あらすじ
幼い頃、青い提灯が揺れる「死者の祭」に迷い込んだ尚哉は、以来嘘が歪んで聞こえるように。そんな過去に決着をつけるべく、高槻と尚哉は長野へ。しかし、かつて祭が行われていた村は廃村になっていて……。
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第5弾!
久しぶりのこのシリーズ。
民俗学と心霊現象を合わせた感じで、何気に好き♡
なかなか、ほんまもんの現象に会えないけど、2人は過去に…
教授、イケメンだし、イケメン好きには必須かも?
百物語か…
みんなで、怖い話を100個して、その後に何か起こる!
そんな事ある訳ないやん!って思ってても、なんかあったら怖いから、やったことない(^◇^;)
ここでは、大学で生徒集めて実施。
蝋燭の代わりに、ペンライトで。
こういう使い方もあるんやな。
私らは、また、違った使い方するけど^^;
「外にいる怖いものから屋敷を守るために、武家の家来とかが寝ずの番をしていてね。
そのときに、ここにはもっと怖いものがいるぞとか、俺はもっと怖い体験をしたことがあるとか、そういう示威行為として怖い話をしてたんじゃないかっていう考えなわけ」(本文より)
百物語…実際は、こんな感じなんかな。
深町くんが、実際に経験したという死者の祭り。お面被って、分からないように盆踊り。それを見に、准教授たちと旅行に!
こんな田舎の何もないとこのお祭り怖い!
しかも、誰もおらん…
青い提灯とかだけ…
ここは、黄泉の国の入り口なんかな。
深町くん、子供の頃、ここ来て帰って来たけど、それから、人の嘘の言葉は、歪んで聞こえる…
また、ここ来たら、持ってかれそう…
やはりか…
更に、高槻准教授まで…
高槻さん〜!
大丈夫〜!どうなるの??
この終わり方、すぐに次読まなあかんって事?
大丈夫!!!積んであるから(^_^)v
他にもシリーズもん、いっぱいあるから、ちょっと消化せねば(^◇^;)
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どんどん謎が解明されると思いきや高槻先生は記憶を取り戻せたのにもう1人の謎の人に記憶を奪われて長野に行った記憶だけ失くしてしまう。
百物語や盆踊りなど蘊蓄も増えた。でももう少し詳しく知りたかった。。
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2020年出版。シリーズ第5作。恐らくシリーズで2つの山が有ると思うが、1つ目の大きな山。シリーズ初期は「怪異モドキ」のみだったりしたが、段々とホンモノに。今回は各種の設定が「山」として大展開! うん、面白かった!
残されている、これまで以上のハズの山が更に楽しみになった。
キャラ設定がラノベ的な側面を持つので軽く見られるかもだが、決して薄っぺらい作品では無いと思う次第。
Posted by ブクログ
シリーズ第5作。
前半はいつもの百物語という現代オカルトを通じて起こる小事件や不思議な出来事を解決する日常系ミステリ。そして後半は深町に嘘をノイズとして聞かせる異能を押し付けた謎の因習を残す村に赴く伝奇ホラー。
前半後半で全くジャンルが異なるものの、死者との向き合い方に関する民俗学的見解をブリッジとしてよくまとまっていると感じた。
序盤に先んじて件の村へと赴き、不気味な体験をしたと語る遠山の話などは、初回読んだときと読み返した後とで出てくる村民のイメージが真逆になるのが面白い。
そして高槻の過去や彼の体に巣食う怪異の謎は深まるばかり。今後の展開も楽しみ。
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高槻彰良の推察⑤。「百物語の夜」「死者の祭り」に生方瑠衣子の視線「マシュマロココアの王子様」の3本。「百物語」は怪奇というより怪奇に似せた他愛のない遊びだが、「死者の祭り」は怖い。尚哉の耳を変えた幼いころの祭りがあった村に行ってみた3人、尚哉、高槻、佐々倉。次々と起こる不思議な現象にはいつものように玉手箱の蓋を開けたような現実的な結末がない。尚哉と高槻の過去に通じる不思議な言葉と現象に一体この話をどこに行くのだろうと、ドキドキしながら次巻を購入。
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百物語の夜
幽霊の正体見たり枯れ尾花。妹の霊の真相はあらかた予想が着いたが、今回の見所は沙絵の再登場。やっぱり沙絵は本当の怪異を暗示させるための存在だったのだ。沙絵はこの世ならざるもの。そのものが言う。試練が待っていると。そして。異界の扉が遂に開く。
死者の祭
ドラマ以上にドキドキした。ある程度の筋を理解していても怖かった。夢か現実かわからないような世界に迷いこんで平然としていられるか?平然としていられなければ「とられる」わけだ。深町はギリギリのところで高槻の手をとることができた。だから何とか帰ることができた。でもドラマと違い高槻も怪異の制約には抗えなかった。抗えたのは沙絵がいたから。これから沙絵もキーパーソンになっていくのだろうか。そして、もう一人の高槻は何者なのか。深町があの解釈にたどり着くのはいつか。ドラマは終わってもシリーズは終わらない。これからも続く怪異譚が楽しみだ。
