【感想・ネタバレ】アイネクライネナハトムジークのレビュー

あらすじ

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とても面白く読めました。
会話が素敵ですね。
最後は感動しました。
登場人物が多すぎて頭が大変でしたが、
おぉこんなところに繋がってるんかーいって、
ゾクゾクしました。
私が主役の私の人生を満喫していきたいなと思えました。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

この物語を簡潔に言い表そうとすると、ほかの大切な要素をすくい取れなくなってしまう気がするので割愛。

ただ、このあたたかい物語は、私を一駅分歩かせるには十分すぎる理由だった。

0
2025年11月04日

Posted by ブクログ

個人的に伊坂幸太郎が好きだ
運命の出会いはゴールデンスランバー
これも毎回の如くタイトルの響きで手に取った。パケ買いで運命に出会った。
ラッシュライフなど色々読みどんどん深みにハマる。そしてアヒルと鴨のコインロッカーを読んで衝撃が走る。

流行りの音楽聴いてます!ぐらいのミーハーな読書ライフだ。

伊坂幸太郎作品はこの後読む作品がすらすら読めなくなると言う弊害があるほど自分にとっては読みやすく相性がいい
伊坂作品には必ず言葉遣いが荒いが本質をついているようで適当ででもかっこいい言い回しをする人間が出てくる。主人公の近しい人のことが多い。そんな人間になりたいし自分はなれないと諦め苦笑してしまう。


前置きが長くなった。アイネクライネナハトムジーク(以下この作品呼び)は読書ライフを再開してクビ狩男以来の伊坂作品

様々な人々が主人公になって、色んなところで繋がって、それが大きな物語になる。ゴールデンスランバーで味わった最高で最強で安心の構成
交わる瞬間の脳汁が溢れる感覚。
これがたまらない。
今回の作品はそれがふんだんに味わえた。その点では首かりより交わりが強いのでとても好き。
もちろん他の作者さんでも二人の主人公で進めていくタイプの話は好き。

六章立てになっており、X軸Y軸が交わっていく。
特別面白いとか言うよりは全体で好きだからあえてあげる必要もないかもしれないけど、個人的にはメイクアップが好きだった。
かつてのいじめてきた奴が社会人になって変わったのか?当時から見た目が変わった自分は気付かれるのか?復讐を果たす機会は充分だが自分自身どうするのか?それらに重点を置いていたのかは分からないけど、それもありつつで軸も交わりつつ
でもライトヘビーもだし、アイネクライネの章のラストも好きだし。免許更新の時も好きだし…やっぱり全部がいい。
もう後半はどこがどう交わるのか?そこが知りたくて読むのが止まらなくなった。

最後の最後までつながりのある奇跡。最高だ。

休憩時間オーバーしてたの気付かなかった。久々の体験を味わった

この作品って言ってなかった…

0
2025年10月31日

Posted by ブクログ

再読。張り巡らされた伏線が温かくて感動的であり、そのストーリーの巧みさに改めて引き込まれました。

​一見無関係に見える複数の短編が、時系列を超えて静かに、そして確実に関わり合っていく構成がこの物語の最大の魅力です。

街頭アンケートから始まる佐藤と紗季の出会い、ボクサー小野学の恋、高校時代のいじめっ子との再会。それぞれの日常で起きた小さな出来事が、実は全て繋がっていたという伏線回収の連鎖は、まるで精巧なドミノ倒しのようで、読者に大きな感動と驚きを与えてくれます。

​特に笑えたのが「誰の娘か知ってますか?」のストーリーです。いじめっ子に対する報復として、攻撃的ではなく、「やめておいた方がいいぞ、この人誰の娘か知ってますか?」と、あえて詳細をぼかすことで相手に不安を抱かせ、問題を解決に導くという、伊坂さんらしいユーモラスで平和的な作戦に、思わず吹き出してしまいました。

​劇的な事件ではなく、こうした日常の機転や、誰かの優しさ、そして偶然の出会いが積み重なり、人々の人生が温かいハーモニーを奏でる。この心地よい読後感こそが、本作が傑作たる所以だと感じました。

0
2025年10月26日

Posted by ブクログ

人は出会い、交差するー
伊坂さんの語りには、パズルのピースが一つずつ埋まっていくような嬉しさが詰まっているなと思う。
ああなっていたらいいのに、が裏切りなく実現されていく夢のような空間だ。
偶然から必然から生まれた関係性、音楽との出会いから踏み出した一歩、手に汗握る熱い展開。どれも美しくかっこよく切り取られて読後には「ああ、読んでよかった」そんな嬉しい気持ちが広がる小説だった。

0
2025年10月24日

Posted by ブクログ

4、5年ほど前に読んで、短編小説なのに
繋がりがあるのが面白かった記憶が。。。
とても好き!っという感覚だけ残っているのでまた読み返したいです。

0
2025年09月28日

ベリーベリーストロング!


駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。


斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
あれ!?となりこの本に巡り合いました。

伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪


#ハッピー

0
2024年03月22日

購入済み

登場人物の視点が面白い

短編ごとに出てくる登場人物が各話のときの出来ごとに関係していて、読み進めながら(あのときの!)と納得しながら読み進めました。物語全体としては爽やかな印象。爽やかだけど登場人物一人一人の発言が人生の格言になるかもしれないくらい深い。
伊坂幸太郎さんの作品は久しぶりに読みましたが、主人公だけではなく登場人物一人一人の個性がしっかりと描かれており、読んでいて飽きません。
あっという間に読み終えました。

0
2021年06月02日

購入済み

良い作品でした。

ここで繋がっていたのか!と読んでて楽しい作品でした。

0
2020年06月28日

購入済み

メガロ坂幸太郎

伊坂幸太郎には踊らされてるみたいだけど毎回生きててよかったなと読後思う。

0
2018年06月10日

Posted by ブクログ

面白かったです。こういう気楽に読める感じの短編作品も伊坂さんならではという感じがして、好きです。ひとつひとつの話も面白いですが、連作短編なので、登場人物がそれぞれの話しで関連しているのがまた面白い。人との出会いの中で自分がその出会いに対してどう向き合っていくかは自分の選択次第、またその結果が自分の人生に与える影響も様々なわけですが、結局どうなるかはわからないわけで、器用に全てがうまくいくなんてなかなか無いわけですから、色々な出会い自体は大切にしつつ、あまり気負い過ぎずに楽しんで生きていけたら一番良いですね。

0
2025年12月04日

Posted by ブクログ

ひとつひとつの短編が面白かった。
一気に読まないと、その繋がりがわかりにくくなるかも。
作者の他の本より、現実にありそうなストーリー。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

 伊坂幸太郎さんのお話では珍しく、恋愛小説が集まった短編集。

 個人的に、全部の登場人物が程よく関わり合って進む短編集が大好物なので、とっても美味しかった。
 あとがきを読んで納得したが、書かれた経歴からして、恋愛小説でありながらも“友愛”を描いているのがとても人間らしくて素敵。結局人には情け無い所もどうしようもない所もいっぱいあって、もがきつつも、なんとなく寄りかかったり寄りかかられたり時には馬鹿なことを言い合いながら生きている。それが総じて友愛であり、そのベン図の中にきっと恋愛も含まれているよ、そんなスタンス。きっかけ一つでくよくよしたりちょっと勇気が出たり、そんなくだらなくて情け無い人間たちが、なんだかものすごく愛おしい。その人間たちのもやもやっとした関係性のループの中に、きっとあなたも私も居るわけであって。
 しょーもない事でがっかりしてめそめそしているあなたも、私だって、きっと愛おしい存在だ。そんな事を思った。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

不器用に生きる人々の、思わず応援したくなるようなエピソード6篇。それぞれが少しリンクして、同じ界隈で生きているらしい彼らの“その後”も描かれる(おもしろいけど複雑…(*_*))
恋愛、家族…価値観のすれ違いって、あるよね。

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

面白かったです。
短編小説を6編集めた本ですが、登場人物がつながっていて…かつ、時間軸が20年くらいを行き来して、少し頭を使わないと理解出来ない。

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

登場人物の繋がりと時代が前後しているのを追っていくのがちょっと大変でした。
人との出会いや繋がりで人生が変化していくのを感じた。

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

短編集だけど登場人物が繋がっているので読み応えがある。
あれ、もしかしてこの人は?とページを戻ったりして読むのが楽しい。
それにしても『この子がどなたの娘かご存知ですか』作戦は秀逸すぎて笑った。

0
2025年11月20日

Posted by ブクログ

伊坂さんの『それぞれの物語が交錯する』伏線回収が好きなんだけど、数日かけて少しずつ読み進めたから誰が誰で、今がいつなのか分からなくなっちゃった(〃ノдノ)記憶が薄れた頃にもう一度、一気に読みたい。

0
2025年11月17日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎です。としか語れなくなってきたな...
比較的心理描写を比喩するのが多い印象。
『天気とパズル』みたいにほっこりするストーリーがメインですね。
個人的にはライトヘビーが好き。

0
2025年10月22日

Posted by ブクログ

一つ一つの話が繋がって収束していくのが堪らなく気持ち良い。話もそれぞれ面白かった。

自分も『大丈夫ですか?この人が誰かわかってるんですか?』をいつか使ってみたい。

0
2025年10月21日

Posted by ブクログ

なんとなく普通に起こりそうで、起こらない。そんなことを人はいつも思ってるもので、あの人に会いたいな、こういうこと起こらないかなみたいな連続が散りばめられてて、さらに短編同士の登場人物が関係してたりして、時々読み返さないと誰だっけ?となりますが、面白く読めました。

0
2025年09月28日

Posted by ブクログ

個人的にはかなり好みな作品だった。
複数人の登場人物からなる短編集。
それぞれの出会いや別れ、小さな奇跡が起こす友愛の物語。全てのお話に登場する1人のボクサーをきっかけに物語が動いていく。
そして最後にはボクサーの熱い戦いの様子や、それを取り巻く他の登場人物たちの関係性やストーリーが気持ち良いほどに繋がり完結に向かっていく。

