あらすじ
本屋大賞受賞作家が描く、戦国巨編!
織田信長に丹後を支配するように命じられた智将・長岡(細川)藤孝、猛将・忠興親子は、決死の覚悟で一色五郎と戦う。
味方にも秘策を明かさぬ一色五郎が進もうとする先は、果たして織田家の壊滅か、一族の破滅か。
戦国時代最後の怪物が覚醒する。
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Posted by ブクログ
この間、偶然Netflixで見つけて、松潤主演のドラマ「99.9」を見た。一番印象に残ったのは、岸部一徳演じる弁護士事務所の所長だった。
あの胆力のすごさを理解できるようになったのは、自分自身が年を重ねて、ある程度の胆力を求められるようになったからかなと思う。
胆力とは、なにか問題が起きたときに、自分の技能でどうにかするという覚悟と、それでもどうにもならなかったら、自ら責任を取ると腹をくくっていることから出るオーラだと思う。
問題を解決できるだけの技能(自身のスキルはもちろん、金銭的な解決力、人脈含む)も求められるし、問題に対して責任を取るために差しだせるなにかがなくては、胆力にならない。
ピヨっこが啖呵切ったって、ピヨピヨ言ってるだけにしかならないのよ。
一色五郎の「器量が大きい」はきっとこの胆力みたいなものなんだろうなと思う。
腹をくくるが、本当に自らの命にも直結した時代に、「自分ならなんとかできる」という自信と、「それでもどうにもならなかったときの覚悟」を持っていた、あの若さで。
それをじっくりと描いていった作品だったと思う。
一方で、忠興が単に器量が小さくて、胆力がないだけの人物だったかというと、自らの持つものを(あるいは持っていないものを)把握して、まっとうに動いた人だったのではと思えてくる。
女性は戦略のコマで、騙し討ちは卑怯ではなく、騙された方が間抜け、そんな時代に、それを良しとしなかったのは、彼なりの強さだったんじゃないか。
忠興と五郎が、そのまま二人で手を取ったら、最強だったんじゃないか、とあり得ない「もしも」を描きたくなる。
「家の存続なんかに縛られて」と後世に生きる私は思ってしまう。
あれだけ大きな変化の時代なのに、「家の存続こそが重要」というこれまでの価値をもとに動いたのは、それでも忠興が長く生きたという結果からすると、正解だったりするのだろう。
それにしても、物語の後ろにずっとチラチラしていた稲富伊賀が、そこにつながるとは。
だからこういう歴史の背景があれば、もっと点数がとれたかもしれない、と思いつつ、
この本も面白いけれどもかなり苦戦しながら読んだので、きっとダメだったろうなと思う。
それでも歴史ものはやっぱり面白い。きっとまた別の作品に手を伸ばすんだろう。
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まず、本書の感想を書く。良かった。「村上水軍の娘」程度に荒唐無稽かと思いきや、かなり資料を調べ込んだようで、すごく良かった。
本能寺で信長が果てた。細川と一色は西に出陣予定だったがとにかく情報集めに奔走。そうこうしているうちに明智光秀より使者が来るが、双方共に追い返す。そして一色は細川を打つべく出陣する。
細川は油断していた。目を逸らすために今は光秀の加悦城を一緒に攻めようと誘う。一色は承諾する。忠興は妻のお玉を離縁する。加悦城を囲んでいる間に光秀は秀吉によって攻め滅ぼされた。一色は加悦城を忠興に任せて戦線離脱したが、忠興が危険になったので取って返したが、そのため一色五郎は重症を負う。そこへ将軍義昭の使いがやってきた。義昭の使いは柴田勝家や一色五郎と手を結んだと世に喧伝する。
一色は当主が重症なのに、秀吉の怒りを買う。
Posted by ブクログ
何か凄い小説を読んだ気がします。
戦国の世はこれほど過酷なものだったのだろうか。
最後の方は心拍数が上がりっぱなしで、読後もしばらく収まりませんでした。
映画になったら必ず観に行きます。
