【感想・ネタバレ】重力ピエロのレビュー

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感情タグBEST3

購入済み

読み終えたくなかった

2014年08月03日

誰かに勧めたい!
でも、興味を持ってくれる人を見定めたい!
だって、平凡な感想は聞きたくないから…

2
購入済み

キレイな感じ

2014年02月21日

展開が遅く感じたけど終わりに近づくにつれてすごくハマった。こういうテーマのものって終わりが気持ち悪いけど、スゴくきれいに終わってスッキリした。

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Posted by ブクログ 2024年05月03日

とにかく良かった。家族は、他のどの関係性とも違うのか、私は良くわかる気がした。
ただ謎を解いている感じではない、心に残る文章がたくさんあったのと、この伊坂幸太郎先生という人の書く文章が本当に好きだと思った。
同郷だからかな、今は仙台に住んでいないから、広瀬川、青葉山のあの橋、それだけで涙が出る。

...続きを読む感想がうまく書けない。
この本は何回か読んだけど、感想がまとまらない。
良すぎる、という感想。

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

伊坂幸太郎先生の作品で一番はじめに読んだのがこれ。最初にして最高の作品に出会ってしまった気がしてる。映画の方も見てみたいと思った。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月03日

俺に似て嘘が下手だ、と声をかけるシーンでぼろぼろ泣いてしまった
「大事なときはいつも兄貴がいた」そんな風に弟に思ってもらえてたかなあとこの兄弟を羨ましく感じた。家族、とくに姉弟に会いたくなった

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

宮城県民なら馴染みのある地名だったりが出てきて面白いです。
春が二階から落ちてきた も凄い良いよね。

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

初めて読む伊坂幸太郎さんの本。最初は狂暴で荒々しい弟が登場で苦手かも…と思いましたが、兄弟、親子の思いやりが静かに感じとれる本でした。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月10日

「春が二階から落ちてきた」
書き出しから持っていかれた。
四季の「春」が落ちてくる?二階から??
それはすぐに人の名前であることが明かされるけれど、あれには心底慌てさせられた。

物語は過去(泉水の回想)と現実を行き来しながら進んでいく。春のしたことは、倫理、道徳、社会の秩序などからしてみればもちろ...続きを読むん許されないことだけど、自分が泉水の立場であったなら、同じ結論を出していただろうなと思う。

泉水と春がペットショップで話をする場面から、最後に春が二階から落ちてくるまで、じんわりほんわり気持ちがあたたかくなった。良き兄弟だ。

「オーデュポンの祈り」の伊藤と「ラッシュライフ」の黒澤が登場する。それぞれの物語の当人たちを思い出しながら、懐かしい気持ちで読んだ。

0

Posted by ブクログ 2024年01月12日

非常に読みやすい本だった。人物関係がはっきりとしていてわかりやすかった。言葉遣いがとても好きだった。

0

Posted by ブクログ 2024年01月11日

おもしろかった。
設定自体が馴染みのないものだし、さらにそこに様々な偉人や作家の引用がなされているのも関わらずさらっと読めた。少しずつ伏線が回収されていき、終盤でなんとなく犯人や謎だったことがわかっていったが、終わり方が予想できず最後まで楽しく読めた。タイトルもはじめと最後の一文もすごくインパクトと...続きを読むセンスがあっていいなと思ったし、自分好みのラストで満足な作品だった。

0

Posted by ブクログ 2024年01月18日

私が読んできた、伊坂幸太郎作品は「アイネクライネナハトムジーク」「砂漠」に続いて3作品目。
これまでの2作品は良い言葉がちりばめられていて、ストーリーも穏やかなものだった。
今回の「重力ピエロ」は作品の各章に意味があり、後半からクライマックスにかけて、それらが繋がっていった。「ラストチャンス」からは...続きを読む読書体験に没入し、時間や場所を忘れていた。
緊張感のある展開の中にも、これまでの2作品にあった、「散りばめられた良い言葉」があり、伊坂幸太郎作品の奥深さを感じた。
最後に、評論文並みの参考文献の数。これだけ広く、深い小説はなかなかない。

