【感想・ネタバレ】すみれ荘ファミリアのレビュー

あらすじ

愛ゆえに、人は。

『流浪の月』『滅びの前のシャングリラ』本屋大賞受賞&二年連続ノミネートの著者が描く、家族の物語。

すみれ荘のその後を描く「表面張力」を収録した完全版。

下宿すみれ荘の管理人を務める一悟は、気心知れた入居者たちと慎ましやかな日々を送っていた。そこに、芥と名乗る小説家の男が引っ越してくる。彼は幼いころに生き別れた弟のようだが、なぜか正体を明かさない。真っ直ぐで言葉を飾らない芥と時を過ごすうち、周囲の人々の秘密と思わぬ一面が露わになっていく。
愛は毒か、それとも救いか。本屋大賞受賞作家が紡ぐ家族の物語。

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Posted by ブクログ

“誰もが持つさまざまな顔。ある人には表で、別の人には裏に見える”

のんびりした物語かと思ったら、やっぱり凪良ゆうさん。
人間の裏表や複雑な愛情が静かに刺さる。

普通そうに見える人ほど、誰にも見せない顔を持っている。

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2026年05月16日

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ほんわかした表紙で手に取ったけど、人の心の闇が深い世界だった。なんとなく「ジョハリの窓」を思い出した。わたしも知らないわたし。あなたは知っているけど、わたしは知らないわたし。

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2026年04月24日

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ネタバレ

いい意味での『裏切り』が心地よい一冊。
表紙の柔らかなデザインや序盤の雰囲気からほっこりした群像劇モノかと思いきや、人間の表と裏を描きじわじわと背筋が凍るようなミステリー?サスペンス?だった。単なる下町群像劇では終わらない。凪良先生の小説は仄暗くざらざらとした何かを胸に残していくので、そこが私としては非常に好ましく感じます。

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2026年03月17日

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ネタバレ

1年前くらいに本で読み→audible☆
人間の心情を繊細に細かく、表現豊かに描く著者。
そんな言葉達に吸い込まれるような感覚になりながら、自分の心にも問うている。
愛ゆえの執着…

"けれどそんな欠陥品である愛を、自分はどうしても手放せない。これまでもこれからも愛ゆえの間違いを重ねていくだろう。愚かだと思う。思うけれどー。"

"世の中の人すべてが理解し合い、許し合えるなんてのは幻想だ。だからといって希望を捨てることはない。世界にも、心にも、グレーゾーンというものがあっていい。"

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2026年03月12日

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書き留めておきたい言葉がたくさんあった。
特に青子のパートは心に刺さる言葉が多かった。
毎日一緒にいる存在でも、本当の心の内なんて分からない。
本当の気持ちを知って、幸せを感じることもあれば、知らないほうがよかったこともある。
時には人と関わらないほうが傷つくことはなくなるのでは?とも思うけど、喜びをくれるのも人なんだとありきたりだけも浮かんできた。
怖かったけど。
凪良ゆうさんの本は、どの人物もその人なりに一生懸命生きている様が伝わってきて、とても好き。

「ああそうか、繋がっていたかったのか。抜け殻になってしまった友人ではなく、切れなかったのは昔捨ててしまったはずの自分の夢だったのか」
「忘れて捨てて前を向けば楽になれると分かっている」
「そこにしか自分の見たい夢がないからだ」

「この人だけは私を否定しない、味方でいてくれるって誰かを見つけたい。大丈夫だって言われたい。安心したい」
「愛は許して受け入れることだって神様も言ってる。それのに何がいけないの?」
「ありのままの自分ってなんだ?」
「自分ですら分からないものを他人がどう許して受け入れるんだ」
「そもそも許されなくても、受け入れられなくても、生きていくことには変わりないだろ」

「なぜ幸せという言葉は口にすると、ひどく薄っぺらなものに変わるんだろう」
「真実が自分にとって都合のよいものであるとは限らない」

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2026年03月12日

購入済み

血のつながらない人たちがまるで家族のようにつながるハートフル下宿ストーリーかと思って読みましたが、すこし違いました。
ひとは見えない苦しみや弱さを抱えて生きているし、愛は平等ではないですが、自分をいたずらに卑下することなく前を向いて生きたいと思わされました。

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2023年08月25日

購入済み

裏と表

一吾と芥、二人の関係がとても良い。なかなか言葉にできない複雑な過去があっても相手を思いやる気持ちが心根にある。住人の人達もそれぞれいろんな事と葛藤していて応援したくなります。巻末の表面張力も必ず読んで欲しい。

