あらすじ
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
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Posted by ブクログ
伊坂さんの作品は、簡潔かつキャラが立つ人物が多いにも関わらず、一人一人のフレーズが頭に残りやすい。これってすごいよね。
又、恋愛小説?はたまた友愛小説のどちらを目指して描いたのかはさておき、どちらも一級品。
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伊坂さんの作品はいくつか読みましたが、今回は設定が特殊だったり登場人物がすごくクセのある人物だったり、というわけでもなく、ごく普通の人々の日常の風景なのに、こんなにも面白く、温かい気持ちになれるのは、さすが!思いました。、
くすっと笑えたり、キュンとしたり、ハラハラしたり、ほっこりしたり、、とても癒されました。
自分のしたことや言ったことが、めぐりめぐって誰かの幸せになるというのが素敵でした。
人との繋がりを大切にしたいと思える作品でした。
ベリーベリーストロング!
駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。
斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
あれ!?となりこの本に巡り合いました。
伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪
登場人物の視点が面白い
短編ごとに出てくる登場人物が各話のときの出来ごとに関係していて、読み進めながら(あのときの!)と納得しながら読み進めました。物語全体としては爽やかな印象。爽やかだけど登場人物一人一人の発言が人生の格言になるかもしれないくらい深い。
伊坂幸太郎さんの作品は久しぶりに読みましたが、主人公だけではなく登場人物一人一人の個性がしっかりと描かれており、読んでいて飽きません。
あっという間に読み終えました。
Posted by ブクログ
友人でも恋人でも同僚でも家族でも、今ある縁も新しい出会いも大事にすること。
それは回りまわって何か面白いものに繋がっていくのだな…一期一会でも。
ミステリでない人間ドラマもなんだか爽やかで面白かったです。
「この人が誰のお嬢さんか知ってて仰ってるんですか?なんて命知らずな…」みたいな戦法が脈々と受け継がれていて笑いました。
登場人物が多くて、でもこの人はこの人の…!と入り乱れ関わり合っていく関係に「伊坂さんコレコレ〜!」と思いながら読みました。
連作短編集さすが。ちゃんと「あの人か」と思い至れる。
時系列バラバラなのに途中で気付かされるのにも、やられた!という気持ちになれます。
ラストも「お前もかよ〜!!」とツッコんでおわり。
学生時代のいじめっ子と仕事相手として再会する話の結末だけ謎が残りました。プレゼンと合コンで一勝一敗、意外な結果だったみたいだけれど結果は描写されず。合コンが勝ったとしても、忠告通りの人物なら結局負けではあります。
斎藤さんの正体も、勇敢な姉の弟が進んだ道も( ゚д゚)ハッ!となりました。パチパチ(^^)
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんのイメージであるミステリーとは違って、色んな人の家族、友人、恋人関係、そのエピソードが描かれている短編小説。
でも軽快な物語の進み方は伊坂幸太郎さんぽくて、テンポよく読み進められた。
何者かにならずとも身近な幸せを大切にすること、人をおとしめたりひどいことをしないこと。小さい頃には知ってたような当たり前のことを思い出させられる。
Posted by ブクログ
素直に一言、面白い!