マシュマロココアの王子様
今回のextraは生方目線のあのエピソード。紳士とはかくあるべしというのを教えてくれる大事なエピソード。相手の気持ちになって考える、それはとても難しい。傲慢と無関心の間をいったり来たりしながら見極めていかなくてはいけないものなんだろう。僕もこんな紳士になれますように。というより、こんな風に人を思いやれますように。
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ついに直哉の行った“死者の祭“へと。
赤い提灯は生者、青い提灯は死者のための色分けだったんだ。
祭りからは帰って来れたけど高槻教授はもう1人現れて。。また謎は深まるったな。
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いよいよ尚哉の過去「死者の祭り」に決着がついたものの、せっかく思い出した高槻の思い出せない過去は振り出しに戻ってしまった。もう一人の高槻は、なぜその時の記憶を思い出させないのか、謎は深まるばかり……。
沙絵の正体も八尾比丘尼判明したし、その寿命を使っての解決方法もダイナミックだった。沙絵さんはこれからも重要人物になりそう。愛嬌があっていいよね。
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物語は嘘を見分ける耳を持つに至ったその祭りへと迫るが。
まずは百物語。聞いたことはあるがやった事は無い。学生時代にこんな授業があれば面白かったと思う。最後はちょっと良い話で終わるのが良い。
次に田舎の祭りを調べるため田舎の村へ。そこでは死者のための盆踊りが行われていた。迷い込んだ異界で過去の記憶が呼び起こされるが。
主人公の過去は解明されていったが、高槻彰良の謎は更に深まった感じがする。今後は前段で少々民俗学的なストーリー、プライベートなストーリーの構成になるのだろう。
今回はかなりオカルト寄りの話になったがもう少し民俗学的な要素が欲しい。
高槻たちは深町の耳がおかしくなる原因となった祭りへ足を運ぶ。
今までのライトな怪異もどきとはちがって、ハラハラする物語でした。
記憶を取り戻したかに思えた高槻ですが、もう一人の高槻によって消されてしまいます。いつになったら高槻の過去が明かされるのか、次巻も楽しみです。
いよいよ謎が
深町くんのあの夏祭りでの出来事の謎がいよいよ分かる。高槻先生に心情の変化がみられるようになったばかりなのに、新たな謎が深まっていく。物語の展開にとって、重要な巻である。
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中編2話と瑠衣子視点の番外編の3話構成。
面白かった。
「百物語の夜」
本物の怪異には出逢えなかったけど、良い話だった。発起人が百物語が終わった後に少女の声を仕込むとは、反則ですね。でもしっかりそれを見破っていた高槻先生は流石です。死んだ妹が花を届けにきてくれてたかと思いきや、猫が花を運んできていたとは。ほっこりする結末でよかったです。
「死者の祭」
尚哉が嘘を見破る耳を持ってしまうことになった長野の亡き祖母の家近くのお祭りへ、高槻、佐々倉、尚哉の3人で向かう。
村に伝わる死者の祭の真相が解き明かされた。
尚哉と高槻は佐々倉を置いて異界である死者の祭に入り込んでしまう。そこで、過去の記憶を体験した二人は、沙絵の助けで何とか現世に戻ることができたが、そこで過去の記憶を取り戻した高槻に、もう一人の高槻が現れて、高槻は長野滞在の記憶を失ってしまう。
沙絵さんは八百比丘尼と称していたけれど、本当に不思議な存在。今後も登場するのかしら?
高槻先生、長野での記憶を失って大丈夫かしら?
【extra】マシュマロココアの王子様
瑠衣子からみた高槻の話。高槻の背中の傷を知ることになったエピソードあり。
高槻に対しては「胸の中にぽわんと温かな灯りが灯るような気持ち」、素敵ですね。
日本語学べて本当に良かった
ネタバレなしでのコメントをどう書くか悩んで。。何分か悩んだ結果、当タイトル通りしか思い浮かばなかった。単にすごい物語で世界中の人々に紹介したいため英訳したい気持ちでいっぱいです。
続きが読みたい
1巻からずっと読んでいます。尚哉の成長と共に高槻先生にどんな経緯があるのか、とても気になっています。5巻が発売されたばかりなのに続きが待ち遠しいです。
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シリーズ第5弾です。
audibleにて。再読。
この巻は第一部のクライマックス!作者はそんな事は言ってないけど‥。
尚哉大学2年生の夏休み!
