あらすじ
その日、高槻が扱ったのは、電話にまつわる都市伝説。
中でも有名な「メリーさんの電話」についての講義が終わったあと、
尚哉は友人の難波から、話があると誘われる。
そして現れたのは、難波の彼女・愛美。
彼女は「なくした人形が、だんだん近づいてくるみたいなの」と言って……。(――「やがてソレはやってくる」)
建築設計事務所を営む遠山宏孝は、尚哉と同じ、嘘を聞き分ける力を持つ。
その力を手に入れてしまった幼い頃から、彼はひとりになった。そんなある日……。
懸命に生きようとする二匹の猫たちと、ひとりぼっちの遠山との出会いが招く、素敵な奇蹟。(――「遠山と猫の話」)
高槻を「特別な友達」だと思っている小学生の智樹。
6年生になり、中学受験で周りがピリピリし始めた頃、彼は不思議な話を聞く。
ある廃工場で工場長が失踪し、なんと異次元に行ってしまったらしい。
「その工場は、今でも異次元とつながったままなんだって」
早速高槻に連絡する智樹だが……。(――「大河原智樹の冒険」)
他、尚哉の秘められた力に気づいてしまった難波の葛藤や、
佐々倉と高槻の喧嘩など、全5編を収録!
シリーズファンにも、ここから読む方にもお薦めしたい、
キャラクターたちが愛しくてたまらなくなる、珠玉の番外編集!
感情タグBEST3
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本編で書かれた内容もあって、それぞれ違う登場人物の視点で描かれていたのが面白かったです。
特に私は、深町くんにようやくできた心を許せる友達の難波くんのキャラが好きかな。
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メリーさんの対処法初めて知ったし笑ってしまった。確かにそう
遠山さんと猫たちの話はほっこりしちゃう
遠山さんが深町くんに抱く気持ちがどういうものなのかを知れて嬉しい..
耳のことを妹さんに伝えることができたら、呪いは解けるのか?
それとも深町くんの家みたいにギクシャクしちゃう??
深町くんの耳のことを聞いた時の難波くんや、佐々倉さんと高槻先生が喧嘩している間の話とか....サブキャラたちがあの時何を考え、何をしていたのか知るの大好き
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シリーズ番外編。
どのお話もよかったー。
遠山さんのお話と難波のお話がとても良かった。
遠山さんはとてもとても孤独に感じたので、猫ちゃんとはいえ癒しができてなんだか安心。
そしてやっぱり難波くんはいいやつ!
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シリーズ番外編の第二弾。1.やがてソレはやってくる[難波の恋人愛美のマスコット人形の話 メリーさんの電話] 2.遠山と猫の話[遠山が猫2匹を飼うに至った経緯] 3.大河原智樹の冒険[彰良を慕う小学生の身にふりかかった出来事] 4.俺の友達の地味メガネくん2[難波が深町の秘密に気づき、2人の関係性が一方前進 難波の高校時代からの漫画家を目指す友人ヒロこと矢田部比呂人との関係性] 5.それはまるで祈りのように[健司の過去の出来事からの彰良への想い 異捜の林原と山路登場]
1と3は若干怪異絡み、2と4はほのぼのする話、5もほのぼ系だか異捜の2人の登場が嬉しい。
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本編の隙間を埋めてくれる短編集。
やっぱり高槻先生と佐々倉さんと深町くんが揃うと、ラブい夫婦とその愛息にしか見えないんですけど〜と萌えた。
ますます本編が楽しみになってきました。
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やがてソレはやってくる
人形が出てくる話はほっとする。僕も人形に囲まれて暮らしているからだろう。でも怪異の裏にあるのはいつも以上に邪悪な怪異。通信機器が発達しメリーさんの恐怖は薄れても、今度は発達しすぎたために人間の恐怖が増すというわけか。
遠山と猫の話
その人の幸せを願うが、自分と違う幸せを得てることに違和感も覚える、というのが少しぐさっときた。なんだろう。自分と同じと思ったら今度は自分と違ってほしくないというか。自分の中の醜さのようなものなのだが、どう向き合えばいいのか自分ではまだわからない。
大河原智樹の冒険
僕も怪異に対しての察しが良くなってきたように思う。喜ばしいことだ。
俺の友達の地味メガネくん2
この難波の葛藤、身に覚えがあったりなかったり。僕はこんなにもフレンドリーではないけれど、踏み込みすぎたり、踏み込んでくれないことに苛立ったり。色々な失敗をしながら今までの人生を歩んできた。今でもまだ悩み続けている。深町の悩みもめっちゃ共感できるけど、それと同じくらい難波も悩んでるしめっちゃ共感できる。遂に深町は難波に打ち明けた。これからどうなっていくのか。楽しみにしながら10巻を待とう。
それはまるで祈りのように
佐々倉の願いの話。佐々倉が事態を一番重く見てる、警察が動くってことはそれだけ怪異が絡む案件が多い、もしくは疑いようがないからだ。もちろんそれに対して何かしらの対策を取ろうと警察は動くはず。警察組織にいるからこそ、異捜の危険性を佐々倉はわかっている。無力であるからこそ手を伸ばしたい。その気持ちは高槻先生もわかっているはず。佐久島が悲しむような結末にはなりませんように。
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番外編集第二弾。ここでは、本編のエピソードを視点を変えて、難波や遠山、佐々倉側からの相手に対しての深い思いや葛藤が表現されていて、絶妙!