伊坂幸太郎には珍しい恋愛小説だが、様々なストーリーが混じり合ってクライマックスに向かっていく快感はそのまま。
ラストシーンはかなり胸が熱くなった。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎の独特の世界観は、読んでいて気持ちがいい。ページをめくっていくごとに引き込まれていく。
連作短編形式で登場人物、物語が繋がっていく。人々の人生は様々な場所、時間が絡まり合いながら存在しているのだと読んでいて思う。私たちが知らないところで様々な運命や出会いがおきて、人生が豊かになっていく。とても読んでいて美しく、読み終わった後の爽快感がよい。
Posted by ブクログ
初めて読んだ伊坂幸太郎作品。(普通これを初めて読む人いなさそうだけど、、笑)
伊坂幸太郎ってミステリーのイメージがずっとあって、あとがき読んだけどやっぱりほぼ恋愛系は書かないらしいのでやっぱそうだよなと思った。
普段の伊坂幸太郎のミステリーを好きな層にはささらなさそうだなと思ったけど私としては1つ1つを取ったら、ただの短編だけど全部読み切ったら色んなところにカケラが散りばめられてて最後は1つにまとまる感じも短編1つひとつの内容も好きだった。
他の作品も読みたいなって思った。
Posted by ブクログ
最終章一番の衝撃のところは「なるほど、そこでそのキャラ、そのエピソードを出してくるか!」という感じで驚きましたし、涙腺にグッとくるものもありました。
連作短編なことを踏まえると、伊坂幸太郎ファンとしては伏線回収の量がちょっと物足りないところもありましたが、やりすぎてない分1話1話のストーリーを楽しめるかなと思います。
重すぎず軽すぎず、大人が日常でちょっとずつ読み進めるのに向いてる作品だと感じました!
Posted by ブクログ
実は初めて読む伊坂幸太郎氏作品でした!
恋愛短編集ということで、彼の作風としては少し異端なものということでしたが、温かくて前向きな気持ちになる素敵な作品と感じました。
どの登場人物も、不器用でままならないこともあるけれど、それでも皆幸せに暮らしていて、どうかこのままずっと幸せでいてほしい、と静かに願いながら読み終えました。
ままならないままでもちゃんと幸せ。
静かにエールを送ってくれる作品です。
Posted by ブクログ
読みやすく、伊坂幸太郎らしさもたくさん楽しめる連作短編集。
それぞれの登場人物が爽やかで清々しいのでうっかりすると忘れそうだけど、みんないろいろ背負っている。いろいろ背負っているけれど、それを引きずって不幸ぶるでも、逆に過去と完全に決別しているわけでもなく。
ああ、清々しく行きたいなあ、と思った。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎がちょっと気に入って、昔の本を読んでみました。
映画化されていて、三浦春馬と多部未華子の共演です。
色んなところで繋がってる話です。過去や登場人物の視点があっちこっちしますが、ここでつながるのか、と面白かったです。
途中、脇役で登場する、100円でその人の今にあった歌を選んで聞かせてくれる斉藤さんに、私も会いたいです。
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細切れに読んだら登場人物や時間軸がよくわからんくなった 繋がってるので一気に読むのがおすすめ笑 出会いがどうなっていくのかは未来にわかる どんな出会いも大切にしたくなる話
Posted by ブクログ
劇的な出会いを待つ会社員、美容師、ボクシングのチャンピオンなど、とにかく多彩な登場人物が織りなす10年の物語。
短編集でありながら、まるで長い時間を経た「大河小説」を読んでいるかのようなスケール感があり、読みながら頭の中に相関図を描きたくなるほど、それぞれの人生が密接に入り組んでいる。ネット上にある相関図を見ても分かりにくいくらい、この物語のつながりは濃厚だ。
この作品の醍醐味は、なんといっても「あの時のあの人が、ココに!」という鮮やかな驚きにある。作者が仕掛けたその伏線が回収されるたびに、物語のエネルギーに圧倒される。特に、あの10ラウンド目のラウンドボーイ。「やってくれた」と、思わず胸が熱くなる。長く読み進めてきた者にしか分からないあの瞬間には涙が止まらなかった。
