あらすじ
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科(たてしな)へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた──。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
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Posted by ブクログ
初原田マハさんです。
いじめによる挫折、田舎で暮らして温かい人たちと交流し、自分を見つめ直し立ち直っていく…
どこかで見たことあるような話の流れではあるし、うまく行き過ぎなところもあるのですが、それでもしょっちゅう涙が滲んで…面白かったです!
最初のいじめの場面は本当に頭がカーっとなるくらい胸くそ悪かった。でもそこから人生がアパートを出てからの描写を読んでいくうちに、どんどんイメージが澄んで行くというか、最後はきれいな山と田んぼの景色を頭に浮かべて読んでいました。
最後まで胸が熱くなりました。
ちょうど最近のお米の値段高騰から、農家の人たちの苦労にスポットがあたることも多かったので、お米作りの過程も興味深かったです。
自然を相手にするって、大変だけどすばらしいなと思える一冊です。
Posted by ブクログ
2026/02/08
学校でのいじめが原因で引きこもりになり、ずーっと家に閉じこもる生活を24歳まで続けていた麻生人生という青年が田舎のばあちゃんとの触れ合いをきっかけにして復活していくお話。
物語が進む過程で、農業に関すること、特に米づくりの描写がたくさん出てきます。
全ての作業を自分たちで手作業でやる米作りの描写がとても細かく、途中から「これって農業小説だっけ…?」と思うくらいです。多分そういう側面もあるのだと思うのですが、決してそれだけで物語が進むわけじゃないところがポイントだと思います。
そして人生が再び人との交流ができるようになるまでに多くの出会いがあり、ばあちゃんとの触れ合いがあり、ばあちゃんの田舎で出会う人たちにもそれぞれ抱えているものがあったりと、それぞれが少しずつ絡み合って最後にとても心温まる展開につながる物語の感じがとても読んでいて素敵だなと思いました。
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「生きていくこと」の素晴らしさを全身で感じた。不器用で弱さを抱えた主人公が人とのつながりや自然の生命力に生きる意味を見出していく内容だった。生きることの温かさや希望を教えてもらった素晴らしい小説。
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お米づくりっていいなと思った。でも、それ以上にお米づくりを通して人に感謝することの大切さがよく伝わってくる内容だった 読んでよかったと思える本でした
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最初は内容的に…ハマらないと思っていたが…読み進めるうちに、じーんと涙する場面も。あっという間に読み終えた一冊。生きる僕らのタイトルがとても素敵だった。
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母の失踪から始まって、展開が気になりスラスラと読み進めた。実家が米農家なこともあり、米作りのシーンもかなり読み応えがあった。登場人物がみんな愛おしく、ラストもとても清々しい気分になれた。美味しいおにぎりが食べたくなる一冊。
Posted by ブクログ
人生が、自分と同い年の時点でまず読んでて物語に入り込みやすかった。
もちろん生活も家庭環境も性格も違うけど、スマホがないと生きていかれへんかったり、家に篭ってもなんとかなったり、優しい家族がいたりするのは今の自分たちの年は同じで、
環境を変えたくても毎日の日常に疲れてその日を生きるのに精一杯やったり
その中で人生の人生が落ち込むところから変わり始めるところから変わったところまでみれて
嬉しかったし、その先もまだみたいと思った
みんながみんな情報を発信してる中で発信していない人の生き方を、人生を見れた気がした
読んでよかった
Posted by ブクログ
2025年1番泣いた。
そして、自分自身が農家の子であることを誇りに思ったし、人に恵まれてることを痛感し改めて感謝したいと思った。
要約
主人公、麻生人生はひきこもりの24歳。嫌いなものは梅干で、その原因は高校時のいじめ。外に出るのが億劫で部屋に引きこもってたが、母親が人生の面倒に疲れ家出してしまう。
