【感想・ネタバレ】地雷グリコのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年05月01日

あぁ
ついに読み終わってしまった!
もっと読んでたかったな!

お馴染みの遊びに特殊ルールを加えることでこんなにハラハラドキドキわくわくの頭脳心理バトルになるとは!
お気に入りは4話の戦略
やってみたいのは地雷グリコ
キャラも魅力的で面白かった!
続編希望!

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

めちゃくちゃ面白いし
ノンストップで一気に読める
(ゲームの設定と描写をトリックを確認するために、戻ったりするのも楽しい)

真兎の性格や思考も
いい人が全面的にでていて素敵でした
もちろんまわりの友人も。
生徒会長や椚パイセンも、引き立て役には
もったいないぐらい、存在感もあり良きでした

昔あっ...続きを読むた(今もあるかな、賭ケグルイに近いのかしら、あとカイジとかライアーゲームとか)

ギャンブルというよりは
戦略(何のための、何を想った)が
交錯する、エンタメですね
※決して、推理小説とかギャンブル、トリックありきでの、緩急がある話しに留まるのではなく

登場人物一人一人が引き立ち
応援したくなるような
温かい物語りで楽しかった
いろんな人におすすめしよう
(※続篇をぜひ、お願いしたい)

そして、この作者の作品他のも読んでみようとおもいます

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

頬白高校に通う射守矢真兎=いもりやまとを主人公に、友人の鉱田を立会人とし、ゲームを展開する連作短編集。単に連作だけでなくきちんと全体のストーリーも纏まっていてゲームのスリル感と共に楽しめた。不思議なネーミングのキャラも映像化を狙っての事かなと。確かにアニメか実写で見たい作品。ゲーム自体も面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

ブクトモの皆様の評価がとても高かったので、本屋さんで探していた本。
なかなか売っておらず、数軒探し歩き、浜松ではない本屋さんでやっと一冊だけ売っていたのを購入。
こんなに高評価なのに、浜松の本屋さん売らなくていいの??
私なら平積みで売るのに。


まぁ、まずは登場人物の名前。
漫画のようなヘンテコ...続きを読むな名前の人がたくさん。
中でも主役の名前は、射守矢真兎 いもりや
まと。
個性的な名前だなぁ。

そして題名の地雷グリコ。
めっちゃ興味をそそるワードだわ。
気になって仕方がない。


射守矢が、ゲームで対戦していく物語なのだが、誰もが子供の頃に体験したことがあるゲームのルールを少しアレンジしており、どれも頭を使う(笑)
相手の一手を読み合うゲーム展開となるのだが、これがまた面白い。
そして突拍子もない展開が( ̄▽ ̄)


さすがはミステリの物書きさんだけあって、最終章では伏線が回収されてスッキリ(*^▽^*)

こんな小説が書けてしまう青崎先生も、やっぱり天才だなぁ。。。

アニメ化されたら人気出そうだな(*^▽^*)

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

昔からあり馴染みのある遊びをアレンジして対戦する
主人公は一見、軽そうな女子高生

めちゃくちゃ面白かった!
昔やったな〜と言う遊びを、ちょっと改良してよくこんなに複雑にしたなぁと思ったけど、それに対しての解も見事で、作者の頭の良さにも驚きでした
あのグリコが?ダルマさんが転んだが?こんなにハラハラ...続きを読むする展開になるの??
この感覚は読んで体感できてホント良かった

主人公の真兎はまだ一年生、シリーズ化してくれたら嬉しいなぁ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月17日

文句なしに面白かった!!

雰囲気としては賭ケグルイに近くて、
高校生たちが何かを賭けてゲームで闘う話。

ゲームの内容は、「グリコ」や「だるまさんがころんだ」みたいな誰でも一度はやったことのある遊びに特殊なルールを加えたもの。
ルールの穴を掻い潜ったギミックやイカサマ、相手の裏の裏の裏を読み合う心...続きを読む理戦の応酬などなど、先が気になりすぎて本当に一瞬で読み終わった。
途中までピンチでも最後には勝つんでしょ、みたいな穿った気持ちで読んでても気付いたらハラハラしてるし、先が読めなくて面白かったー!!