人それぞれの行動や考え、ちょっとした思い遣りが、本人の知らないところで様々な人に影響を与えていく、その連鎖の描き方が何より心に残る。一見バラバラに見える一人ひとりの生き様が、巡り巡って誰かの人生を動かしていくおもしろさがある。
伊坂幸太郎の作品にはいつも、人の弱さや狡さ、そしてそれにあまりある優しさが描かれているが、この作品にもご多分に漏れず、その眼差しが息づいている。本当の「カッコよさ」とは何かを読者に問いかける。
人間の放つエネルギーや心の機微を、見事な構成で突きつけられる名作です。
Posted by ブクログ
人にはそれぞれ出会いがあり、どんな小さな出会いでも自分の人生に不必要なことはないんだよな。
今まで色んな出会いがあって、忘れてしまってることもあるけど自分の人生が変わるような出会いもきっとあると思う。
それはきっと、自分だけでなく今まで出会ってきた人にも影響していると思うと、なんだか感慨深いなぁ
どんなに些細なことでも、たとえ一瞬の出会いでもきっと何か意味があるに違いない。
今まで生きてきた中で少なからず、そこが繋がってるの?って事はあったと思う。
なんだか人生って面白いね。
さあ、
斉藤和義でも聴こうか。
Posted by ブクログ
人生って、意識しないけれど色んな選択をしてますよね。「あの時のあの出会い」、「あの時のあの選択」、もしあの人にあの時会わなかったら…、あの時、別の選択をしていたら…とか、とにかく今の自分はそうやって積み重ねてきた天文学的な選択の組み合わせの中のたった1通り、考えるともはや奇跡。過去に何があろうとそれを糧に前を、未来を向く、そんなことを考えさせてくれるお話でした。
追記:
①一度でいいからクレーム撃退のあのセリフ、実際使ってみたい…。
②斉藤和義さんの「小さな夜」、「ベリーベリーストロング」、2曲もぜひ聴いてみてください!!
匿名
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この人はさっきのあの人か。そんな感じで読書があまり得意でない自分も最後まで楽しく読めた。映画化もされているらしいので見てみようかな。やっぱりやめておいた方がいいかな。そんなことを考えてしまうくらい好きな作品になりました。
やっぱり面白い
相変わらずテンポが良く、登場人物の会話が面白くて、時間を忘れて読んでしまいました。
この作品は「恋愛の出会い」をテーマにした作品とのことですが、恋愛物といった感じではなく、伊坂幸太郎さんらしい面白さに溢れた小説になっています。
Posted by ブクログ
複数の短編が独立しているように見えて、実はすべてのエピソードが繋がっている。この作品は、そんな人と人との繋がりの尊さや、出会いの大切さに気づかされる一冊だった。
作中で特に心に残ってるのは、「これが出会いだ、ってその瞬間に感じるんじゃなくて、後で思い返して分かるもの」という言葉です。この言葉に触れ、私自身の現在の価値観も、これまでの様々な人との出会いによって形作られてきたのだと改めて実感しました。今後も大小様々な出会いを経験していくと思うが、その瞬間の関わりを大切にできれば、相手への見え方や関係性もより豊かになっていくのかなと感じた。
また、この作品には一貫して「世界チャンピオンに挑戦するボクシング選手」が登場する。これを見て思い出したのは、大谷選手をはじめとする現実世界の有名アスリートたちの存在だ。一人の生き様が、巡り巡って世界中の人々に希望を与える。その影響力の素晴らしさに気づき、改めて尊敬の念を抱いた。特にボクサーが難聴の少年に熱を与え、今度は成長した少年がその選手に勇気を与えるシーンは感慨深いものを感じた。
この作品の醍醐味は、散りばめられた伏線が回収され、過去と未来の人々が繋がる瞬間の心地よさだと私は思う。ただ、そこに至るまでの伏線を張るパートは、個人的には少し退屈に感じてしまう部分があった。実際、読み終えるまでに少し時間がかかってしまったため、まだ気づけていない繋がりがある気もしている。
