あらすじ
嘘を聞き分ける大学生・尚哉は、怪異大好き准教授・高槻に誘われ、小学校で噂のコックリさんの調査を開始。コックリさん、あなたは誰ですか?という質問の答えは、クラスからいなくなった生徒の名前で――。
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Posted by ブクログ
准教授シリーズ2巻。読ませてくれます。読みやすいですし、読書が苦手だという人にも入りやすいのではないかという作品の一つかなと思います。
変な言い方ですが、懐かしかったり(コックリさんとか)身近に感じる現代怪異の現象が起こるんですが、そこに潜む人の心の様々な形に触れていくようなお話。
各章、傷と痛み、悲しみと苦しみ、やるせなさ、エゴ、救済、誰もが持つその時々に身を置かれた場合の心情が綴られており、もしも自分が同じ立場であったならどうするだろう?そんな出会いたくもない直面の人の心理が暴かれていく展開。
それらに何とも言えない苦味を感じもするし、正しくはないとも思うけれど、理解出来ないとも思えない。読んでいて伴う胸の締め付けられるような、見たくないような、けれどきちんと考えなければいけないなと、思わせる切ないお話もありました。
特に3章の『奇跡の子供』の親子は読んでいて胸が詰まりそうでした。自分も母親であるので、もしも子供がこういった状況にあったらどうするだろう?そう考えながらお母さんや愛菜ちゃんの動向にはらはらしたり、お母さんに思わず「お願ーいっ!」と読みながら言葉を何度もかけたくなりました。
はー、私、出来た母ではないので身につまされる(笑)。
どの章もなんですが渦中の当事者、第三者、そして関わっていく高槻先生と尚哉くん達の、それぞれ動き見せてくる展開や思いなどが丁寧でわかりやすい。
言い方はアレですが誰が怪しいのか、原因とされる主要人物は途中で分かるんですけれど、それがどうしてそういう事をしたのかなどの理由、これらが解明される時が本当にスッキリするまとめ方なので読む手がドンドン止まらなくなります。早く先を急いで真相を知りたいけれど、途中経過も面白くて楽しい!と。いや、楽しいだけじゃないんですけど作品としての読む面白さでの楽しさとして。
毎回読んでいて思うのですが、この作品には喜怒哀楽がバランスよく散りばめられてます。辛さも甘みも全テイスト含む旨味。ヒヤリとする冷静と客観的なものもありつつの、ほっこりと癒されるような温かさに優しさ。そして忘れていないよといった愛情。クスリと笑えるコミカルさ。偏らせずにあるのは登場人物の魅力ある設定と肉付けからもきているのだと思います(前回でも同じ事書いた気がしますが/笑)。
今回の高槻先生は見所がより増しておりまして、3章は心に残りました。
彼の発する言葉は胸に沁み入るというか、聞き入って解かれていくいくような力があるなぁと。今回初めて感情的な面も見せるんですけど、それですらもグッとくる。苛烈であっても打ち付けられるような衝撃は受けない、そんなどこまでも丸みを残したものを覚えました。
それは高槻先生の過去の経験も知れたせいだとも思うのですが、それだからこそ時々に伺える陽だけではない影も持ち合わせる色に惹きこまれます。
尚哉くんも今回、風邪の件でより可愛いが爆発でした!
あの嘘を聞き分けられる耳の不調で複雑な気持ちになっていく所とか、高槻先生に寄りかかる事も覚えてきたかな?ってシーンがすっごく可愛い!高槻先生も可愛いんですけど、尚哉くんもまた違ったクソ可愛さですよね!(誰に聞いてる)何だろ、大型ワンコと猫ちゃんみたいかな。
今回、耳の不調で嘘が分からなくなった事に普通に戻れる喜びと、特殊な力を持つ者同士の高槻先生を残してしまう後ろめたさとか、逆に力がなくなった事で高槻先生に不要だと思われてしまう怖さとか、今まで嘘が分かる事が当たり前になってしまっていて、突然無くなって却って不安と孤独を感じてしまうとか、そういった彼の心の動きが丁寧でウンウンと頷きたくなる。「わかるー、でもきっと先生気にしないよ!」って語り掛けてた私(笑)。
あの嘘音がもう少し柔い音だったらとか思ったりもしたけど、それだと死者祭りの罰にならないわな(;^ω^)
でも本当に真面目ですよね、尚哉くん。そういう風になっちゃった背景があるからって思うと悲しくなるんですが、高槻先生の心にもまた近づいて、新たに知れた過去もまた哀しいものなのですけど、そこに入った、入れた尚哉くんと高槻先生の関係が良い締めでした。
最後に、佐々倉の健ちゃんは今回もワイルドカッコイイ!!いいなー、お近づきになりたいなー。写真撮らせて欲しいなー。←アホ
Posted by ブクログ
2巻は小学校のコックリさん(私は怖すぎてしたことはない)事件、スタジオに現れる幽霊事件、バス転落事故で1人助かり奇跡の子供と崇められている少女のお話でした。高槻准教授と佐々倉と尚哉のトリオが、わちゃわちゃしてて面白い。高槻准教授の講義の内容も勉強になります。
Posted by ブクログ
特別な力を持っている由来のものではあるけど、
ふと感じる孤独とか
