あらすじ
本屋大賞受賞作家が描く、戦国巨編!
織田信長に丹後を支配するように命じられた智将・長岡(細川)藤孝、猛将・忠興親子は、決死の覚悟で一色五郎と戦う。
味方にも秘策を明かさぬ一色五郎が進もうとする先は、果たして織田家の壊滅か、一族の破滅か。
戦国時代最後の怪物が覚醒する。
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今まで自分が読んできた戦国物語の中にはなかった展開で、最後まで(特に終盤が秀逸)楽しく読んだ。史実から逸脱することのないように入念な下調べがあることが文章からもよくわかり、それでいて登場人物たちに愛情を感じる。だから読んでいてとても心地よい。 武士「一色五郎」、あんたかっこいいわ!!
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これまで多くの歴史小説を読んできたが、5本の指に入る傑作だった
とにかく一色五郎という武将の魅力が溢れすぎている
当主として、武将として、おつととして、父親として、友として、信長や秀吉よりも優れているのではなかったか
一方、細川忠興をはじめとする、細川家の弱さ、卑怯さ、卑屈さ、またそれゆえの葛藤が対極に描かれていて、これもまた武士なのだと感じた
よく考えれば、武士は裏切りの世界だ
自分の家を守るためには、友はもちろんのこと、家族、部下を簡単に犠牲にする
当時はそれが当たり前だったのだ
そう考えると、細川家が悪いのではなく、一色五郎が1人突出した人物だったのだろう
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上巻はこの下巻の「最後」のために存在していたんだということを思い知らされました。それにしても著者の文献研究量とそこから広げられた想像力の凄さに、本当に驚かされます。ひさしぶりのに心震える歴史小説を読みました。
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好きな作家の最新作。12年も待った甲斐があったと言うか、最後の参考文献見ると12年ぐらいかかるよなー、と。
信長の死後、丹後国で起こった一色家と長岡家、その領主同士のお話。史実に基づいているとは言え有名な出来事では無いのでラストまでどうなるか分からずにハラハラしながら一気読み。
面白かった♪
周辺のお話も読んでみたくなった。
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智将長岡藤孝・猛将忠興VS一色五郎
3年にわたる敵対関係で生まれた友情
進む道がいばらであっても活路を見いだし突き進む一色五郎!カッコ良い
ぶれない一色五郎と対峙する同じ歳の忠興もよい
若さや感情が表に出てしまい五郎と対照的。
史実の説明もわかりやすく天橋立に旅行してみたくなりました。
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スペシャル(5)
83年の生涯…
そして細川(長岡)家の存続の歴史を考えれば、
老獪な2人の判断を正解と言うべきなのだろう。
嫉妬という人間の最も御し難い感情…
2人の父が描いた未来は、相当な現実味を持って浮かび上がる。
それでも…
武将の器と程遠い自分は、
ちゃんと意思の疎通を密に図って行けば…
賢い2人ならば…
なんておもわずにはいられない。
でも、
やっぱりそうなっちまうかな…なんて(笑)
「ちっ」という舌打ちの後の
「似てやがる」には、全身鳥肌と共に涙が溢れた
一色五郎
戦国武将の大好きなヒーローNO.1 に躍り出た。
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圧倒的取材量から紡がれる壮大な活劇、キャラクターの魅力に惹かれ続け読み進む中、強さとは弱さとは。そして勝ち負けとはなんだろうかと考えさせられる一冊
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全く存在を知らなかった一色五郎が大好きになった。
丹後国を納める一色家と長岡家の争い。時代とはいえ、人が死んでいくのは悲しくて辛い。お家を守るというのは、当時の武将たちにとっては命以上に大切なことだったのだな。
五郎の最期は彼らしく派手で凄惨だった。決して敵には負けず、自分の心によってのみ負けた。
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本能寺の変から騙し討ちまで。
五郎と忠興の間に生まれた友情と、伊也の面影への躊躇と、一色五郎を哀れとも愚劣とも書かず上手にまとめたと思う。
結局一色家の業って迷信だった、ってことなんやな。細川家は残ってるし。
稲富伊賀が天橋立のシーンのバックグラウンドぐらいで思ったほど出てこず、何かなと思ってたら最後のほうで活躍しつつ、関ヶ原合戦に絡んで玉を放って大坂城から逃げ出したり、やはりなんやかんや重要な人物なんだな。
事実は小説より奇なり
作者が綿密な調査を尽くして書かれた小説のようで概ね史実だろう。しかし、長岡忠興は知っていたが一色五郎を私は知らなかった。この二人を操っていくのがなんと織田信長。最後まで私は物語の展開に振り回された。それは、本質的に純粋で一途な漢(おとこ)のぶつかりあいで心理描写も鋭く描き出し深い感動を与えてくれた。その感動から何を学ぶかは千差万別。是非身を投じてみることをお勧めしたい。
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信長亡きあとの戦乱の世の中。相も変わらず飄々と強すぎる一色五郎と魂の成長ぶりがめざましい長岡忠興の心の邂逅が最高に面白くて夢中でページを繰っていた。命がけで主君を守る家臣たちの姿も素晴らしく、最後まで目が離せなかった。それにしても伊賀は。。。。。
結局女は強しということなのか。
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救い救われで五郎と忠興の仲が深まるたび、どちらにも好感をもち好きになる
信長が生きていれば、と思ってしまう
五郎が忠興に斬られた理由に涙…戦国の世としては甘いんだろうけれど、こんなんもう!五郎格好良すぎ、勝ち逃げだと思ってしまうのもわかる
伊賀は相変わらず変人、でも五郎に言われたことに余程感銘を受けたのだろう。鉄砲名人の戦いぶりすごかった
そして最後の参考文献の数!すごい
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当時の時代背景などを調べながら読み進めたのでかなり時間はかかった。
全く知らない武将の話だったので面白かった。
とにかく登場人物や関連する出来事の補足解説が非常に豊富で、これはもう小説であり歴史文献でもある。
信長神格化しすぎてる長岡忠興が怖いけど時代背景や関係性を考えると仕方ないのかな。
男性器の服で盛り上がるシーンを見て、今も昔も下ネタは強いんだなと思った。
稲富伊賀が最後の最後にスポットを浴びるシーンがあってちょっとスカッとした。
一色五郎は計略を読みつつも、最後に切られてしまったのは無念だったが壮絶なラストだった。
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残りのページ数が少なくなってからの
高緊張状態ハラハラの連続
一難去ってまた一難
なぜ五郎は忠興に討たれたのか
お預け状態でずっと引っ張られて
やっと明かされた理由が
意外にロマンチックな理由で腰砕けた
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今まで、知らなかった一色五郎についての壮絶な物語語。
怪物 一色五郎だけでなく、一色、長岡の両家の家臣たちのキャラも魅力的に描かれている。
それにしても、圧倒的に深い取材・研究。
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面白かったーー!
