ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 対岸の彼女

    Posted by ブクログ

    中盤から最後にかけて、グッと引き込まれた。自分は男だから完全に理解することはできないかもしれないけど、同じように人間関係に悩んだことがあるし、未来に対して漠然とした不安を抱くこともあったから葵にも小夜子にも共感できた。ナナコは幸せに生きているだろうか。口に出せば喜劇性を帯びると感じていたのに、心のうちをすべて曝け出すのは難しい。というか怖いんだと思う。自分も30代だけど、大人になれてるのかわからなくなるときもある。自分で何かを選べないときもあるけど、前向きに進むことができる機会を少しずつ増やしていこうと思えた。

    0
    2026年07月17日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名だがなかなかタイミングがなく、ようやく読んだ。一気読みだった。

    経験や他者との関わり(心)を伴わない知識は、人間を孤立させ、真の意味での幸福をもたらさない。経験感覚をもたない上部だけの知識に意味はない。何が人間を人間たらしめ、生きるとはどういうことかを考えさせられる本だった。
    どんなにIQがあがっても、人とのつながり、交わりを欠いた状態ではチャーリーは満たされることができず、必死にそれを手に入れようとしているようにみえた。
    この本を書いた当時は、AIのことなど想定していなかったのではと想像するが、この時代に読むと生成AIで手に入れた知識を使ってわかった気になって仕事をしている様子、なんだ

    0
    2026年07月17日
  • いのち

    Posted by ブクログ

    2017年刊。もとは「群像」連載(2016.4~17.7)。95歳の時の作品。オビには「長篇小説」とある。みな実名で登場、どう読んでもフィクショナルな箇所などないような気もするのだが。
    瀬戸内寂聴(1922-2021)。長年のライバル、悪友・戦友でもあった河野多恵子(1926-2015)、大庭みな子(1930-2007)をめぐる回想とレクイエム。いろんな人たちが脇役として登場する。もちろん、ゴシップも山のように出てきて、おとなしくは済まない。
    読みどころは大庭みな子。なぜ寂聴が彼女を激しくライバルとみなすのか。寂聴がデビューしたての頃に書いた作品「花芯」は、卑しいポルノグラフィーと酷評された。

    0
    2026年07月17日
  • 天上の葦 下

    Posted by ブクログ

    鑓水さんのバックボーンも描かれた下巻。 彼を形づくったものが何だったのかがわかり、少し切ない気持ちにもなる。

    戦時中に起きていた事と、現在起きている出来事を見事に重ねて行く展開が圧巻だった。老人が最後に指さしたものが何だったのかが分かったときには鳥肌が立ったし、あの時代を生きた人たちが託したものに身が引き締まる思いがする。
    「君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない」
    それぞれがそれぞれに最善を尽くして創る社会が"良いもの”で在りますように。

    0
    2026年07月17日
  • 青い眼がほしい

    Posted by ブクログ

    想像を絶する黒人奴隷制度。その時代を生きた先人、その子、孫世代に受け継がれている様々な悪影響、思想等。そのような大人たちの振る舞いの中、若い未来のある世代が試行錯誤して自分の人生を生きていく。自分を守り、過去を受けとめ、強く生きなければならない。

    0
    2026年07月17日
  • 君の顔では泣けない

    Posted by ブクログ

    映画見てから読んでみた
    途中頭がこんがらがる ありえない設定だけどリアル アナザーストーリー読むとより切ない

    0
    2026年07月17日
  • まぼろし写真館

    Posted by ブクログ

    写真館のおじいさんの心の広さ 優しさ
    心意気 みたいなもの?
    子どもたちには少し難しかも
    でも とっても 心温まるお話

    0
    2026年07月17日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    タイトル通りの本でした。前半は、主人公の行動や気持ちに寄り添えず、読み進めていた。最後の息子と会えた場面は、良かった。なんて、いい子に育ったのだろうと思うと、父親もきっとある意味十字架を背負っていたのだろうと思う。一瞬の判断によって暗闇に突き落とされていく様は、悲しいと同時にすぐ近くにあるものだなと。
    ラストに載せてくれていた土居さんの愛用している辞書、スマホに入れてみようと思う。

    0
    2026年07月17日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かったです!
    ある写真で涙が出るほど笑いました。笑
    通勤中やカフェなど外で読むには適していません、1人でお家で読むことをおすすめします。笑

    0
    2026年07月17日
  • 本所おけら長屋

    Posted by ブクログ

    全巻読みました。
    大好きなお話です。
    初めて読んだ時は、軽い落語のような語り口があまりしっくりこず、とりあえず読み進んだ感じでした。読んでいくうちに登場人物の魅力と話の展開の妙に引き込まれて全巻制覇することに。
    少し疲れているときなんかに読むと、元気が出ます。