0
購入済み

スタイリッシュ

2014年03月08日

伊坂作品は当たりハズレが激しいので、読むのにすごく迷いましたが、面白かったので読んで損はなしです。

作者特有の言葉遊びというかセリフのひとつひとつがスタイリッシュな感じ。

結末は賛否両論あると思う。許されないことなんだけど、この兄弟ならアリなのかなと。違う終わりかただとあまりに普通すぎて...続きを読むつまらないかも。

2

Posted by ブクログ 2024年05月06日

泉水の弟、春は母親がレイプされて生まれた子ども。そんな過去がありながら、家族4人の互いの信頼感は強くて、血の繋がりを越えた絆で結ばれている。

あるとき、連続放火事件が起きる。その近くに必ず残されている落書きの意味するものは、どんどん引き込まれていくと、やがてその家事の現場は、かつて連続レイプ事件が...続きを読む起きた場所と重なっていることが明かされる。

春が自身の生い立ちを思い、病的な思考、行動をしてしまうのも理解できる気がするが、それを見守る父と泉水がすごくいい。

0

Posted by ブクログ 2024年04月20日

自身の出自に重い軛を架せられた弟・春。なぜ父は彼ら兄弟に真実を告げたのか? 物語の本質がそこにはないし、まして少年犯罪に対するメッセージ性もない。だがしかし、物語にのめり込んでしまう。途中から春が「犯人」だと判っても、その面白さは変わらない。警告を残す空巣や、殺人は何故いけないのかを問う生意気な高校...続きを読む生の話にクスッとしてしまう。濃霧の中での殺人。社会は許さなくても、家族は許す、という兄の言葉。凡人には思いもつかない書名。伊坂ワールドを満喫できた。

0

Posted by ブクログ 2024年04月15日

「春が二階から落ちてきた」
詩的で魅惑的なフレーズで始まる、兄と弟のお話。

あと連続放火と遺伝子と、グラフィティアートと癌の父と強姦に遭った母と、ストーカーの女、黒澤や伊藤、ガンジーにクロマニョン人と。

連続放火の犯人探しはミステリー的であるものの、
リアルでスタイリッシュな会話劇から綴られる、...続きを読む
伊坂ワールドにどっぷり浸かれる家族の物語。

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」

いつも笑っているピエロの素顔は、悲しみに泣き、怒りに震えていた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月09日

2024.4.7
終始不穏な雰囲気で、なんとなく春が犯人なんだろうと、心配になりながら読んでいた。
心配は的中したのは残念だったものの、父の最後のセリフは短くさりげないのにとても感動的だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

映画を何度か見たことがあり、その上でやっと原作を読むことができた。結末は映画と同じものの、原作にはないシーンが映画では加えられていたりと、また違った楽しみがあったように感じる。

特に印象に残ったフレーズは以下。

・楽しそうに生きてれば、地球の重力なんてなくなる
・それはつまり私を決心させるために...続きを読む何者かが与えてくれたヒントだったのかもしれない。つまり、「それを、やれ」という合図だ。
・本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ


作品の中に、オーデュボンの祈りの伊藤が現れて、最近読んだばかりだったのでタイムリーだった。映画の加瀬亮と岡田将生が良過ぎて、頭の中で2人をイメージしながらどんどん読み進めることができた。

正義ってなんなのか、正しさってなんなのか、何度だって考えるよな。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

重いテーマを軽やかに書かれているのは流石だと思いました。最初なかなか物語に入り込めなかったが、途中から引き込まれてあっという間に読み終わりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月23日

内容としては予想できるような展開の狭い話だった。
しかし伊坂幸太郎の描くキャラクターの会話のリズム感。そして容赦容赦に挟まれる回想。偉人のフレーズや、花言葉。音楽。絵画についての知識が飽きを全く感じさせなかった。そうじて良作。

冒頭の春が二階から落ちてきた。から始まり春が二階から落ちてきた。で終わ...続きを読むる。
驚きの書き出しを最後に繰り返すところに物語の着地の綺麗さを感じた。



テーマ
は罪と罰についての解釈。親子のつながりとは血縁、育て親としての環境なのか。??

