ちを抱いていたのだろう。
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルのない26の掌編集。
講演会やインタビュー、プライベートな旅などで世界各地を転々と訪れる私。
具体的に「作家」という職業が言及されていたかどうかあやふやだが、なんとなく本人を想起させるようなメタフィクションめいた様相が漂う作品。
その土地土地で出会ったエピソードがシーラッハならではの研ぎ澄まされた文体で紡がれる。
読む度に毎回凄いなぁと思う。
こんなにも端的に、ある意味ぶっきらぼうとも思えるほどに余計な装飾がなく直接的な言葉の集まりなのに、その連なり、間、行間が作り出す文章に心が吸い寄せられる。
何を意味したいのかはかりかねる物語もあれば、奇妙な味風ミステリめいたオチのあるものもあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ5.0
ネタバレせずに感想を述べるのは不可能です、、これは僕が読んできたミステリーでも本当にトップクラスの衝撃でした。しかもその中でも犯人は比較的熟考しながら読んだミステリー好きなら当てられるくらいの難易度で実際僕も当てることができて達成感と面白さを感じれました。
でもとんでもない裏の仕掛けが物語の後ろにずっと隠されていることは予想だにせず、あの告白のシーンは完全に思考停止しました。多分3分は石像なはずでした。
タイトルの通り男女2人が方舟に残るのかなっていう、もちろん水没して死んでいく方だと思ってたんですが、そういう考えがよぎっていた中でのあの最後の柊一の選択の場面です。僕はお願いだから -
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全般的に家族の話。適切な距離というのは難しい。手を離すのも愛情だよ、という台詞が胸に残る。ちなみに私の中のシロウさんは内野聖陽だ。
第1話 理津子の夫は子育てに非協力ばかりか、育児から目を背けている。保育園には全滅して非認可保育園。達樹はとても手がかかる。ベビーシッターがついているという星母島のチラシを見て、行きたいと強く願う。民宿えとうにやってくる。
第2話 千尋は一才の時に政子さんに引き取られた。親戚だったらしい。大阪でベビーシッターをして働いていたが、政子さんが民宿を閉めるかどうか迷っているというので、戻ってきた。麦生もついてきた。母の愛が重すぎるタイプの母子が島に泊まりにくる。
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Posted by ブクログ
すごく表現力があり、言葉に説得力があるというか、文章が沁み込んでくる。
何度でも読み返したくなるようなエッセイ。
私はこの本を古本屋で購入した。
ワスレナグサの話にある星野さんが記した一説に線が引かれていた。
「私たちが生きることができるのは、過去でも未来でもなく、ただ今しかないのだ」
「結果が、最初の思惑通りにならなくても、そとで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である。」
まさにこれらの言葉が旅をして今手元にあるのだと、少し感慨深くなった。
今私が過ごしている時間と並行して同じように過ぎていく別の視点の時間
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