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2022年02月27日

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ネタバレ

ミステリーではないけれども、ミステリーと思わせるようなドキッとする場面や、騙された!と思う場面がいくつかあり面白かったです。
どんなにいい人に見えていても実際に何を考えているかはその人にしか分からないんだなあと思うことばかり…。
若干人間不信にもなりそうな内容があるので、読もうとされてるい方はご自身のコンディションが良い時に読むことをお勧めします。

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2026年05月17日

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ネタバレ

3.8くらいかな。
重かった、良い人かと思ったらそうじゃなかったり、逆もあったりで、中々色々深かった。小説の内容のところだけは嫌だったけど、最後に書いた小説を読んでみたい。

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2026年05月17日

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ネタバレ

主人公が生き別れの弟と事故で再会するところから始まり、すみれ荘ファミリアの住人たちの生活、そして弟芥との関係性の変化を描いた物語。PMSに悩まされながらも自分なりに生きていこうとする女の子だったり、現実を見つめながらも頭の片隅で夢を忘れられない男の子だったり、愛故に毒を飲ませ続けた女の人だったり。
印象に残っているのは、その女の人が教会で祈っているシーン。教会で祈るってそれ以上でもそれ以下でもないと思っていたけど、この描写を見て、祈るって外界をシャットアウトして自分とだけ対話する時間を作るためのものなんだなって初めて知った。
個人的には、自分のどうしようもない体調不良を抱えながらも頑張って社会で生きている女の子を見て、私も頑張ろうと思えた。

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2026年05月14日

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管理人とそこに住む下宿人との穏やかな日常の生活の話かと思いきや全然違ってました。
でも優しさや温かいさも感じるお話。
どの登場人物も丸ではなくどこかいびつで歪みがある人達。
ちょっと怖さを感じたりしながら、でもそうしてまう気持ちもどこかわかってしまう自分がいる。
読みながら歪さを持っていない人など私も含めて果たしているのだろうか思う。


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2026年05月11日

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初めて完全にaudibleでのみ、体感した作品でした。
私は視覚優で、人物の名前の漢字などがものすごく気になる(印象に残る)タイプなので、GoogleのAIなどで登場人物のことを文字情報で追いつつ、聴きました。
青子の告白と、央二の告白は、ものすごいエピソードだったと感じました。青子が愛されることに飢えていて、その背景からいちごくんのことが好きになり、姉と結婚してしまった彼に自分のそばにいてほしいから、彼の身体に合わない飲み物を調合して作るだなんて、その執念深さを描いた凪良ゆうさんに感銘を受けました。
央二も央二で、まさかお父さんをすぐに亡くして、養護施設で育ち、その過程であらゆる感情を失っていき、それを取り戻すためにいちごに近づいた...など、壮大でした。
一つ屋根の下系ということで辻村深月さんのスロウハイツの神様とどうしても比較してしまう部分もありましたが、どちらも差別化されていて良作だと思います。
あとは、audibleで聴く央二(芥)の声が、キャラにどハマりしていたので、見どころだと思います。

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2026年05月11日

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ほんわかしたお話だと思ったら意外とドロドロした感情が描かれていて引き込まれました。
最後の書き下ろしが良かった。

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2026年05月08日

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2026.5.6
古本屋で買ってみた。
BLかと思ったら違った。
けど
「愛」の形の話ではあった。

久々に文章を読んで笑う。
面白かった。
痛いほど切ないけれど。

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2026年05月06日

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表紙とタイトルが可愛らしい
だが、愛ゆえにさまざまななトラブルが起こる物語
ハラハラしますが、やっぱり最後はほっこりします

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2026年05月06日

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愛という文字が、平穏なものではなく見えてきました。とても複雑な、何かに思えて仕方ありません。
私はもともと愛に関しての諦念が染み付いている方なので、このままでも良いんだと思える所もありました。

表面張力、あまり理解できなかった、!

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2026年04月22日

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ありのままの自分なんて自分ですらわからないことが沢山あるものなんか、そもそも赦されなくても、受け入れられなくても、生きていくことに変わりはないなら思うまま過ごせばいいと思った。

理解されないようで、受け入れられてる。
すみれ荘の住人は血の繋がりをこえた理解の関係の元関係が続いてると思いました。

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2026年04月12日

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のんびりゆったり読み進めていたところまさかの展開にびっくり‼️
下宿,共同生活が題材のパターンではあるものの、思いもよらないミステリー?