1話目は大学でやる百物語‥。
百物語が終わり最後に怪異が?
2話目は死者の祭を調べにお盆に長野へ高槻と佐々倉と向かう。
尚哉が幼い頃に行った祭に決着が‥。
番外編は瑠衣子から見た高槻の話し。
可愛くって好きです!
この先も色々問題はありますが、直哉と高槻で力を合わせて頑張ってほしい。
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あら?がっつり話が動き出した??
とはいえ、このシリーズ10冊以上あってかつまだ続いてるんだけど...?
全巻から急にキャラ増えたからしばらく色々あって進まないかなとか勝手に穿ったりするのがよくないな〜←
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シリーズ5巻目。
高槻准教授は深町と祖母などが住んでいた
村で行われてる
真夜中の不思議な祭りへ行く。
『手を取る相手を間違えたら駄目』
この2人はこの先もこのままでいて欲しい。
准教授の幼馴染の健司も安定。
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ついに尚哉の「死者の祭り」の真実がわかった。―山神様にとられた。―帰れ!寄り道せずに、まっすぐに!そして今夜は早く寝ろ! 子どもを守るためのまじない。ハラハラした。あのまま坂を下っていたら… ―僕達、ちゃんと帰れるよ。 尚哉は孤独じゃない。高槻先生に出会って、大事なものが、大事な記憶がたくさんできた。 大変な終わり方をしたから、はやく次を読まなきゃ。
Posted by ブクログ
『百物語の夜』での百物語の雰囲気がいい。灯りが一つづつ消されていき、闇が深くなる感じが目に浮かぶよう。そして、高槻先生が語る、死者との距離感、向き合い方がなんだか優しくて救われる気がする。
『死者の祭り』では深町君が昔に迷い込んだ死者の祭りへ。祭りの謎には迫れたが、高槻先生の謎は深まるばかり。助けてくれた紗絵さんの謎も。
次巻も楽しみ。
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ついに死者の盆踊り、人魚さんの存在とかだんだん現実離れしてきたけど、民話伝承に基づく身近なミステリー感もあって今後の展開や先生の傷の真相も気になる
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5巻は、いよいよ死者の祭へ。深町くんが体験した例の盆踊りに肉薄していく過程に鼓動が速くなる。読み進めていく途中、謎を解明したい気持ちと、ある種の怖さとの間で、読者である私も揺さぶられ続けた。
今作では本格的な怪異のど真ん中に落ちる深町くんと高槻先生だが、ここまでの歩みが脱出の契機になるのがにくい。1つ目のエピソードの『百物語』がすごく良く効いてくる。線香花火の情景はとても美しく、胸に残る。遠山さんもさえさんも再登場のうえ、2人共なかなかのキーパーソンだった。あそこでさえさん、助けてくれるんだなあ……。今後、彼女の謎も詳らかになるのだろうか。
青提灯の盆踊りについてはある程度判明したが、高槻先生の神隠しは、まだ謎が深い。記憶全部消されてしまったが……一体ナニを身の内に飼っているんだろうか。次の巻も読まなければ。
Posted by ブクログ
ドラマ未視聴もあって、1~4巻まで 謎解き系で進めたいのか、オカルト系を追求するのか若干のぶれを感じてて、惰性で読んでたんだけど、4巻の人魚の話とこの巻から「そっちの方向性ですすむのね…」てなって続きが気になり出した。読み続けます。
謎が….….
長野で、死者の祭に呼ばれて、死者の世界に連れて行かれそうになったけれど。沙絵さんに助けられて、現世に帰って来た。高槻先生は、神隠しの真相を一時思い出したかのようだったが、気を失って、目が覚めた時には、長野に行った事すら忘れていた!それって、どういう事?沙絵さんって何者?謎が、深まる….….