出会いや別れを楽しみながら、奇跡を味わい、予想外な関係性に衝撃を受けながら読める作品だった。

0
2025年09月28日

Posted by ブクログ

短編小説はあまり得意ではないけど、この小説は短編集だけど、このストーリーのこの人物と別のストーリーのこの人物が同一人物だったり、この人は別のストーリーで出てきたこの人かな?みたいな考えながら読めて面白かったです。

ファミレスの店員が客に絡まれる物語が一番好きでした

0
2025年09月27日

Posted by ブクログ

約15年振りくらいに、思うところがあって小説を読もうと思いつき取った一冊。
人、時間、少し目まぐるしく描写がかわるが、斎藤さんの歌詞を受け取って、人生が動き出す感じから、人ってやっぱり、言葉で動くもんだなー、って思う一作品。どんな世代の人物も魅力的に描写されていて、感心。

0
2025年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

6つの連続短編集で感覚的には同著『終末のフール』に近い。
全体的に柔らかい印象を受ける理由は恋愛、友情のような人間味があるテーマに重きを置いてるからだろうか。多分、通常の伊坂作品なら織田一真が伊坂節を駆使して無双してそうだが今回はなんとなく地に足がついている。

この本を読んで気づいたのは、伊坂幸太郎の好きなところの一つに「登場人物がゆるやかに、そして徐々に強固につながる」ように描かれている緻密さにあると思う。
同級生、友人、兄妹、夫婦…挙げればきりのない人間関係がこの本には落とし込まれていて最後の大団円に向かう感じがとても好き。

0
2025年09月14日

匿名

購入済み

リンク

この人はさっきのあの人か。そんな感じで読書があまり得意でない自分も最後まで楽しく読めた。映画化もされているらしいので見てみようかな。やっぱりやめておいた方がいいかな。そんなことを考えてしまうくらい好きな作品になりました。

#ハッピー #ほのぼの #癒やされる

0
2023年02月03日

Posted by ブクログ

映画で言うとラブ・アクチュアリーみたいな感じ。あったかい気持ちになれる短編集。
各短編の登場人物たちの関係性が明らかになっていって、最後はなるほどそこがそう繋がったか!って熱くなった。

0
2025年12月03日

購入済み

やっぱり面白い

相変わらずテンポが良く、登場人物の会話が面白くて、時間を忘れて読んでしまいました。

この作品は「恋愛の出会い」をテーマにした作品とのことですが、恋愛物といった感じではなく、伊坂幸太郎さんらしい面白さに溢れた小説になっています。

0
2021年04月13日

Posted by ブクログ

私が読むペースが遅かったからだけど、登場人物が多すぎたり交錯するストーリーが多くてミステリー要素があって、わからなくなってしまった。

0
2025年11月17日

Posted by ブクログ

ほほんってなった。
モーツァルトと米津玄師が混合しできたので今日の夜は小さな音楽と共にIRIS OUTのMVでも見ようかなぁ。

0
2025年11月16日

Posted by ブクログ

登場する人物がどんどん繋がっていく展開は面白かったけど自分の頭の回転が遅くなっているせいかすんなりと理解できない部分もあり、読み返し必須だった。小説で読むとこんな偶然あるかとも思えるが案外と有りうるかもとも思える。登場する人たちはどこか憎めないキャラクターばかりでホッとする。後半は時系列が交互になったり忙しい感じだったけどどうにかストンと納得。

0
2025年10月24日

Posted by ブクログ

「アイネクライネ」という言葉が好きなのですが、この著者の小説は、やはり面白い。
登場人物が多い中、短編集なのに読み進めるほど、目が離せなくなるといいますか、登場人物を確認したくなるといいますか、最後まで夢中で読んでいました。
「自分が正しいと思い始めたら、自分を疑え」という言葉を思い出させてくれた一冊。

0
2025年10月07日

Posted by ブクログ

うーーんいいねぇ
色々な人が繋がりまくる感じと
上手く隠されてる感じがたまらない

日常的で且つファンタジー的でもある。

人間関係の色々。
こういうロマンのある人間ドラマっていいよなぁ

でもどうしても伊坂幸太郎の文は入り組んでいる。
完全に理解というか楽しめなくて置いていかれているような感じがして悔しかった。


0
2025年10月05日

Posted by ブクログ

「誰と出会うか、何を経験するかで次の行動が変わり、行動が変わるから人生がかわる」出会いを大切にって言う言葉はよく聞くけど、大切かどうかは置いといて、その出会いが進んで行く道を作っていくことを知りました

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

それぞれ短編で読めるんですけど、それがつながって最後にまとまるのが安定の伊坂作品という印象でした。読み終えたらベリーベリーストロングを聴くのがオススメです。

0
2025年09月30日

Posted by ブクログ

読書歴の短い僕でも知ってる有名作家伊坂幸太郎さんの本を初めて読みました。なるほど面白い。短編集がこんなに繋がってなんてお見事です。逆にこれはそのままなんだってパターンもあって、そこも良かったりする。他のも読んでみよっと。

0
2025年08月10日

「小説」ランキング