すきな例え
大きな毒を殺すために別の歩いことをする。
マラリヤ療法
十九世紀の終わり頃、梅毒は最低の病気だった。梅毒菌が脳に入り込んで、気が触れたようになって死ぬ。もちろん抗生物質皮なんてない頃だよ。そんな時にね、ある精神外科がね、マラリヤを利用することを考えついた。蚊に血を吸われるときにマラリヤ原虫という寄生虫が映るんだよ。アレクサンダー大王だってマラリアにかかっていたらしい。とにかくさ、それに罹ると四十度くらいの熱が出て大変なんだ。
梅毒菌は熱に弱い。だから梅毒患者に毒を弱くしたマラリヤ原虫を感染させる。そうするとマラリヤの発熱で、脳の梅毒中が死ぬ。

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

驚く様なストーリー展開はないが、流麗な人物の会話や知識の引き出しが多く、飽きない。

伊坂幸太郎の小説はスマートでかっこいい。

「春が二階から落ちてきた。」

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

ミステリーとしては、読んでいくうちにある程度予想できるような展開ではありましたが、それ以上に、罪と罰について深く考えさせられる作品でした。人を裁くってなんだろうというところまで考えさせられました。

重い設定でありながら、温かくジーンとくるような場面も多く、読み終わってみると一貫して家族愛の物語だっ...続きを読むたなぁと感じました。

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Posted by ブクログ 2024年01月15日

今回も面白かったです。
ラッシュライフに登場していた黒澤も出てきます。
展開は先読みできるものでしたが、伊坂さん独特の言葉使いのおかげで飽きることなく楽しく読むことができました。
犯罪の負の連鎖にモヤモヤしつつも、私が春と同じ立場ならもしかしたら...と考えました。春のことを肯定してあげたいけど、で...続きを読むも...みたいな感情になりました。
春と実の父親の反省の対比が良いなと思った作品です。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

陽気なギャングシリーズが好きだったので、伊坂幸太郎の作品を久しぶりに読みたいということで手に取った小説です。ピエロが大好きなのでタイトルに惹かれたのですが、私の目は正しかったと思います。非常に面白かったです。
泉水と春という兄弟と癌の父親が中心のお話です。弟は、レイプ犯が母を犯して生まれた子である...続きを読むという複雑な家庭状況です。ですが、血の繋がりなんて関係ないと改めて思わせてくれる小説でした。
泉水が遺伝子に関係する仕事に就いているからこそ、この小説における家族の部分は描きやすく、印象にも残りやすかったです。
この家族は、常識の範囲内には収まらない稀有なこだわりや知識を持っているため、ユーモアもあり面白かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月07日

面白かった。
連続放火事件と弟の出生の秘密が結びつくときのざわざわ感が良かった。
父親の懐の深さに感服。
兄の弟への気遣いにも感服。
最後に頑固な店主に謝らせに行くところが面白い!

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

レイプ犯の子供であるハルを兄と父が愛情もって接するものかだり。
放火魔の犯人が春だったのは、出生に起因することだと思うので少し悲しい。

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

設定はあり得ないし、こんなことがあったなら家族全員ずっと暗いだろうと思うのに、なぜか明るい
一つの家族と、兄弟の絆を感じられる作品

空中ブランコを飛ぶピエロのように重力を忘れさせてくれる、そんな何かが起こるように

血が繋がってなくたって
家族の絆は作れるよね

伊坂幸太郎さん、やっぱり好きだなぁ

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購入済み

面白くないわけじゃない

2014年04月08日

けれど、面白かったか⁇というとどうなんでしょう⁇
飽きずに最後まで読めましたけど、池井戸さんみたいな感じじゃ無いですね( ̄▽ ̄)
関係の無い描写がクドクド有るのは駄作‼︎と常々思って居るのですが伊坂さんにかんしてはそのような事はありませんので星4つです

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

アヒルと鴨のコインロッカーを読んだ時と同じ感覚になった。こっちのが好きだけど、設定は重い。

話としての面白さはあまりなかったけど、ずっしり心に残る作品だった。

レイプの結果産まれた弟の春。レイプに対して加害者は軽く考えがちだけど、その一時の快感が何人もの人生を狂わせることを自覚した方がいい。
...続きを読むステリーというよりは家族の物語だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

『重力ピエロ』(じゅうりょくピエロ)は伊坂幸太郎による日本の小説作品、およびそれを原作とした2009年公開の映画作品。 第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。
※Wikipedia...続きを読むより引用

