【感想・ネタバレ】准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごとのレビュー

あらすじ

尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。
時を同じくして、高槻と尚哉は「図書館のマリエさん」という聞き慣れない都市伝説を知る。
図書館の蔵書に隠された暗号を解かないと呪われるというのだが……。――「不幸の手紙と呪いの暗号」

鬼神伝説が残る村に調査に出向いた一行は、不気味な洞窟で、額に穴のあいた頭蓋骨を見つける。
その直後、高槻に思いがけない受難が……。 尚哉は、佐々倉はどうする!?
「あぁ、この世はなんてたくさんの呪いに満ちているんだろうね。」――「鬼を祀る家」

高槻と、幼馴染である捜査一課の刑事・佐々倉の幼い頃を描いた番外編「【extra】それはかつての日の話」も収録。

いま、売れに売れている民俗学ミステリ、シリーズ待望の第3巻!
本当に、面白いんです!!!

イラスト/鈴木次郎

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

鬼を祀る家…
ゾッとする因習だなぁ、大昔の小さい村が生き残る術としても…
周りの村人達も恐ろしいと思ってしまった

小さい頃は私も幽霊を見た事ある記憶が微かにあるんだよなぁ、ただ夢で見たのを記憶として覚えてるのか?本当に見たのか?定かではないけど

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2025年09月14日

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京極夏彦を読む体力がなくなり、あのときのわくわくした気持ちがもう味わえないのか‥と落ち込んでいました。しかし、この本のお陰で民俗学の独特の不気味さを今一度味わうことができました。

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2024年05月28日

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今回は不幸の手紙と鬼について。
不幸の手紙はよくある話だが、元は幸福の手紙が元であるという。出せば幸福になるが出さないと不幸が訪れる。生贄に通じるものだと感じる。そのせいか時が経つにつれ幸福の部分がなくなり出さないと不幸になるという部分だけが残ったらしい。
また鬼は昔話での悪役となる事が多いが、その裏には村人による余所者殺しと金品強奪があるという。吉備津彦命による温羅退治が元になる桃太郎は、漂流した異国人殺害が元だと思っていたが、他のパターンもあるのかと思った。
そして「呪い」と「祝い」。「祝」は神への供物を表している示編と祝詞を捧げる人である兄で成り立つ感じであり、呪うという意味もある。「呪」にも悪魔や災難を追い払う祈り文句という意味もあり表裏一体であると感じる。
今回のストーリーも良くも悪くも見えるという事だろうか?登場人物たちの過去も見え始め興味深い。

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2023年08月08日

購入済み

訳あって高槻が呪いの手紙で呪われ、事件に巻き込まれます。現象をどのように認識するかで呪いになったり祝いになったり、人間の想像力は面白いです。
本編のほか、高槻と佐々倉の出会いが描かれた短編が収録されています。佐々倉の心霊への恐怖心は実体験に基づくものだということがわかりました。

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2023年07月25日

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高槻准教授の回。知れば知るほど沼らせてくる男だ、高槻彰良さんよお…。超絶イケメンで、天才で、いつもほわほわ笑ってるのに実は腕っぷしも強くて。そんな人なのに、どこか危なっかしくてひとりにしておけないんだ…。健ちゃんや深町くんがいい例だよね。もちろん続きもすぐに手に取った。

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2023年06月25日

購入済み

怖い…

この話の場合、怪異はないと思っているから、不意打ちで出されると他の作品より怖いという不思議マジック。

いや、でも一番の怪異は高槻先生ですよ!何なのあの人!
イケメンだしふわふわ笑ってるし甘いもの大好きで尚哉くんに優しく接している…と思いきや少しSの顔覗かせてません!?尚哉くんはたじたじになるし…可愛いか!

キャラクターが厚いなと思った一冊でした。とくに高槻先生。惚れるわ。

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2022年10月10日

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過去の2作品は3つの依頼を解決する構成になっていたけれど、今回は2つの依頼のみ。3つ目は彰良と健司の子供時代のお話。ネタ切れなのかな…と思っていたらなんのその、これがめちゃくちゃ怖かった。

続きも読みます。

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2022年09月16日

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「呪いの暗号」の話が面白かった。
このシリーズは怪異に見せかけた悪意がある話が多いが、この話はラブストーリーで感動できるところが新しくてとても良かった。

佐々倉の過去も少し分かり、これからの展開に期待。

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2022年06月09日

購入済み

エピソードてんこもり

オープニングからラストまで、次から次へと興味深いエピソードが詰め込まれていて、ノンストップで一気読みしてしまいます。事件と本物の怪異、謎解きと怖い話の解説、登場人物の今と昔のなどが、あまりにも巧みに織り込まれていて、ただただ激流に流されるように読み進んでしまいました。彰良先生の謎のベールが、いい感じに一枚一枚剥がされていくのもたまりません。早く続きが読みたい!

