あらすじ
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
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Posted by ブクログ
初めて私怨や復讐以外のシンプル変態犯罪者の犯人が出てくる小説を読んだ。ページ数は多かったが、会話のテンポがよく読んでてストレスは
無かったかな。星5の理由はそうはならないだろ
ってツッコみたくなるところが無かった所と主人公のオッサン刑事の元に渋谷のギャルが集まって話をする所。ああいうギャルとかが名島さんのアシストでみんな協力して場がまとまっていく感じが
熱くて好き。なんかみんなカッコよく見えてくる。
話自体は全部腑に落ちるし、
全部理解できる。のに最後まで犯人が
分かんないって所が面白かった。
最後の一行が衝撃って書いてあったけど、
これは本当に衝撃。鳥肌たった。
「キモサブ」ってお前かよ…。
Posted by ブクログ
香水の新作ブランド、ミリエルの宣伝プロジェクトとして渋谷の女子高生の間にある噂が広められる。
『レインマンが出没して女の子の足首を切っちゃうけど、ミリエルをつけていると狙われないんだって』
企画会社が女子高生モニターを雇って流した創作の噂だったはずだが、実際に足首を切断された女子高生の遺体が発見される。
2000年代の渋谷が舞台で、コギャルやiモード、チェーンメールなど懐かしいものも多いけど、話の内容は古臭くなくむしろ面白い。
事件を捜査する刑事の小暮には女子高生の娘がいて、“今どき”の女子高生の感覚とのギャップがあったり助言をもらったりの凸凹感がいい。
また小暮の相棒となる本庁の女性警部補、名島とも子持ちシングルという共通点がありながら、着眼点や関係者へのアプローチの仕方に差があってこちらの凸凹感もいい。
SNSがなかった時代に噂話という口コミ戦略でマーケティングを図る企画会社社長の杖村、その企画会社を利用しながらも見下している広告代理店の加藤と西崎、大人を小馬鹿にする女子高生たち。
20年前の作品ながら今と通ずる部分も多く、情報戦略の便利さと危うさがリアルに感じられた。
そして一件落着と思いきや、最後の一言で心臓を握りつぶされる衝撃…!!
Posted by ブクログ
面白くてまだ火曜日なのに夜更かしして読み切ってしまった!
人から人へと伝わっていく「噂」という題材、
読み応えのある刑事モノのサスペンス、
ミステリーとまさかの最後の一行!
全てが調和した素晴らしい作品でした。
匿名
噂、自分も発言元がわからない話に惑わされた事が何度かありました。自分が聞いた話も、こうして流されたのかも?口コミからこんな事件に発展するとは最初は思わなかったです。
話しが進むにつれて、小倉刑事の人間味がとても良かったです。
展開もスピード感あるし、キャラクター毎にちゃんと個性があって読みやすかった
最後の最後で思わず、「あぁ」という声が出た
最後の最後
正直なところ中盤にはレインマンが誰なのか分かった。と言うか意図的に気付き易い作りにしてあるような印象を受けた。
結局噂に殺されたのは噂を利用した本人だけと言うのも皮肉が効いてて面白い。
最後のオチも。
Posted by ブクログ
ミステリーではあるけど私が好きだったのは事件やトリックもだけど、登場人物たちの生活や人柄がちゃんと描かれていたところです。
小暮は43歳のシングルファザーで、思春期の高校生の娘との生活や仕事との両立で悩んでたりしていて、名島もシングルマザーで息子の話が出てきたり、同僚たちにもそれぞれ個性が描かれていて、事件を追うためだけに登場人物がいるという感じがしなかったのがよかったです。
小暮が麻生のマンションへ行ったとき、ストーカー対策をしてる同僚が、状況を瞬時に察知して嘘をついてる場面が好きです。
いざというときはちゃんとやってくれる。めっちゃおしゃべりな人やけど!こういう細かいところから人との繋がりが見えるのが良かった。
名島も、小暮が捜査から外されると知ったとき、会議で一気に話し始めるところが良かった。
助けないと!というより、「いや、私はそれ嫌!この人を外してほしくない!」という感情が先にあって、それがそのまま行動になる感じが良かった。
人って、自分のためだけではなかなかスイッチが入らなくても、誰かとの繋がりや単純な「嫌や、やめてほしくない!」という気持ちが起爆装置になることがあるんやろなと思いました。
小暮が作中で話してた、環境やタイミング、何かのきっかけが人を変えてしまうと言うとも印象に残った。
奇抜な生い立ちや、ものすごく特殊な人生を送ってきた人たちの話ではないからこそ余計に怖い。
だから小暮の娘のことはかなり心配しながら読んでました。
平成の空気もかなり感じれて良かった!
