あらすじ
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科(たてしな)へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた──。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
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Posted by ブクログ
母の失踪から始まって、展開が気になりスラスラと読み進めた。実家が米農家なこともあり、米作りのシーンもかなり読み応えがあった。登場人物がみんな愛おしく、ラストもとても清々しい気分になれた。美味しいおにぎりが食べたくなる一冊。
Posted by ブクログ
2025年1番泣いた。
そして、自分自身が農家の子であることを誇りに思ったし、人に恵まれてることを痛感し改めて感謝したいと思った。
要約
主人公、麻生人生はひきこもりの24歳。嫌いなものは梅干で、その原因は高校時のいじめ。外に出るのが億劫で部屋に引きこもってたが、母親が人生の面倒に疲れ家出してしまう。
母親が置いていった物は現金5万円と数枚の年賀状。その中に祖母の余命が書かれた年賀状があり、それを便りに祖母の家へと向かう。
向かった先で蕎麦屋の方に手助けされられながら祖母の家に着くも祖母は認知症で人生を理解できない。そして、なぜが20歳くらいの女の子も。この子は、人生の父親の再婚相手の義理の子どもであった。
その子と人生とで祖母の家に住まわせてもらう。そして人生は自主的に働くことを決め、清掃の仕事を始める。そして祖母の作る自然の稲作への挑戦を決意する。
しかし、その次の晩、祖母の認知症は悪化。
蕎麦屋の方や近所の方に助けられながら稲作を行う。また、清掃業の先輩に生意気息子の稲作体験を依頼され一緒に取り組んだりする。
米作りの中で、時々祖母の状態が良くなる時がある。ようやく米の収穫のとき、周りに感謝されながら米の収穫ができる。祖母は相変わらず認知症が治らない。
あるとき、祖母が介護施設から帰ったが自宅におらず人生たちは探しに向かう。向かった先は、祖母のお気に入りの湖。そこで祖母は人生を認識する。
人生は祖母の認知症が戻ったことに歓喜する。
祖母と人生と義理の妹(家族)との新生活が始まる。そもそも、人生と義理の妹を祖母のとこに呼んだ年賀状を書いたのは今は亡き父であった。母親にも連絡をとり幸せな第二の人生へと向かう。
Posted by ブクログ
田舎暮らしでの米作りをいじめからの引きこもりになってしまった主人公、若くしておばあちゃんしか頼れなくなった従兄弟、認知症のおばあちゃん、東京に住む就職難の大学生、その他近所に住む色んな人達が協力して行う。米作りを通して人生が好転し、大事な事に気付いていく様は読んでいてほっこりした。お金を払えばいつでも食べられるお米がこんなにも作るのが大変なんだと改めて大事に食べたいと感じた。田舎での人付き合いは温かく今の時代に必要なことだと感じた。
Posted by ブクログ
お米作りの過程で、引きこもりの主人公が前向きになったり、支えてくれる人のありがたみを知ったり、誰かを想って一生懸命になれる素晴らしさに気付けたり、、
最後実のお母さんにおにぎり届けに行くシーンで号泣、、お母さんと住むことになってよかった泣
Posted by ブクログ
おばあちゃんからの年賀状に隠された秘密がわかった場面がとても感動した。人との繋がりの大切さを感じられる暖かい本だった。いつも、利用者の方に対して保護をするような関わり方をしていないか考えさせられた。
Posted by ブクログ
離婚・いじめ・就活・引きこもり・介護の苦難から、家族・仲間・米づくりを通して、主人公達が前に進んでいくハートフルストーリー。わかりやすく感動できます。梅干しおにぎりにはじまって、梅干しおにぎりに終わる構成は少しくさいが良い。
以下気になった点(読み手の能力もある)
・1人称と3人称がよく切り替わって少し読みづらい。
・チートキャラ志乃さん。主人公に降りかかる受難をほとんどこの人が解決。
・父親が手紙を偽名で出した設定。差出人不明→場所からおばあちゃんと勘違いする、でよかったのでは?嘘をつく心情がよくわからない。
・父親の存在。重要人物なのに父のキャラクターが理解できる描写が少なく思う。多分つぼみも人生もおばあちゃんも愛していたとは思うが、優しい人物像な割にはやる事なすことが全て極端に思えて怖い。急に離婚したり、と思えば再婚して、にも関わらず人生と元妻は放置、死に際に妻娘置いて帰省したり、偽名年賀状出したり(普通に手紙でいいのでは?)。
・つぼみの外見。座敷童なんだか童顔過ぎるんだか可愛いんだかなんだか、人によって評価がブレすぎてる。本当に高校生くらいに見えるなら、純平のアプローチや人生の妻と勘違いしたおじさんの感性が少し気持ち悪いし、年相応な女性だとしたら主人公の初対面の感想も意味がわからない。