あらすじ
孤独な人生が、ネコとの出会いで大転換!
志望する国立大学に進学するも、人間関係につまずき中退し、引きこもりになってしまった今津宗也。気がつけば10年の時が経ち、家族との仲もどんどん悪くなっていった。
そんなある日、宗也は側溝に閉じ込められ助けを求め鳴き続ける子ネコの声に気づく。大雨の中、その声をどうしても放っておくことができずに、宗也は子ネコを救出し、マリンと名づけ育てることを決意する。そしてこの決断が、孤独な彼の人生に大きな変化をもたらすことになり――。
マイナス続きの人生が、ネコとの出会いで大転換! 『ひかりの魔女』『迷犬マジック』の著者が贈る、小さな奇跡の物語。
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Posted by ブクログ
表紙の猫が可愛すぎて手にとった作品。帯の人たち知らんなーって思ってたらそういうことだったのかと、、、。最後のコメントシーンは涙が止まりませんでした。素敵な物語でした!
Posted by ブクログ
長いこと引きこもっていた男性が、子猫を助けたことをきっかけに変わっていく。その変化の様子が温かい。
猫のマリンとの交流、両親とも会話ができて、両親を思いやることができていく宗也が素晴らしい。
息子の変化を受けいれていく両親も。
マリンのためとなれば、動物病院にも、買い物にも行ける。
宗也に必要なのはきっかけだったのかもしれない。
きっかけを得て、行動範囲は広がっていく。
心から、宗也を応援しながら読んでいた。
正直言えば、筋トレのうんちくや、ブログ常連さんのあれこれはいらなかったかなー、とか思わないでもないけど。
宗也にも、他のみんなにも幸あれと願う。
Posted by ブクログ
まず、とても読みやすい。
少し出来過ぎ?と思うこともないでは無い…笑。
でも、シンプルにハッピーになれる。
ちょっと「ボブという名の猫」を思い出すかな。
かくいう自分も…このボブに憧れて…というよりボブこと茶トラの猫に憧れて…本来なら犬派でネコは苦手だったのに、突然、家の前に現れた捨て猫を拾ってしまったのが四年前。。。だって茶トラだったから、笑。。。
今では片時も離れない甘えん坊であり、、、我が家の大事な五男坊。
社会の歪みにすっぽりとハマってしまって、もがき苦しむ時が誰にも一度はあると思うけれど、ネコの存在が無くても、、、宗也くんの姿に励まされることは多いと思う。
最後の最後まで「仕掛け」があって、作者のちょっとしたオシャレを感じました。