あと直接的な描写はないものの、若干の百合要素ありで不覚にもときめいてしまった。いつもフワフワしてて掴みどころのない真兎のウィークポイントがパンピーの鉱田ちゃんであるという点、大変良きでした。続編が欲しすぎる。

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Posted by ブクログ 2024年04月14日

勝負事に異様に強い「射守矢真兎」。

高校の文化祭近づき、クラスの出し物の場所を、ゲームで奪い合う場に駆り出され勝利するところから始まる。

いわゆる特殊ルール付きゲームバトル。

デスゲームとかではないので、ケガも死にもしない、グロい表現も一切無い健全?な頭脳勝負なのでそういうのが苦手な人は安心し...続きを読むて読めます。

正直、2話まではいまいちでした。

だが3話目からはゲーム内容も真兎の緻密に練られた作戦も面白くなり、最後にすべてひっくり返す展開が気持ちよい。

このような作品は結果ありきになって「作り話」のように主人公にご都合のいいように展開されているなぁと思うものもあるけれど、本作品はそういった雰囲気を受けず楽しめた。

著者のセンスが余すことなく詰め込まれたような、素晴らしい作品でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

いやぁ、すごい!のひとこと!
こんな作品が書ける作者さん、尊敬でしかない!

頭脳戦なんだけど一休さん的な要素もあり、舞台が高校なのでPOPにも仕上がっていて、楽しさしかない♪
ひたすらルールを理解するだけでも必死な私にとって、タネアカシは想像もつかないわけだけど、その角度がとても心地よいといいます...続きを読むか…

成瀬あかりとはまた違う、すごい高校生の主人公が現れたです!

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

カイジ、ライアーゲームの小説版。こんなのよく思いつけるよなー。そして文字だけでよく表現できるなー。尊敬

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Posted by ブクログ 2024年04月10日

 ジャンケン、だるまさんが転んだなど、どれも他愛もないゲームなのに、勝負の行方に緊張感が高まった。真兎の戦略は思いもよらないものばかりで、どうみても勝てそうにない状況で戦況をひっくり返してくる。その精神力の強さ、明晰な頭脳が実に頼もしかった。
 そもそもゲームの勝敗や戦力を題材にする小説自体、斬新で...続きを読む新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

【ページ数】  348頁
【読み応え】  ◎
【ストーリー】 ◎
【伏線回収等】 ◎
【グロ表現】  無

天才同士のバトル、やっぱり最高!!見ているだけ、いや読んでいるだけで面白い!

誰もがやったことのあるであろう子供じみたゲームに、ちょっとした特別ルールと要素を追加して天才高校生射守矢真兎が同...続きを読むじく天才高校生と対決していくというストーリー。

天才同士の騙し合いの頭脳戦はもちろん読んでいて楽しいが、何よりもこのゲーム内容が面白すぎる。
ルールを聞くだけでも面白さが伝わってくる。こんなルール思いついた青崎先生素晴らしすぎます。

内容のジャンルとしては賭ケグルイに近いもので、天才同士の頭脳戦が好きな方はもちろん、アナログゲーム好きの方にも読んでもらいたい作品です!


⇩ 作品内のゲーム一覧 ⇩
1.地雷グリコ
ジャンケンで勝ったら階段を上るシンプルなゲーム。ただし対戦相手の仕掛けた「地雷」段を避ける必要あり。

2.坊主衰弱
百人一首の絵札を使った神経衰弱。<男>と<姫>のペアを揃える。<坊主>をめくると一発アウト。

3.自由律ジャンケン
グーチョキパーしか出しちゃいけないなんて誰が決めた?プレイヤーが考案する<独自手>ありのジャンケン対決。

4.だるまさんがかぞえた
「ころんだじゃなくて、かぞえた?」オニがいつ振り向くかは<入札>次第。進むか止まる心理戦。

5.フォールーム・ポーカー
4部屋に伏せられた52枚のトランプ。推理と記憶を頼りに、理想の役を作り出せ。

(以上のゲーム説明は本に付属の帯の内容を書き写しています。詳しいゲーム内容は是非とも作品を読んでいただきたいです。)

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Posted by ブクログ 2024年04月02日

面白かった。

まずルール理解のために何度か読み返し、途中の図解も見ながら読み進め、このゲーム、ルールを考えるなんて凄いと関心するばかり。
更にゲームで対戦する2人の頭脳が凄すぎる。
私の頭では理解が追いつかない。

読み進めるとドキドキ、早く先が知りたくなってしまう。
帯にある通り究極の頭脳戦。
...続きを読む次の勝負は?