#笑える #ドキドキハラハラ #怖い

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2021年09月05日

ネタバレ 購入済み

切なかった

どちらのお話も切なくて、読みながら泣いてしまいました。想いを伝えるのって難しいけど死んでしまったら伝えることさえ出来なくなってしまう。いなくなってからその想いを知った、残された者も悲しい。二つのお話に涙しつつ、高槻先生の過去もますます気になる。そんな1冊でした。

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2020年02月27日

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学生時代の試験期間を思い出して遠い目になる冒頭。

呪い、都市伝説、鬼と異人
興味深い話と参考文献でワクワクがとまらない

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2021年12月30日

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 人に心を開き始めた深町。過去に経験した「闇」が明らかになっていく高槻。そんな2人を見守る佐々倉。
 この3人の立ち位置がこれから変わるなら、その様が気になる。

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2025年03月01日

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不幸の手紙のエピソードが好き
尚哉の優しさや面倒見のよさが伝わってきて、いい話だなぁと思う。
ただ、このエピソードはマンガでは登場してないのが残念

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2024年10月21日

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2019年出版。シリーズ第3作。そもそもの設定が結構怪異な割にはホノボノ?な雰囲気も有ったが、巻を重ねて深掘りに入り始めた…のかな。重い事件、謎に踏み入る進展、バランスを取るように暖かなエピソードも追加されたり。飽きるどころか深みにハマっていくような中身に感心する。よくこんなお話を書けるものだなぁ…と。続刊も読ませて頂きます。

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2024年10月18日

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今回も面白かった。尚哉が少しずつ心を開いていくのが、嬉しい。本気で心配してくれる人がいるっていいな。尚哉は次も絶対、高槻先生を心配するのだろうけど。 番外編では、佐々倉が霊とか都市伝説が怖い理由がわかって、この二人の関係はいいなって思った。―物事の悪い面よりも、良い面を見つめようとする。いつだって、辛く悲しい現実に対してせめて少しでも優しい解釈を与えようとする。まるで、そうすることで呪いを祝いに変えようとするかのように。

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2024年08月01日

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よく「呪い」と「祝い」と「呪い(まじない)」がごっちゃになる私(笑
このシリーズは本当に楽しみでどんどん読める。
ライトノベル感覚で読んでても、ちゃんと最後に締めてくれるのがいい。
ラストの佐々倉と彰良の出会いから始まる子供の頃の話、期待してなかったけど、佐々倉のおばけ嫌いの理由も分かって面白かった

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2024年04月20日

ネタバレ 購入済み

う~~ん

呪いと祝いは、表裏一体の物……確かに、字は似ている。物事も、捉え方によって、呪いになったり。祝いになったりする。呪いだと思えば、呪いに、なってしまう。呪いだと思わなければ、呪いには、ならない。そうかもしれない
けれど……う~~ん。

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2023年05月22日

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私も嫌な事がたくさんあった日は呪われてる、なんて叫んだりします。でも、あまりそういう事言わない方がいいのかも。ホンマに呪われちゃう(泣)今回も怖いヤツが登場しなくてよかったー、と思いきや………。

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2023年05月16日

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このシリーズ、さらっと読める割に満足度が高い。
ちょっとずつ素直になっていく深町くんカワイイ。

3巻目は不幸の手紙と鬼の伝説が残る集落。

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2022年10月16日

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ネタバレ

深町くんにとって、青和大で初めて経験する秋学期試験。その最終日となる2月1日から3巻はスタートする。
第一章の『不幸の手紙と呪いの暗号』は、暗号解読が含まれるなどそのミステリー感にワクワクさせられた。後味が悪くなる感じが一つもなく、シリーズにしては珍しく爽やかな読後感を抱いたものの、事件の結末が切なく胸に刺さる。ただ、このエピソードは第二章へ続く重要な布石となっていた。
第二章『鬼を祀る家』が、この3巻の肝と言えるべき存在なのではないだろうか。その後の春休み(と言っても極寒の2月)に、高槻・深町・佐々倉で瑠衣子の親が営むペンションに滞在し、鬼の洞窟を目指すところから事件へと踏み込んでいく。その行程で背中の傷と、夜闇を映す異形の瞳とに初遭遇した深町くんは、高槻先生に対する洞察を深くする。「異世界」へと足を踏み入れてしまった者同士の、関係性が一つ進んだ事件となった。第一章から続く不幸の手紙のキーワードが、ところどころで良い揺さぶりをかけてくれた。人の認識から始まってしまう呪いの解説、幾度か触れられていたけれども、とても興味深く受け止めている。
『extra』は幼少期の佐々倉と高槻の話なのだが、完全にこれは私に対するサービスでしかなかった。佐々倉刑事の怪談嫌い、実際に遭遇したことがあったからだったのか……。それにしても、高槻もさることながら佐々倉刑事の子ども時代が可愛い。やはり推しは佐々倉刑事である。

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2022年09月16日

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世界に引き込まれ、読みやすい本。
ドラマも観たから頭の中で
映像化しながら読めた。
2人、3人の仲の良さ、関係が今までよりも
深くなっていくのが嬉しくなるお話。

