あらすじ
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」
人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、
怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。
高槻のもとには、奇妙な事件が次々と持ち込まれ――?
このアパートは、幽霊物件?! 隣の空き部屋から聞こえる奇妙な音の正体は…。
――「第一章 いないはずの隣人」
ふと気づくと、周りにいつも針が落ちている……。これは呪い?それとも…。
――― 「第二章 針を吐く娘」
肝試しに出かけた少女が消えた。しかし数日後、彼女は帰ってきた。足の裏はきれいなままで…。
――「第三章 神隠しの家」
ちょっぴり残念なイケメン准教授と、常識担当の大学生の凸凹コンビが
民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎を「解釈」する軽快なミステリ、開講!!!
イラスト/鈴木次郎
感情タグBEST3
面白いです
民俗学の中でも「怪奇」と言われる事象を訳ありイケメン准教授が解明していくお話ですが、主人公も訳ありで望んで孤立しているところ、准教授に気に入られサポートしながら少しずつ歩み寄って行くことになります。作中に出てくる話のほとんどが人為的な怪奇だったり考えさせられる部分もあり、個人的にはとても好きです。ただ、テレビドラマきっかけで読もうとされているのなら、話の流れはかなり違います。
おっもしろーーい(o^^o)
ドラマで見て原作があると知り購入しました。
久しぶりにハマりそうです。
高槻准教授のキャラ、深町君のキャラ最高です!
一気に7冊購入してしまいました。
するする読めました
ドラマ化されると聞いて、原作を読んでみました。
正直、あまり期待していなかったのですが、するする読めて、とても面白かったです。
次が気になるので、追加で購入しようかと思います。
Posted by ブクログ
怪異は出てくるけどホラーではなく、不思議要素ありのミステリーキャラノベという印象。
こういう作品は主人公の魅力が重要なのですが……めっちゃ好みのバディなので100点満点!
高槻先生の、物腰柔らかな普段の様子と怪異の前で目を輝かせる姿のギャップがすごく好きです。
深町くんも視点キャラクターとしてよいなー。
Posted by ブクログ
お、お、面白すぎた〜!!
もう出だしのお祭りからして大好きな雰囲気・設定で、そのまま読み進めていたら先生も深町くんもいいキャラしてて、あっという間に読破してました。
深町くん、ただの地味男かと思いきや全然そんなことなく、たまに口悪くて推せます。
対して先生は見た目イケメンなのに性格可愛くて推せます。
佐々倉さんはめちゃくちゃ怖いのにとんでもなく優しくて推せます。「馬ー鹿」で変な声が出かけました。
たっくさん巻数あるので幸せほくほくです〜!
Posted by ブクログ
何冊以上買わんと安くならんから、タイトルだけで決めたヤツ。
イケメン桜咲准教授の民俗学の小説と同じ感じかと思ってたけど、少し毛色が違ってた。
准教授がイケメンなのは同じ(^◇^;)
あっちのは、歴史で起こった怪異とかやったけど、こっち(この作品ね)は、まさに現在の怪異、しかも究明したいのは…
学生さんで、人の嘘を見抜ける力持ってる子がおる。推理小説の中とかなら、ええけど、日常で分かると辛いかもしれんな。しかも、凄いノイズで聞こえそう。しんどくなるみたいやし。
そのキッカケが、ある怪異に関係してる。
ホントの怪異か?
それとも?
民俗学の高槻准教授も怪異を調べてる。
必然的に2人は、繋がり、怪異調査!
まぁ、種明かしがあるのがほとんど。
今回のは、
隣の幽霊さん?
藁人形の呪い?
神隠し?
みたいな怪異を解決していく。
この中にも描いてあるけど、不思議な話が生まれる背景には、そのまま語るには陰惨すぎる現実の事件があることが多くて、人は、安心する為に、そういう嫌な事件を伝説や物語に作り替える。
特に今みたいに、科学捜査もなんもない時代なら、妖怪とか、お化けのせいにせんもやっとれんかもね!
主人公にイケメンで、影があるのはええ感じ。まぁ、それ以外で影がある場合は、根暗って言われるし…
(イケメンに限るの法則)
これ、シリーズ化されてるやん!
読んでもええかも?
一つ話をご紹介!
『街談文々集要』
天狗にさらわれて京都から江戸まで運ばれた若者の話。
こちらは、文化七年七月二十日の午後八時頃、浅草馬道に全裸の若者が茫然と佇んでいた!
今も昔も全裸は、インパクトあり!!!w
Posted by ブクログ
また楽しいシリーズに出会ってしまった。
こういう本を読んでると、怪異とか超能力ってあるのかなとか思わされてしまうから不思議。
知らないことは怖いこと。
確かにな。
Posted by ブクログ
こういうバディもの探してました!!
