【感想・ネタバレ】おいしいごはんが食べられますようにのレビュー

あらすじ

芥川賞受賞作&30万部のベストセラー
世界各地で翻訳続々!
最高に不穏な仕事×食べもの×恋愛小説!

解説:一穂ミチ

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」

真面目で損する押尾は、か弱くて守られる存在の同僚・芦川が苦手。食に全く興味を持てない二谷は、芦川が職場で振る舞う手作りお菓子を無理やり頬張る。押尾は二谷に、芦川へ「いじわる」しようと持ちかけるが……。どこにでもある職場の微妙な人間関係を、「食べること」を通してえぐり出す芥川賞受賞作!

共感が止まらない!
「わかりすぎてえぐい」職場ホラーNo. 1

サイコホラー小説? ミステリー小説? それとも恋愛小説? 不思議な感覚で読めた小説です。(文教堂横須賀MORE’S店/矢部直利)
喉の奥に詰め込んだ言葉や感情を吐き出したくなるような気持になった。(くまざわ書店サンシャインシティアルパ店/河口茜)
表紙・タイトルのほっこり感と内容とのギャップを、ぜひもっともっと多くの方に感じてもらいたいです。(明屋書店喜田村店/高橋杏奈)

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感情タグBEST3

購入済み

要領良いヤツってどうよ。

凄く読みたかった芥川賞小説だ。文庫化したので、喜んで手に取った。🥘要旨は、職場で要領良く煩瑣事から逃れるどうにもイケ好かない奴とのつきあい方を考えるものだ。🥘そんなヤな奴はイジメて大人しくさせるのか。それは得策でない。要領の良い相手だから当方が悪者になる。🥘実際のところ、上司に可愛がられることも、同僚達に上手く厄介事を振ることも、なかなか難しい。要領良く立ち回るには、才能も努力も必要なのだ。職場では「誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってる」ことを念頭に置きつつ、世渡り上手には、その才能と努力を認めて、つきあうことが正解なのだろう。🥘

#タメになる

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

想像よりもかなり狂気的な内容だが、共感できないこともないというのがおもしろかった。
これを読むとカップ麺を食べたくなると思う。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ


芦川さん大っ嫌い。
残業はしないけどお菓子を作ってみんなに配れる厚かましさはあるところ、猫を視界に探しちゃう割に溺れかけの猫のことは自分で助けられないところ、本当に軽蔑する。
家族にはそこが透けて見えてるのが良い気味。弟の晴れの場にも呼んでもらえない扱いとかね。

押尾さんの不器用さは結構みんな経験してるんじゃない?
私ももう少し歳を取ったら、原田さんみたいな善意を押し付けるババアになるのかなぁとも思ってみたり。
けれど、決して芦川さんにはなれない、というある意味芦川さんへの強烈なコンプレックスも感じました。

私は美味しいものを食べることも、美味しいご飯を作ることも、美味しいご飯を食べに行くことも大好きだ。
二谷さんにはとてもじゃないけれど寄り添えない。
でも、食を強要されることへの苦痛がある、という気持ちを教えてもらった。これはきっと今後の私の戒めにもなるだろうと思います。
自分が食を大切にする気持ちは自分の中で昇華した方が良い。

二谷さんはこんなに苦痛を押し付けられてもきっと芦川さんのことが好きなんだろう。
弱いものを庇護する男の本能には抗えないのだろう。芦川さんはきっとその全てを見透かしているのだろう。
案外幸せになるんじゃなかろうか。

おいしいごはんが食べられますように、ってタイトルなのにショートケーキがトラウマになりそうです。元々好きじゃないから尚更かしら。
いい意味で裏切られた素晴らしい本でした。


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2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに釣られて読んでみたけど、良い意味で裏切られました。
私はどちらかというと、押尾に近い。
いつも、できると思われ仕事を任され、無理して引き受ける。そしてやってのける。最後には自分で潰れてしまう感じ。
最初からできないと無意識に愛想を振り撒いて、守ってもらえる存在ならどんなに楽か。
でも、この登場人物のだれにもなりたくないな。