だからこそ、これから読む方にはぜひ「一気読み」を強くおすすめしたい。私も次回は結末や繋がりを知った状態で再読し、今回見落としてしまった新たな発見を楽しみたいと思う。
Posted by ブクログ
長らく、本を貸してあげていた元教え子が、自分で本を買うようになったから、もう貸してもらわなくていいと言ってきた。何を買ったのかと聞いたら、この伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』だという。
この本を選んだ理由は、タイトルがかっこよかったからとのことで、彼は、この本のタイトルが、モーツァルトの作曲した有名な曲名であることを知らなかった。そのため、本当に「アイネクライネナハトムジーク」という響きのかっこよさだけに惹かれて、この本を読もうと思ったらしい。
これが曲名であることを知ってしまっている人間の身からすると、どうしても、あの曲とのつながりや、音楽にまつわる物語を期待して本を開いてしまう。そうした先入観をもつことなく、この本を開いた彼にとって、この小説の物語は、どんな風に見えたのだろうか。
実際、読後の第一の感想は、いったいどこが「アイネクライネナハトムジーク」だったのだろうか、というものだった。もっと正直に言うと、まったく一つひとつの物語が印象に残っていなかった。最終章の「ナハトムジーク」で、これまで出てきた登場人物たちの伏線が回収されているっぽいことは認識できたのだが、ほとんどの人物関係の記憶がなかったので、脳内に「?」を浮かべながら読み進めることになった。機会があれば、もう一度読み直して、きちんと張られている伏線を回収できるようにしようと思う。
そんな中でも唯一記憶に残ったのが、最終章、小野の世界チャンピオンがかかった試合で第十ラウンドのラウンドボーイをつとめ、ボードを真っ二つにした少年である。耳が聞こえないためにいじめを受けていた彼は、偶然出会ったボクサーの小野に勇気づけられるものの、あっさり世界チャンピオンから陥落してしまった小野の姿にがっかりし、意気消沈してしまう。そして、その沈んだ気持ちは、10年後、再度の世界チャンピオンがかかった試合で、再び小野が負けそうになったときには、その不甲斐なさに対する怒りとなるのである。
この気持ちは、何となく、わかる気がする。自分が尊敬した人に、ずっと尊敬されるような人でいてもらいたい。その気持ちは、とても自分勝手で、一方的な思いかもしれないが、往々にして、誰かを応援したり、推したりしたことがある人には、共感できる気持ちなのではないかとも思う。
ややずれた話になるかもしれないが、冒頭に書いた、この本を買ったという少年が、ぼくのことを称して「悪人」だと言った。彼は、ぼくが「悪人」であるという事実を、揺るがしたくないのだという。
正直に言って、少し悲しかったけれども、少し、嬉しくもあった。彼の言う「悪人」としての自分には、たくさん、心当たりがあったからである。
もしもぼくが、彼の思う「善人」になってしまったら、物語に出てきたラウンドボーイのように、怒るだろうか。「なんだその情けない姿は」とでも言うように、自分が理想に思っていた姿からかけ離れてしまったぼくに、怒りをぶつけてくれるだろうか。
彼は、ぼくのことを「悪人」として信頼してくれている。そう思うと、すごく嬉しいようにも思った。
ぼくにとってこの本は、本の内容以上に、この本を一つの区切りにして、別れることになった教え子との思い出が、心に残る一冊だった。ぼくのことを「悪人」だと思うと正直に伝えてくれる少年は、ぼくの知る限り、誰よりも優しく、賢くなれる子だと信じている。ただ、そんな彼が、ぼくから本を借りる関係を途絶える本に選んだのが、この本だったと思うと、寂しさが募る本でもある。
物語に出てくる「斎藤さん」は、お客さんの気分を聞くと、その気分にぴったりな曲を100円で流してくれるという不思議な仕事(?)をしている。そんな「斎藤さん」が、世界チャンピオンのベルトをかけた一戦を目前にした小野に聞かせた曲がある。
すぐにスピーカーからゆったりとした曲が流れてくる。
『心は何で動くのだろう。心はどうやって鍛えりゃいい。哀しみなんて吹き飛ばせ。もうすぐ君の出番だぜ。もうすぐ君の出番だぜ』