【感想】(ネタバレ含むかも…?)
最初の1頁で有名な台詞であろう、『春が二階から落ちてきた。』は最初何かの比喩かと思ったが泉水(兄)の弟の名前であった!
弟の春は、兄と会話する中で様々な考えを交えていく(偉人たちの台詞と共に)。その中で1番共感したシーンは、「『造形芸術は進化しない』」「人類は様々なことで進化・発達し(科学や機械も含め)てきた。そして先人の教えや成果を学んでさらに発展させたが、芸術は違う」と語るシーン。機械や科学技術は日々進歩しているけど、日常で見る有名な画家の絵は現代でも描こうと思えばかけるしその人が一生懸命考えて描いた絵だから進歩ではなくてそれが完成なんだなって文章を通して理解出来た気がした。その他にも最後の【参考・引用文献】を見ると分かるが〝性〟に関する事が多く載せられていたことが改めて分かった。それらは、生物学上血の繋がっていない春と会話する中で非常に重要な意味を成していると思うし、自分では考えない様な意見を語っていたから大変勉強になった。

感動はしたが、ミステリーを多く読みすぎているのか結末がどうなるのかは途中から分かってしまったのでもう少し展開が読めない様な感じだと面白かったかもしれない。(なので☆3)でも、夏子さんの話は面白かった。
伊坂幸太郎は、人の感情や倫理観を上手く文章にするのが長けていると思った。

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

おもろかったけど、こんなに長くはなくてもいいと思った。
『本当に深刻なことこそ、陽気に伝えるべき』
というフレーズはぶっ刺さったのでこれからのモットーにしようと思う。

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Posted by ブクログ 2024年02月05日

伊坂幸太郎作品、初読み。例によってブッコーフ。

家族小説というジャンルなのか、とてもほっこりしたし、温かくなるシーンが多くあった。兄弟の絆も感慨深いが、父親が良い父親で理想像すぎる。マジでこんな父親になりたいと思わせてくれる小説だった。お母さんもとても良い人。競馬場の話が好き。

序盤から怒涛の展...続きを読む開というわけではなく、放火事件が周りで頻繁に起きていてその犯人をずっと追っている展開。

衝撃展開とかはないが、兄弟や家族エピソードちょくちょく出てきて心温まる。でもこんなに盛り込む必要はあったのだろうか?と思ってしまった。後半に回収はされるものの、ギュッとすればもっとコンパクトに話がまとまる気がしないでもない。本が普通の小説より若干分厚いため思ってしまった。


以外ネタバレ↓






ミステリー要素としては登場人物が少なくて、なんか消去法で予想できてしまった感。春が放火してると思ってたし、本当にそうだったときはどんでん返しがなくてちょっとかなちい。葛城も怪しかったし、難易度は易しめだと思う。そういう点では小さい子でも読めるかもね。あ、でもレイプが...。

あと夏子さんは結局どうなった?後半でナイスアシストをするも、物語の中でそこまで目立たなかった印象。でも春の秘密を主人公に伝える役割ではあったのか。小説では描かれなかったものの、ワンチャン春とくっつくのかもしれない。

「重力ピエロ」というタイトルについて。ピエロはサーカスで危険な芸や見てる人をそわそわさせる芸をするが、それを忘れさせる、すなわち「重力」を忘れさせるように振る舞い、あの化粧をしている。同じように春と泉水も、血や遺伝子は繋がっていないが、その遺伝子的つながりを忘れさせるような繋がりだったり絆が生み出すストーリーだったりが本当の繋がりであり、家族、兄弟であるということ?結構良い感じの解釈だと思う。

好きな話→ジョーダンバット、母と行った競馬場、絵の展覧会で尻を叩いた話、他にもあったけど忘れたのであとで書く...。


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Posted by ブクログ 2024年01月28日

伊坂さんの会話のリズムがすごく好き。ふっと笑ってしまう軽快な会話が、辛い過去もある重たい雰囲気の話とのバランスをとっているのか、スラスラと読めてしまう。
でも昔の人の言葉とか芸術を会話に混ぜて無理なく話せる人、滅多にいないと思う。魅力的な会話ができる人になりたいなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月17日

すごい速さで読むことが出来た。ストーリーの展開が読める割に、表現がややまどろっこしく、途中、雑に読んでしまった感がある。ところどころに散りばめられている絵画や音楽、名作の話が好みだった。

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Posted by ブクログ 2023年10月09日

☆3.5
ミステリーとしては早々に犯人や登場人物の正体に気づいてしまって微妙に感じたが、家族愛の物語としては面白かった。
特に父との最後のやり取り、母との競馬場での回想シーンが好き。


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