    0
    2026年07月17日
  • 食堂かたつむり

    Posted by ブクログ

    小川糸さんの本は心が少し弱っている時に読むと言葉一つ一つが暖かくて優しい涙が出てくる。気がつけばボロボロ泣けてふと優しくなれる魔法をかけられた気分になります。

    主人公の倫子はインド人の恋人がぬか床以外の全ての荷物と一緒に姿を消してしまってショックで声が出なくなってしまう。というところから物語は始まって、いろんな人と出会い。苦手だった人の素敵な一面を知ったり、おかんとの仲も少しずつ縮まったり、命の大切さをより一層実感して感謝したり、失ったものを一つずつ拾い集めていくような、大切なことに気付いていくような、素敵なお話でした。
    倫子でいう「料理」のような自分の軸や強みを何か一つでも持っておくべきだ

    0
    2026年07月17日
  • 月の立つ林で

    Posted by ブクログ

    短編集のようだが、最後は全てが綺麗にまとまる展開。みんな悩みを抱えながら、揺れ動きながら生きている、自分だけじゃない、と感じさせてくれる。

    0
    2026年07月17日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!今年一番かも?後半は怒涛の展開で一気に読み進めた。大知の母と僚太の目線で物語は進み、キーパーソンの大知(隊長)の目線は描かれていないところがまた良い。映画になったら面白いと思う!

    0
    2026年07月17日
  • タルト・タタンの夢

    Posted by ブクログ

    タルトタタンって
    逆さまにして焼くのね?
    知らなかった!
    だから、りんごの茶色の
    美味しそうな焼き色が
    できるのね。

    短編集です、各ストーリー
    面白かったです。
    軽く読めるけど謎解きもあり
    楽しめます。

    シリーズ3はあるのかな。

    0
    2026年07月17日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    優しく、強く、自らを律して自分の未来を自分で選択できる奈々さんのような人になりたい。

    優しさと強さを持ち合わせた人になりたい。

    北原先生は、人に尽くせる両親を尊敬しながらも、憐れみ、そして少し恨んでいたと思う。そして、両親が人に尽くした恩が返ってこないまま亡くなったのを見て、同じ道は歩むまいと片隅に思いながら生きていたのではないだろうか。でも、北原先生の人生全体を見たときに誰よりも人のために動いていて、なんともいえない気持ちになった。

    0
    2026年07月17日
  • こゝろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あなたはまじめですか」

     この問いが深く残る作品である以上、読者にもそれ相応の態度が必要になる作品だと思う。

     親族に裏切られ、なのに親友を裏切ってしまった先生と、文字に起こせばそう目新しいものでもないものに感じられるのに心理の生々しいリアリティに引き込まれてしまった。

     裏切りを憎みながら自分も裏切ってしまった先生、狡猾に立ち回りKを殺してしまったのにも関わらず妻に告白し楽になることはできない先生、心理についてありありと分析できるのに肝心のKや妻の気持ちは分からなかった青春時代の先生。

     醜さと高潔さを抱え、自分の矛盾に悩みながら孤独に生き続けた先生には、とても大きな魅力があると思

    0
    2026年07月17日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気づいた時には全部手遅れ。混沌とした渦の中で唯一手を差し伸べてくれたのは、犬歯がキュートの悪魔みたいな男。文章から伝わる織賀先輩の魔性感が良い。関係を深めるほど正常から遠ざかっていくことへ葛藤する主人公。それは織賀に出会った時点で全部意味のない葛藤なのに、執着して正しさを求める姿があまりにも人間で、相対的に前半の悪魔や神様に例えられた織賀の印象がより濃くなっていく。お互いが勝手に期待して失望して、どんどん倫理が擦り減っていって、不器用な人間同士の最後のぶつかり合いは読む手が止まらなかった。祝部の最後の推理を聞いたとき、織賀は何を思ったのかと思わず考え込んでしまう。続編もあるので早く読みたい。

    0
    2026年07月17日
  • 穂束栞は夜を視る3 仙郷の凶鍼

    Posted by ブクログ

    ビジュが良い呪術バディバトルもの第3巻。
    人智を越えた仙境の道士が動き出し、舞台は大阪へ。新キャラの姐さんはかっこいいし、自分の非力さに苦しんでいた栞も一歩踏み出すし、バトルも巻を経るごとに迫力を増していくし、ワクワクの1冊!

    0
    2026年07月17日
  • 夜明けのすべて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「好きになることはできます」

    恋愛でも単なる友情でもなく、ただ自分のことを理解してくれていて何を言うでもなく寄り添ってくれる。
    その人がいれば、どんな夜でもいつかは少しずつ明けてくるんじゃないか。
    この本を読んで、男女の関係は恋愛だけじゃなくて本当にお互いわかり合って支え合うことができるんだって学びました。現実でそんなこと不可能かもしれないけど私はそんな関係の人がいたらどんなに心強く生きていけるんだろうと思いました。
    この世にはいろんな人がいてこの時代どんな病気でも受け入れられるようにはなっているけれどまだ不完全なところはある。だからこそ、人間同士で支え合って生きていくことが必要になり誰かの

    0
    2026年07月17日
  • シリアの家族

    Posted by ブクログ

    あらゆる角度からシリアという国と日本を照らす作品
    戦争や独裁政権の悲惨さ恐怖
    シリアという国の文化や歴史
    日本との違い
    家族をベースに精度高く描き出す
    傑作

    0
    2026年07月17日