【感想・ネタバレ】アイネクライネナハトムジークのレビュー

あらすじ

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

長い長い積読期間を経てようやく読んだ。
それぞれの世界が少しずつ繋がっている連作短編集。
毎度ですが、今回も魅力あるキャラクターがたくさん出てきました。
話が繋がった瞬間のワクワクが良かった!
超能力など派手な要素はありませんでしたが、人情味あふれる話が多く、なんだかほっこりする部分が多かった。
本人初のボクシングヘビー級世界チャンピオンの、ウィンストン小野をめっちゃ応援したくなった!
ダメ男なのに態度と口だけは達者で、何故だか美人で素敵な奥さんと結婚できた憎めない男、織田一真がいちいち面白すぎた笑

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数年前、ラジオから流れてきた斉藤和義の『ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜』を聴いて、すごく伊坂幸太郎っぽい歌詞だなと思い、調べて知った作品。

人の縁や誰かの行動が一見関係ない人達にも力を与えてて、心が暖かくなるお話。
最初の話ではボクサーはみんなに力を与える方だけど、最後の話は逆にボクサーが力をもらう方になっていて、その構成が美しいと思った。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

いろんな角度で繋がっていく登場人物
一章一章が終わるごとに
にっこり笑ってしまっているような
暖かいエピソードばかり。
心がなごみました。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

心温まる日常系短編集
一見繋がりのなさそうな街の人々も身近な誰かと繋がっている
人との出会い、関わりに感謝したくなる

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2024年09月27日

Posted by ブクログ

三浦春馬くんがこの小説の実写映画に出演してると知って読みたくなり手に取った。

いつもの伊坂幸太郎とは少し違うテイストで全部面白かったけど、特に「アイネクライネ」と「ルックスライク」が好きだった。出会いって奇跡だし偶然だし、今までの過去がないと起こり得ないことだなと改めて感じた。ありそうでないような日常と時を経て繋がる人達にニヤニヤしながら読んでたらあっという間に読み終わってた。

久しぶりに小説読んだけど、やっぱり本を読むのは楽しいし好きだな。

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

思わず登場人物を書き出して表にしてしまった。
誰もがどこかで繋がっていることに感動。
現実世界でも、自分や自分の大切な人がどこかでヒーローになっているかもしれない。
そう思うと、嬉しくなった。

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2024年09月07日

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世界観が繋がってる連作短編集。テンポよく最後まで読むことができました。縦と横の世界観が、そこで繋がるのかと。
ヘビー級ボクシングの小野学と、美奈子の出会いのきっかけも面白いし、ジムの仕事と勘違いするあたりも面白い。
運転免許センターでの出会い、好きな女の子に、よく思われたいと行動する高校生男子。
格もよい美人の妻を持と、かなり変わった性格の怖いもの知らずの旦那さんの織田夫妻
登場人物たちが、生き生きとして見えるのさ、伊坂マジックの真骨頂ですね。

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2024年09月03日

ベリーベリーストロング!


駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。


斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
あれ!?となりこの本に巡り合いました。

伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪


#ハッピー

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2024年03月22日

購入済み

登場人物の視点が面白い

短編ごとに出てくる登場人物が各話のときの出来ごとに関係していて、読み進めながら(あのときの!)と納得しながら読み進めました。物語全体としては爽やかな印象。爽やかだけど登場人物一人一人の発言が人生の格言になるかもしれないくらい深い。
伊坂幸太郎さんの作品は久しぶりに読みましたが、主人公だけではなく登場人物一人一人の個性がしっかりと描かれており、読んでいて飽きません。
あっという間に読み終えました。

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2021年06月02日

購入済み

良い作品でした。

ここで繋がっていたのか!と読んでて楽しい作品でした。

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2020年06月28日

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ひょっとしたら僕たちも、こんな奇跡を起こしながら、日々を過ごしているのかもしれないなー。
この世の中、捨てたもんじゃないと思える1冊です!