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類まれなる洞察力と強さと繊細さを全て兼ね備えた武将、一色五郎。
猛々しくも不器用で我儘な好敵手、長岡忠興
何度も雌雄を決っする場面を迎えながらも、お互いを尊びつつも一族を守る二人
武人としても家柄をしても格の高い五郎を深く憎悪しながらも、彼の潔い生き様に打ちのめされ、自らの至らなさに苛立つ忠興
ひとつの国を共に収める両家に共存はなく…
一体どうなるのっ?!…とハラハラ見守りたいのだが、著者が結構な頻度でネタバレしてくるんだよね 笑
これがなければもっとのめり込めるのに…
ラストの100ページはもう
結果は分かっているので、読みたいけど読みたくないジレンマ
負けるはずのない場面での五郎の所作に泣く
ひと月前の瀕死の時のあの出来事はやはり気づいていたのか
命をかけた刹那の時、愛するものへの想いを優先させてしまう心意気に打たれる
それぞれの部下にも細々言及されており、愛着が湧く
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一色五郎の事は全く知らなかった。
一色家と長岡家それぞれ魅力的な人物が多く、楽しめました。
とにかく一色五郎が圧倒的で、忠興とのやり取りが最後まで読ませます。
Posted by ブクログ
上下巻併せて。
戦国時代、当時の武士の精神や文化、考え方、登場人物のキャラからもエンターテイメント満載で読み進められた。
久々に読んだ歴史小説おもれぇーってなった。
都に近いとは言え田舎侍たちの小競り合いなのだけれども、ロマンがあり、冷酷さと人情と粋な部分が垣間見れる。それがドラマチックに受け取れて楽しく読めた。
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最高に面白かった…1日で読み切った。前半のあのグダりなんやったん?って思うくらい!そうそう、私が好きな和田さんはこれみたいな。
一色五郎かっこよすぎる。あんなにグダりながら読んでたはずなのに、こんなに五郎、家臣団に気持ちあったん?って思うくらい泣いたわぁ。
よかった。
Posted by ブクログ
忠興の成長!頭がいいゆえに気づいてしまう五郎の思考、相対していても、家老が何を言おうと、真相がわかってしまう。自分との能力の差がわかっているからこそ、意地でも隙に付け入るようなことをしない。
部下になることを申し出たこと、そして五郎がそれを受け入れたことで、誰もがハッピーになれたと思ったのに、戦国時代はそれを許してくれない。お家の存続が第一で、殿の一時的な思いや行動などは評価されない。そして、悲しいかな。忠興は器量の面で吾郎に劣るかもしれないが、馬鹿ではない。賢いがゆえに父たちの意見が正しいことも理解してしまう。
登場人物がまっすぐで純で、読み進めていて気持ちいいが、やはり最後は寂しさが勝つ。
事実は小説より奇なり
作者が綿密な調査を尽くして書かれた小説のようで概ね史実だろう。しかし、長岡忠興は知っていたが一色五郎を私は知らなかった。この二人を操っていくのがなんと織田信長。最後まで私は物語の展開に振り回された。それは、本質的に純粋で一途な漢(おとこ)のぶつかりあいで心理描写も鋭く描き出し深い感動を与えてくれた。その感動から何を学ぶかは千差万別。是非身を投じてみることをお勧めしたい。
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丹後守護の一色五郎。
長岡家当主となった長岡忠興。
彼らには、それぞれの家の存亡がかかっている。
だが二人の姿は、まるでケンカ仲間の如し。
上巻での出会いと対峙、交流と共闘から
好敵手として認め合う。あやつを倒すのはこの俺だ!
他の者にやられるのは以てのほか。俺が助けてやる!
その3年の戦いの中で交えた大将同士の心根。
成長し変化した忠興は考えた。一色五郎という武将が欲しい!
それでも時代の変遷の動きは速い。
本能寺の変、明智光秀の死、そして羽柴秀吉の台頭。
時流の中で二人の、一色家と長岡家の明暗は、如何に?
