無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
二宮和也主演!「家族」を撮りつづけた写真家と、彼を支えつづけた「家族」の笑いと涙あふれる感動実話。映画『浅田家!』10月2日(金)全国公開に先がけ、小説版8月7日(金)発売!
「一生にあと一枚しか、写真と撮れないとしたら?」
彼が選んだのは、“家族”だった――。
消防士、レーサー、ヒーロー、バンドマン……家族全員を巻き込んで、それぞれが“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる《家族写真》で、写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞した、写真家・浅田政志(二宮和也)。受賞をきっかけに各地の家族から撮影依頼を受け、《家族写真家》としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる――。かつて撮影した家族の安否を確かめる為に向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族も家も全てを失った人々の姿だった。
「家族ってなんだろう?」
「写真家の自分にできることは何か?」
シャッターを切ることが出来ず、自問自答を繰り返す政志。津波で泥だらけになった写真を一枚一枚洗浄して、家族の元に返す《写真洗浄》の活動に参加し、そこで写真を見つけ嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れることで、再び《写真の持つチカラ》を信じられるようになる。そんな時、一人の少女が現れる。「私も家族写真を撮って欲しい!」。それは津波で父親を失った少女の願いだった――。
Posted by ブクログ 2021年03月06日
映画を見に行きたかったけど、すぐ終わっていて見に行けなかったので、まずは本を。
とても、よかったです。器用にいきられない政志を信じて見守り、ときにキメの一手を打ってくれる家族や周りの人あっての人生なのがよく伝わってきます。あまり、描写されてはいないけれど、ひしひしと伝わってくる。ご本人の写真集も拝見...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月10日
自分のしごとの存在意義を考えることって、
誰しもあると思うし、それをどう乗り越えるかって、岐路ですよね。
・
家族写真で賞を取ったカメラマンが主人公のフィクション。
コミカルに進む前半と、東日本大地震を描く後半で色が全然違います。どちらも好き。
・
震災に打ちのめされ、写真が持つ意味を問い、カメラ...続きを読む
浅田政志さんが撮る写真が明るく暖かいように、この小説を通して、浅田政志さんの温かく愛にあふれた人柄が伝わってくる。
写真の力、言葉の力を感じた作品でした。
それから自分の家族らしさについて考えました。
Posted by ブクログ 2020年10月17日
油断してた。
こんなに泣ける作品だとは思わなかった。
写真で届ける家族の幸福の形。
バカらしくて笑えて泣ける、家族の写真を撮り続けた写真家の浅田政志さんの物語。
"自分の撮りたいと思ったものを撮る"
写真家としての生き方やこだわりも尊敬できる。
是非、実際に撮られている浅田政志...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。