【電子特別版】みちづれの猫

【電子特別版】みちづれの猫

649円 (税込)

3pt

帰省するのはいつぶりだろう。大学進学を機に上京して十四年、忙しさにかまけて実家から足が遠のいていた私は、新幹線で金沢に向かっていた。まもなく旅立つであろうミャアを見送るために(「ミャアの通り道」)。離婚以来、自暴自棄の生活を送っていた女性の家のベランダに現れた茶トラが、生活を思わぬ方向へ変えてゆき……(「運河沿いの使わしめ」)――肉親を亡くした時、家庭のある男を愛した時、離婚して傷ついた時…… ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた。人生の様々な場面で猫に救われてきた女性たちの心洗われる七つの物語。「犬を亡くした私を救ってくれたのは猫でした」――著者インタビューも収録!

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【電子特別版】みちづれの猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    猫を起点にして、機転にして、気転にして、終点にしたり。人生に猫がいることで心が落ち着いたり、猫がよりどころだったりする人達の前向きになれる短編集。決して明るい作品が並んでいるわけではないが、きっとどこかで自分を投影できるはず。少なからず私はほぼ泣きました。世界から猫が消えたならなんて、残酷に過ぎる。

    0
    2024年10月04日

    Posted by ブクログ

    猫好き必読です。
    短編なのですが、どのお話も猫への愛が溢れてる。

    読んでいて、「分かる分かる!」ということばかり。確かに、猫って気まぐれだけどその分敏感で。
    人間が言わなくても、辛い時は察知して寄り添ってくれる生き物。

    我が家のニャンズとも、彼らが虹の橋を渡るまで、一日一日を大切に生きようと思い

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    猫にまつわる7つの短編集。
    若い頃によく読んだ唯川恵さんの本は久しぶりでしたが、最高でした。
    電車の中で何度も涙が溢れそうに…
    悲しい涙ではなくて、全てじんわり切なくて温かい涙という感じ。

    我が家も2匹の猫がいるので、
    彼らの毛の温もりや匂いに癒される幸せを改めて感じます。

    全猫好きに読んでもら

    0
    2023年10月10日

    Posted by ブクログ

    どこまでも優しくてあたたかい、猫と一緒に過ごしたお話7編。心にすーっと染み入るような読み心地でした。特に印象に残ったのは「運河沿いの使わしめ」と「約束の橋」です。
    ちょっと不思議なお話もあって、とても楽しめました。

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    猫をテーマにした短編小説集。

    猫のいる暮らし、羨ましいなと思いました。
    辛い時、苦しい時に猫は寄り添ってくれる。それぞれの物語でそんな安心感がありました。

    特に、「運河沿いの使わしめ」での猫ちゃんの行動がとても好きでした。
    辛い時には寄り添ってくれ、立ち直ったら次の人を救いに行く。
    猫ちゃんの自

    0
    2023年05月18日

    Posted by ブクログ

    ねこがいる人生の様々な場面が描かれた短編集。
    「ミャアの通り道」では導き教えられる。
    「運河沿いの使わしめ」では心を癒される。
    「陽だまりの中」では見守られる。
    「祭りの夜に」では神様として。
    「最期の伝言」では思いを伝える。
    「残秋に満ちゆく」ではぬくもりを届ける。
    「約束の橋」では共に暮らす。

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    どのお話も愛猫との別れや、
    家族とのツラい事情がテーマなんですが、
    切なくも読み終わりは温かくなる
    素敵なお話ばかりでした。
    涙が止まらないお話もありました。

    唯川恵さん、初めてでしたが、
    他の作品も読んでみたいです。

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

     ネコが好きな方は勿論、ネコが好きではない方にもお薦めする。ネコをモチーフに、「別れ」をテーマにした短篇集。いづれも女性が主人公。じわーっと心に沁みてくる七編。

     自分は最初と最後の話が特に好きだ。うちでもネコを飼っているが、20年も経っているわけではない。やっと1歳だ。
     あと、自分も齢を重ねて

    0
    2022年08月26日

    Posted by ブクログ

    猫と暮らしていると、一見人間が猫の世話をしているが実は猫に救われ猫に寄り添ってもらっていると感じることが大半だ。この本はまさに猫に救われ寄り添ってもらった7人の生き方がかかれている。胸が苦しくなったり温かくなったり7人の女性の人生に寄り添いながら読むことができた。

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    猫に教えられ猫に救われる。唯川さんの優しくストレートな言葉遣いが身に染みる。猫の心は深いところで人間の心と繋がっているのだろう。

    0
    2024年10月26日

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