夜の歩道を取り囲む空気をぐるぐるとかき回す歌声は、最後に、『「基準は愛だ」って君の目』と続け、終わった。(p306)
高校生になった少年との関係。教育者としての自分の出番は、もう終わってしまった。「もうすぐ君の出番だぜ」。この言葉は、まだ「出番」でない彼にこそ、向けられた言葉になりうるのではないかと、そんなことを思いながら、聴いた。
斎藤さんは、この本を読み終えたぼくの気分に、どんな歌詞を選んでくれるのだろうか。この何とも言えない寂しさに、名前をくれる存在として、斎藤さんは、物語の中に表れているのではないか、そんな風に思うのだ。
Posted by ブクログ
ユーモア溢れる物語が思わぬところで交差しており、面白かった。特別に印象に残る話が無い気もしたが、どれも面白いと感じた。世界は思わぬところで繋がっていて、思わぬ形で目に見えて繋がることができるのでは無いかと思った。
Posted by ブクログ
もしかして、この斎藤さんて、あの斎藤さん?と思ったらやっぱりそうでした(笑)
人生の中で実際に起こりそうな出会いや人と人との繋がりが描かれていて、それが収束する場面はミステリーとはまた違った余韻に浸れる心温まるそんな物語でした。
Posted by ブクログ
あとがきにもあるように、いつもの作者の描く世界とはかなり違った物語となっている。
分かりやすい犯罪が起きないし、分かりやすい悪人も出てこない。
ベタベタの恋愛ものが苦手な方にも読みやすい、サラッとした読後感でした。
個人的注目ポイントというか、感情移入してしまったのは藤間の妻です。自分はほとんど同じ悩みを目下抱えておりドキドキしながら読んでいたのですが、藤間妻の下した決断を、自分の中にどう落とし込めばいいのやら。さらに悩ましい事態になってしまいました。
Posted by ブクログ
すご、、と
こんなにもばーーーっと繋がるの!!?あんなに遠いと思っていた方たちも、ここで、、出会えるの?
誰かにかけてもらった言葉って思っている以上に心に残っているものであって、軽率に言葉を贈ってはいけなさそうだな〜と。良い言葉はどしどし贈る!
あの時、あそこにいたのが彼女で本当に良かった〜って後々に思える恋をしたいもんだね〜伊坂さんの恋愛要素の含む小説もとても良いな
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎の恋愛小説。
早速「ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~」を聞いた。
アップテンポな曲で聞いた時は意外だったけれど、本書を読み終わった後はやっぱりよく合っているんだなと改めて思う。
たくさんの登場人物が出てくるが、描写が丁寧で、特にセリフ回しが軽快で人物像や人間関係が感じられる会話が楽しい。
ありきたりな展開にはならないのに、文章表現や登場人物たちの生きざまが美しく、短編だが満足度が高い。
Posted by ブクログ
6人それぞれ別の物語として描かれる短編集と思って読んでたら最終的に同じ世界線を生きていたっていう話。初めての伊坂幸太郎作品、登場人物が章を超えて、あ、あのときの!ってわかる描写に引き込まれたし、恋愛描写もキュンとするし全体的に心温まる内容だった。
特に印象に残っているのが「運命」に言及する部分。若くして結婚し子育ても少し大変そうな2人の登場人物。でも2人揃って「劇的な出会いなんてない。あの人と出会えてよかったな」と振り返って思えること自体が運命で最高の出会いなんだって話すところ。思えば、この作品自体も日常の何気ない、やるせない生活が描かれているけど、最終的にあのとき出会ったあの人と幸せになっていたり、幸せを分かち合えていたりするんだよね。この本のテーマはここにあるんじゃないかって思った。そして、現実を生きている私たちにも振り返ってよかったなって思う出会いや運命ってあるから、日々を大切に行きたいって思わされる、そんな作品!
Posted by ブクログ
恋を中心にそえた複数の人間関係が時空を超えて錯綜していく話.後半は頻繁に時間軸の行ったり来たりをするので,やや追いつけない感はあった.伊坂幸太郎先生には珍しい感じなのか?