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

女子高生の真兎が、学園生活で様々なゲームに挑む。それらのゲームはグリコや坊主めくりといった広く知られるゲームに、追加ルールを足して複雑にしたものだ。
真兎持ち前の、相手や状況を見抜いて戦略を立てる力で、様々な相手と頭脳戦・心理戦を繰り広げていく。

主人公の真兎が劣勢に立たされ、そこからどう逆転する...続きを読むのか?という展開にワクワクした。
展開を解説されるなかで序盤から伏線が張られていたことが分かってとても楽しかったし、真兎のすごさも伝わる構成だと感じた。
ゲーム展開は図で解説される箇所もあり、なんとかついていけた。時々戻って読み返すこともあったけれど、それによって入り込めなかった感覚もなく、最後まで楽しめたように思う。
今作のような頭脳戦・心理戦の作品は映像や漫画で見たことはあったけれど、小説では読んだことがなかった。
映像や漫画に比べて視覚的な情報が少ない小説で、これだけ複雑なバトルの作品を面白く作って いるのがすごいと感じる。
主人公真兎をはじめ、他の高校生達も魅力的なキャラクターがたくさんいた。ゲームパートの複雑な読み合いと、普段パートのゆるい会話のギャップも楽しかった。
真兎の強さは現実味が少し薄かったが、とにかくテンションが上がる面白さだった。
早く読みたいと思いつつ、終わってしまうのが残念にも思えた一冊。

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Posted by ブクログ 2024年03月29日

文句無しに面白かったです。
痺れる知能戦。大逆転劇。
お見事でした。

映像化されたり、シリーズ化されたり、今後の展開にも期待です。
賭ケグルイと似すぎていますが…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月04日

射守矢真兎の強さ、それは『勝てる』と相手に思わせる才能。ゲームに確実に勝つことにおいて、自分の意のままに進める能力より、意のままに進んでいると思わせる能力は更に上をいく。なるほど、強い。
たとえ命を賭けてたとしても、ガリガリ君を賭けてたとしても、私は同じことをしている。さらりと言うが格好いい。
どの...続きを読むゲームも面白いが、特に好きなのは地雷グリコと自由律ジャンケン。シンプルなルールの中でも、相手に勝てると思わせる能力が存分に発揮される名勝負。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

主人公の頭の回転の速さ、柔軟な対応力、鋭い洞察力、発想の豊かさ、あげればキリがないくらいの勝負師っぷりが清々しい。将来、映像化とかされそう。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

ゲームのルールが難しいから途中でワケがわからなくなって飽きちゃうかなーと思ったけど、全然そんなことなかった。
『だるまさん』は思ってもみなかった展開で「そうくるかー」と驚いたし、面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月23日

タイトルから血みどろの戦いを想像してたら全然違った。
身近なゲームに手を加えるとこんなに複雑になるのかととても勉強になった。
どれも手に汗握るバトルで面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

漫画化、アニメ化、ドラマ化、どれにしても面白くなりそう!
もうキャラクターがイメージできる!
最初、主人公が同じなだけの短編集かなって思ったけど、ちゃんと物語としても成り立っていて、ラスボスが用意されていて、ワクワクする展開だった。高評価を裏切らない面白さでした。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と...続きを読む強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。




初読みの作家さん!
馴染みのあるゲームに新たなルールを加えてあり よくそんな面白いルールを考えれるなぁと思った
1度読んだだけで ルールの説明を理解するのは私の頭脳では無理でした
面白いルールなんだけど 私にはなかなか想像しづらかったです
けど、発想が面白かったので この作家さんの他の作品を読んでみたくなりました

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Posted by ブクログ 2024年04月15日

誰もが知っている遊びに、ちょっとした工夫をいれるだけでこんなに魅力的なゲームになるとは。。
こんなゲームを思いつくだけでなく、更にそこから、意表をついた戦略まで練り上げている、作者には参りましたの一言です。
やっぱり天才✕天才の頭脳勝負は面白いですね。
登場するキャラクターや主人公も一筋縄ではいかな...続きを読むい者たちばかりで、これは絶対に映像化すると思います!

