あらすじ
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。
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Posted by ブクログ
何度目かの再読。そうそう私はこのお話が大好きなんだった、って思い出した。★が5個じゃ足りない。生涯通してベスト5には入る。有名な書き出し「春が二階から落ちてきた。」からすでに恋。素敵すぎる。
今作は映画版も昔見たので、春は岡田将生、泉水は加瀬亮で脳内再生されるけど、イメージ通りで最高。「最強の兄弟」って「お守りみたいな存在」なのすごく共感。私にもそんな最強と思える兄弟がいます。
あと「オーデュボン」の伊藤さん、「ラッシュライフ」の黒澤さんの登場も胸熱…!これだから伊坂作品は再読からが面白い!
Posted by ブクログ
たしか20年前に読みました。初めての伊坂作品で、ファンになりました。「俺たちは最強の家族だ」というセリフが忘れられません。また読みます。
Posted by ブクログ
「2階から春が落ちてきた」印象的な冒頭で始まる。
章が細かく分かれているために回想シーンであったもすんなり物語の中に入り込むことができ、また、スラスラと読むことができた。ただ、章の題名がネタバレになってしまい、今後の展開がやや予想できてしまう事が度々あった。
春が放火犯であることは途中からやや検討がついたものの、主人公の行動に全く注意していなかったために、主人公が目論見を持っていたことにとても衝撃を受けた。
終わり方もこの兄弟らしい、世界観を残した終わり方で綺麗だった。
Posted by ブクログ
私は「死神の精度」を読んでから、(後書きでこの作品の登場人物が存在すると知って)読みました。
かなり初期の伊坂さんの作品は、ちょっと怖いイメージがあって敬遠してしまってたのです。
でもやっぱり読んで良かったです!
春は私(泉水)の母親が強姦された時に身籠った子だったんですね。それを知った春の気持ち…計り知れないです。
何で周りがその事を知ってそんな目で見るの?とか、春が知らなければこんなにも苦しむ事はなかったのに、どうにか知らないままで守れなかったの?とか色々考えてしまいました。(いやそしたらそもそも物語が成り立たなくなっちゃうし、と自分にツッコミ。)
物語が終わった後も、春の心は救われるの?と…夏子さん並みに私も色々思い巡らせています。
という訳でここまで夢中にさせてくれる伊坂さんは本当にすごい。
それからお父さんの息子たちを静かに見守る愛、真心、本質を見抜く力、色んな場面に感動し涙しました。
伊坂さんの作品にはいつも粋な言葉がたくさんあって。私自身救われたり、心が温かくなったり、エネルギーを貰っています。
p53「勤勉な者が得るのは、報酬と、チャンスと、信頼だよ。」と言った春の幸せを願わずにはいられないです。
Posted by ブクログ
競走馬「ジュウリョクピエロ」(と今村聖奈騎手の快挙)に因んで再読。15年ぶりくらいに。
最初に読んだのは30代半ばだと思いますが、その頃よりは面白く読めた気がします。
正直、伊坂さんの作品の中ではそんなに好きな方ではない(もっと好きな作品が沢山あります)のですが、そんなことは無かった(なくなった)気がします。
死神の黒澤さん、オーデュポンの祈りの主人公?が出てくるのですね、すっかり忘れてました。伊坂さんのこういう「スターシステム」的なところ、結構好きです( ´ ▽ ` )
……間違えました。黒澤さんは死神ではなかったです。ただの人間でしたm(._.)m
ただ、他の作品にも出てくる点は合ってます。