あらすじ
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生(あそうじんせい)。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科(たてしな)へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた──。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
心が温かくなる作品。
読み始めは、いじめや離婚、引きこもりとセンシティブなストーリー。読み進むのに心が痛くなる。
そんな壮絶な「人生」を歩んでいた主人公。
お母さんの家出をきっかけに
新しい一歩を踏み出し、温かい仲間に出会うストーリーへ。
認知症や介護、就職難民、跡取り、家族のカタチなど、現代社会の問題が取り上げられ、周りの人の優しさが繋ぐ。
お米の成長を通して、主人公の成長が描かれている。
Posted by ブクログ
麻生人生
二十四歳。引きこもり歴四年。小学六年のとき、父と母が離婚した。母親が出て行き、茅野に住む祖母の家に住む。清掃会社で働く。
人生の母
昼間は都内の雑居ビルの清掃のパート、夜はパチンコ店の清掃のパートに従事している。失踪する。
中村真朝
マーサ。人生の父方の祖母。認知症。嫁に来るまえは小学校の先生だった。
中村新多
人生の父。社員三人きりの小さな会社を細々と経営していたが、資金繰りに行き詰まり、怪しい金融業者に借金をして、にっちもさっちもいかなくなった。つぼみの母と再婚。がんにより死去。
久米志乃
食堂のおばさん。
中村つぼみ
中村新多が再婚した相手の連れ子。おかっぱ頭。二十一歳。
つぼみの母
つぼみが高校一年生のときに再婚した。急死した新多の病院に行く途中、真夜中の中央道のカーブで事故を起こし、父の後を追いかけるように逝ってしまった。
田端
高齢者施設「青峰寮」の介護士長。四十五歳。介護士歴十五年のベテラン。兼業農家で、茅野市内で稲作も手がけている。
池本
清掃会社の総務課。
滝口
村会会長。
田上
農協職員。
服部
茶飲み友だち。
福光
茶飲み友だち。
細川
ばあちゃんの担当医。
純平
田端の息子。
山田
自然の田んぼの有志。
純平の母
戸川
ヘルパー。