下巻巻末の参考文献の量に、驚き。
「一色軍記」にしか登場しない五郎を如何に創造するかの
苦心を物語っています。特に“一色の業報”になる歴史上の
記録を見い出すのなど、著者の考察の凄さに圧倒されました。
タイマン勝負からのクライマックスは感涙です。
自分としては稲富伊賀の存在が面白かったなぁ。
Posted by ブクログ
遂に読み終わってしまいました…。
大容量の上下巻でしたが、達成感より読み終わってしまった悲しみの方が強いです。
下巻では、上巻の最後に本能寺の変が起こり、事態が急変。織田信長に丹後を支配するよう命じられた智将・長岡藤孝、猛将・忠興父子が決死の覚悟で一色五郎と戦います。
誰にも測ることのできない器量を持つ五郎と、猛将と称されるがどこまでも純粋な忠興。この2人の結末が気になり過ぎて夢中でページをめくりました。
戦国時代と言えば、戦。何かあれば戦。揉め事も領地争いも戦。そんなイメージの中読み進めたためか、この2人の主人公に何度も胸を打たれてしまいました。
憎く、討つために存在するような2人が時代と共に進む先は…。そして、さらにその先は…。
ネタバレになるので、これ以上細かいことは言えませんが、僕は一色五郎のファンになりました。そして呼んだ方もきっとなることでしょう。
恥ずかしながら、和田竜さんの作品は初めてでしたが一瞬にして惹かれました。『村上海賊の娘』も和田竜さんの作品とのことでさっそく買ってしまいました!
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生死をかけたライバルのストーリーでした。
知略と謀略を張り巡らせて如何に相手を出し抜くかが問われるかの時代において、自身の信念を最優先に貫いた非合理的な選択のカッコよさが堪りません。
嫉妬から尊敬への感情の変遷でグッときた後には、すぐさまお互いに国を背負ったジレンマがやってきて、読む側としてはどんどんやるせなくなっていきます。
このライバルぶりの素晴らしさを例えるならば北斗の拳でもあるしドラゴンボールでもある。
まさしく2人は強敵(とも)でした。
上巻の前置を経て、下巻で圧倒的に面白くなりました。村上海賊の娘同様に、丹後を訪れる際は一色に想いを馳せることになるでしょう。
散々伏線を張った稲富の活躍にも大注目です。
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最後の忠興のセリフに目頭が熱くなった。
戦友であり、好敵手である。
二人が互いを認め合ったのはまさしく友情だったが、時代が両方を生かすことを許さなかった。
待ちに待った和田竜12年ぶりの新作。
舞台は丹後国、時代は本能寺の変の前後。
前作までの派手な戦のシーンがほとんどないままストーリーが進むが、最後の最後に見せ場がある。
戦国史上、まれにみる大名同士の一騎打ちを描く。
信長の期待を受けて丹後国の平定に国入りした長岡忠興が戦で見たのは異様な男の姿だった。
丹後国守護一色家当主、一色五郎は左目が大きい風貌に加え、敵の死体を足場に川を渡る残忍な戦法で長岡家を押し戻した。
同い年の一色五郎と長岡忠興。
京で行われた閲覧式においても、五郎はその傲岸不遜な快活さから、逆に信長に認められる。
一方、忠興にしてみれば、自分よりも数歩先を行く五郎が気に入らない。
五郎と忠興、丹後国を二分する領主としてお互いに命がけで戦う敵同士だったが、本能寺の変をきっかけに共闘することになる。
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史実としても勉強になり、物語としても面白い。