母親が置いていった物は現金5万円と数枚の年賀状。その中に祖母の余命が書かれた年賀状があり、それを便りに祖母の家へと向かう。
向かった先で蕎麦屋の方に手助けされられながら祖母の家に着くも祖母は認知症で人生を理解できない。そして、なぜが20歳くらいの女の子も。この子は、人生の父親の再婚相手の義理の子どもであった。
その子と人生とで祖母の家に住まわせてもらう。そして人生は自主的に働くことを決め、清掃の仕事を始める。そして祖母の作る自然の稲作への挑戦を決意する。
しかし、その次の晩、祖母の認知症は悪化。
蕎麦屋の方や近所の方に助けられながら稲作を行う。また、清掃業の先輩に生意気息子の稲作体験を依頼され一緒に取り組んだりする。
米作りの中で、時々祖母の状態が良くなる時がある。ようやく米の収穫のとき、周りに感謝されながら米の収穫ができる。祖母は相変わらず認知症が治らない。
あるとき、祖母が介護施設から帰ったが自宅におらず人生たちは探しに向かう。向かった先は、祖母のお気に入りの湖。そこで祖母は人生を認識する。
人生は祖母の認知症が戻ったことに歓喜する。
祖母と人生と義理の妹(家族)との新生活が始まる。そもそも、人生と義理の妹を祖母のとこに呼んだ年賀状を書いたのは今は亡き父であった。母親にも連絡をとり幸せな第二の人生へと向かう。
想像以上に『生きるぼくら』だった。引きこもり時代の人生に対する若干の嫌悪といら立ちから始まり、祖母と血の繋がってないいとこ(妹?)と3人で力を合わせ生きていくところまで「人生やるやんけ、、」と物語の半分の時点で結構感動した。何もかもが順調に穏やかに過ぎていくかと思いきやまたしても大きな壁が立ちはだかる、、、と、感情がジェットコースターだった。人生は思っていたよりも全然素直で良い子だった。いじめさえなければ、親が離婚していなければとも思うけど、きっと今の人生になるためには必要なことだったのかなとも思う。
生きるぼくら、そのままの良い話
人それぞれ人生があって、闇や光を抱えて生きている。そして人が人を支えあって社会が成り立ってるんだなととても考えさせられるお話でした。自分の境遇も似たところがあり涙でました。
主人公の立ち直り、お父さんお母さんの愛情がとても嬉しくそしてつぼみちゃんとの関係が気になって、その後が気になったのは私だけでしょうか。
ドラマ化しても良いのではないでしょうか。
心が洗われる作品
昔田舎で過ごした大好きなおじいちゃんを思い出させてくれた作品でした。
ひきこもりだった主人公が蓼科で「家族」「友人」と出逢い、過ごし、米作りを通して人生について学んでいく。
米作りについても詳細に表現されていて、日本の古きよき文化や風習も改めて感じ取れる素晴らしい作品。
またところどころでおばあちゃんの言葉がとても暖かくて胸をさす。
心が洗われる、号泣覚悟の本です。
生きること
改めて生きる意味を考えた。生きることは自分の魂の居場所を探すこと。きっと誰にでも世界のどこかにぴったりはまる居場所がある。残りの生は少ないが、まだまだ前を向いて探そうと思う。
涙。
米作りにて成長していく引きこもり青年のお話。
人間の繋がりと自然の有り難み。
そして何より家族の大切さを再認識させてくれる素晴らしい作品です。
読むか迷ってる人は是非読んでほしいです。
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本日はお日柄もよく』を読んで、原田マハさんの他の作品が気になり、この本を手に取った。
学生時代のいじめが原因で、長い間引きこもりとして生きてきた主人公の人生。そこからどのように変わっていくのか、引きこもりをどうやって抜け出していくのかが気になり、楽しみながらページをめくった。
父親の実家を訪れ、そこでさまざまな大人たちと出会い、少しずつ生きている世界の視野が広がっていく様子を読んで、なんだか嬉しい気持ちになった。
米作りや介護の仕事を両立しながら、ゆっくりと成長していく姿は、心に強く響くものがあった。
きっと人生は、おばあちゃんやそこでの出会いがなくても、どうにかできたのだと思う。なぜなら、引きこもりになったとはいえ、学生時代の酷いいじめに耐えてきた強さがあったからだ。
それでも、人生の中で出会う人によって、その後の人生が大きく変わるということは、私自身も社会人になって実感している。この物語は、そのことを改めて考えさせてくれる一冊だった
