【感想・ネタバレ】エルマーと16ぴきのりゅうのレビュー

あらすじ

エルマーのお話の完結編。やっと家に帰りついたりゅうを捕えようと、人間がやってきます。エルマーは、りゅうの家族を救おうと……。心躍る結末です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ほんとにエルマーのさくせんがうまくいくのかなあってドキドキした。にんげんから見つかりそうでこわかったからドキドキした。エルマーもドキドキしただろうなあ。(6歳)

家族の待つそらいろこうげんをめざしたりゅう。しかし着いてみると、りゅうの家族は、人間たちによってほらあなにとじこめられていた。りゅうは、エルマーに助けを求めるため、空を飛んでエルマーのもとへまいもどる。

2巻目まで読み進めてきたからよく分かる。りゅうとエルマーの友情は、幾多の困難を力を合わせて乗り越えてきたことによって、もう揺るぎないものになっている。

3巻目の今作では、りゅうの家族を救うために彼らが力を合わせる。お互いが信頼し合っていることが伝わってきて、胸が熱くなった。

エルマーは、相変わらず、かしこさと勇気をもって行動していてすごい。英雄的なことをしているのに、それを自慢せず秘密にしているのもかっこいい。新聞で騒がれているんだから、家族くらいには「あれは僕だよ。こんなことやったんだよ!」って言いたくなるだろうに。秘密にするのは、りゅうたちを守るためでもある。そんなところにもかしこさを感じる。

『飛ぶ教室』のケストナーの言葉を思い出した。「かしこさをともなわない勇気は乱暴でしかないし、勇気をともなわないかしこさは屁のようなものなんだよ。」「へこたれるな!くじけない心をもて!」

かしこさと勇気を兼ね備えているエルマー。ピンチでもへこたれず、くじけないエルマー。子どもだけでなく、大人の心も鷲掴みしちゃうエルマーの魅力いっぱいのシリーズだった。

0
2025年06月25日

Posted by ブクログ

スープ3杯、パン5きれ、ミルク4杯、目玉焼き6つ、カステラ2つ、これらがどの位の量か認知しているから試さないだけで、小学生の頃に読んだら試しただろう。

数字の輪郭をはっきりと掴めるまでの年齢の時、こういう本に出会えてたらどんなに幸せだったか。

エルマーが日常に戻り家族との談話で終わりになるのが悲しい。
日常に戻るということは、本当に交わらないということだ。

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本作でりゅうのこどもの名前がボリスであることが明かされるが、ボリスを探す人間の「あおにゅうどう」という呼び方も絶妙で忘れがたい。「わかめ町」「わかめわん」という地名の和風インパクトも忘れがたい。
ボリスのきょうだいの名前からはハムレットを連想した名前もあったが(ガートルードとホレイショ)、たまたまだろうか。エルマーの家族が揃うシーンの絵は圧巻で、きょうだいの体の柄を見るのも楽しい。

本作でもエルマーの几帳面な用意周到さが発揮される。
すべて音色の異なる楽器を2種類、ふえとらっぱを16個ずつ用意するという徹底ぶり。行きには必要のなかった帰りの電車賃まで用意していて、その計画性には頭が下がる。
今回はボリスの家族の救出のために事前に計画を立てていた上の準備だったが、『エルマーのぼうけん』で同じものを複数(虫めがねを6つ、など)用意したりしていたのも、どうぶつ島での具体的な展開を見越した上での準備だったのだろうか。準備日にはランチに一度家に戻ったりして家族に怪しまれないような行動をしているが、ここぞという日には朝(昼)帰りも辞さないエルマー。

いたチョコ六まいとほしいちじく六はこ(むはこ!)がおいしそうで、読みながら食べたくなってしまった。

0
2023年09月12日

Posted by ブクログ

小学2年生の子どもに毎晩の読み聞かせで、一緒に読みました。お話は、子どもが工夫してピンチを切り開く冒険ものです。りゅうが本当に可愛らしくて、親の方がハマってしまいました。
立川で開催されたエルマーとりゅう展にも、2人で行き、良い思い出になりました。