"推理×妖"
好きなものがかけ合わされてるのですから読まないわけにはいきません。
凸凹コンビが怪異を解き明かしていく物語。
高身長にイケメンで頭も良い完璧な高槻とそれに振り回されながらも奮闘する深町くんが大変良きでした。
2人に起きたあの出来事を解明する時は来るのでしょうか…?!
続きを読むのが楽しみです!!
Posted by ブクログ
中高生の読む小説に現実逃避している自分は成長がないなぁと思いながらも楽しく読む。学校の怪談はほぼ同じ怪談でそこに至る、全国に広がる経緯があるとか何故広まったのか突き止める研究をする瑠衣子ちゃんに羨ましいと思う。
そしてウソを見分ける耳を持つって謎解きのドラマでも歪んで聞こえると言っていたけど歪みが一緒というのは関係するのかなぁと思いながら教授の天狗にさらわれたのかなど気になる要素満載でスタート。怪談からくる民俗学は興味なかったから全然わからないが何か発見できるといいなあ
Posted by ブクログ
面白かった。ドラマを見たので、本も読みたくなって。読んでると、どうしても、伊野尾くんと神宮寺くんが話してるような気がしてしまう(笑)すごい好きな本に出会えました。
Posted by ブクログ
久しぶりに怪異系で面白い!と思えました。
民俗学としての視点、京極夏彦でわくわくしたい、でもあの鈍器のような分厚さをもう一度読むのは‥というときに出会いました。これこれ!こういうの待ってました!
民俗学准教授と学生が怪異の謎を解き明かすミステリ風のライトノベルです。
怪談としてもミステリとしても本格的ではありませんが、キャラクターが立っていて印象に残ります。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった!
高槻先生と尚哉くんのコンビがとても良い!
民俗学に興味が沸いてくる。
日常にあふれている怪異とか怖い話っていうのはやっぱりほとんど人為的なんだろうけど、
それでもわくわくする気持ちはすごいわかる!
この二人がゆくゆくはお互いの体験したことの真相を突き止めることができるのか…!
気になる。
Posted by ブクログ
准教授・高槻彰の推察シリーズ第1弾です!
12月25日に新刊が出るので、読み直しています。
こちらの本も大好きなシリーズでたぶん今回読むので3周目くらいになると思います。
内藤了先生のミカヅチシリーズと共通点があって異能の心優しき、主人公が異能ゆえに孤独で生きてきたけど、仲間を見つけて成長していくと言うお話し。
高槻先生シリーズは短編3遍で構成されています。
一つ一つで読んでも面白いですが、先生と深町くんと佐々倉さんの絆がだんだんと深まっていき、短編の後ろに流れる先生と深町くんの過去のできごとについて何があったか探っていくと言う感じ。
とりあえず1巻は先生と深町くんの出会いです。
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読み進めていくうちに、だんだんとミステリー要素が強くなっていく。准教授の高槻と大学生の尚哉の隠された秘密も気になる。准教授と大学生という関係も読んでいて、疲れず良い関係だなと思った。
Posted by ブクログ
民俗学とミステリの組み合わせが程よい塩梅からなっていて大変面白い。
探偵役とも言える高槻のキャラクターも面白いが、主人公である深町の嘘を見抜く設定が面白い。彼の設定にもまた謎が含まれてあって物語の核となっている。
不可解に見える現象や謎を根拠の通った観点から鋭く切り込む展開が実に興味深い。物語に隠された顔が出てくる瞬間がたまらなく魅力的でもあり、怖くもあるのだ。
Posted by ブクログ
民俗学がテーマになっているのと、SNSでおすすめされているのでずっと気になっていた作品。ジャンルが違うので比べるのは違うかもしれないけど、「憧れの作家は〜」よりもこちらの方が好み。お互いに暗い過去を抱えた高槻先生と尚哉の出会いから、一緒に怪異と思われるような出来事の真相を解明していくように。相手を想って嘘をついたり、真実から目を向けるのが怖いために都合の良い解釈を求めてしまったり、人間の心の複雑さが描かれていて読み応えがあった。まだまだ続きが出ているようなので気になってしまう、、
Posted by ブクログ
「民俗学」がテーマになってるんですが、民俗学が都市伝説やらオカルトに繋がると思ってなくて、なるほど〜!ととても興味深い始まりで心を鷲掴みにされました
小難しい話も出てこないしスラスラ読みやすいのでシリーズ制覇したい!
まあ、話もテンポ良くてよかったけど
キャラも良い!