どんなに相手の事を思っても、上手く伝わらない事は必ずあるもので、誤解やお互いの意地も加わってこじれる一歩手前で、それぞれのエピソードの第三者が絡んだ糸を解いてくれる。この小説の登場人物達は、その関係性が秀逸でいつも先を見たくなるシリーズだなと思う。それと、異捜の二人がどう関わってくるかも楽しみで仕方ない。
各サブキャラがメインの話
遠山さんは読んでて好きになったし、智樹くんはいろいろと大変だったんだねと思ったり(もう中学生になったなんてびっくりでした。)、難波くんのは最後泣いてしまったし、佐々倉さんのではトリオによる浅草観光が見られました。
だいたい満足です。
ただ、これまでの話を彷彿とさせる展開がところどころ見られました。
まあ、話の展開に無限大はないでしょうから仕方ないとはいえ、もうネタ切れだったら残念です。
あー同窓会?
んん。懐かしいとか、あったこのエピソードの裏でこんな感情が?とか読み進めながら、あーそうか、ええ!へぇ!とか
うわっ!とか言葉にならない心のざわめきがブランコみたいにいったりきたり。
一からまた読み返したりしてます笑笑
もう、何度でも発見。感動。感心。今忙しいでーす♪
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こぼれ話シリーズ2冊目。
難波の彼女からの依頼。
愛美ちゃん、メッチャ難波のこと好きじゃんか!
難波もチャラいけど誠実ないいやつ。
遠山さん、思ったより尚哉に肩入れしてる。
てか、そんなに前から猫飼ってたのか。
高槻を怪しむのはまあ、分かる……。
高槻を「舎弟にしてやる」と言った智樹の話。
幽霊工場に潜むのは、お化けじゃなくて変態……。
難波視点の話第二弾。
てか、尚哉の耳の力に気づいて、悩むとこそこか!
高槻と佐々倉の喧嘩の話、佐々倉視点。
異捜の山路はマジで怖い。
というか、山路本人が異捜案件なのでは?
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シリーズ番外編第2巻です。
再読。audibleにて。
今回は番外編が5編入ってます。
私の好きな難波くんから見た尚哉の話もあります!
難波くんは私の推しキャラです笑
あと、難波くんの彼女の話も入ってます。
尚哉が彼女とも知り合いになって難波との仲もさらに進んだなぁと勝手に思ってます笑。
番外編は本編の裏側を知れて楽しいです!
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ポクポン人形、私も持ってるなぁ。そんな意味のある人形だったのね。
SNSで個人情報特定されそうなものは気をつけないと。
遠山と猫の話が良かった。2匹の猫が遠山の孤独を癒す存在になってくれて良かったと思う。
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今回は、すこしだけ怪異から離れ、深町君や高槻先生の周りの人々にスポットが当たった読み切り5本で、どれも良かった。
特に、難波の良い奴度と高感度がどんどんが上がっていて、読んでいるこちらもにっこりする。
特異な状況に置かれている故に人と距離を置く深町君にとって、彼が事情を知っている先生や佐々倉さん、遠山さんとは別の意味で良い「救い」になっていくのかなと思うと、二人の日常のやりとりはもっと見たくなる。
どの話も、誰かが誰かの「救い」となる話のため、うるっとしつつも、小さな怪異があるのも面白い。
与えた側には些細なことかもしれないが、与えられた側にとっては大きなものである描写がどれも丁寧に描写されていて、読後感が良かった。
ちょっと……(笑)
いつもの話のサイドストーリー的な話だったが、別視点から見る、高槻先生と、深町君も、いつもとは、違う面を見た気がして、楽しく読めた。ちょっと、可愛らしいかも(笑)
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やっぱりおもしろい。今回はEXなのでサイドストーリーです。物語の輪郭をさらに濃くするために読むのにちょうど良いです。高槻先生の世界観が大好きなので、今回もこの話を読めて幸せでした。
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シリーズ番外編2
本編の間を埋めてくれる主要キャラたちのエピソード
これで益々好きになるぅ~
「やがてソレはやってくる」「遠山と猫の話」
「大河原智樹の冒険」「俺の友達の地味メガネくん2」
「それはまるで祈りのように」5編を収録。
今回も難波君がよかったぁ。
まぁ難波くん視線ですからね。
友達モドキたちの中でも、合理的ではない
「普通であるべき部分」が感知した特別な存在。
それは友達のヒロに教えられた事でもあり、
おかげで尚哉との距離が一気に縮まった。
これは泣けたなぁ~
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どのお話もよかったです。特に難波くんと深町くんの友情がいい。高槻先生と佐々倉さんの友情もいい。高槻先生と深町くんが、楽しく笑っていられるのは奇跡なんだと思った。そして、それがこの先もずっと続けばいいと思う。 別のシリーズにでてくる異捜が、またもや登場したので、次はなにか関わってくるのかな。山路さんには、本当に会ってほしくないな。
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シリーズ番外編第2弾。
今回の番外編は主人公2人の周りの自分物たちの目線の短編で面白かったです!