ただ、小暮が43歳と知ったときは衝撃、、
娘やギャルたちからおじさんと言われ、本人も、もう年だからみたいな雰囲気、、そこにも時代を感じました。
ミステリーとしては、私にも犯人を推理できたのがちょうどよかったです。ラストは全くの予想外でした!
ヒントが散りばめられていたので、途中で読み返したりしながらドキドキできました!
「噂」というテーマも面白かったです。
口コミや噂をマーケティングとして利用するという発想は知らなかったので、読んでいて、私も知らないうちに噂に翻弄されてるかもと思った。
本を読むと知識が増えると言うけど、私は別に知識を増やしたくて本を読んでいるわけじゃなくて、単純に物語が楽しいから読んでるけど、こうやって物語を楽しんでいるうちに知らなかったことを自然に知れるのはやっぱり面白いです。
最後に一番驚いたのは、小暮と名島。
ずっと信頼できる相棒という関係で見ていたので、恋愛?な感じになるとは思っていなかったので、、相棒のままでも良かったんじゃないかな、、とちょっと思ったけど、伴侶に先立たれ、家庭と仕事を抱えながら誠実に生きてきた二人が、お互いを深く信頼していることを考えるとこういう関係になるのも分かる気がしました。二人が幸せならそれが一番です!
480ページと長かったけど、「早く犯人を捕まえな、また犠牲者が出る!小暮、娘のためにも早く!」と思いながら読めたので、長さはそこまで気にならなかったです。
ミステリーとしてもちゃんと楽しめたけど、私にとっては「ミステリーを読んだ」というより、事件をきっかけに、この人たちの生活や人との繋がりを一緒に見ていた感覚が強くて良かったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
文章がまず読みやすい。すらすら読み進めちゃう。
好きなシーンは、小暮と名島がコムサイト社に訪れたときに小暮が窓を背にして座ったところと、
捜査会議の時に名島が初めて声を上げたところ
犯人に関しては正直「あ、あなたですか」というくらいの感じだけど、ラスト1行が……
なんでだ…そりゃ復讐の気持ちは分かるけど小暮のことを一瞬でも考えなかったのかい…?
小暮はあなたのことずっと心配していたよ?
小暮と名島のほのぼのバナナシュートデートで終わろうよ…
この作者さんの他の作品も気になったけど、こういう不穏ミステリは書いてないのね?
この方の書いたミステリがもっと読みたいなあ。
Posted by ブクログ
題材も面白く、ミステリーとして大満足の一冊。
主要人物の個性が確立されているので読みやすかったです。
最後の一文に驚かされ、後味の悪さを残す作品。
ただ、これをどんでん返しというのかは微妙だなと。
Posted by ブクログ
一見意味のないような文章が、最後の一文で
「だからだったんですね」
と思わずにはいられませんでした。
終わったと思ったのに、一文で引き戻されました。
Posted by ブクログ
どんでん返しを期待して読んだら、犯人は最初から予想できるしなんだかなーって思ったら最後の一行ガチきもさぶ!どんでん返しより好きかも。
Posted by ブクログ
刑事のコンビがとても良かった。
年齢も階級も所属も違うけど、リスペクトし合っていて、お互いの得意とすることろを最大限に発揮して解決に繋げる過程がとてもかっこよかった。
それだけにラスト1行は…すごい
なんとなく最後のページをめくる直前に予想はついて、嫌な予感はあって、それでもマジか!と衝撃だった。
読み終わってすぐにパラパラと最初から読み返したくなった。
犯人については伏線というより描写そのものがヒントになっていて、これは小説ならではだなと感じた。
Posted by ブクログ
二度読み必至、という紹介に惹かれて。作家さん初読みなのだけど、優しい物語を書くイメージのある荻原さんはこんな作品も書いてたんだなぁ。
娘を想う父親の面と、刑事としての立ち位置に迷う小暮と、見た目の若さから舐められがちだけど観察力の鋭い名島のバディが、だんだんと息の合ったチームになっていくところがすごく良い。だからこそ、この2人には幸せになってほしい、と思っていたところに最後の最後で衝撃の事実が。。脱力というか、「なんでよ〜〜」って気持ち。でも、小暮と名島が少しずつ着実に犯人に近付いていく様子が面白かった!