類稀なる才能もうちにある憐憫の情に負けてしまう一色五郎の生き方に感動しました。愛と友情と主従の絆の物語でした。
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久々の歴史小説、というかオビ買い。
いや、だってあの織田信長をさして、”珍しゅうもない。ざらにいる男よ”とか書かれたら気になるでしょう。まんまと釣られてしまいました。
よくみたら、”のぼうの城”の著者さんで、非常に好きな作品だったので期待も高まる。
のぼうの城もそうだったが、登場人物の描写がものすごく巧み。歴史小説なので、当然、その時に登場人物がどう話したか、どう感じたか、などは想像で書くしかないわけなのに、本当にこのように言い、考えていたのではと錯覚するほどで、一気に引き込まれて読んでしまう。痛快の一言。
主人公の一色五郎が、通常時や戦では悪鬼のような強さと軍略を持ちながら、心底に優しさを持ち土壇場で情に流されてしまう、その危うさをギリギリのところで保っている人物として描かれていて、とにかく魅力的。それと対照をなすもう一人の主人公、長岡忠興も、周りから将来を嘱望されるだけの才はありながらどうしても五郎に及ばず、自分もそれを自覚するが故に、最後の最後に心ならずも謀略に頼ってしまう心理描写があまりに巧み。
オビの”ざらにいる男”とされた信長の描写についても、天下をつかむ直前で弛緩してしまった心の隙が見事に描かれていて、信長の終焉を読み切り、哀れみすら感じていた五郎の凄みを余計に感じさせてくれる。
歴史の結末は決まっているので一色五郎はどうしても最後に討たれる結果になってしまうのだけれども、一読者ながら、どうか死なないでほしい、と願わずにいられないほど。もしかしたら作者も、忠興と同じく、信長の下で五郎と忠興が駆ける姿を見たかったのかも、というのが忠興の叫びに込められていたのか。
これほどの器量を持つ五郎なら、堂々と合戦で斃れる結末にしたかったろうと思うけれども、謀殺と史実で決まっている以上、作者としては五郎らしい最期を用意したいと悩んだ結果、ああなったのか。残念といえばそうだが、五郎が優しさゆえに敗れる姿は史実という枠の中ではこれ以上のものは無かったかも知れない。最後の”似てやがる”は、ああ、このような人だったか、と(変な表現だが)納得せざるを得なかった。
唯一、疑問になったのが”一色家の業報”にかかわる話。前半の五郎の軍略がこれに寄っているところが多く、心理劇の様相を呈するのだが、種明かしされるとちょっと肩透かしの感もあり、梶之助の気持ちもわからないではない。さすがに業報のことは創作だと思うので、五郎がひたすら耐えた理由をそこに求めるのはうーん、という感じがする。まあ、最終的にはものすごく面白かったので、とりあえずよし。
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#最後の一色 下
#和田竜
巻末の主要参考文献は101冊。12年ぶりの新作も納得の膨大な調査量。丹念に拾い集めた史実を創造力で繋ぎ合わせて、圧巻の戦国エンターテイメントに仕上げた。
非情な戦国の世で、忠興と五郎の関係がたどり着いた先。涙無しには読めなかった。
#読書好きな人と繋がりたい
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なぜ忠興は友と呼んだ男を討たねばならなかったか。
五郎と忠興はもちろん家臣たちも皆キャラが立っていて勝手に動いたりするのがハラハラして良い。
一部で有名な松井興長さんは康之の御子息か孫かな?