いっしきごろう、全然知らない人だったので、
先入観なく読めた。
忠興、可哀想な人だな。
自分を上回る人が側にいるのはつらい。
しかも、立場的に、自分が下だと認めにくい。
本人が認めても、世間が許してくれない。
しんどかっただろうね。
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一色と長岡の戦の決着はどうなるんだろうと、最後の最後まで目が離せなかった。
五郎と忠興。ともに自国を守るため、一つ一つ未来を案じ選択を迫られる。当時の先の読めない時代変化も描かれ、上下巻とも面白かった。
五郎が優秀すぎる。その五郎を出し抜くのは生半可なことでは到底成し得ない。
忠興の極限の選択が最後の結末につながり、未来へ駒を進めたのかと何ともいえない時代の非常さを物語っている。
当時の描写や、価値観も添えられるように書かれていてわかりやすく面白かった。
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いくら器量のある武将でも一瞬のためらいが死に直結する戦国の恐ろしさ
五郎と忠興もっと他に道はなかったのか…
下巻になって存在感がぱったりなくなってた伊賀が最後に大活躍して最後に全部持ってかれたーって感じだった
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この方が描く登場人物は魅力的な人が多いが、今回自分の中で一番だったのは忠興。読み進めるにつれ五郎に振り回される様がどんどん愛おしくなり、ついつい引き込まれました。
上巻までは稲富伊賀が一番気になる存在だったけど、自分的には最後まで掴みどころのないキャラのままで終わってしまったのがちょっと残念。
とはいえ今回も楽しませてもらいました。次回作も期待しています。
Posted by ブクログ
(上)を読んでから4カ月、なかなか借りられない日が続いた。(上)で出てきた一色家の秘密が明かされる。秘密により、一色五郎は織田信長、明智光秀の死を予想していたとのこと。何か幻想じみてくる。それなのに何度も長岡忠興を追い詰めては、直前で方向転換。最後は長岡家の裏切りにより、、、。一色家の秘密はどうなったのだろうか。
史実ではあまり残っていないこともあり、小説では主人公を自由奔放に書けているが、何故か疑問が一杯残ってしまった。謀略、裏切りは当時は当たり前立ったそうだが、此れも気持ちの良いものでは無い。結末も残酷で悲惨なのでスッキリしなかった。
Posted by ブクログ
著者は、どれだの資料を読み込んだか、書かずにはいられなかったようですね
結果、歴史小説としても、歴史書の解説書としても、半端なものになってしまったという残念な印象でした
「一色家の業報」も盛者必衰の理でしかなく、他にも著者の解釈に腑に落ちないものが少なくなかったです
ぶっちゃけ、そんなお友達思考をする戦国武将はおらんだろ
とにかく、非現実的な描写と歴史資料の引用がかみ合わなく、チグハグな印象です
実在も証明されていない人物なのだから、もっと自由に書いたら良かったのでは・・・
一方、稲富伊賀のキャラ付けは極端だし・・・
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本能寺の変後。
一色五郎の人間臭さがたまらなく良いが、やはり人名の混乱と古語の登場でなかなか読むのがしんどい系。
器量というのがキーになっており、たしかに両者を比べるとそれも分かる書き方がよかったと思う。
Posted by ブクログ
一色五郎と細川忠興。下巻は二人の、特に忠興の物語。著者の綿密な考証には感心するが、"器量"を考えてこの行いというのは理解し難い。楽しみにしてた新作は期待に届かず。
Posted by ブクログ
うーん、面白いのにさぁ盛り上がるぞーっていうところでいつも一色五郎が一歩引いちゃったり、長い歴史解説が入ったりでいちいち勢いが削がれて入り込めずで不完全燃焼でした。
最後のエピローグで伊也の五郎の記述が無かった、のくだりも要るか?って感じで面白いのになんだかなぁ。
Posted by ブクログ
下巻は、読み易かった。
後半は読むのが止まらないほどの展開でした。
が、クライマックスの忠興がちょっと情けなくないか?
上巻とは別人かと思うほどでした。信長の子と噂されていて、自分も信長シンパならもう少し気合見せんかい!!
「漢の器量で、絶対勝てないから」行動する。という心境の変化の表現はうまいです。手に取るように忠興の気持ちがわかりました。
「最後の一色」ってタイトルにひねりがなく、そのまんま意味だったのが☆マイナス