三浦綾子 電子全集 氷点(下)
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三浦綾子 電子全集 氷点(下)

550円 (税込)

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本当の人間の美しさとは、優しさとは何か?著者が真正面から問いかける不朽の名作!

ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。

三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。

そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。

「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!

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三浦綾子 電子全集 氷点 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)
    550円 (税込)
    北海道旭川市を舞台に人間の「原罪」をテーマにした著者のデビュー作であり、代表作。 ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。 三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。 そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。 「三浦綾子電子全集」付録として、懸賞小説の当選発表記事や受賞の言葉などを収録!
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)
    550円 (税込)
    本当の人間の美しさとは、優しさとは何か?著者が真正面から問いかける不朽の名作! ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。 三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。 そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!

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三浦綾子 電子全集 氷点(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三宅夏帆さんおすすめ本。
    いるなぁこういう人たち。メンヘラ気味の奥さん。世間体大事の一見温厚な夫。
    メンヘラ奥さんのちょっとした冒険心(異性を虜にしてやろうという)から事件発生。
    そこから夫がすごい復讐を企てるところから始まる。

    人生が、ある選択からとんでもない方へ展開していく。

    性懲りもなく同

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

     恐れていたような事態にはならなかったが、終始陽子が不憫でならない。夏枝の醜悪さは終盤に向かうにつれ酷くなり、気持ち良いほどの悪役ぶり。啓造と夏枝の罪は深いが、高木ももっと責任を持って辻口家を見守るべきだった。どんなに想像を膨らませても、私には原罪という考え方が受け入れられない。生まれながらにしてな

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    物語の戦争末期〜戦後という時代背景。執筆時が昭和39年頃ということを考えてもこの時代によくこのドラマ(小説とはあえていわず)が生まれたなあと思います。
    娘を殺した犯人の娘「陽子」を引き取り育てていくセレブな辻口家の物語。主人啓造、妻夏枝、長男徹に囲まれて真っ当に育つ陽子。大人のさまざまなエゴ、思春期

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    いやぁ…。
    終盤の展開が凄まじかったです。
    夏枝…この女…!!!!!!!!!!!
    読み終わった今、感情がぐちゃぐちゃです。
    夏枝っっっ!!!!

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    下巻は展開が凄まじく、ラストは涙腺が緩む。
    「原罪」というテーマを深く考えずにはいられない。
    誰しも知らず知らずのうちに罪への傾向性を持っているのかも、と考えると人間は弱い者同士。
    気になる終わり方なので続編も読んでみたい。

    余談ですが、1963年朝日新聞の一千万円懸賞小説募集だったこと、当時とし

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    自己愛と罪悪感と償い
    ひどく冷たく愚かな人間は人を愛せるのか
    罪への自覚から愛を芽生えさせることはできるのか
    私はいつか必ず死ぬ、という当たり前のことに
    久しぶりに思い当たった

    小さな頃から、おばあちゃんになったら
    木造の平屋で猫を1匹膝にのせて
    本に囲まれて死にたいと思ってた

    さて、そんな呑気

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    辻口家の養女 陽子が高校2年生になるまでの物語。小4で貰い子だと知ってしまい、今まで以上に真っ直ぐ育っていこうと決意したり、初めて恋をしたり、犯罪者の子だと知ってしまったり。

     陽子が真面目で健やかに育てば育つほど気に食わない母の夏枝。実の娘を殺した犯人の娘が幸せに生きている事への苛立ちや、若く美

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

    物語に圧倒的な衝撃は、感じられないが、深みある古き良き日本の時代背景を随所に感じられる作品だ。
    なぜか結末にも違和感は感じない。むしろ中盤に高木の反応にその布石があったんじゃないだろうか。あの場面がそうだったのか?!それさえも想像をかきたてるこの作品の良いところだろう。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    旭川の美しい自然描写の中で、人々の心とはどれだけ醜いものかが抉り出される。
    犠牲になった陽子が哀れでならない。陽子の心の健やかさ、逞しさ、前向きな意地はこれからも絶えず本人の支えになっていくことだろう。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    塩狩峠を読んだ際は「こんなにも他人に対して自己犠牲ができる人はいるのだろうか?このような善人は本当に存在するのか?」と感じたが、この本では「こんなにも人は自分勝手、自分本位になれるものか」と絶望し続けた。読んでいて本当につらかった。
    ここまで人間の汚さや醜さが書き上げられているのは凄かった。

    0
    2025年10月26日

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