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2024年10月01日

購入済み

メガロ坂幸太郎

伊坂幸太郎には踊らされてるみたいだけど毎回生きててよかったなと読後思う。

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2018年06月10日

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実はみんな繋がっていたという物語。
当たり前のように誰かと出会う日々の中の繋がりを濃く大切に描いていると思った。

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2024年12月01日

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珍しく極悪人が登場しない伊坂作品とは思えない爽やかな作品。あとがきのところでその理由がわかる。
多くの登場人物が各編で出てくる連作短編集であるが、それぞれが数珠のようにつながっている。青山美智子の作品が少し複雑になった感じ。特に後半は時系列も行ったり来たりするので頭がこんがらがってくるが、点と点が線になってきて読み進めるのが楽しくなる。再読するとより一層楽しめそう。

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2024年11月26日

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1話完結だけど、繋がっていく短編集。
読み終わった後…というか、読みながら登場人物相関図を書きたくなったな。

どの登場人物も人間臭さがあり好感が持てましたー‼︎

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

どのお話も読んだらなんか、とても幸せな気持ちになった
連作短編集の良さが出てたと思う
アイネクライネとドクメンタが個人的に好きだった

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

バラバラに見えた短編の登場人物が話を重ねるごとに繋がっていくのが面白かった。最後のボクシングの試合のシーンは読みながらドキドキした。

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2024年11月19日

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ドクメンタが特に好きです。
年代が前後しながらも、全ての短編で登場人物同士が繋がっているので相関図を描きながら読み進めました。
登場人物たちのその後を自然と想像してしまうような読後感の良い作品です。

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

章が変わると登場人物が別の角度から現れて、
次はどんな人物が登場するのか、どんな背景があるのかわくわくしながら読み進められた。
二度目はまた違った視点で見られるから、また読みたい作品。

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎作品での珍しい恋愛小説(?)に新鮮さを感じられた
短編集だけど話が繋がっていて流石読みやすい

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2024年10月25日

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短編小説なのに、それぞれの伏線が回収されて一つの小説へと完成されている。
出会いを大切にしたいと思える作品です。

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

恋愛短編と思い読み始めたが、
読めば読むほどいろんな人の人生が詰まった
濃いお話だとわかった。

たまにおや?この人?とペラペラすることもあったり。

私たちの人生、あらゆる場面であらゆる人と関わり、
交差していくんだな。

やっぱり伊坂さんの描く小説に存在する世界観が大好きだなと改めて感じた。

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2024年10月03日

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ボクシング観に行きたくなった
伊坂幸太郎って基本的に読みやすいけど、それにしてもこの小説はいつもよりなんかのんびり読めたな~と思ってたんだけど、あとがきに「この小説には殺し屋も恐ろしい犯人も出てこない」ことが書いてあって、ああなるほど、と思った
結構ハードボイルドだもんね伊坂幸太郎ってね
おもしろかった
やはり会話劇が楽しい

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2024年09月29日

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 私が好きな伊坂幸太郎の短編連作。他の作品のようなファンふたじーのような妙な設定や、殺し屋ばかりが集まってくる物語ではなくて、ほのぼのとした出会いと恋愛がテーマになった短編たち。でも軽妙な会話劇はこの作品にもたくさん登場していて読んでいて楽しい。それぞれの短編は独立していながら、登場人物たちがすこしずつ重なっていて、思いがけないその後のことが明かされたりもする。他の作品と趣がちょっと異なっていても、やはり伊坂幸太郎好きには勧めたい。

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

短編が連なっている物語り。
『あっ、』『あー!』とか一つ一つの物語りについ声が出て出てしまい絶妙な絡みで繋がっている一つの物語りでした。

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2024年09月24日

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短編が複数で出来上がっているが、ストーリーが繋がっていて、この人はどうなるんだろう、どういう関係があるんだろう、など考えるのが面白かった。全体を通して、ほっこりする内容だった。

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2024年09月23日

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短編集。最初のアイネクライネと、2作目のライトヘビーが好み。斉藤さんに100円入れて曲をかけて欲しい。