「イケメン」というのもあるけど
それだけじゃない…
先生と尚哉のこれからも気になるし
先生の幼なじみもとてもいい人〜!
Posted by ブクログ
民俗学ミステリーということで興味があって
手に取りました。
本の中では、幽霊物件や周囲に針が落ちている女性、神隠しなどオカルト的な出来事が起きるが…
実際に恐ろしいのはやはり人間の思考や行動なのかなと思った本でした。
また、人間の嘘も裏テーマかなと思った。
嘘は、人を騙したり、傷つけるものもあるけれど、
優しい嘘もあって、「嘘も方便」なのかなと
感じました。
けれどもこの主人公の男の子のように
人の嘘が分かるっていうのも辛いよね。
ただ今作でそれを理解してくれる人に出会えて
よかったなと思いました。
個人的には好きな作風なので、続編も
読もうと思います。
Posted by ブクログ
ラノベ調のミステリーです。『民俗学』がネタですが、小難しいうんちくが多かったり読めない漢字が多かったりしないし、キャラもライトだし、本も薄いしで読みやすい。この後の展開も用意されてそうだしさくさく読みまーす。
Posted by ブクログ
ドラマも好きだったけど、小説のほうが私的には好きです
それぞれのキャラクターがドラマよりもイメージがユニーク。
民俗学も大学の授業を聞いてるみたいで楽しい。
Posted by ブクログ
とても読みやすくスラスラ完読。小学高学年でも楽しく読めるはず。裏表紙の内容紹介にも、"嘘を聞き分ける耳を持ち…"と書いてある通り、その部分だけ少しファンタジー。ミステリで、怖くなく、キモくないのが良い。3つのミステリ収録。
ミステリ歴の浅い私ですら読んでいて、「?!」と、違和感に気づいてしまった箇所がある。「気づけた私すごい‼︎」と嬉しくもあるが、上級者には向かない軽めの本なんだと思う。BL要素を出したいのか、漫画チックなのか、ちょこちょこ軽いノリがあって、そこも読みやすかったり、浅くなったりする理由のひとつだと。
読みやすく面白いのは良いが、サクサク読めるので、私的な読解力向上、脳トレにはならないかなぁと、⭐︎4つ。娯楽作品。しかし、次も読みたいシリーズ発見‼︎
Posted by ブクログ
ドラマで観て本も読んでみた…のクチなんだけども、え。イメージが全然違う…。えー??俳優さん、もっと大人の人でも良かったのではないかなぁ…普通に可愛い演技だったから良いは良いけどイメージとは違う…
Posted by ブクログ
高槻准教授は、人懐っこいキャラクターで描かれている。だがしかし、作品の最後部分で「堕天使」とも表現されている。これは何を意味するのか?次作が気になる。
Posted by ブクログ
2018年刊。シリーズ作。中心人物は二人。タイトルの准教授と、男子学生。文章視点は学生が中心。共に怪異との接触で不本意な異能が身に付いた。 半分過ぎ辺りまでは、種明かしが先に読めてしまったり、掛け合いがアニメチックに過ぎたり?でイマイチの感じも合ったが、段々と深みを感じるように…。読み終わる頃には、次の巻も読みたいな…となっていた。「4」は少しオマケだけど。
Posted by ブクログ
ファンタジー要素が強すぎるのは苦手なので、どうかなぁと思ったけどおもしろかった!
もちろんファンタジー要素はあるんだけど、霊能力をもつイケメンキャラがバッタバッタと幽霊を倒していく!なんてことはなく、民俗学を教える准教授の高槻先生がリアルな日常での不思議を大学1年の深町くんと解決していく
読みやすいしこれだけシリーズ化されているのも納得!続きもボチボチ読んでいこう
Posted by ブクログ
学校の七不思議や都市伝説等を専門とする民俗学の准教授と共に大学1年生の男子学生が依頼される怪奇な事件を解決していくミステリー。
オカルトが好きな方にもおすすめな一冊。
気になる。
大学で、民俗学を教える准教授。子供の頃に遭遇した不思議な体験の謎を、解き明かしたいと思っている。
その大学の生徒。やはり、子供の頃に不思議な体験をして、不思議な力を得てしまい、その事を、ずっと、引きずっている。
何となく、気になる二人….….どんな話に、なって行くのだろう。
高槻先生の考え方がおもしろい
怪異は理由がわからないから怖い、現象に解釈を付けることで怪異になる、など高槻先生の考え方はおもしろくて、どんどんページをめくっちゃいました。
高槻先生は子供でもあるけど大人だし、優しいだけじゃなくて懐が深くて恨みや憎しみもある、いろんな一面を持った魅力的なキャラクターだと思います。
深町くんの冷たく高槻先生をあしらう感じも楽しいですし、キャラクターが好きだとその話自体も好きになっちゃうんだなと実感しました。
一気読みです。
まだ一巻目ですが、どんどん物語のスト-リ-に引き込まれ、全巻読みたくなりました。もともと作者のファンなので、お気に入りです。
泣けた気がした
好きな方が実写化ドラマに主演する噂を聞いて漫画版探して読み終わったところ購入しました。その判断、間違いないでした。日本語が母語ではなく不安でしたが頑張って読めて甲斐がありました。面白くて主人公の話で泣けた気がしました。
今から怪異は狭間に宿るを買って、また頑張りたいです!
