無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
香水の新作ブランド、ミリエルの宣伝プロジェクトとして渋谷の女子高生の間にある噂が広められる。
『レインマンが出没して女の子の足首を切っちゃうけど、ミリエルをつけていると狙われないんだって』
企画会社が女子高生モニターを雇って流した創作の噂だったはずだが、実際に足首を切断された女子高生の遺体が発見される。
2000年代の渋谷が舞台で、コギャルやiモード、チェーンメールなど懐かしいものも多いけど、話の内容は古臭くなくむしろ面白い。
事件を捜査する刑事の小暮には女子高生の娘がいて、“今どき”の女子高生の感覚とのギャップがあったり助言をもらったりの凸凹感がいい。
また小暮の相棒となる本庁の女性警部補、名島とも子持ちシングルという共通点がありながら、着眼点や関係者へのアプローチの仕方に差があってこちらの凸凹感もいい。
SNSがなかった時代に噂話という口コミ戦略でマーケティングを図る企画会社社長の杖村、その企画会社を利用しながらも見下している広告代理店の加藤と西崎、大人を小馬鹿にする女子高生たち。
20年前の作品ながら今と通ずる部分も多く、情報戦略の便利さと危うさがリアルに感じられた。
そして一件落着と思いきや、最後の一言で心臓を握りつぶされる衝撃…!!
Posted by ブクログ
200ページくらいまでは「これは捜査進んでるんか?」と思っていました。だけど、どんどん先が気になってあっという間にラストページ。
これだけ読み進められたのは、捜査や殺人事件だけの堅苦しい文章だけでなく、登場人物同士の掛け合いや、小暮さんのボケが入っていたからだと思います。
まだ読書初心者の私には最初の人物像や、捜査の濃密度を見るのに耐えるのは苦戦したけど、最後まで読んで良かったと思える作品でした。
読み進める度に自分の中で予想する犯人が違っていくので、読んでいる自分も楽しかったです。
本当に犯人は予想外でびっくりしたけど、向日葵の咲かない夏ほどはびっくりしなかったかな。
初めてラスト一行が大切だと思える作品に出会えました。そして「噂」で好きな人を決めたり、第一印象が決まってしまうこの世の中に、学生の私がこの作品を読めて良かったと思っています。
これは噂で始まり、驚愕の事実の噂で終わる物語です。そして読後気持ち悪くなります。
気になっている人はぜひ読んでください。
ラスト4文字は見逃さないように。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