0
2023年08月04日

Posted by ブクログ

無事りゅうのかぞくを助けられたのでよかったです。きっとこのお話が終わっても本の中でまた会える気がします。

0
2022年10月29日

Posted by ブクログ

園で「エルマーの冒険」を読み聞かせして貰っている娘に、うちにもあるよとこの本を出したら、早速「読んで!」
熱心に聞き入ってくれました。
しおりの使い方も慣れたものです(^^)

0
2018年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
エルマーのお話の完結編。やっと家に帰りついたりゅうを捕えようと、人間どもがやってきます! エルマーは、りゅうの家族を救おうと、りゅうの家にやってきます。心躍る結末です。

【感想】

0
2017年08月20日

Posted by ブクログ

・人間から、隠れて生活していたりゅうが、見つかりそうになり、ハラハラ・ドキドキするお話です。エルマーと言う男の子が一緒に冒険します。広い空を伸び伸び飛ぶ様子が、とても気持ちが良いです。
・ぼくが夏休みに本を読まないといけなかったとき読んでみたら面白かったからです。

0
2019年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

りゅうの名前は「ボリス」だった(笑)
エルマーのユニークな知恵のおかげで、りゅうの一家は人間に捕まらずにすみます。
どんな事にも物怖じしないエルマーって素敵!
大人が読んでも、何か大切な事を思い出させてくれます。

0
2016年05月06日

Posted by ブクログ

この巻がいちばん面白くて、エルマーが笛とかラッパとかふくとこが面白かった。パパとママがかいものしてるあいだにどんどんよんじゃった。(87)

0
2014年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読んだのはいつか覚えてないけど、幼心にりゅう達のカラフルさに驚いた気がします。表紙は3作の中でこれが一番好き。自然な色?なにそれ?って位どぎつい配色なのに下品じゃないのがすばらしい。エルマーシリーズは話もさることながら1作目のくしでたてがみをとくすごく嬉しそうなライオンや三つ編みのライオン、3作目の川で休んでるりゅうのとってもくつろいでる様子なんかがとても動物が好きなんだろうなと感じられてとても素晴らしい。16匹のりゅうがそれぞれ楽器をかき鳴らしながら洞窟から逃げるシーンはとても印象的で大人になっても覚えてる。ラストのエルマーのセリフも深いよねえ。きみ子供じゃないよって感じwてか2作目の表紙のエルマーだけ「え。誰?(黒人???)」って思うのは私だけでせうか。すべてのりゅうをぜひカラーで!と思ったのは私だけじゃないはずだ!これのカラー版、出してくれないかな…。

0
2013年09月04日

Posted by ブクログ

クリスマスのプレゼントに考えていましたが、
毎日、毎日、催促され、購入。
パパが一緒に読んであげてます

0
2012年12月06日

Posted by ブクログ

シリーズ三作目にして完結作。りゅうの子がそらいろ高原にあるわが家へ帰ると、15匹の家族みんなが人間たちに洞穴に閉じ込められていた。りゅうの子はエルマーに助けを求め、一緒に家族を救い出すために奮闘する。

シリーズ通して思うのは、結構空を飛んだり移動のシーンが多いけど、全ての作品でまず最初に地図があり、挿絵の多さもあいまってかなり想像がしやすい。長く読み継がれているのは、ストーリーの面白さや絵の魅力だけでなく、読みやすさあってこそだと感じる。

また表情豊かな登場人物が多いが、主人公のエルマーだけはあまり表情がなく淡々としている。エルマー自身の人格はあえてはっきりとさせず、読者エルマーに自身を重ねやすいよう配慮されていると感じる。

エルマーは対立するのではなく、あらゆる知恵や身の回りにある物を活用して、目の前の問題を解決していく。相手を思いやる心、また自分で考えて行動することの大切さが詰まった物語だと思う。