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情景描写が綺麗だった。澄んだ空気まで香ってくるよう。つまづいたり、失敗したり、クヨクヨしてる人には響く本。人々の温かさ、自然の力強さ、全てに抱かれて生きている生命の湧き出るエネルギー。そういうものを信じて感じて、顔を上げて生きてみようかな、と思っちゃう。読み終えた次の日の白いご飯はいつもの100倍は美味しかった。7人の神様に感謝。
Posted by ブクログ
いじめを受け、引きこもりになってしまった麻生人生。マーサおばあちゃんやつぼみ、色んな人との介護・労働・お米作りを通して稲のように逞しく育つ姿がとても良かった。
怖いことに勇気を持って立ち向かうより、別の場所で生きる力を身に付け、トラウマを克服する。このゴールも希望ではないだろうか。
誰かが厳しい話をした時に、優しさで出来ている本質に気付く場面が作中で何度かあり、思慮深い人間になった主人公がかっこよく感じた。
寺地はるなさんのはちみつといい、食べ物と一緒に成長していく話好きだなあ。
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どうしても目を背きたくなることがいっぱいある人生だけど、主人公が変わっていく姿に自分も救われる。長野の描写があまりにも綺麗に頭の中に映し出されて、すごく行きたくなった。
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さすがマハさん。認知症や引きこもりなどのテーマを明るく取り入れていて読みやすい。引きこもりに愛想を尽かして出て行った母と人生の再会のシーンには胸を打たれた。
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人間関係に壁ができてしまうと、素直になることは容易ではない。後悔する前に何かをきっかけに歩み寄れたら、、男女や家族の苦しい心の動きに、読み進めるうちに自身にもこんな時あったなと思い返していた。素直は難しい
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手間をかければかけるほど旨いお米が育つ。
手間をかければかけるほど良い人間が育つ。
必ずしもそうじゃないから人生っておもしろい。
おもしろくないのは何もしないこと。
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離婚、いじめ、介護と重いテーマを扱っているけど、文体は軽やかでユーモアを挟みながら話が展開されるので、重い気持ちにならず読み進めることができる。
引きこもりだった主人公が米作りを通して大きく成長していく過程は心が温かくなるし、米作りの様子がとても丁寧に描かれており興味も湧いた。
自分の祖母も認知症だったので、少し重なった。
《いろいろ、ショックなのはわかる。わかるけど、うつむくのはいま、この瞬間で終わりにしなさい。まず、とにかく顔をあげなさい》
《自然に備わっている生き物としての本能、その力を信じること。すなわち、生きる力、生きることをやめない力を信じること。》
《自分の力を信じて、とことん付き合ってあげなさい。自分自身に。》
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田舎暮らしでの米作りをいじめからの引きこもりになってしまった主人公、若くしておばあちゃんしか頼れなくなった従兄弟、認知症のおばあちゃん、東京に住む就職難の大学生、その他近所に住む色んな人達が協力して行う。米作りを通して人生が好転し、大事な事に気付いていく様は読んでいてほっこりした。お金を払えばいつでも食べられるお米がこんなにも作るのが大変なんだと改めて大事に食べたいと感じた。田舎での人付き合いは温かく今の時代に必要なことだと感じた。
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お米作りの過程で、引きこもりの主人公が前向きになったり、支えてくれる人のありがたみを知ったり、誰かを想って一生懸命になれる素晴らしさに気付けたり、、
最後実のお母さんにおにぎり届けに行くシーンで号泣、、お母さんと住むことになってよかった泣
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おばあちゃんからの年賀状に隠された秘密がわかった場面がとても感動した。人との繋がりの大切さを感じられる暖かい本だった。いつも、利用者の方に対して保護をするような関わり方をしていないか考えさせられた。
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人間の弱さや強さ、自然の素晴らしさを詰め込み、負けそうになる自分に力を与えてくれた作品でした。