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2022年09月05日

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シリーズ第三作。

「不幸の手紙と呪いの暗号」「鬼を祀る家」

高槻と幼なじみの刑事佐々倉との馴れ初めも語られる。

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2022年08月22日

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いつもの登場人物たちに癒されました。
後半は、本格推理ものに近くなって、ハラハラしました。さらっと読めていいですね。民俗学の勉強にもなります。

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2022年07月06日

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近い所や遠い所色んな場所を巡っているので様々な人が出てきてうんちくなどと合わせつつ関係性が築かれたり近づいたり変化していくのが面白かった。

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2022年01月13日

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ドラマを見てこのシリーズを読み進めております。
特にこの3巻は健ちゃん推しには堪らない巻でした。
もう一度読むかもしれません。

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2021年12月09日

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シリーズ3作目。この人の文章に慣れて来て面白く読める。中編2作とショートショートだが、最初の中編には2つの話があるので、ショートショートは除いて3本立てって感じ。いずれも連ドラで取り上げられていたもの。ただし、最初の話はかなりアレンジされていた。ドラマを見慣れてると、瑠衣子さんの出番が少ないのが物足りなくなる。ショートショートの彰良と佐々倉の小さい頃の話も良かった

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2021年11月11日

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シリーズ第三巻。第一章「不幸の手紙と呪いの暗号」第二章「鬼を祀る家」、番外編である「それはかつての日の話」が収録されています。番外編では幼少時の高槻と幼馴染の佐々倉が描かれ、佐々倉が幽霊嫌いになった原因と思われる話が出てきます。番外編以外の二つの話は誤解、心の弱さが起きてしまった出来事と結びつくことで発生してしまう怪異が印象的でした。また普段は笑顔で振る舞っている高槻が抱えている苦しみや今後の伏線にもなるであろう描写が若干垣間見える部分もありました。特に第二章のある描写が一巻でも仄めかされていた高槻がどこか別の場所に行ってしまうような危うさが出されていたように思いました。

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2022年03月06日

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深町くんと高槻先生と健ちゃんの関係性がすごく素敵で、どんどん物語の中に入り込んでいける気がします。高槻先生は危ういところにいてガラス細工のような人ですね。これからどうなっていくのか楽しみです。

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2021年10月19日

ネタバレ 購入済み

高槻先生が大好き

高槻先生が大好きでたまらないです。健ちゃんとのかけあいが好きで気がついたら健ちゃんも好きになりました。少しネタバレになるかもしれないが最後の方がちょっとホラーになってて本気で怖くなりました。

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2021年05月27日

Posted by ブクログ

鬼頭家に泊まった夜の高槻先生、すごく怖かった。

過去に何があったのか?
今後どうなるのか?
あの記者も何かありそうだし、不穏な空気。
いろいろと気になるので、続きも読みたい。

ホットココアが飲みたくなった。
マシュマロ入りは甘すぎるのでカフェモカにしよっと。

――
呪い/不幸の手紙/鬼/幽霊

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鬼の洞窟に行く話。
彰良の幼少期を知るおばさんが出現。
特に事なきを得て終わったけど、今後彼の過去も明らかになっていくのかな。

彰良と佐々倉の幼い頃の話も。
佐々倉が実はオカルトが苦手なのって、これが原因?

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2023年10月10日

Posted by ブクログ

ドラマで先にネタバレみちゃってたので結末はひってましたが…
どうしてもキャラ設定をドラマ版に想像しちゃうので、ドラマ前に読めたらよかったなぁと。

ケンちゃんと先生の出会いが読めたのが何よりの収穫でした!

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

シリーズ3作目。話自体も面白いし、高槻先生や深町くん、佐々倉さんも大好きで読んでて楽しいんやけど、何より民俗学が面白い!高槻先生の講義受けてみたい。噂の成り立ちや不幸の手紙の由来とか興味深かった。深町君が皆とわちゃわちゃしてると微笑ましくなる。

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2023年07月06日

Posted by ブクログ

シリーズ第3弾。
怪異に対して、大型犬が尻尾をブンブン振るかのように
グイグイ食らいついていく高槻と、常識担当:尚哉の
民俗学ミステリにございます(^◇^;)
「不幸の手紙と呪いの暗号」「鬼を祀る家」
【extra】それはかつての日の話 の3編を収録
今作は、小野不由美さんのゴーストハントで取り上げ
題材が2つも入っていて、別の意味でテンション上がりました。
高槻先生の過去が、ちょっとわかったり、
厄介なジャーナリストにも何かありそうな感じが?
楽しみに続きを読みます♪

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

読みやすく、面白い。
救いがあるようでないような、微妙なラインがいい味を出している。
続きも読むと思う。

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

当たり前っちゃ当たり前なんだが、旅と事件という組み合わせが少しパターン化されてきてるかな。3巻は比較的落ち着いた、けど少し尚哉と先生の距離が近くなった巻でした

2021.12.19
170

0
2021年12月19日

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