Posted by ブクログ
民俗学の准教授と嘘が聞き分けられる大学生の謎解きミステリー。
キャラクターが魅力的であり、どこか漫画を読んでるような読みやすさがある。謎解き要素や展開も早く、最後まで疾走感を持って読み進められる。
普段小説を読まない人にもおすすめしたい一冊。
Posted by ブクログ
准教授・高槻彰良の推察シリーズ、一作目。
高槻先生、興味深い。先生の講義を受けてみたい。民俗学って面白そう。
二人に起こったことは、いつか解き明かされるのかな。
尚哉、がんばれ。
『家守綺譚(梨木香歩)』や、『百鬼夜行抄(今市子)』のような、怪異が「在る」世界のお話が好きだ。
現実では自分の身には起こり得なそうなので、せめて物語の中でくらいは不思議なことを疑似体験してみたいのだと思う。
少し前に読んだ『ようするに、怪異ではない(皆藤黒助)』も、「怪異ではなく、人間の仕業」という話だった。
「怪異ではない」より「怪異かもしれない」ほうが好みだが、どちらも、怪異より何より登場人物が興味深いので、シリーズの続きを読んでみたい。
――
死者の祭/幽霊/わら人形/神隠し/天狗
Posted by ブクログ
【収録作品】第一章 いないはずの隣人/第二章 針を吐く娘/第三章 神隠しの家
噓を聞き分ける耳を持つ大学生・深町尚哉は、怪事件を収集する民俗学の准教授・高槻に気に入られ、助手をすることになる。
ワクワク
第一巻は、高槻と深町の過去の不可解な経験が紹介されて、凸凹コンビが成立しました。第二巻以降これからどのような事件?が出てくるか、楽しみです。先行きが分からないので、現時点の評価は、星3つ(標準)です。
少しでも民俗学の知識があると、面白く読めると思いますが、なくても大丈夫です。
最初は面白かったけど…
最初の頃は面白くて興味深く読んでたけど、段々なんだかなーという気持ちになってきました。高槻先生と深町くんのお互い唯一無二の相手に出会えたという特別感に期待していたのですが、話が進むにつれて高槻先生にとっては健ちゃんの方が特別のように見えたり、深町くんと同じ経験した人出てきたなら深町くん全然特別じゃないなと思ったり…極めつけは最新刊です。深町くんの過去メインの話なのに、相変わらず高槻先生に助けられてるところとか…色々ガッカリしました。深町くんが支えられるばかりでなく、もっと対等に扱って欲しいです。高槻先生ばかりが特別な存在みたいに持ち上げられすぎていて、これじゃ道行きを共にするパートナーにはならないですよね。あと高槻先生が愛されヒロイン気質なのも微妙…。
テンプレ詰め合わせ的な…
キャラ設定がどこにでもある感じで、展開も「怪奇現象と見せ掛けて実は人間の犯行」なのでやはりどこにでもあり、目新しさは感じませんでした。
また登場人物の思考や言動が幼いので、単に「准教授と大学生」というコンビにしたかっただけで、その肩書きを活かす書き方ができるだけの腕が、この作者さんには無いかなと…。
准教授→心霊マニアの中学生、大学生→小学生、とそれぞれ肩書きを変えても同じ物語が作れるのでは。
推理小説だと思って読むとガッカリ度が大きいです。
短編が3作掲載されていますが、1作目が特につまらないです。大学生には「他人が嘘を吐いたら分かる」という超能力(?)があり、少ない登場人物の中で一人だけ嘘を吐く人がいて、その人が犯人でした、という何のひねりもない展開でした。
「犯人は分かるけど、でもこの人には鉄壁のアリバイが…」とか「やられた!こんなトリックだったとは!」とかは一切無いです。
これだけなら星1つですが、2作目が面白かったので星2つにしました。作者が別人なんじゃないかというくらい出来に差があるように感じます。
3作目は犯人との殴り合いや建物放火、警察の出動などハードボイルドなテイストでしたが、文章に全然迫力が無いので何とも…。