短編それぞれの登場人物が交錯する設定が面白く、その時々でページを戻って関係を整理しながら読み進めた。ラストのボクシングのシーンはハラハラして良かった。

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2024年08月30日

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ネタバレ

この本を読んだ感想
この本は、人と人の繋がりを高い小説の技術で描いているなと思った。
「世間って狭いよね〜」とよく、誰か人と人が繋がった瞬間に私たちは口にする。
その言葉を体現したかのような、話だった。

この小説の場合は、時空を越えたり、自分の見ていないところで人と人が繋がったり、繋がりを発見したりする。

我々の世界でも、似たようなことは常々起きていると思う。

そういった意味で、美奈子と学を繋げた板橋香澄のように、人と人を繋げる人の存在は、とても大きいと思う。

人と人を繋げる。そのバリエーションもとても多いとは思うが、自分と繋がりの強い人同士を結んでいくことは、とても大事なことだし、尊いことでもある。

簡単なことではない。人と繋がりたいと思う人が多くいる現代において、人と繋がること、繋げることにもっとアンテナを張りたいと思った。人と人を繋げるには、人柄、信頼、人望、行動力を伴うと思う。

肩肘は張らないが、そんな人になりたいとも思った。

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2024年08月18日

匿名

購入済み

リンク

この人はさっきのあの人か。そんな感じで読書があまり得意でない自分も最後まで楽しく読めた。映画化もされているらしいので見てみようかな。やっぱりやめておいた方がいいかな。そんなことを考えてしまうくらい好きな作品になりました。

#ハッピー #ほのぼの #癒やされる

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2023年02月03日

購入済み

やっぱり面白い

相変わらずテンポが良く、登場人物の会話が面白くて、時間を忘れて読んでしまいました。

この作品は「恋愛の出会い」をテーマにした作品とのことですが、恋愛物といった感じではなく、伊坂幸太郎さんらしい面白さに溢れた小説になっています。

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2021年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪くはない 時系列がごっちゃで読みづらかった
読んでるタイミング的によくなかったのかも

それでもクスッと笑えるシーンや、いっぺんで描かれる「出会い」とは何かについて考えさせられたし、学んだことも多かった

まぁなみなみ

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2024年11月19日

Posted by ブクログ

伏線回収を楽しめていたけど、最後の章の時間が前後して、いつの誰の会話なのかわからなくなったりして混乱した。

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2024年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この人がどなたのお嬢さんかご存知ないですか!?のくだりが面白かった笑
現実にはなさそうだけど日常生活のちょっとしたことが綺麗に描かれいてスラスラ読めた。短編小説だけどそれぞれの人生がちょっとずつ重なっていて、あの時のこの人か!みたいな繋がりがたくさんあったのがよかった。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

半分ぐらい読んだところで登場人物と時系列がこんがらがって相関図を書いてみる。
なるほど、なるほど〜 こう繋がっていたのか!面白い。
こういう本をサラッと読んだだけでちゃんと理解できる人ってすごい。
あとがきをよんで斉藤和義さんの曲も聴いてみた。世界観そのまんま♪

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絶妙に絡み合った人間関係は一気に読めばさらに面白くなるのだろうが、時間をかけて読むと相関図が必要になる為、イマイチ物語に入り込めなかった。しかし意外と世間は狭く何かの拍子に誰かの人生に影響してるのかと思うと自分の人生も悪くないなと感じた。

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2024年09月14日

Posted by ブクログ

隣の席で盛り上がっている世間話をこっそり盗み聴きしちゃいました、的な街角モニタリングドラマの上級詰め合わせパックな一冊。
伊坂作品はどこか劇的なものを想像していたから、はじめは(なんだこの話)と退屈混じりに読み進める。が、軽快な語りにうっかりページが捗る。そしていつの間にか人間関係が面白くなっている
(そことそこが繋がるとは!)の連続。
ふーん。と流し読むこともあれば、逆にボクサー周りの描写は一気に惹きつけられ前のめりに読み込み、全体的な緩急が気持ちよかった。

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2024年09月07日

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