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上巻から始まり最初はいまいち物語に入り込めない感じだったが、下巻になり後半になるにつれてグイグイと引き込まれていった。詳細はネタバレになってしまうので触れませんが、読み応えあった。武将としての器がキーポイントかな。ただ文中に当時の書物からの引用で漢文を記載する小説は多いが、漢文なんて分からないのでそこで一旦流れを止められてしまうのが個人的にはとても嫌です。今回もそれが多用されていたのが没頭出来なかった要因の一つでもあります。
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和田竜さんの新作時代小説。
私のオールタイムベストが「村上海賊の娘」なので、それを超えてくるか期待を持って読んでみた。とても面白かった。
戦国時代。織田信長から豊臣秀吉に変わるあたりの時代背景。丹後の国を治める一色家と長岡家の壮絶な関係性を描いている。
主人公はタイトルの通り一色家の当主、一色五郎。そしてそのライバル的な立場で描かれるのが長岡家の次期当主、長岡忠興(ただおき)だ。この2人を中心に、一色家と長岡家のそれぞれの様子が描かれていく。信長との関わり方や、光秀との関係性や、本能寺の変の後の行動などが詳細に描かれている。戦国時代の大名の行動原理が、その心理とともに描かれていて、説得力がある。家を守るということはこう言うことなのだな、と。
上巻は正直ちょっと退屈。というかあまり大きなことも起こらず、淡々と進んでいく。どちらかというとキャラクターの紹介の側面が強いかな。豪胆な一色五郎で、非常識な行動などが描かれるけど、戦のシーンが最初の方に少しあるだけなので、動きとしては少ない。上巻の見せ場は信長主催の馬廻祭りくらいかな。
ただし、下巻に入ってからは物語はぐりんぐりん展開する。その展開の仕方、スピード感、迫力などに圧倒される。面白い、読む手が止まらなくなる。
一色家と長岡家。対立し合う両家の思惑と謀略。まっすぐな性格で清々しいくらいの五郎と忠興。それに振り回されるお互いの家臣たち。その対比が面白い。
本能寺の変の後の挙兵のタイミング次第で、光秀方についたのか、拒絶したのかを判断され、討伐の口実にされてしまう。そんな絶妙な間合いの空気感もあって、お互いの当主がどの立場を取るのか。ハラハラしながら読めるあたりも戦国ものの醍醐味だろう。
両家の力と力のぶつかり合いや、胸熱な対決シーンもいいけど、やはりグッとくるののは、漢同志の友情にも似た関係性だろう。
武士として生まれた以上は、戦って死ぬことも厭わない。そんな時代。生まれてくる時代が違えば、とてもいい友達になっていたのではないだろうか。そんな、五郎と忠興のまっすぐで純粋な思いのぶつかり合いが、熱い。そして尊い。
五郎の人間味や忠興のまっすぐさ。対立しながらも、お互いの心が通じ合っている感じがとても良かった。ジャンプの主人公かよ!とも思ったくらいだ。
和田竜さんの描く戦闘シーンはとても迫力があって、壮絶である。物語中盤の加悦城への救出シーンや、終盤にクライマックスの乱戦あたりはお見事と思える筆致だ。その血飛沫や音までも聞こえてきそうな描写である。だからこそ、主人公登場のヒーロー感がとてつもなく格好いい。下巻に入ってからの五郎の魅力は段違いに跳ね上がっている。それでこそ主人公だ。
ただし、和田竜さんの壮絶な筆致は主人公といえども容赦ない。タイトルの回収の通り、最後のあたりの壮絶さはえげつないくらいだ。
友情、謀略、合戦、家族愛。いろんなものが詰め込まれた時代小説だった。
正直、この本を読むまでは「一色家」の存在自体しらなかった。歴史の狭間に消えていった家系が、令和の時代に小説となって蘇り、その名を知らしめる。なんとも不思議な感覚だなと思う。
ただ、自分としては村上海賊の娘の方が好きだったかな。キャラクター全部が愛しかった。本作は、名前が似ている人が多くて、最初は誰が誰やらよく掴めなかった部分が残念。ふぐりの2人ももっと活かし方があったと思うけど。全体通してはとても良かった。もっと和田竜さんの作品を読んでみたいと改めて思った良本だった。
Posted by ブクログ
一色五郎、かっこよすぎ。一気にファンになりました。(この本を読むまで知らなかったけれど)最後の最後は忠興に勝っていた。勝ち続けたまま亡くなった。憧れられて恐れられる人物だからこそ。
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和田竜さんば歴史に埋もれた人達を調べ上げて、最高に面白い読物にする天才だな。一色って誰?から始まり、五郎と忠興の魅力にハマりました。次回はどんな人物だろう。
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「綿考輯録」
読み終わったあとには
これがルビ無しで読めるようになります
が、
普通の人は読めないので書いておきます
「メンコウシュウロク」です
小説に
そこまで真実性求めてないんだけどね
SNS時代
これは史実とは違うと思います
とかめんどくさい奴が多いのかね
引用ない方が絶対
物語としてスムーズに展開して
面白いのにもったいない
戦国サイコパス
細川忠興あたりの王道から少し外れる
あたりを狙うのが相変わらずにくい
のぼうの城は爽やかさが残ったが
この血なまぐさいエピソードがどれくらいの
人に受け入れられるのだろうか
個人的には
エエなぁ〜と
サイコパス臭のある感想
を残して終わります
フフフ..