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2026年04月05日

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すみれ荘に住んでいる人達のお話。愛には色んな形があって、時には平等でなくなる時もあり、時には歪んだ方向に向いて人を傷つけることがある。愛との向き合い方や表現の仕方をとら何かを考えさせられた作品だった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

人の感情の動きと言動が丁寧に書かれていて筆者らしさのある良い作品だった。ラストもらしさ全開でとても良かった。

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2026年04月02日

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ちいかわとのコラボフェアの時にタイトル買いした本。
タイトルからして下宿屋の住人たちのほわわんとしたハートフル小説かと思いきや、ミステリー要素もたっぷり入っていていい意味で裏切られました。
なんか丁寧に作られた濃い味の食べ物を食べ終わったような読後感。
一点だけちょっとどうかなと思うところはあるにはあったけど、どの登場人物にも誰にも思い当たるような影の部分があって、人間て怖いなと思ったり人間みんなそうよなと思ったりいろんな感情に心揺さぶられます。おもしろかったです。

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2026年03月21日

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ネタバレ

Audibleで聞了。
文字で見てないから、王子と苺のファンシー兄弟のイメージから離れられない。

親子にも相性があるのは、綺麗ごとじゃなく本当にその通りだ。また、最後の一線を超える時の、ああもう無理だ、と急に真空になる感じ。経験者にはリアルにわかるよな。

各自それぞれの価値観に従って生きている幾多の登場人物の、世間に照らしたら眉を潜めるような行動に対しても、安易に一方的に断罪しない作者の俯瞰したような目線は、実世界でも見習いたい。

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2026年03月08日

ネタバレ 購入済み

愛は怖い

他人から故意に人生を悪い方に仕向けられるって…ほんとうにこわい。
すずらんを挿していた水でって、子供の頃に夾竹桃が毒だと教えられたことを思い出しました。

#切ない #深い

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2023年01月17日

購入済み

裏腹

この物語はお人好しで人を疑う事もない主人公と人間関係に悩む、他の登場人物の表と裏がある様を丁寧に描かれていると思いました。

#切ない #深い

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2021年08月09日

Posted by ブクログ

この物語は、令和の時代に「下宿」というファンタジーのような箱庭を用意しなければ成立しない、お互いの弱さに甘え合う共依存の空間で描かれる人間ドラマであると同時に、ミステリーとして読むことができる。
ただし、その謎の核心は下宿の中の人間関係にあるのではない。本当のミステリーは、「管理人である主人公・一悟が、これまでいかに生きてきて、周囲とどう関わってきたか」という、彼自身の人生の歩みそのものに隠されている。

一見すると、登場人物たちの「平衡感覚のなさ」ばかりが目につく。
あの下宿は、一悟自身が過去から逃れるための場所だったのではないか。
一悟がこれまで「良かれ」と思って積み重ねてきた生き方、その関わりのすべてが、のちに大きな事件を引き起こしていく。しかも、彼が信じて疑わなかった自らの半生や人間関係には、読者が息を呑むような「ある歪な支配」の影が潜んでいる。彼が歩まされてきた人生の因果の恐ろしさと、その過去の糸が解き明かされていく手際こそが、本作のミステリーとしての本当の醍醐味だ。

そんな、めまいを起こしそうな空間で、唯一の「救い」となるのが、小説家・芥として現れた弟の央二の存在である。
彼は、住人の中で唯一自分の重心をしっかり保っている。芥(央二)の言葉には修飾がない。だからこそスッキリとしていて、わかりやすい。一見冷徹に相手を突き放すようでありながら、実は誰よりもフラットに相手を観察し、理解している。優しい嘘や、見えない糸で縛られて破滅へと向かっていた一悟の人生の輪郭を、彼の飾らない言葉が鮮やかに切り出していく瞬間は、読者にとっても一種のデトックスのようだった。

正直なところ、凪良ゆうという作家の人間の描き方はいつも極端過ぎて、私の好みに「合う」とは言い難い。しかし、その過剰なまでの筆致だからこそ暴かれる人間のグロテスクさと、本当の意味での「自立」の問いかけには、今回もまんまと目を離せなくなってしまった。好みの枠を超えて、否応なしに思考を揺さぶられる一冊だった。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

アットホームでほんわかした作品だと思っていたら全く違い、ミステリー要素もあり何度もゾワゾワとさせられた。装丁の柔らかな雰囲気とギャップがありすぎやしませんか?泣

幼い頃から身体が弱かったため、働くこともままなず母親の代わりに下宿すみれ荘の管理人を務める一悟。
家族のような入居者たちと穏やかな日々を過ごしていた一悟のもとに、生き別れの弟と思われる芥が引っ越してくる。

決して自身の正体を明かさない芥。
一方で芥の出現によって、すみれ荘での一悟の平穏な日常が少しずつ変化していく・・・

人間がもつ表の顔と裏の顔を描く本作。
次々と明らかになっていく入居者それぞれが抱える秘密。中でも強烈な裏の顔を持つ者が!キャーッ!!
って、ここは違和感に気付いていた方も多いはず。