0
2024年10月18日

Posted by ブクログ

エルマーのぼうけん第3巻。りゅうが家をめざして飛ぶところから。人間に見つかりそうになると動物が助けてくれたり、ボリスが知恵を絞って人間から家族を助けようとしたりする。個人的には家族の紹介場面が好き。挿絵は白黒だけど、描写や設定が細かいので原画を見たくなった。

0
2024年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前2作と比べて、自分たちとは違う生物を排除せず、それぞれの場所で共存していこうというメッセージ性が強く伝わる1冊。
りゅうの家族を助けるというはっきりした目的に向かってストレートに進む物語なので、いい意味でとっ散らかったというか、遊び心あるディテールいっぱいだった前2作の方がどちらかというと好き。
でもりゅうたちが笛とラッパを吹き鳴らしながら、一斉に空に飛び立つラストは圧巻。エルマーの計画を聞いた後の、りゅうたちの「ふぐふぐ」という「りゅうわらい」も可愛くて印象的。

0
2023年09月21日

Posted by ブクログ

りゅうの名前はボリスということが三作目にして遂に判明!そしてりゅう家族を人間の魔の手から守って終了、凄いぞエルマー!!三作まとめて、ステキなお話でした、齢50目前ではありますが、遂に読めて良かったです。

0
2023年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3作目にして、かなりの冒険物語。エルマーすごすぎないか、と思ってしまう。無事に16匹のりゅうを助けてしまうのが本当に頼もしい。親子ともどもすっかりエルマーのファンです。6歳

0
2023年03月31日

Posted by ブクログ

扉絵が懐かしくて手に取りました。三部作だったんですね。りゅうの好物はスカンクキャベツ。そうそう、「とんがり山みゃく」に「ごびごびさばく」!大人になってすっかり忘れていましたが、りゅうたちはずっと変わらず「そらいろこうげん」で待っていてくれたんだな…涙

0
2022年11月12日

Posted by ブクログ

人間からりゅうの家族を助け出す物語なので、『エルマーとりゅう』よりもドキドキ楽しめます。
ストーリーを楽しめる冒険ものなので、子どもたちも真剣に聞き入っていました。
エルマーみたいにりゅうの背中に乗って空を飛んでみたいそうです(笑)

0
2022年11月07日

Posted by ブクログ

息子:4歳
ひとつの本を数日に分けて読むことが出来るようになったので少し長めでワクワク出来そうな内容のこちらを読んでみました。
毎夜一章ずつの予定でしたが続きが読みたくて毎朝一章、毎夜一章であっという間に読み終わりました。
冒険とりゅう!それだけで4歳の息子は釘付け!
少し怖いと感じるところもありましたが続きを楽しみに読めました。
挿絵の地図のイラストがより楽しさをリアルにしてくれ親子で物語の世界に浸れました。
読み終わった後、ほかにシリーズが出ている事を知った息子が他も読みたい!となりましたので次はシリーズ一作品名を読むことになりました。

4歳にピッタリな内容と長さだなと感じました。

0
2022年08月29日

Posted by ブクログ

ともだちの、りゅうの一家をエルマーが助けてあげるあはなし。
助け出してあげた時の挿し絵がとてもかわいい!
途中、何度が目撃されて、それが新聞記事になったけど、お父さんがその記事を読んだ時にエルマーが知らんぷりするのが楽しいオチですね。

0
2022年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズの最後の物語。

りゅうが故郷の「そらいろこうげん」に帰ると、そこには人間たちがりゅうの家族を捕まえようとしていて…。

前の2冊はエルマーの話なんですが、今回はりゅうが主人公。
でもひとりではどうしようもなくてエルマーに助けを求めます。
エルマーは9歳の少年なのに、とても賢くて勇敢な子です

内容は可哀想なところも多いのですが、りゅうやエルマーの性格もあって朗らかな雰囲気。
そしてたくさんのイラストが明るい気持ちにさせてくれます。
内容はもちろん、カラフルなりゅうの姿は素晴らしいです。

0
2021年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

流れのままシリーズ三冊目も再読!

