あらすじ
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
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Posted by ブクログ
伊坂さんの作品は、簡潔かつキャラが立つ人物が多いにも関わらず、一人一人のフレーズが頭に残りやすい。これってすごいよね。
又、恋愛小説?はたまた友愛小説のどちらを目指して描いたのかはさておき、どちらも一級品。
Posted by ブクログ
やっぱりさあ、この伊坂幸太郎作品を読んだ後のほわほわとしたしあわせな余韻がすごく好きだ。
マイクロスパイアンサンブル読んだ時も思ったけど、こう、なんか、しあわせって地続きだな、っていうか、イマココだけじゃない、ずっと物語は昔から続いてきて、これからも続いていく。一見、嫌なこと、悲しいことに思えることも少し先の未来でそれを自分がどう受け止めているのか分からない、当たり前なことなんだけど、私たちが日々気づいていないような、作業や毎日に、ああこんな未来があったらいいな、と思わせてくれる。
希望の物語を書くのが本当にうまいなあ。特別なことは何一つ起きない、だけど、あのとき自分がこう感じて、今ここでそれが結びついていく、なんだろう、このつながりが人生なんだと思う。
伊坂幸太郎作品は飄々としているのに、ずっと心に残り続ける、そんなしあわせな余韻を運んでくれる。
たくさんの登場人物が実はこう繋がっていたのか!っていう驚き。それを知った時に思わずふふふって笑顔がこぼれちゃうような、そんなお話。
小野の10年前の試合、文章なのにドキドキして、ハラハラして、結果がどうであれ、そこに至るまでの様々な人の想いが、心にじんわりあたたかさを運んできてくれた。あーいい本読んだなあ。しあわせだ!