ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • やらなくてもいい宿題2

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    ネタバレ

    読者層を意識してストーリーの深さは控えめ、前作に続き宿題に集中できる構成。全体の縦筋のキーワードと、そして前作が最後のナイトウさんからの宿題の伏線になっているのがニクい。

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    2026年09月04日
  • 暁星

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    文学賞を超えて政界とも繋がるカルトの恐ろしさ…ノンフィクションとはいえ、近しい出来事が実際にあるのかもしれないなってドキドキしました。

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    2026年09月04日
  • ファイア・ドーム 上

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    設定はよくある田舎の誘拐の地味な話。上下巻と長くどうかなぁ、と思い読み始めたけど設定、登場人物、人物描写など丁寧に丁寧に書かれててすぐに取り込まれた。噂の問題が根本にあるけどそれに振り回される被害者に焦点を当てた箇所が、よくあることなんだろうけど恐ろしく感じた。自分も気をつけなければ。。。早く下巻を。

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    2026年09月04日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    あるラジオで紹介されていて、衝動的に買った本。
    今まで朝井リョウ氏の作品は短編集でしか読んだことはなかったけど、どんどんと人の人生が交差していく意外な展開に引き込まれて、あっという間に読んでしまった。ハッピーエンドでもバッドエンドでもない結末。読む人によって解釈の仕方は変わりそう。

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    2026年09月04日
  • チョコレートコスモス

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    俺は演劇やったことないし、見たこともほとんどない。
    でも目の前で幕が上がって演劇が始まる。本当はオーディションだけど。でも手に汗握って舞台見て、女優の血が滾ってるのを感じて、巽たちと一緒に忘れられない瞬間を目撃する。

    俺に演劇が降りてくる。俺の理解できる感情と言葉で演劇がわからない俺に降りてくる。文章でここまで出来る。本当にすごい。

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    2026年09月04日
  • 1+1

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    最近、刑事物とか政治関連とかばっかり読んでたので、美味しいご飯と良き人ばっかりのショート連作は楽しかった。悪意のない人の繋がりは読んでて楽しいね。花音ちゃんの幸せなストーリーも最後に読みたかったな。

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    2026年09月04日
  • アルケミスト 夢を旅した少年

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    友人に勧められた本。
    読む前と読んだ後で物事の見え方、感じ方が変わったように思います。
    日々のなんでもない出来事が実は自分の将来につながっているんだと気付かされ、これからのちょっとした選択やこれいいかもというような感性をもっと大事にしようと思いました。
    これから来る毎日が私の未来の可能性を秘めていると思うと期待と希望に溢れてきました。

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    2026年09月04日
  • プラナリア

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    面白かった!職場の人に勧められて読んだが、山本文緒さんは「自転しながら公転する」を読んだことがあったが、個人的にはこちらのプラナリアの方が好みだった。

    短篇集は普段あまり読まないけど、どれもとても完成度高くて驚いた。特に女性の内面を鋭く書いていて、女性特有の揺れる思いとか感情を書くのがとても上手い、と感じた。
    「プラナリア」、「ネイキッド」、「あいあるあした」が特に印象に残って良かった。

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    2026年09月04日
  • リボンちゃん

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    穏やかで優しい話の中に数々の社会問題が織り込まれており、それを「乗り越えよう」という情熱に基づくわけではなく、「何となく」乗り越えていく「加代子さん」と、「リボンちゃん」ことわたし の姿が描かれる……と書くと「そんなに上手くいくはずがない」「気概がない」という謗りも受けそうであるが、個人的には力まず自然体で困難を乗り越え、新しい考え方や価値を受け入れ見出していく様子に励まされた。様々な人におすすめしたい良書である。

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    2026年09月04日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    ネタバレ

    シジュウカラに言葉があると知って驚いた。餌を見つけたときに、わざわざ他の種類の仲間まで呼び寄せる理由が「自分の生存確率を上げるため」だと分かり、なるほどと納得した。
    筆者が学生時代から鳥類研究に熱心に取り組んでいたことを知ると、当時の自分は遊んでばかりで何をしていたのだろうと感じる。
    「バッタを倒しにアフリカへ」の前野さんのように、研究者が未知の領域を切り開いていく姿は胸が熱くなる。鈴木さんが更なる高みに進めるよう願っています。

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    2026年09月04日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    殺人ミステリーではなく、出生の謎を追う人間ドラマだった。
    物語の中盤であっさりと武田航とキュウキュウ十二(中川信也)が双子であること、生島京子と親子関係であることが明かされて最後まで話が持つのかと心配になったが、中川信也の生い立ちなど興味深い話が出てきて最後まで面白く読めた。禁忌の子は、主人公や中川信也を指す言葉と思っていたが、主人公と嫁の間にできた子供のことだったと驚かされた。
    また、密室殺人がただの自殺だったという読者への裏切りとも取れる展開も、確かに托卵児が2人だけと前提を決めつけてしまっていたことに気づかされ、なるほどと納得しながら受け入れることができた。

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    2026年09月04日
  • ストロベリーナイト