今度はりゅうの家族を助ける話
ついにりゅうの名前が出てきたけど、一緒に冒険しといて、名前名乗ってもなければ聞いてもなかったとか正直ビックリ

ビックリと言えば、ボリスの家族の体の模様と色合いにも正直ビックリ
様々で想像すると楽しいけど、足三本だけ色違いの子とかさすがにちょっとね・・・とか思いつつ、今回の15匹のりゅうを逃がすためのアイディアは面白くてよかったと思う
りゅう達の耳大丈夫かな?と思ったりもしたけどね笑

児童書っていうこともあってそれぞれすぐ読み終わって、結構短い時間での冒険なんじゃないかって思ってたけど、実際は結構な日数経ってたりするんだね・・・エルマー、9歳なのにすごいよ

0
2013年01月02日

Posted by ブクログ

「『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』の つづき。ついに りゅうの なまえが はんめい。」
漢字:1年生レベル
フリガナ:あり(全ての漢字に)
文字の大きさ:中
長さ:長い(128ページ)
出版年:1965年(アメリカ)
内容:エルマーを送り届けたりゅうが家へ帰ると、家族が人間に襲われて洞穴に閉じ込められ、今にも捕まえられるところだった。りゅうは家族を救出するためエルマーに助けを求める。
感想:町や村や人間の暮らし、またりゅうの家族の描写などが、色鮮やかで楽しい。二作目に比べてハラハラ感も復活している。また冒頭に前二作のあらすじが書いてあるので、前二作を読んでいなくても入っていきやすい(二作目にはこれはなかった)。りゅうの名前がボリスと判明。

0
2025年03月10日

Posted by ブクログ

エルマーはりゅうの家族も助けることが出来て、やっとホッとしたことだろう。
この冒険、なかなか大変だった。
小さな子ども達には楽しめるかな。
うちの孫はりゅうの人形と大変仲良しになったようだ。

0
2023年10月31日

Posted by ブクログ

来年の年賀状に使う「龍」題材を探していたところ、立川で開催されていたエルマー展を見つける。エルマーの冒険は子供の頃最も好きだった本の一つだ!
りゅう、いいね。この竜と本を持った娘素材にして作ろうと思い、本書を買い、娘にモデルの交渉をして(Myojo1冊分のギャラで話がまとまる)立川へ。

立川へ行く間、40年ぶりにこの本を再読、そうそうエルマーがとても敵わなそうな相手に、身近な道具と知恵で立ち向かうところにワクワクしていたんだ!とあの頃の気持ちを思い出す。一番好きだったのは「エルマーとりゅう」だったかな。

0
2023年10月03日

Posted by ブクログ

三冊合わせて上中下巻!な構成なのね。エルマーが助けた竜が再びピンチ!なんかなあ、こういう、人間が欲得で他の生き物追い詰める話って、辛いわあ(/_;) どこまで勝手で強欲なんでしょ、人間(._.)

0
2019年06月20日

Posted by ブクログ

[公文]

三冊シリーズのうち、最初の一冊が公文の推薦図書Cとなっている本。少し前にまだまだ読めないと思っていたけど、このところの本&字慣れはだいぶ進んで読むことが出来たのでいきおいそのままに残る二冊も。

16ぴきのりゅうを全部覚えて判別するのは大変!だけどここにも著者の幼児への数提示的な遊び心がきっとあるんだろうなぁ?

0
2017年01月18日

Posted by ブクログ

空を飛ぶりゅうくん視点で情景を想像しながら読んでいると描写に違和感を覚える箇所がいくつかあってもやもやした。

最終的にまた「ぼく」の時系列に戻るんかと思ったらそんなこともなくって、エルマーは子どものままやった。でもこれって語り手はずっと「ぼく」ってことなんかな。
全編通して善悪の線引きをしっかりつけていた印象。

0
2015年04月09日

Posted by ブクログ

龍の家族が人間たちに閉じ込められてしまった。エルマーはボリスと協力して龍の家族をほらあなから助ける。

0
2013年04月07日

「SF・ファンタジー」ランキング