何かをきっかけに他人と線を引いてしまうことって
私たちの日常生活にもあるし、
相手に必要とされてるのかなとか、これができなくなった時の自分の存在価値は?みたいなことも考えたりすることあるなと
何か色々重ねてしまって。
先生は大丈夫だよって思うのに、主人公に共感するところも多かった。
まなちゃんの話が特に面白かったし真に迫ってた
Posted by ブクログ
すごく面白かった。
だんだん深町くんの人生への認識が変わってきているのを感じてこれからが楽しみ
難波くんはすごくいい人だからこれからも絡んでて欲しい
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当時、1巻を読んでドハマりし、2巻がすでに出ていると知ってすぐ翌日買いました。極々平凡(以下)なキャンパスライフを送ったので、こんなドキドキするような体験がしたかったと妄想しながら読んでます。
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2019年出版。シリーズ第2巻。「怪異」と表紙にはあるが、モノノ怪中心の作品では無い。怪異の存在を前提としながら、擬似怪異の種明かしが成されていく…。キャラがとてもアニメっぽく描かれるシーンも有るが、かと言って浅く薄い作品では無く。2巻目になって、読む側が馴染んだのか?設定の深みが進んで展開を楽しめるようになったのか?… 中々面白い。
Posted by ブクログ
"准教授・高槻彰良"シリーズの第2作目。今回の話も面白くて、サクサク読めた。
嘘を聞き分けられる尚哉の耳が、体調不良をきっかけとして力を失う「スタジオの幽霊」は、読んでいてはらはらした。
「奇跡の子供」は、事故の際の真実を認めれば、子供が隠していた事実(周りの子から自分の子供がどういう扱いを受けていたか)をも認めなければならないという母親の苦しさに考えさせられた。
「この子をいじめていた連中が丸ごと死んだところで、罰が当たったってだけです。自業自得ですよ!……」
って言いたくなる親の気持ちも分かってしまう。
似ていないようで似た者同士な高槻先生と深町は事件を通して距離を縮めていきます。
事件はどれも怪異によるものではなく人間が人為的に起こしたものか自然発生的に起きてしまったものですが、そう信じたいと思う人間の気持ちの強さを感じられました。
匿名
人間模様も面白い
結構しっかり民俗学の話が出てくるので、それはそれで面白い。
今回は、深町くんの耳の不調のときは、読んでいて心配になったけど、、コンビが壊れなくて安心しました。。
次も楽しみです!
深町くんになりたい
どれ程深町くんになりたかったのか数え切れないぐらい苦しくて高槻先生が大好きになりました。読めば読むほど深くひきこまれるに違いないなぁと思っていました。これから呪いと祝いの語りごとを読みます!
Posted by ブクログ
高槻先生と尚哉の関係が深まり、少しずつ高槻先生の事情が明らかになってくて、尚哉も徐々に心を開いていく。尚哉が風邪を引いたとき、みんなが一斉にポケットティッシュを渡すシーンが優しくて好き。
今回は人の心の影の部分が鍵になるお話が多かった。気づいているけれど言わなかったこと、言えなかったこと—目を逸らしていたそれに改めて向き合った依頼人たちの「これから」が、怪異に頼らなくても大丈夫なものになってほしいと思う。
人付き合いは面倒なことも多い。でも、一緒にいても苦にならない誰かに出会えることは幸せなことだと思えるお話。
Posted by ブクログ
2巻も良かったー!
どの話も心にずしっと来る話だった。
先生の洞察力というか観察力というか、ほんとすごい。
途中どうなるのかと思ったけど、心配なんてする必要なかったわ笑
この二人ほんと良いコンビ。
(もちろん佐々倉さんも!)
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
高槻先生の影響を受けて、尚哉に少し変化が出てきてる
心を閉ざして悩める青年が良いロールモデルに出会えて良かったねぇ、とおばちゃん目線になってしまう
これから絆を深めていくのかと楽しみ
直哉と健ちゃんの関係が微笑ましい
Posted by ブクログ
准教授・高槻彰良シリーズ第2弾です。
再読。
今回も3遍。
1話目は小学校でコックリさんがロッカーに棲みついて帰ってくれなくなったと児童たちが怖がっていると言う相談。
この話しには1巻の神隠しの時の小学生が再登場。
2話目は大学祭のトークショーに高槻先生が出ることになり、その時共演した女優にスタジオで起こっている幽霊騒ぎを相談されて‥。深町くんの耳に異変が起こり。
3話目は遠足のバス事故から奇跡的に助かった少女が『奇跡の子供』として、祀られている。
新興宗教か?また危ない宗教ではないのか探ってほしいとの依頼が‥。
2話目の深町くんが風邪をひいて高槻先生に助けられるシーンが好きです笑
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾!!