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

シビれる心理戦、楽しかった!
グリコとか百人一首、ポーカーなど馴染みのある遊びに独自のルールを加えた頭脳バトルが繰り広げられる。参加者は発想の転換や奇抜なアイデアでルールの網目を掻い潜り、勝利を目指す駆引きが読み手を惹きつける。

表向きはヌケ感満載な主人公であるけれど、類稀なる洞察力と先見性を持ち...続きを読む合わせながら、追い込まれた勝負をひっくり返す…という、ややもすればありがちな設定ながらもそのギャップが魅力的だった。また、心の奥底では人情とか友情とかを第一義として行動しているところも好印象。

大変爽快な小説だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

高校1年生の射守矢真兎(いもりやまと)は、ぶかぶかのカーディガンに短いスカート、ちゃらんぽらんに見えるが勝負にことごとく勝つ侮れない人物。勝負とは、「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールーム・ポーカー」の5つ。誰もがやったことのあるゲームにルールが付け足され...続きを読む、複雑になり、対戦相手の思考の読み合い、だまし合いで、読んでいて、そんなに前からから先を読み仕掛けていたのかと何度も驚き感心してしまった。真兎の勝利の秘訣は「相手に勝てると思わせること」らしい。なるほど。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月30日

かるた部の話など展開が読めてしまう話もあったが、説明開始からゲーム序盤にかけての論理展開はどれも非常に面白かった。
特にフォールーム・ポーカーは私の記憶力や推察力では付いて行くことができなかった(たぶんほとんどの読み手も)が、その上で楽しめるような描き方であるし、全ての話に通ずる真兎の戦略はルールで...続きを読む示されたゲームの穴を突くようなどんでん返しであり、ミステリー小説的なフェアプレーを成しており納得させられた。
また、この小説は一定の視点を持たず場面ごとに語り手が変わっていくのだが、心理戦の緊迫感、ゲーム自体の多面的な理解に一役買っているうえに、真兎、鉱田、絵空の物語を紐解いていくにも欠かせない手法であるといえる。
だるまさんがかぞえたがお気に入り。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

ゲームが主体の作品は小説よりもマンガやアニメで楽しむ派でもサクッと読めます

主人公よりも、一緒に行動する鉱田ちゃんがとてもいいキャラクターで、この存在によって読みやすさが増している気がしました

マンガやアニメ原作になりそうな作品で、続編は多方面での展開に期待したいですね

どの話も面白いのですが...続きを読む、最初の地雷グリコが一番良かったです

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Posted by ブクログ 2024年04月15日

 実は昔からゲーム系が苦手で、本書に手を出さずにいました。それでも、レビューにある高評価の声を何度も読み、確かめてみよう!となりました。

 うーん‥本作恐るべし! ゲームの設定や先の先まで見通す頭脳戦の描写は、確かに凄いと思いました。単純なゲームに少しの条件が加わることで、奥の深い心理戦になるので...続きを読むすね。駆け引きや誘導を含め、ここまで勝負の世界を小説に落とし込んだ著者の発想に敬服します。それも5種類も! たかがゲーム、されどゲームですね。

 加えて、ゲームと推理そして勝敗だけでなく、各ゲームの中で人間関係が展開の中で描かれ、繋がりを持たせている点も工夫された構成と感じました。
 そして、主人公の高1女子・射守矢真兎のキャラクターの際立ち。洞察力に優れているのに、飄々と緊張感の欠片もない様子のギャップがすごいです。怖いくらいで、友人でラスボスの絵空も超人的‥。

 でも、結局☆3‥、ごめんなさい。やっぱり根本的にゲームを普段から楽しめない人間には刺さらないのかな、という結論です。
 皆さんが感じるゲームの奥深さと推理の妙を、面白いと思えないのです。全く哀しく残念です。

 最後に、「私のことは嫌いでも、『地雷グリコ』のことは嫌いにならないでください!」
(は? 古っ! どっかで聞いた迷言‥失礼!)

