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Posted by ブクログ
小樹海と呼ばれる神森で5歳の子供が行方不明になる。自閉症スペクトラム障害と診断された男の子だという。だが1週間後に無事に保護された。その間子供はどうしていたのか。
悩みを抱えた人たちが迷い込む自殺の名所か、今どき流行りのソロキャンプに最適な場所か、表には出せないいわく付きの金を巡る争いの末に逃げ込むところか。次々起こる事件を追っていると森というのは本当に人の姿だけでなく、心も包み込んでしまうような場所なのだなぁと思わされた。そしてそこで何が起こったのかを解きほぐしていくストーリーは、樹海の中を彷徨うようなところから、少しずつ道が見えてくる感じ。それは物理的な道だけでなく、心の中の迷いを解き明かしていくような道だったりしたのかもと感じた。
何で無事に戻ることができたのか、それは森の中に入って来た者たちが、森の力によってなすべき事を知らされたからなのだろう。それは人間だけでなく全ての生き物において。
久しぶりに読む荻原浩氏のサービス精神溢れる物語展開は、これまで以上に優しさに溢れている感じがあり、450ページの長編を読み終えた時に本当に満たされた気持ちになった。
Posted by ブクログ
さいっこうに面白かった。
結構な厚さの単行本なので、日曜に読み始めたものの、結構な厚さなのでこれは月曜からこの結構な厚さの単行本と同伴出勤か、と、思ってたのに、日曜に一気読みよ…。
めちゃくちゃ面白かった。これはまた…全力でおすすめしたい本やなあ。
ページをめくる手が止まらんかったもん。
著者はイチゴ農家の話を最初に読んだもので、どうしても人生やりなおしほのぼの小説の印象があるけど、ちゃうよな。
わりと、こっちの雰囲気のほうが強そう。
この小説をひとくちで言うなら何やろう。
とにかく面白いので、わたしが今書いているこの文章よりもこの本を読んでくれと言いたいくらいやけど(何やねん)
作中にシンクロするとか、気持ちがこたえるとか、情況のグラデーションに目を奪われるとか、そんなんちゃうねん。
そんな、抽象的なことちゃうねん。
ひたすら、たくましい本。
でもって、せやなあ、エンターテインメントやな。
展開が気になって本を置けない。休日に一気読みしたわたし、グッジョブ。
他がどうとかではなく、これぞ小説、て感じやな。
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