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2026年07月22日

QM

購入済み

うわあこんな職場やりづらいな。
誰が悪いとかって言うよりはそれぞれの価値観って言うか、ちょっと立場弱かったり能力低い人を前にしたときどんな風な扱いをするのか、たしかに「嫌い」というのはなんか違う、でも苦手。できれば関わりたくない。
芦川さんはまさしくそんな感じの人。
私がもし同じ職場にいたらサッとお菓子を受け取ってそれ以上も以下もないような関係性を維持できるように努めちゃうかもしれない。
平均より少しデキが悪い人、それを理解して先回りして守ろうとする周りの空気、そのしわ寄せが他の人にいくところとか、なんて描写がリアルなんだろう。読んでてもどかしい、こんなにむず痒くなるような書き方、すごい。
あと二谷が、「生きていくための食事」にやたらと意味づけしようとしたりする世の風習に抗おうとするところも少々胸が痛かった。
可愛い表紙なのに、こんなギッスギスした内容と思わなかった。
最高に面白かったです。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

『おいしいごはんが食べられますように』を読んでまず感じたのは、これは職場を舞台にした人間ドラマではなく、「優しさ」とは誰のためにあるのかを問い続ける作品だということだった。

物語の舞台は、ごくありふれた職場である。仕事を淡々とこなしながら周囲との距離感に悩む二谷、誰からも気遣われる存在でありながら職場の空気を変えていく芦川、そして二人の間で揺れ動く押尾。大きな事件が起こるわけでも、悪意に満ちた人物が現れるわけでもない。それでも職場で交わされる何気ない会話や食事、配慮や遠慮の積み重ねが、人間関係の歪みを少しずつ浮かび上がらせていく。その息苦しさはあまりにも現実的で、読み進めるほどに自分もその職場にいるような感覚になる。

この作品が描いているのは、善人と悪人の対立ではない。「優しい人」とは誰なのか、「配慮すること」は本当に正しいことなのかという、簡単には答えの出ない問題である。周囲を思いやることは美徳とされる一方で、その優しさが誰かに負担を押しつけることもある。反対に、自分を守るための行動が冷たく映ることもある。この作品は誰か一人を悪者にすることなく、それぞれの立場に理解できる部分を残しているからこそ、読者は安心して誰かを責めることができない。人間関係とは正しさではなく、立場によって見え方が変わるものなのだと痛感させられる。

印象的だったのは、「食べる」という何気ない行為が、人との関係性を象徴するものとして描かれていることだった。同じ食卓を囲むこと、一緒に昼食を取ること、誰かのために料理を作ること。そのどれもが単なる食事ではなく、相手との距離や価値観を映し出している。読んでいて何度も考えたのは、私たちは日々「優しくありたい」と願いながら、その優しさが本当に相手のためになっているのかを立ち止まって考える機会は少ないということだった。善意は時に人を救い、時に人を縛る。その複雑さを、これほど静かに描いた作品は多くない。

終盤まで劇的な展開はない。それでも読み終えたあとには、小さな違和感が心の中に残り続ける。その違和感は、登場人物たちに向けられたものではなく、自分自身の振る舞いへと向かっていく。職場での一言、何気ない気遣い、誰かに対する「こうあるべき」という期待。その一つひとつを見つめ直したくなる。

『おいしいごはんが食べられますように』は、職場の人間関係を描いた作品ではない。人と共に生きる以上、誰もが無意識のうちに誰かを傷つけ、誰かに支えられながら生きているという現実を描いた作品である。読み終えたあとに残るのは、誰が正しかったのかという答えではない。自分の「優しさ」は、本当に相手のためのものになっているだろうかという静かな問いだった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

