小説・文芸の高評価レビュー
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寺山修司『懐かしのわが家』
“ぼくは不完全な死体として生まれ、何十年かかって、完全な死体となるのである”
人体の水分比率は60〜70%で、人間、焼いたら気体になって空に昇って雲になる。
雲は水になって降りてくる。その繰り返し。
人なんて、あってないようなもの
まじで葬送の仕事師のみなさまには頭が下がる
火葬場で実際に焼くお仕事の人たちの話すごいなぁ
きれいにちゃんと焼けるように、手作業で、遺体を棒で動かしながら焼く…!
棺に入れた花とか思い出のものたちはすっかり燃え尽きるのかと思ってたけど、炉の温度を下げたり火の回りを悪くするからって途中で除けられる…!
本当にもう職人技だし感謝と尊敬しか -
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ネタバレデフ・ヴォイスシリーズ、完結作。
コロナが落ち着き、荒井の手話通訳士としての活動も戻ってきた。美和は目指していた高校に奇跡的に入学することができ、英知と同じ学校に通うことが出来るようになった。高校生になったことで、英知と一緒に帰ってもはやし立てられるということはなかったが、果たして英知と自分は彼氏彼女の関係なのか、と悩む美和。そして家で白紙の離婚届を見て、荒井とみゆきが離婚するのでは、と動揺する。
美和が私立の高校を選んだことで、学費の心配と声でのコミュニケーションを本当になくしてしまっていいのか、という心配もあって、瞳美は日本手話をベースにした公立のろう学校に進学した。みゆきは刑事としての経 -
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この本のタイトルを見たときは、スリラー小説かと思った。
サブタイトルの原発不明がん、こちらで理解した。
数か月前だったら、原子力発電所関係の話と思っていただろう。
それほどまだ認知度の低い、難病、原発不明がん。
どこかでがんの症状が発見されたとしても、その部位から発生したものでなく、
最初にどこでできたかがわからないがん。
その場合は治療のしようがないのだ。
最近このがんで亡くなる方がちらほら出てきた、ということは、
認知がすすんできたということなんだろう。直近では山田五郎さん、
その前は森永卓郎さん。いかりや長介さんもそうとは知らなかった。
書評家である妻が、夫の発症から死までを克明に記録 -
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現代社会を生きる人々の孤独と闇を、マーケティング手法を通じて照らし出す物語。視野を広げろと言われる中で感じる不安と、視野が狭いからこそ繋がれる安心感。
今読まないとダメな小説です。
将来、こんな時代があったねって、笑って言えるそんな将来であって欲しいと思う。
澄香が通う大学は、別府にあるAPUで、リベラルアーツで有名な大学だ。オープンな気質の人が多く、学ぶことも、経済、薬学、工学、英文学などと言ったある分野を極める系でなく、学びたいと思ったものを広い分野から自分で選び取って行く学部。視野を広げていく学問だが、それが合わなかったと思った澄香はどんどん視野を狭めて行って、そこで自分の価値を見出す -
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エッセイ本を読むのは初めてですが、とても読みやすくて面白かったです。
杏さんのことは、テレビで見る女優さんで、YouTubeもやってるアクティブな方、というフワッとしたイメージしか持っていなかったのですが、この本を通して、杏さんの人となりを少し知れた気がします。
パリへの移住から、引っ越し後のこと、その先での生活など、なかなか波瀾万丈で、日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロの私にとっては視界が開くような世界を味わいました。
犬たちとの話は、同じく犬を飼っている身として共感できることも多く、最後のヤマト期では思わず涙が溢れました。
杏さんの快活で楽しい面、苦労された面など、色々な表情を知ることができ -
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大好きな作家の有川さん!この作品も大好きになった。有川さんの作品に出てくる男性が、好きなのかもしれない笑笑
そんな人と出会いたい笑笑
登場人物みんなの人間性がとてもよくて、嫌な人がいない。それが読んでいてとても心地よかった。
それぞれ立場や考え方は違っても、仕事に対するモチベーションや一生懸命さがあって、みんな素敵だった。
特に掛水くんがよかった。
素直で一生懸命で、人の言葉を受け止めながら少しずつ成長していく。こんな人が近くにいたら、きっと好きになってしまうと思う。
そして下元さんを読んでいると、課長をしている身近な人のことも少し重なった。
きっとこんなふうに周りを見ながら、いい課長 -
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この静かなざわざわした気持ちは、カズオイシグロを読んだからだ。解説を読んで、ああ、それ、私もそう思った、と納得。古い考え方をしていた悦子に、何が起こって離婚、イギリス行きを実行させたのか、気になる。余白の部分や噛み合わない会話(私たちもいつもしている。会話しているようで、自分のことしか言ってない、あれを会話と呼ぶのなら。ある意味、セリフのような)の雰囲気が、読んでいる自分をじわじわとり囲み出すような。カズオイシグロを読むと、誠実に生きよう、と思う。頭空っぽにして時代の雰囲気に流されるのではなく。でもそれができてないから、読むたびに後悔を繰り返すのだろう。あかんぞそれでは、私( ; ; )。多
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