Posted by ブクログ
最後の1行が…と話題で読んでみましたが、さすがでした。驚きました!
最後の驚きを抜きにしても、読みやすくてハラハラドキドキ楽しかった。懐かしい?古い?当時の描写もそこまで気にならず。
作者さんの誘導にしっかり騙され、西崎のことばっか気にしてました。
17歳に手を出す30歳気持ち悪…とか、三崎康代→サキかな?とか、西崎の語りで高原美幸と青田久美のことをやたら知ってる口調に違和感を感じて満足していた。
読み返すと冷蔵庫を開けると必ずサキと会話してたり、サキが腐らせた、とか。サキの足を眺める描写とか。そもそもサキとの会話は全部サキ(足首より下)なのに〜
西崎の遺体と会話できちゃう精神状態が仇となり、最後はサキとのゴミの日の会話で飛び降りることになるとは。
最後、杖村の足首を切断した凶器が見つかってないのはなんでだろう?と思ったものの、その後の小暮さんと名島さんのほのぼのシーンでそんなことはどうでもよくなり、小暮さん、名島さんのことワンチャン狙ってるのがえ?て感じで歳近いのか?同じ30代?うーん…などと思っていたら。
菜摘、ノーマークでした!
やたらきもさぶが強調されてると思ったのはこのためだったのね(泣)
青田久美の復讐ということよね?
何回も泊まりに行ってたエリちゃんと一緒に?
「今夜はエリと約束しちゃった」っていうのは杖村殺害の約束?
復讐にしても、くすくす笑いながら人殺せるってなかなかだと思うんだけど…逆にこれだけだよね?!他はやってないよね?!と心配になる。
最後にしっかり驚かされて大満足でした…!
Posted by ブクログ
わたしが読んでいたあのパートも、あそこも。すべてラスト1行のために用意されたものだったのか?!と。犯人が分かるまでの流れも比較的読みやすく、惹き込まれるような文章。人のフェチズムの歪みを見た。
Posted by ブクログ
ネットでどんでん返し系ミステリーと見て、久々にそういうの読みたいなーと思って読みました。
文章も読みやすく、小暮と名島バディがとても好感持ててサクサク読めました。久々に一気に読んでしまった。
ミステリーのバディって、ホームズ役が奇抜で偏屈、ワトソン役が正義感は強いが平凡でミスしがちとかだったりだけど、この2人はお互いリスペクト持って真摯に仕事してて良かったです。
久々に警察小説読んだんだけど、いいですね。地道な捜査とか、警察用語とか楽しい。他にも警察小説読みたくなりました。
個人的に男やもめの主人公のラブロマンスが無かったのが良かったです!!最初バディ組んだ若くて可愛い女性とのラブが始まったらやだなと思ってたので笑
ちょうど今平成リバイバルが流行っててこの時代の空気感も感じられて良かったです。iモード!チェンメ!渋谷センター街!コギャル!とか。
結構早々に犯人がわかっちゃう感じだったので(最後の一行際立たせるため?)あんまり前評判ほどの驚きはなかったかなぁ。ラストは驚愕よりもうわぁ後味わるぅーってなってしまった
Posted by ブクログ
本編は読みやすく、事件の先が気になって一気に読める作品だった。
一方でラストは、物語全体の見え方をひっくり返すようなどんでん返しというより、最後にもう一発驚かせるための“ジャンプスケア”的な印象。
驚きはあるものの、物語の根幹を揺るがすほどではなく、少し蛇足にも感じた。
爽快な伏線回収ではなく、嫌な感触だけを最後に残すタイプの結末だった。
Posted by ブクログ
3.5
犯人は序盤で分かってくる仕様で、どんな仕掛けで裏切ってくるんだろうと思ったけど、あっさりそのままでした。最後の一文がどんでん返し要素ではあるんだけど、女社長を殺したのはレインマンではないんだろうなと予想できたし、その犯人たちも想定内でした。小説って難しいな。
Posted by ブクログ
普通に刑事系ミステリとして面白かった。噂や口コミが題材になっていること、警察内部の描写も面白かった。
ラスト1行は衝撃だが、大きなどんでん返しかというとそうでは無かった。どんでん返し系として読み始めてしまったので、少し物足りなかった。
Posted by ブクログ
「噂」ってタイトルだからもっと噂を使って事件が起きたり、解決するのかと思った
全然予想もしてなかったからか最後の一行は