私は仕事に真摯でない人間が好きじゃないので当たり前に芦川さんのことは嫌いなんですが、嫌い、という言葉が適切なのかわからない。
実際芦川さんが近くにいたら嫌いになりたくないがために近づかないようにすると思う。こちらに罪悪感を持たせる雰囲気があるんだろうなと。
二谷目線なので内側がわかる以上、一番嫌なのは当たり前で二谷。
感想のほとんどが登場人物の悪口になってしまうのが面白い。サラッと読めてゾッとできる。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い、確かに面白いけど、これは実はホラー?なのか。
押尾さん以外、登場人物みんなおかしくない?
普通、配慮されて早めに帰らせてもらった人は、会社に作ったお菓子もっていかないよね。全員にいちいち配らないよね。
上司に注意されると思うけど、、、
なんなんだろう、この絶妙にぞっとする感じは。。。
押尾さん転職して正解というか、こんな会社怖すぎるわ。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

タイトルからほのぼのストーリーかと想像してたのに、びっくりするくらい嫌な人しか出てこなかった。それなのに一気に読み終えた。嫌な人だなと思いつつ、今まで言語化してこなかった、自分の中の黒い気持ちに気づいてしまう時間でもあった。ここまでではないけど、芦川さんも藤さんも原田さんも、きっとどの職場にもいる。だからこそ、押尾さんの気持ちが嫌というほど理解できてしまう。体調のこと、育児のこと、介護のこと、皆事情を抱えてる。誰もが働き続けられる未来を目指すのが世間の風潮なのだから、それに適応しなきゃいけないことはわかる。でも時々、ずるいなあ、とは思う。私にも“事情“がないわけではないのに。これを言語化することはハラスメントになるし、藤さんや原田さんのような人がいるから言えないけれど、ずるいなあを飲み込んで、理解してますよという表情で淡々とこなしていたんだと、そんなことに気づかされた。表に言えるほどの事情がない人が(ある意味それを言える図々しさも)自分の健康に気遣う余裕がなくなり、結果的に配慮される側の方が豊かな生活ができるなんて皮肉な話だな。必要な制度や人員の検討が伴わないまま、世間の風潮に流されることで、弱者と強者が反転し、新たな弱者が生まれようとしてますよ、本当に目指すべきは誰もがおいしいごはんを食べられるような未来ですよっていうメッセージに感じた。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心温まるストーリーかと思いきや……。
もはやホラーでした。
いるいる、いるよなぁと思えるような人たちが集まる職場。

仕事においては弱い人が守られたり容認されていることにわたしも不公平さを感じてしまう側の人間なので、押尾さんの気持ちがわかるなぁと思えたのでした。(お菓子捨てるまではしないけど)

けにリアルで、何かが救われるわけでもないけど、ちょっと考えてしまうなぁと思う一冊でした。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

誰にもあまり共感できなかったし、モヤモヤする箇所もあったけど、気味が悪くておもしろい話でした。二谷が特に気持ち悪いですね。
他の方も書かれているように、職場関係の機微がリアルに描写されています。
高瀬隼子さんの本は初めて読んだので、他のも読んでみようかな。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

食べること・人とおいしさを分かち合うことがなによりも大好きなわたしなので、このテーマにはまったく共感することはありませんでした。ただ、こういう考え方の人もいるんだな、そりゃいるよな、と勉強にはなった。けど、筆者もちゃんと理解しないままかいているんじゃないの?っておもってしまうくらい、本当に分からなかった。
たしかに、なにも好き嫌いがない人やたくさん食べる人ってえらいっていう風潮ある。わたしも何も好き嫌いがないから、それだけで褒められて、ラッキーってずっと思っていた。

それにしても、芦川さんも好かないけれど、なにより二谷がほんとうにきらい(笑)なんで自分がいつも正しいみたいな顔して、そんなにも人のことを見下せるのか。食事のことも、芦川さんのことも、なにもかも全部しょうもないって思っているんだろうけど、そんな自分が1番しょうもなくて、落ちていっていることに気づいていない。きっと芦川さんだって、二谷のうすっぺらさに気づいていて、でもそれが心地よくて利用しているんだろうな(悪いことじゃないよね、人間関係ってそういうものだもんね)

きっと芦川さんのことを冷笑しているのはパートさんもだよ、きっとあの人たちはもっとうまく見下しているんだろうな、表面ではみえないかたちで、でも仲間内ではおいしく悪口をいって。うまく生きてるんだろうな。いやーでもそれよりは、押尾のほうがすっぱりしていて、結局すき