メインストーリーの脇キャラたち目線で
難波や遠山目線は個人的にはお気に入り。
遠山編に関しては、
ほんわかな話で遠山お気に入りキャラになりました。
また次作も楽しみです!
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番外編第2弾。本編の裏側が別視点で描かれています。
遠山さんの話は切なかった。でも、とても優しい人ですね。クロコとシロコと出会えてよかったし、尚哉も遠山さんと出会えてよかったなぁと思います。
自分の子供が智樹みたいだったら本当ハラハラしそうです。
難波も健司も本当いいやつで、ずっとこのままの関係でいて欲しいです。
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番外編て読んでも読まなくても理解できる立ち位置のものと思っていたけど、今回はすごく大事なエピソードばかりだった。本編でやや唐突だった展開の裏側。長編はこういう書き方がスタンダードになりつつあるのかな。あとから付け足せちゃうからちょっとズルい気もするんだけど(笑)懐かしの怪談メリーさんに撃退策なんてあったのねぇ。ポクポン懐かしすぎ(ʘᴗʘ✿)あきらくんとけんちゃんの熱い友情に乾杯。そしてナンバはめっちゃ良いヤツだー!!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
Posted by ブクログ
2024.04.07 Audibleにて
いつも息抜き感覚のEXだけど、今回はちょっと、トオヤマさんの過去が辛すぎた
以下、ネタバレあり
妹が好きだからこそ起きた出来事で、妹もお兄ちゃんが好きだからこそ、声が出なくなるという切なすぎた
シロコとクロコと出会えてホントに良かったね
あと、ケンちゃん、やっぱり好きだな
神隠しにあった後の高槻先生への態度が唯一変わらなかったっていうの凄いよな
不思議な関係だとも思う
でも、この2人の関係性は、この先も変わらないだろうっていう安心感もある
Posted by ブクログ
シリーズ番外編第二弾。
シリーズ読者にとっては裏話的なエピソードが楽しい。
深町尚哉と同じ耳を持つ(人生の先輩の)遠山宏孝がその耳を持つに至った過去が明かされ、遠山は猫を飼う。
難波要一は深町の秘密に気がつき、二人の関係を再構築する。
廃工場の中で小学生の智樹を助けたのはもう一人の彰良か?
本人とは別に出現するのか。興味深い。
異質事件捜査係の今後の動きも、気になる。
Posted by ブクログ
健ちゃんにはいい意味で甘えられる、素でいられる高槻。2人の関係性をかいた、それはまるで祈りのようで、が良かったなぁ。
あと、猫好きなので遠山さんと猫のエピソード読んで、猫飼いたくなった!
頭空っぽでゆるゆる読めて良かった。
2024.1.22
11
Posted by ブクログ
シリーズ番外編2。どの作品もそうなんやけど、サイドストーリーとか番外編とかより深くその世界が知れるから大好きなんよなぁ。勿論今作も大変好き。
にしても難波君めちゃくちゃ陽の化身って感じの子で大好きなんよ。ずっと深町くんの友達でいてほしいって思わんでもきっとおってくれるだろうという信頼が厚い。人が好きで思いやれる優しい難波君と出会えて良かった。
遠山さんの家族の話が辛すぎて、、、けどだからこそ深町君を優しく見守る姿に泣ける。猫たちと幸せに暮らしてほしい。嘘を聞けるからこそ、根が真っ直ぐ芯がある2人が好き。
あと先生と健ちゃんの幼馴染コンビもほんと好き。ブレない健ちゃんに先生もそして私も救われた。
ほんまに先生も深町くんもこのまま何事もなく穏やかに過ごしてほしい。
大変今更やけど、多分直近1巻読めてないな???そっち読んでもっかいこっち読もう。
Posted by ブクログ
現象と解釈
わからないもの、は怖く、
怖いものを解釈して理解することで怖さがなくなる。
解釈できないこと自体が人間には不快なのかもしれない。
インスタ等SNSで顔を晒すのはやめたほうがいいよとか、世の中はいい人ばかりじゃ無いとか、若者にも良い警告にもなるのかもしれない。
世の中で生きていく時の杖にもなるし、十分萌え要素もあり、エンタメとして秀逸なシリーズ。
これから、本編がどのように進むのか。楽しみ。