Posted by ブクログ
尚哉が幼い頃行ってしまった死者の祭の全容が明らかに。
高槻先生が求める本物だった。
村の人がつく嘘の理由も分かって切なくなる。
祭から帰ってきた子を守るためだったんだね..。
沙絵さんの正体も明らかに。
人魚じゃなくて八百比丘尼だったのか。
黄泉比良坂で天狗に拐われていた時期のことを思い出した高槻先生だけど、天狗?曰く思い出すことは約束違反だとしてまさかの祭りの記憶ごと記憶消去。どうなってしまうの..。
個人的には異捜のメンツと絡む先生もみたいですね
Posted by ブクログ
大学2年生の夏。尚哉は自らの耳と「死者の祭」の真実を探るべく、高槻、佐々倉と長野の旧小山村へと向かう。
高槻彰良の考察シリーズの5巻目。
ついに尚哉が嘘を聞き分ける能力を得ることになった「死者の祭」の調査へ赴きます。生者の世界とは表裏一体の、死者の世界・神の世界。近いようで遠い世界に踏み込んでしまった彼らが知る真実は……。真実に近づいたはずなのに、全く謎は解けず、むしろ越えてはいけない一線を越えてしまったように不安な気分になり、続きが気になりますね……。
メインはこの「死者の祭」の話なのですが、その前話にあたる「百物語の夜」で語られる、死者と生者の関わり方の話にとても共感しました。身内に幼い子供を亡くした方がおり、今は落ち着いているようですが、その方もお盆などの度に「夢であの子が会いに来てくれた」などよく語っていました。幽霊話の根源にあるのは、死者への思慕。忌避する人も多いですが、宗教や怪談などが生者への慰撫になる場合もあるというのは、忘れず心に留めておきたい。
また、「【extra】マシュマロココアの王子様」で語られる瑠衣子の心中もとても良かったです。いつもとは少し違う可愛らしい語り口の話。言葉では形容の難しい”好き”。いてくれれば満足という気持ち。優しい人には、優しさに囲まれていてほしい。それこそ「胸の中に温かい明りが灯るような」一話でした。
Posted by ブクログ
高槻シリーズは毎度怖くはない話だと思っていたけど、今回の尚哉くんの怪異で、死者になんと呼びかけているのかが分かるシーン怖かった。
まさか尚哉くんの話が5巻で解決するとは思ってなかったので、もしかして10巻くらいで完結するのだろうか?
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高槻先生の言葉を通して、百物語や盆踊りの由来を知ることができて嬉しい。
紗絵の登場は神出鬼没。なんでここにいるの?って思ったけど、今後の関わり方が楽しみ。
高槻先生の生徒になりたい。
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彰良と尚哉がついに尚哉の体験を調査しに尚哉の田舎の長野に向かう。
あの祭りに遭遇し、生者と死者の境界に迷い込んだ二人だが、彰良はそれを憶えていない。
八百比丘尼も登場し、神話の世界に入ってきたシリーズだが、今後どうなっていくのか。
キャラクターが魅力的
主人公?が変人の話はあまり読んだことがないなと思いいたり、尚哉くんがピンチに陥ったら変人もとい高槻先生はどう対処するんだろうと思っていたら…。
ここでずるい大人の顔が出ましたね!
そう来るか!
高槻先生シリーズはキャラクターが魅力的ですね。何だかんだどんどん読んでいっちゃう。
そしてどんどん高槻先生にはまっていっちゃう。
Posted by ブクログ
1話目は百物語の会の話。ちょっとほっこりできていい話。
2話目は尚哉の見た異界の真相に迫る話。重くて怖い。黄泉比良坂での火花のシーンが印象的。
そして高槻の謎は深まるばかりって感じでこの先が楽しみです。
Posted by ブクログ
嘘を聞き分ける耳をもつ大学生・尚哉と都市伝説や怪異を研究する教授・高槻のシリーズ5作目。
大学で百物語の催しが開かれることになり、高槻に誘われた尚哉は参加する。ときどき、百物語に本当の話が混ざるところが怖い。
お盆休みを利用して、尚哉の耳に異変が起きるきっかけとなった経験をした村へと向かう。そこで、尚哉は高槻と共に不思議な世界へと迷い込むこととなる。底知れぬ怖さがある。
2つの話に共通して、人魚伝説の調査の際に茅ヶ崎で出会った沙絵が再び登場してきた。
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【収録作品】第一章 百物語の夜/第二章 死者の祭/【extra】マシュマロココアの王子様
尚哉の件は片がつくが、高槻に掛けられている呪いのようなものは根が深い。
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最初の百物語、ラストが…。
いつもは捻ってあって、おー!って感じなのにこれだけはいただけない。途中でまさかと思ってたので、ずっこけた。
死者の祭りはとうとつ尚哉の怪異に踏み込んだけど、そこにサエさん。
サエさんの存在、キーになるのか、無理クリになるのか。
ラストのマシュマロ王子はいらない。