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ご飯を食べることが大好きな私が、食べることに初めて嫌悪を感じる作品だった。

男主人公が食べることがあまり好きではないから主人公フィルターで見ることで、
食べることに嫌悪を覚えるというのはあるんだけれどもそれ以上に、
食べ物を通して、他人と感想を共有しなければならない煩わしさ
食べ物に感謝、感動しなければならない鬱陶しさ
人から食べることを強要される恐ろしさ、怒り
そういった感覚や描写が秀逸で、自動的に自身の食べるという行為が思い出され嫌悪感を覚えたのだと思う。

タイトルからは想像できないほど、人間関係や人間の内側のドロドロを描いた作品だったけれど、
「おいしいごはんが食べられますように」というのは人間関係における切実な願いだと思った。
そして“おいしいごはんが食べられる相手がいること”というのは本当に人間関係において贅沢で幸せなことなのだと思った。

そして、かわいいは正義で、強くて、恐ろしい
強い人は、実は弱い

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わかるーーー
芦川さんみたいな人いるよね。そして押尾さんみたいな人も。フレネミー彼氏の気持ちもわかる。

自炊に関する考えかたも納得してしまう。22時に帰り、つかれてるときに、身体にいいものとってね、はただの押し付け傲慢だ。お前が用意して目の前に運んでから言えよと思ってしまう。

ケーキひとつにしても、不味そうというか物質というか苦になる人の気持ちが痛いほど伝わる表現すぎた。甘いものが好きなので、食べない人はなぜ?と思ってたけど、これは、、伝わるわ。。。すごいつらい。
わかりやすい。
美味しいものを美味しいといって食べないとだめな風潮、圧。視点が真逆で面白かった。これだから読書はやめられない。こんな表現が!考えが!なるほど!となるよねぇ、最高。

しかし芦川さん、実際にいたら優遇せざるを得ないし、良い人でありたいから、批判しないけど、客観的にみたらキモいし有害すぎる。
残業しないでお菓子作りするって暇なら仕事しろよ。無駄なことしてないで、手伝えよ。お菓子作って配る人間の心理、芦川さんサイドも見てみたかったな。善意1000%ならむしろ許せなさすぎる。

ハッキリ言おう!
おまえ、ウザいよ!!!!!

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

私は押尾にすごく似ている。
正義感が強く可愛げがない所は、今のリーダーとの関係にそっくりだ。そのため、二谷が最後、誰を選ぶのか気になってしまった。だから押尾が会社を辞めてしまう事も、二谷が芦川さんを選んだのだろうと思う事も、やるせないが40歳手前にもなると、世の中そうよねって思う自分もいた。ショートケーキの描写は強烈に不味く感じて、痛感が心地よい文章だった。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

職場での不調和を、3人の主要人物を軸に描いていく。

弱さを利用して上手く世渡りをする芦川さん、彼女を疎ましく思う押尾さん、周囲に合わせながらも心の中で距離を取る二谷。

彼らの行動には共感できないけど、感情は誰一人間違っていないと思う。無理をせず自分のペースで働く芦川さんも、お詫びにお菓子を手作りしてくる芦川さんにイライラする押尾さんも、押尾さんも間違ってないけど芦川さんの弱さも可愛いよなーと思う二谷も。でもこの人たちが集まると、なんていう地獄が生まれるんだ。

食を嫌悪する二谷を通すと、食べるという行為がこんなにも不気味に思える不思議。タイトルに反しておいしそうなご飯は出てこない。食を「生きるために仕方ない忌々しい行動」として捉える二谷と、美味しいお菓子を作ることで同僚を味方につける芦川さんの、食の価値観の違いが興味深い。