エンタメとして割り切れば、面白い展開だった。
ただ盛り込み要素が多くて、細部でリアリティに欠けてる箇所が、最後まで回収されずモヤモヤした。
ラストは少しだけ救いがあったものの、圧倒的な負の要素に引っ張られて読み終えた。

誰しも表と裏の顔がある。
どちらが表でどちらが裏なんてことではなく、その人を形作る上で、どちらも必要な顔なんだと思う。
けれど、その一面だけを鵜呑みにして人付き合いをすることの危うさは感じた。登場人物に所々で感じた違和感が、作者からの警告なのかもしれない。

ホワイトとブラックだけではなく、本人すら意識していないかもしれないグレーにこそ、人の愚かさや弱さが詰まっている。それも含めてその人の魅力なのだから、心の有り様は複雑になるし、人付き合いが一筋縄でいかないのも当然だと思う。

最後に追加された、旧版にはない短編「表面張力」は、ゾワゾワ感マシマシで特別感があった。
毛色は違うものの、本作とは別角度でありながら同テーマを扱っていて、纏まり感が増している。
あとがきの後にコレを持ってくるのは、さすが凪良ゆうさんだと思う。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

凪良ゆう作品全作読み終えました。
この作品も他作品と同じく、一見して分からない人間の思いや、愛のエゴが生々しく描かれています。

内容としては面白いものの、リアリティに欠くかな部分はあるかなと思ったところもあります。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ほんわか系かと思ったら普通に怖かった。ずっとあんなんされてたと思うと人間不信になるし、親もだしアバンギャルド老人もだし、歪んでんな〜
『おじさん』呼びもツラいし、唯一芥との関係性に癒された。

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2026年05月09日

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それぞれが大切にしている、少し歪な“愛のかたち”。
幸せも価値観も「普通」も、結局は人それぞれ。
それは誰かにジャッジされるものじゃない——はず。

なんだけど。
いや、それはさすがにダメでしょ、って愛もある。
好きが暴走して、ストーカーとか束縛とか、ましてや放火や殺人未遂とか。
それは愛か。

い頃から病弱で、定職にも就けない和久井一悟(いちご)。
「すみれ荘」の管理人である母が、恋人と暮らすため別居になったことを機に管理人代理として住人たちと静かな日々を送っていた。

PMSで月の半分を死んだように生きている美寿々。
そんな美寿々と姉弟のように戯れ合う、夢を諦めきれず生活のためにサラリーマンを選んだ隼人。
2人のお姉さん役のような、20歳の頃から16年もすみれ荘に住み続ける花屋勤務の頼れる青子。

そんな中、一悟の自転車事故をきっかけに、作家・芥一二三が転がり込んでくる。
その出来事を境に、住人たちが抱える“歪な愛のかたち”が、じわじわと浮かび上がっていく。

「どうして?」「なんで?」と戸惑うような感情も、凪良ゆうの描く言葉に触れると、ふと腑に落ちる瞬間がある。

理解はできない。
でも、確かにそこにあるものとして、少しだけ分かったような気になる。

すみれ荘ファミリア

タイトルから、もっとハートフルで優しい物語を想像していたけれど、いい意味でしっかり“凪良ゆう”だった一冊。 

今年の9冊目

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

最初はほっこり癒し系の小説かと思いました。
ですが後半から急に展開が変わり、凪良ゆうさんらしい感情が揺さぶられる小説でした。
人間って難しい生き物だと思います。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

主人公だけでなく、周囲の人々の人生模様も丁寧に描かれていて、作者の登場人物に対する深い愛着を感じた。
彼らの苦悩や心的課題を適当な言葉でいなすのではなく、対峙して自分たちの言葉で理解を行い、分かり合おうと努力している点に好感が持てた。
ただ、作者の文章の魅力を楽しめる場面がもう少しあったら、より印象的な作品になったのでは、と思う。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

優しげなタイトルからハートフルな下宿生活の話かと思いきや…何やら不穏な展開へ。穏やかな生活の裏に潜む毒の正体が衝撃的でした。
人の心の闇を描いていながらも読後感が不思議と爽やかなのは、救いを感じるからでしょうか

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

こんなことある?という展開で始まるけど、これも「家族」の形なのかな、親子・兄弟。「汝、星の如く」とはまた違う明るさ?あるけど、相変わらず人物描写が素敵だなぁと思える作家さん。安心して楽しめました!

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

すみれ荘に住む住人の話。
話が進むにつれ住人の裏の顔が見えてくる。
登場人物みんなそれぞれ共感できる部分があった。
後日譚の「表面張力」が好きだった。

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2026年04月25日

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