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    2026年にして誉田哲也さん初読でした!
    ドラマ化された姫川玲子が活躍するシリーズの第1弾
    めっちゃくちゃ読みやすいじゃないですかー!何で今まで読んでこなかったんだろう。
    ドラマをやってて面白そうだな〜とは思ったけど、全く見なかったので内容は全然知らず、読むのを楽しみにしてた。
    冒頭からグロい、かなりグロい
    よく実写化できたな(笑)
    でも話は面白くて読みやすいので、すっと頭に入ってくる。
    中盤、玲子の過去の話になるが、そこはめっちゃ泣ける。
    姫川が活躍する場面は爽快で読んでて楽しいが、勝俣は出てくるたびにイライラしたー。あんなのが職場に居たらしんどいわ

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    2026年09月04日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    話がぎゅっとなっててすぐ終わる。昔の伊坂幸太郎っぽい。資本主義の話のところだけ、なんか伊坂幸太郎が俗世の話を、と思ったけれど、他の人の話を取り入れたとあとがきに書いており納得した。解説良い。ブラピが七尾気に入ってくれて良かった。(映画見たが)イメージとは少し違ったけれど。

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    2026年09月04日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    前評判が良すぎた上に映画で結末を知っていたから高いハードルを超えられるか不安だったけど、余裕で超えちゃうくらい面白かった!
    こんな体験なかなかできないと思う。事前情報完全ゼロで読んでほしい&読みたかった。。。

    原作は理論の説明、映画は映像と音楽との調和やオリジナルシーンとそれぞれの良さがあって、原作を読み終えた直後に映画を観ると初見の何倍も感動した。映画に感動して原作をまた最初から読んでしまった。上下巻ともにワクワクが止まらなくて読んでいる間ずっとしあわせだった。

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    2026年09月04日
  • マリスアングル

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    姫川シリーズ
    他シリーズから魚住が加入し今回は主役扱い
    今までとは描写というかスタイルが少し変わった感じ
    どんでん返し的な展開は無いが個人的にはすごく面白かった

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    2026年09月04日
  • かなたの雲~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(七)~

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    内容(ブックデータベースより)

    注文に応じて新しい菓子を考案する〈小萩庵〉にも客が増え、牡丹堂は忙しい毎日だ。
    そんな折、職人の伊佐が仕事の合間に見世を抜けることが増えていた。行く先は、病に倒れた母親が身を寄せる寺だ。かつて、まだ幼かった伊佐を捨てた母。小萩はやるせない思いを抱きつつ、伊佐のためにと奮闘するのだが……。
    小萩の恋のゆくえからも目が離せない、シリーズ第七弾。

    令和8年9月1日~3日

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    2026年09月04日
  • 人文知は武器になる

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    将来に対し、数字や合理性を越えたところにある「意思」を通すために哲学や歴史、文学などの人文学が必要という話は印象的だった。

    また人文知を学ぶ態度は「自分が愚かであり何も分かっていないことを自覚し続け」るものであり、終わりはなく一生学び続ける覚悟がいる。歴史を知るのは面白いからいいんだけどね。汲めど尽きせぬ知識の泉。俺は何も分かっていない。

    コテンラジオをシリーズごとに2周くらいしてクルーにも入る程度には聞いているので、本書に出てくる話は何度も聞いたことのあるものだった。しかしテキストとして手元に置けるのはありがたい。

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    2026年09月04日
  • くもをさがす

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    『サラバ!』からの『くもをさがす』で完全に西さんのファンになってしまった。西さん、友だちになりたい。。。ただの闘病記なんかではない。西さんの人生そのもの。
    西さんは最後に「本当に美しい瞬間は、私だけのものにしたい」と書いているが、十分有難いほどに美しい瞬間を書いてくれている。あまりにも剥き出しで何度も泣きそうになったけど、そこには常に希望があって、まっさらな事実があって、西さんの筆致のおかげで俯瞰して見られる自分がいたから泣かなかった。

    正直勉強や仕事をしているうちは努力すれば報われるものだと、自分は強いと思うことが多かったけれど、子育てをしはじめるとなんと自分が非力なんだと思うことが多くて

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    2026年09月04日
  • 一角通り商店街のこと

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    ほんわか癒された~。主人公の雄士は大学入学を気に故郷を離れ上京。そこで待っていたのは一角通り商店街の人たちとの温かいコミュニティ。雄士の人柄もあって周りの人はみんな穏やかだ。みんなが商店街のことを大切に思っている。妹の胡桃が上京してきて一緒に住むことになった場面で物語は終わった。続編が出てほしいなあ。

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    2026年09月04日
  • キッチン常夜灯

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    出版社でバイトしていた頃、社員の方に薦められた本。半年以上小説を読めていなかったので、リハビリ?に優しい話が読みたかった。
    本当に、スープのように優しい物語だった。
    お腹が空いてくる美味しいグルメ小説とも言えるけど、お仕事小説でもあると思った。飲食店として、サービス業として直接顧客と関わる上でどう仕事と向き合っていくのか、みもざに教えてもらったようだった。
    一歩踏み込めば一人一人に大切なものがあり、物語がある。それらに寄り添うシェフの一皿。朝まで灯るキッチン常夜灯、行きたい…。

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    2026年09月04日