高瀬隼子さんの本は初めて読んだけど、削ぎ落とされた、でも豊かな表現に支えられた文章がすごく良かった。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何回読んでも後味が悪くて気持ち悪い本!でもリアルで分かる分かると読み進めてしまう
この本のなかに、「押尾さんが負けて芦川さんが勝った。正しいか正しくないかの勝負に見せかけた、強いか弱いかを比べる戦いだった。当然、弱い方が勝った。そんなのは当たり前だった。」とあったけど、本当は人に弱みを見せられない押尾さんが弱くて、堂々と自分を甘やかしてあげられる芦川さんが強くて、だから普通に強い芦川さんが勝ったんだろうな。ここは二谷さんベースだから男性はみんなそう思うのかな、わたしは女性だからこう感じるだけなのかな。
わたしはどちらかといえば押尾さんタイプだから、このあと押尾さんが少しでも報われればいいな

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

タイトル、装丁もよくこの本の内容を表現していると思う。
他人の中身はわからない。
共感できるところもあるけれど、もらったお菓子はうれしいし、おいしいごはんも私は食べたい。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間関係の面倒臭さと人間の嫌なところが短い作品ながらもぎゅっと詰めこまれていて、登場人物への苛立ちや不快感が増すほどに著者の描写力の巧さを感じた。主要3人の中では押尾がまだマシで全部が全部ではないが自分の考え方に近かった。芦川みたく女を武器にしてる人はすごく苦手。すぐ体調崩す(というか体調不良の判断基準が低すぎる)のも、手作りお菓子持ってくるのも苦手。でも二谷が一番サムい。上辺だけで生きて何もしてないくせに文句タラタラ他人を見下してしょうもない。だが芦川や二谷がそう痛い目に合わないのが世の常よ。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

タイトルから暖かい話と予想してたら、全然違ってギャップでした。
人間関係の難しい話だった。
食べること、美味しいものは大好きだけど、確かに人と美味しいを共有するのは好きではない、意味が無い、なんの意味があるんだろうと思う。
難しい。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

終始、芦川さんにイラついていた私は…押尾さんと同じ。登場する男性陣はバカばっか笑(すみません)

装丁と題名からは想像つかない、人間のドロっとした感情が良いです。職場の人間関係ってやっぱ難しいよなぁと思わせてくれます。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

何度かこの本のタイトルを耳にすることがあり、
ずっと気になっていたため購入。

あらすじも何も見ず聞かずで読み進めたので、途中からタイトルとのギャップに驚いた。
ごはん系のゆるっと日常系のエッセイかな?と思ったら大間違い。良い意味で裏切られたので私としてはかなり引き込まれた。

メインとなる3人の登場人物。
気色悪い(褒めてる)人間関係に読者はグサグサくると思う。実際にわたしも読んでいてモヤモヤ。グサグサ。

その気色悪さを食べ物を通じて書かれている。
これもまたモヤモヤグサグサと刺さるような食事シーンの書き方。すごい。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

人間の愚かしさてんこ盛りの作品。狭い人間関係をあそこまで細かく描写すると、会話の隙間にある企みも透けて見えて浅ましいなと思えてしまう。ザ・本音と建前。あんな人間関係嫌だなぁ、弱さを支えておかないと亀裂が入ってしまう人間関係は。弱さが原因でもあるし、それを取り囲む弱さを正義心やルールに縛られ過剰にあげつらうのも嫌。それをご飯を通じて描かれるなんてタイトルと内容の温度差すごい笑。こんな職場に出会ってなくて本当によかったし、これからも出会いたくない。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

自分自身を芦川さんに重ねてしまう部分も、押尾さんに重ねてしまう部分もあった…。ただ芦川さんが体調不良を理由に早退したのに、お菓子を作って翌日配っていたのには『えぇ?!』となった。いやいや、家でお菓子作れるなら(しかもお詫びの気持ちというより、趣味ですよね)早退するほど体調悪くないのでは?と思ってしまう。押尾さん以外の社員で芦川さんに嫌気がさしている人はいないのかな…。メンタルや身体が弱い人を排除するのは違うけど、弱い側が弱いことを盾にしているのは…理不尽だなぁと感じた。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