話は3つ。
「学校には何かがいる」
学校の怪談か〜
そう言えば、あったなぁ〜
私の頃は、「四時ババア」ってのがあった。
16:00に、4番目のトイレに入ると出る!みたいな話やったな。
メジャーなんかな?
ここでは、コックリさんの話!
「スタジオの幽霊」
キレイな女優さんが、主演のホラー映画撮影中に幽霊が!
良く聞く話やな。
スタジオとか、劇場に現れる幽霊。
何か、女優さんも大変やな。
今回のは、その話がメインやけど、ほんまは、今まであった嘘を見抜く能力を失ったかも?がメイン。
嫌がっていた能力が消えるとただの凡人になって高槻准教授の役に立たない、違うな…相手してもらえない…
まぁ、先生が求めていたものが別にあったから杞憂に終わるんやけど。
やはり、天涯孤独はツラいもんな。同じような仲間欲しい。
「奇跡の子供」
流行神
あるとき突然現れて、一時熱狂的に流行った末に急速に忘れ去られてし
まう、民間宿仰の神様。
今回は、一人バス事故で助かった女の子が祀られる。でも真相は?
自身でも経験ある先生が目の色変えて解決。これは怪異やないな。
高槻の顔は小学生相手でも十分通用するらしい。イケメンは本当に得だ。一瞬で相手の警戒を解いている。
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なんで、日本では映画館で上映ないの?
アマプラ独占配信。
『ザ・コンサルタント2』
ベン・アフレックカッコええやん!
自閉症って、一芸に秀でるとか言うから、彼もその一人。
殺しと会計士の2つの顔あるけど。
今回は、弟とのコラボが良いね!
まぁ、バンバン人殺すんやけど。
しかし、今のネット社会は怖い!どんなとこからでも、自分が何してるか分かる!
同じ病のコンピューターに特化した精鋭達に最も簡単に!
続編あったら、映画館で観たい!
『ショウタイムセブン』(アマプラ)
えっ!
この間、映画上映してたと思ったのに!
アマプラお金あるんか早い…
韓国映画が原作なんや!
少し前「ショウタイムセブン」で人気キャスターやってたのに、今は、ラジオ番組…
その深夜ラジオの爆弾予告!
テロやんけ!!
真相は、180度回転するけど、なかなかでした!
Posted by ブクログ
1巻よりも主要人物の先生と尚哉くんが仲良くなってきます。
後半では高槻先生の過去がちらっとお目見え、、、
今後の展開が気になる!!
今回は短編3本。
高槻先生シリーズは分厚くないしかなり読みやすい。伏線もメチャメチャに張られているわけではないので頭をフル回転しなくても読めるのが好き。
Posted by ブクログ
幽霊などはいないという話なのかなぁと思っていたらそうではなくて人の思い込みもある中にそういった現象もあるという話なのかぁ。
ウソが見分けられなくなった時によかったと思うのではなく必要とされなくなると不安に感じるのはドラマでもあったなぁと読みながら謎解きの話を思い出す。
高槻教授の背中の傷の謎が解明できるまでこの本と付き合っていかなくては。。
Posted by ブクログ
「人は信じたいものを信じるのかな」と感じる1冊。よく考えると、自分もそんな部分があると思う。神社のお守りや御札を持つと安心すると感じるのも、それが理由なのかも?
Posted by ブクログ
面白かった。最後の『奇跡の子供』は感動した。高槻先生が必死に止めようもした理由も、悲しい過去からだった。あなたは誰?なんて言われたら、自分が分からなくなってしまうね。その苦しさを想像して、苦しかった。ふたりの間はあったかい。―神様になんてなろうとしちゃ駄目だ。絶対に ―好きなもの、楽しいこと、大事だって思える何か、僕らはそういうものをたくさん持っておくべきなんだ。そういうものが、僕らをこの世界につなぎ止めていてくれる。……怖い夢を見ても、大丈夫にしてくれる
Posted by ブクログ
怪奇現象等、結局はみんな人為の事件。でも妖怪、怪奇現象等、土着の民話や信仰が元になっている説明が面白い。
京極夏彦の簡易版という感じで読みやすい。
まぁ高槻准教授と尚哉が特殊能力持ってるので、基本は揺らがないのがいい。
Posted by ブクログ
やはり今回も実は人間が仕組んでいて、怪談話に発展していったものばかり...。人間が1番怖いとはよく言ったものです( ̄▽ ̄;)
高槻先生が追い求めるものには中々出会えませんが、それでもやはりこの物語は面白いです!