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織田信長、豊臣秀吉あたりの時代の歴史小説。史実に基づきながらもうまいこと作者の解釈が加えられワクワクする展開の物語で最後まで面白かった。人間性やその人の器がどうであれ、生まれた身分、付いた立場で運命が変わってしまうのが戦国時代なのだなと感じさせられた。誰につくかで運命が変わるのは今も一緒なのかな??とか思ったりもした。
Posted by ブクログ
五郎の人物像からすると、忠興の家臣におさまるというくだりは釈然としなかったが、五郎vs忠興という描き方は十分楽しめた。
一色というと、信長の野望に登場する弱小大名というイメージしかなかったが、実に魅力的に描かれている。和田先生らしいテーマの捉え方だと感じた。
Posted by ブクログ
下巻は上巻で気になった考証となる書物からの引用が減って、特に後半は物語に集中できて、ページをめくる手が止まらなかった。
が、主人公、一色五郎の戦略の根拠が自ら考えた作戦ではなく、一色家の言い伝え=“業報”だったのいうのがなんとも拍子抜け。いや、実際そういう時代だったのかもだけど、でもそこに委ねる?って。
さらにもったいなかったのは、終盤に向けてきっちりと盛り上がったにも関わらず、メインキャストの2人、一色五郎、長岡(細川)忠興がなんとも甘すぎた。最後の〜と題名に付いているのだから一色家が勝つことがないとわかっていても、その甘さで物事の決着がつくのは、盛り上がった分物足りなくも感じてしまった。
ほんと⭐︎4つでおもしろかったのでおすすめしたいけど、それだけにエンタメに突き抜けて楽しませて欲しかったかなぁ、と。
Posted by ブクログ
丁寧に史実を調べた上での創作なのは巻末の参考文献の多さでも判る。
面白いというか、ぐぬぅぅとなる場面が非常に多い。台詞回しは面白く、忠興は上巻では大丈夫なのかと言うほどダメな小男だったが下巻ではそんなことなかった。ダメなんたけどさw
面白いというより、辛い時代だなぁと。
タイトルや史実(知らなかったけど)から最後どうなるかと思ったが、意外に納得できる仕舞い方だったように思う。
ただ、和田竜さんの本ってこんなんでしたかね?めっちゃ細かい史実の説明が結構挿入されるので、疎い私には一助にはなるのだがリズムが悪いような気がしなくもなく。でもこれは新聞に掲載された物の書籍化なので仕方なかったのかなとも思ったり。
戦国時代は地方一国の話でも色々あるんだなと。和田竜さんはそういうお話ばかりですよね。久し振りに出た新刊読めて良かったです。長く新作が出てなくて筆を折られていたのかと心配していましたがまだまだ書いてくれそうでひとまず安心しました!
Posted by ブクログ
丹後守護一色家の最後の党首の歴史小説の下巻。
信長の死後の長岡忠興との関係が深まっているのが感動的でした。
お互い情にもろすぎると思いながらも最後の悲劇に突入してしまい、それでも主人公の男気が泣けます。
「一色の業報」はとんだ肩透かしで、そんなジンクスを信じて戦国の世を渡れるのかい、と突っ込んでしまいました。
とはいうものの、登場人物がすべて史実上の実在の人物でその根拠となる文献も挙げていて、巻末の膨大な資料には感嘆してしまいました。
それにしても戦国にはまだまだ埋もれている人物がたくさんいそうですね。
Posted by ブクログ
一色五郎が忠興を切れずに敗北した理由が、忠興の妹である妻に似てたってところが人間味があってそれはよかった
強い五郎に執着する忠興は哀れだなと思った