日々の職場の人間関係を、食を通して表現されている、あるあるな話。
20代の頃仕事で抱えたモヤモヤ感が、言葉で表現されており、こんな感情あったなあと、思い出しました。正義感強めの後輩の思いやイライラはよく分かる。しかし、その場にいたら、ことなかれ主義で、動くんだろうなと思った。
最後は、不消化さも残りつつ、面白い作品度と思った。

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

題名からは想像できない内容で驚いたが、どこの職場にもありそうな人間関係や価値観の違いが描かれていて興味深かった。登場人物の中では自分は二谷に少し似ていると感じた。しかし、二谷は芦川さんが職場の人に作ったケーキを捨てたり、すぐに体調不良を理由に早退し、周囲から「守ってあげたい」と思われるような振る舞いを嫌がったりするほど否定的に思っているのに、それでも恋人として付き合い続けていることが最後まで理解できなかった。

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

皆んな自分の仕事のあり方が正解だと思ってる、って刺さりました。それでも頑張れない人の分は出来ちゃう誰かがやらないといけないんですけどね、会社って、、頑張って働く、、

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

この『おいしいごはんが食べられますように』を読んでいると、なんとも言えない息苦しさを感じました。劇的な展開はないものの、オフィスに潜む「平坦でありながら刺さるようなリアルさ」が見事に描かれています。

「手作りスイーツ」や「か弱さ」を武器にする芦川さんや、頑張りすぎて逆に損をしてしまう押尾さん。こうした人間関係の駆け引きは、現実の職場にもありふれています。

最も共感したのは、社会が「弱者には優しくすべき」「一緒に食べるごはんは素晴らしいものだ」と決めつけている点です。こうした強要された「ポジティブさ」は、かえって目に見えない重圧となります。この小説は、私たちが日常の人間関係で口に出せない疲労感や嫌悪感を映し出す鏡のようで、読み終えた後も強い余韻が残りました。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルから、ふんわり、温かいお話かと思ったが、内容は背筋も凍るホラーだった。

一穂ミチ先生が書かれた「あなたに出会いませんように」という強烈なタイトルの解説は、さすが一穂先生。見事。まさに、同感。

芦川さんがいる職場がホラーなことは言うまでもないが、二谷はなぜ、付き合ってる?

二谷は、芦川さんに対して最後の結びで

「揺らがない目にまっすぐ見つめられる。幸福そうなその顔は、容赦なくかわいい。」

と締めくくっている。

二谷がわからなすぎる。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

 どこにでもある会社のどこにでもあるリアルでしんどい人間関係の話。登場人物誰にも共感できず、魅力的でもないのにスルッと読めてしまう。所謂"ごまめ"側の人間としては苦笑するしかない。
 働けなくなった人間が何万人もいるのなら、それは社会側の構造が悪く限界が来ているのだ、という話を思い出した。妻が生活の一切を受け持ってくれる健康な成人男性を前提とした働き方は、もう無理なのだ。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

私はご飯が大好きだし食べ物粗末にする人は許せないので、主人公の気持ちはわからなかったですが、、、最近の人間関係の複雑さというかそういったものはヒシヒシと伝わってきたきがします。というか主人公よく芦川さんと付き合ってられるなぁ……

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった後の気分は良くない。けど、芦川さんほどではないけど、私の職場にも似た人はいるし、職場の人間関係がリアルに描かれてると感じる。私はどちらかというと押尾さんに共感する部分が多いけど、産休目前で働き方等を色々と配慮してもらっているため、押尾さんが芦川さんに持っていた感情を、職場の人も私に対して持っているんじゃないかなとも思ったり。少し苦しくなった。

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2026年07月06日

匿名

購入済み

タイトルと表紙で、ほんわかとしたストーリーだと思っていたが、人の内にある敵意がずっと漂っている感じでモヤモヤした。食に興味がないようだけれど人一倍食に意味を求めている男。こんな上辺だけいい人に見せて腹の中では神経質なほどに食べる事を非難してる人とは関わりたくないと思う。弱いを全面に出して誰かに助けてもらいうのが当たり前で世渡り上手な女と結局同じ人間同士でお似合いだ。

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2026年06月11日

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