途中、主人公・尚哉がハプニングに見舞われるものの、やっぱり高槻先生とのタッグは安定です(^^)
孤独になってしまう自分自身の力を忌み嫌っていた尚哉ですが、いざ無くなってみると今までの関係が無くなってしまう不安に駆られるという自分自身の気持ちの矛盾に悩む姿が苦しかったです。
身の回りに起こる不可解なことや幸運すぎることを怪異や神様に結びつけてしまう「日本人的思考」にも言及されていて、自分にも思い当たる節が沢山ありました。私はやったことがありませんが、「こっくりさん」は私の世代にもそこそこ有名で流行っていた気がします。
第1章のコックリさんのお話では、最後の最後に「え、、、?」となるような要素もあり、益々この物語を面白く感じさせてくれました。
現実と異界の「狭間」のような場所に立っている2人。孤独に生きようとしている尚哉が少しずつ前に進めていて、嬉しいです。今後のお話で友達作って欲しいものです。
Posted by ブクログ
ミステリーの部分は難しくないのですが、それがまた良き。民俗学、謎解き、完全にハマりました!!
この作品の世界観がとても好きです
今回は人の思いの切なさがよかったです。
また、少しずつ明らかになる高槻先生の過去や深町くんの心情の変化もよかったです。
Posted by ブクログ
こっくりさん的なの小学生の時やったことあるけど、あれ不思議だったな~~~
ぜんぜん信じてなくて絶対友達が動かしてるんだと思ったけど、そんな感じしなくてほんとうに勝手に動いてる感じしたんだよね。私的にはとても抗おうとしていたのに。
でも質問の答えも支離滅裂で好きな人訊いて冷蔵庫ってなったりして怖い感じにはならなかったけど、それなりにどきどき緊張感とかはあったな。あれは友達が動かしていたのだろうか…?集団心理なのか?
お話はどれも面白かったので続きも読みたい。
Posted by ブクログ
ドラマで見た話もあって、だいぶん忘れていた内容もあったので、楽しく読めた。
流行り神は、確かにそういうのあるよなあと。
尚哉にも、留まる理由になる好きがたくさん集まればいいのに。
高槻先生の過去と優しさに触れた2巻だった。
気になる
段々明らかになっていく、高槻先生の過去….….行方不明だった1か月間の謎は、解き明かされる事は、有るのか?
深町君は、この世に楽しい事を、沢山見つけられるのか?どうなって行くんだろう……気になる。
怪異譚と言いつつ人情もの
怪異を探している話なので基本怪異じゃない。そういうのを求めている方は興味の対象外だろうと思います。
わかりやすく孤独な大学生の尚哉くんと、ゴールデンレトリーバーのようで根底に深い闇を抱えた高槻先生との絆を育む人情もの。もしくは異界でなく人間界に留まるために足掻く話ですかね。
高槻先生が怪異を解釈する話は興味深いですが、二巻まで読んでみるとこれは二人の心の成長を促す人情ものと思いました。個人的には好みです。
ただ、二巻の一つ目の話がどうにも単純過ぎて。ご挨拶の一つ目としてももう少し捻って欲しかったという意味で星4です。
Posted by ブクログ
高槻准教授と尚哉の絡みが面白かった。
尚哉のまだまだ他人に心を開けない部分と、それでも高槻が距離を縮めようとしてくれてる部分、それを理解してきている尚哉の心理描写も良い。
ストーリーに関しても、怪異(学校の怪談、スタジオの幽霊、奇跡の少女)が面白くなっていった。
今後の展開にも期待。
Posted by ブクログ
『准教授・高槻彰良の推察』シリーズ、2作目。
尚哉に幸せになって欲しいなあ。
高槻先生に出会って、一歩踏み出したように思う。
尚哉、がんばれがんばれ。
一章のまりか先生も、二章の更紗も、三章のお母さんも、やったことは間違ってる。
でも、大事なものへの想いは共感できた。
尚哉が好きだと言っていた、中華街にある江戸清のチャーシュー包を食べてみたい。
――
コックリさん/幽霊/流行り神
Posted by ブクログ
シリーズ二作目。コックリさん、スタジオに出る幽霊、1人だけ生き残った奇跡の子。不思議な話ばかりだけど、全部最後は結局人が起こしている事件だった。いつか本当の怪異に出会うのだろうか。
Posted by ブクログ
【収録作品】第一章 学校には何かがいる/第二章 スタジオの幽霊/第三章 奇跡の子供
ホラーテイストだが、いまのところ本編はミステリ。