もう亡くなってしまった2人の祖母の笑顔がふっと目の前に現れ、逢いたくなっちゃった。
原田マハさんは底知れぬ才能をお持ちの作家さんだなぁとしみじみ思いました。
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目覚めるタイミングは人それぞれ
人間もまた、自然の一部
自分は自分の人生を。
ある程度踏ん張れる根気も必要
成長できる強い意志があれば、それでいい
それだけでいい。
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読書始め!2026年1冊目は原田マハさんの『生きるぼくら』。ひきこもり生活を送っていた青年の物語。社会に適応できなかった過去や、他人の善意にさえ傷ついてしまう弱さが、飾らない言葉で積み重ねられていく。その一方で、日々の労働や食事といった営みが、人を静かに支え直す力として描かれるのが印象的だった。劇的な救いはないけれど、だからこそ現実に近い。生きるとは、何かを成し遂げることではなく、今日を生き延びることの連続だ。
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見返りを求めず何かをひたむきに続けるということがどれほど難しいことか、生きていれば誰しもがぶつかる最初の壁だと思う
人を愛し人に愛され、助け助けられ、それでようやく人間らしく生きられる、生きる幸せを感じられる
この本を読んだ少なくない人たちが、周りの人にいつもより優しく、目の前のことに前向きになれるきっかけになり得る
Posted by ブクログ
自身と重なる箇所があまりにも多くて、初めて作者に手紙を書いてみたいと思った作品。
ただただハッピーエンドというわけではないのだけれど、しみじみと心に沁み入る。
表紙は東山魁夷『緑響く』だけれど、アート小説ではないのもまた乙。
…長野県立美術館、よかったなぁ。
Posted by ブクログ
いじめから引きこもりになった主人公が、米づくりを通して立ち直っていく。
裏表紙のあらすじを読んだだけで、絶対面白いだろうと確信して読み始めた。原田マハさんだし、きっとハズレなし。
人生やつぼみ、おばあちゃんのセリフやキャラクターがベタすぎて洗練されてない印象を受けたけど、明るい方へ進んでいくストーリー自体は期待を裏切らず、読後感も良かった。
解説によると、原田マハさんは実際にこういう米作りを体験してから本作を書かれたとのこと。
リアルな描写が生まれるわけだなぁ。
Posted by ブクログ
離婚・いじめ・就活・引きこもり・介護の苦難から、家族・仲間・米づくりを通して、主人公達が前に進んでいくハートフルストーリー。わかりやすく感動できます。梅干しおにぎりにはじまって、梅干しおにぎりに終わる構成は少しくさいが良い。
以下気になった点(読み手の能力もある)
・1人称と3人称がよく切り替わって少し読みづらい。
・チートキャラ志乃さん。主人公に降りかかる受難をほとんどこの人が解決。
・父親が手紙を偽名で出した設定。差出人不明→場所からおばあちゃんと勘違いする、でよかったのでは?嘘をつく心情がよくわからない。
・父親の存在。重要人物なのに父のキャラクターが理解できる描写が少なく思う。多分つぼみも人生もおばあちゃんも愛していたとは思うが、優しい人物像な割にはやる事なすことが全て極端に思えて怖い。急に離婚したり、と思えば再婚して、にも関わらず人生と元妻は放置、死に際に妻娘置いて帰省したり、偽名年賀状出したり(普通に手紙でいいのでは?)。
・つぼみの外見。座敷童なんだか童顔過ぎるんだか可愛いんだかなんだか、人によって評価がブレすぎてる。本当に高校生くらいに見えるなら、純平のアプローチや人生の妻と勘違いしたおじさんの感性が少し気持ち悪いし、年相応な女性だとしたら主人公の初対面の感想も意味がわからない。
Posted by ブクログ
凄く良い本だと思う 深刻化している引きこもりをテーマにしてきれいにまとまってるんだけど、そのまとまり感が逆に強く印象に残らないものにしているような気もする。ただ、心の動きやお米の作り方も丁寧に描かれているところなどはさすがだと思った。
みんなに見て欲しい良い本です
生きる僕ら凄く凄く良かったです
おばあちゃんや育ての親である おばちゃん他界しちゃってるので
もう会えませんが
姉と私と家族の為に1人で出稼ぎで離れて暮らし頑張って働いて育ててくれた
今は認知症を発症しな母を思いだし胸がつまりました
生きてるうちに出来る事はしなくちゃですね