【感想・ネタバレ】地雷グリコのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文句なしに面白かった!!

雰囲気としては賭ケグルイに近くて、
高校生たちが何かを賭けてゲームで闘う話。

ゲームの内容は、「グリコ」や「だるまさんがころんだ」みたいな誰でも一度はやったことのある遊びに特殊なルールを加えたもの。
ルールの穴を掻い潜ったギミックやイカサマ、相手の裏の裏の裏を読み合う心理戦の応酬などなど、先が気になりすぎて本当に一瞬で読み終わった。
途中までピンチでも最後には勝つんでしょ、みたいな穿った気持ちで読んでても気付いたらハラハラしてるし、先が読めなくて面白かったー!!


あと直接的な描写はないものの、若干の百合要素ありで不覚にもときめいてしまった。いつもフワフワしてて掴みどころのない真兎のウィークポイントがパンピーの鉱田ちゃんであるという点、大変良きでした。続編が欲しすぎる。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【キャラ立ち強め・頭脳バトルストーリー】
こんな本を読んだことなかったので新鮮でした。
なんとなくだけれど、アニメみたいな、マンガみたいな、ストーリー展開?
私はアニメもあまり見ないし、マンガは読まないし、テレビゲームも一つも持っていたことがないのだけれど。

・・・

高校が舞台で、主人公キャラは頭脳バトルの女王的な射守矢真兎。

彼女と仲がよくて、同じ高校に通う鉱田ちゃんが、主な語り。


そう、ギャップのある女子高生主人公と、その他キャラ強めの登場人物さんたち。あと、みんなの名前もユニーク。

5つの章で、何かを賭けて、独創性に富んだゲームが繰り広げられる。友情、人間関係を学んでいく過程、みたいなのがテーマとしてある。

・・・
地雷グリコ:文化祭の店舗設置場所を決めるため、「愚煙試合」とも称される対決の決勝。

坊主衰弱:ある飲食店で出禁になったかるた部員の出禁解除を賭けておーなーと戦う。

自由律ジャンケン:真兎を生徒会に勧誘する生徒会長とバトる。

だるまさんがかぞえた:進学校の学生と、その学校で流通している奨学金建て替え的コインを取り合う。

フォールーム・ポーカー:真兎と同級生で、進学校に入学した雨季田絵空と、友情をかけて戦う!?!?

オリジナルなゲームのルール、ゲームの展開と頭の回転にどこまでついていけたかは別として、若き高校生たちの大胆不敵な挑み合いが鮮やかに描かれていて、とてもエンタメ性に富むお話でした。

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

射守矢真兎の強さ、それは『勝てる』と相手に思わせる才能。ゲームに確実に勝つことにおいて、自分の意のままに進める能力より、意のままに進んでいると思わせる能力は更に上をいく。なるほど、強い。
たとえ命を賭けてたとしても、ガリガリ君を賭けてたとしても、私は同じことをしている。さらりと言うが格好いい。
どのゲームも面白いが、特に好きなのは地雷グリコと自由律ジャンケン。シンプルなルールの中でも、相手に勝てると思わせる能力が存分に発揮される名勝負。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

馴染みのあるゲームなんだけど、独自のルールが加わって読んでて少し混乱した。
でも、真兎が毎ゲーム最後の最後で逆転するところはテンション上がる!このピンチからどう逆転するんだ?っていうワクワク感がすごかった。
これは是非映像で見たいなー。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かるた部の話など展開が読めてしまう話もあったが、説明開始からゲーム序盤にかけての論理展開はどれも非常に面白かった。
特にフォールーム・ポーカーは私の記憶力や推察力では付いて行くことができなかった(たぶんほとんどの読み手も)が、その上で楽しめるような描き方であるし、全ての話に通ずる真兎の戦略はルールで示されたゲームの穴を突くようなどんでん返しであり、ミステリー小説的なフェアプレーを成しており納得させられた。
また、この小説は一定の視点を持たず場面ごとに語り手が変わっていくのだが、心理戦の緊迫感、ゲーム自体の多面的な理解に一役買っているうえに、真兎、鉱田、絵空の物語を紐解いていくにも欠かせない手法であるといえる。
だるまさんがかぞえたがお気に入り。

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2024年04月30日

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