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

子どもの頃に何度もやったグリコが、ルール一つでこんなにも熾烈で面白いゲームになるなんてびっくりしました。他にも、ジャンケンやだるまさんがころんだなども、特殊設定ルールを付け加え、既存のゲームを難しいゲームにグレードアップさせた作者の発想はすごいですね!
でも、難しすぎて、自分には絶対に無理なゲームだ...続きを読むなと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

 青崎さんの作品は、館シリーズを読んで面白いなぁ〜って思ってて、そしてこのみなさんが高評価をつけているこの作品、期待も高く読み始めました。

 主人公は頬白高校1年の射守矢真兎(いもりやまと)ちゃん、今ドキの女子高生です。でも勝負事にはめっぽう強い!!そんな真兎の友達、鉱田ちゃんはある意味、破天荒な...続きを読む真兎のことを側で見守るタイプ…。このふたりの関係はすっごくいいですよね!で、誰もが知っているゲームを一部変更しての真兎に勝負を挑むのは、頬白高校の先輩、かるたカフェのオーナー、頬白高校生徒会長、星越高校生徒会役員と星越高校に通学する中学時代の友人…。

 賭ケグルイとかライアーゲームとか結構好きでドラマで見てました。でも、なんていうのかな…私、数字が活字で入ってくるのはちょっと苦手だったんだ…と思い知りました。ドラマなら理解できるんだけれど、文章だとなかなかゲームの内容がピンとこないんですよねぇ…。図を見ても駄目だったなぁ…私の読解力なんかこんなもんです(汗)。

 でも、ストーリーはよかったですよ。真兎ちゃんが対戦者の裏の裏を察して行動し、完璧な勝利を収めるところなんか、読んでいて気持ちの良いものでした。そして続編を期待させるようなエンディングもよかったけれど…個人的には映像化されたら私でももっと楽しい思いができるんじゃないかと思って、皆さん高評価なのに心苦しいのですがこの評価にします。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

ゆるだら系女子高生の射守矢真兎(いもりやまと)彼女とは勝負しないほうが賢明だと思います。勝ったって油断したときには足もとすくわれるんです。
真兎って変わった名前なんですが、ウサギって、因幡の白兎やカチカチ山のイメージでずる賢い感じがするのです。騙すことに対しては罪悪感かんじないのか騙されるほうが悪と...続きを読むゆう価値観がまかり通ってるところに怖さを感じてしまうマイノリティ側に意識が働く私はこじらせ系なんです。
皆さんのレビューでは高評価なのにそこんとこが面倒なんですが、真兎はあきらかに捕食する側で心理戦における彼女の精神はハナカマキリの如く擬態し獲物を待ち構え近づいたら最後、瞬時にパックって食べられそうでじゅるじゅるよだれ垂らしてそうで怖いんです。
せめて痛みを感じることなく逝かせてねって祈るばかりな感じです。
同じ土俵に上がらずに彼女の生態を違う次元から観察する分には楽しめるわけなんですが、素直に勝ちっぷりを喜べないシャーデンフロイデなる感情もでてきてしまうんです。すなわち「彼女の負ける姿をみてみたい」って感じるダークな喜び。
だって、ズルがばれなきゃ何だってありの女王様みたいだし1回目の地雷グリコは惜しみない拍手を贈れたんですけど2回目以降の勝ちプリッて感心できず素直に喜べないんです。インチキだし、ルールに触れなければOKってなんだかむッとするんです。いまどきの公園は防犯上外からも見通しよくなってると思うのに、後付けの設定ってズルくないですかぁ。彼女の観察力と洞察力の凄さをほめるべきなんでしょうけど。
各ゲームの終盤あたりになると攻略法なんかの実況でなんとなく勝筋が見えってきちゃって、やっぱりそうなるよねって気づかないほうがダメなんだからって。
あぁぁ、私も騙す側の人間だって意識するあたりでめげてしまったり。
無茶こじらせ系だぁぁ。
昔からある子供の遊びに狡猾さを加えて、心理戦の相手の実況も解説してくれるのですが、真兎の内側は晒されないまま気づいたら勝ってるんですよ。
他校も交えてどんどん話が大きくなっていくし、平凡な女子高生の鉱田ちゃんがいなければついていけなかった世界観でした。
うーん、糖分足りてなかったかも!

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

高校生が主人公。従来あるゲームをちょっとひねってありえない勝負をする話。短編集。
策士同士の駆け引き。相手をあっといわせる方法で勝利していくのが気持ちいい。面白かった。

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