「えっ!?」ではなく「ん?」だった
もう一回読めば伏線が散りばめられていて最後の一行で「えっーーー!!!」ってなるのかも
Posted by ブクログ
衝撃結末って言うので犯人が誰か確定できないままワクワクして終盤まで読んだけど、ヌルっと犯人が暴露されてしまったのでうーんという感じだった(犯人を序盤から推定できていたらしいのにそこに意外性を求めて読み進めていたっぽいよく分からない読者もいるようですが)
Posted by ブクログ
噂を題材にしたミステリーとして、ストーリー展開は面白かった。
恐らく、途中で犯人には気がつくタイミングがあります。
ただ、これはオチではないだろう!もうひと展開来るだろう!と期待していましたが、最後のどんでん返しは本書の中では推理しようがないものだったのが残念…
それとも自分が伏線を見つけられていないだけ…?笑
Posted by ブクログ
犯人も普通に考えたら序盤でわかるしミステリとして特筆すべき点はないのだけれど、杖村の最後の内面描写で「水虫がかゆいよ」のフレーズを入れたのは痺れた。その前の飲尿とか全部霞む。それまで強調されて来た強かで美しい女性像をこれほど損なう属性もそうそうない。水虫て。語尾の「よ」がまた切実さを感じさせる。
このフレーズを目にできて良かった。ここだけピンポイントでめっちゃ刺さった。
Posted by ブクログ
最後の1行に衝撃との紹介を見て読んでみた。まさに衝撃。いや、終盤の杖村殺しの犯人が西崎じゃないとは思ったよ?思ったけどまさかね、、小暮と名島の今後の良い感じの関係を仄めかした後にあれだから、後味悪すぎる。イヤミスすぎる(褒)
Posted by ブクログ
前からずっと読みたかった作品。
文体も読みやすく、大まかなあらすじは分かっていたから結構なボリュームはあるけど一気読みできるかなぁ…なんて思っていたのに、エンジンかかるのが意外と遅かったかも。
前半、事件は起こるもののあまり変化がなく少々退屈気味。後半、ある時を境に一気に加速して最後まではあっという間。
だからなのか、最後の一行で面食らった。
小暮&名島コンビ 好きだったから、ほっこり描写から一転、衝撃のラストには頭がついていかず…
しばらく余韻が残りそう…。
時代背景を感じつつ、とにかくイヤミス感を凄く感じる作品だった。
Posted by ブクログ
購入本。長い間積読本となっていたが、久しぶりにミステリーが読みたくなり今作をチョイス。読んでみた。
中盤くらいから牽引力が強くなってきて、そこからは一気読み。でも全体的にちょっと長いなって思っちゃった。
あと帯の煽りすぎ問題ね。どうしても目に入ってそこを意識して読んじゃうから、最後の衝撃はあまり感じなかった。まっさらな感じで読めたらめちゃくちゃ衝撃だったと思います。上手い!って思ったと思う。煽りすぎの帯って嫌いなんだけど、売るためには仕様がないんだろうな。
Posted by ブクログ
犯人の目星は早々についてしまったからやっぱりそうかーって感じだったけど、最後の1行に鳥肌
流行って別のギャルが言ってると思いたいね
他の方が言っていた100pあたり読み返すとキモかった
Posted by ブクログ
どんでん返し系が好きな人にオススメしたい。
所々に伏線あって、必ず読み返したくなります。
これ、シリーズ化してないのかな?
小暮巡査部長と名島警部補コンビの。
この2人のバディをもっと読みたい(ちょっとロマンスも期待)
Posted by ブクログ
え?これ映像化されていないの?と思うくらい読みやすい。
主人公の2人組が最高のバディで読んでいて楽しい。
あと、人間のフェティシズム怖すぎ問題。
Posted by ブクログ
●刑事もの
ミステリというか、ホラー
無駄がなく読みやすかった。
主要人物のキャラクターも固まっていて、脳内に映像として浮かび上がってきた。
ただ、年代が古い。
自分がギリ差し掛かってない、かつ知ってはいる年代なので、理解出来るほどの古さがなんか古典よりも古臭く感じた。
(古典はパラレルワールドとして飲み込んでいるので)
最後の1行は、後半で分かってしまったため、衝撃は無い。
特にトリック的なのはない。
徐々に犯人像が浮かび上がっていく過程に惹き込まれた。
探偵ミステリもののような謎が明らかになる快感は特にない。