あらすじ
「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、新たなる代表作の誕生!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
湊かなえ強化週間二作目!!
これは間違いなく初読みでしたが、いつもの湊かなえさんとは違う、イヤミスとは少し違ったお話でした。とは言え、胸糞悪くなるような行為や人間たちも出てきます。貧困問題を題材にした作品はよく読むけど、あまり身近に考えたことなかったかも。改めて考え直すきっかけになりました。
Posted by ブクログ
久々の一気読み。
未来への私には、手紙を書くことって子供の頃にはあったけど、未来からの私からの手紙…。その時点で一気に引き込まれた。ラストのエピソード1〜3で謎が回収されて、引き摺り込まれるように読み終えた。
後味が悪いのを覚悟で構えてたけど、救いがある様なラストでほっと胸を撫で下ろす。
自分が知らないだけで、影では子供達が犠牲になってるかもしれないと考えさせられる内容だった。
Posted by ブクログ
こんなにも似た様な不幸を背負った人が繋がるのだろうか,と言うことはさておき無知であることの恐ろしさを痛感した。子供も含め無知でおとなしい人は食い物にされる、弱肉強食の世界。親に恵まれないのはとにかく救いようがなく心が痛んだ。個人的にグッときたのは章子のママのお兄さん。なんだろな、初めはクズでしかないと思ったけど、それだけじゃない。生きていくためにクズになろうとしたけどなりきれないところとか、この子の賢さがよくわかる描写が好きだった。
Posted by ブクログ
よかった、ハラハラする場面もあった。
みんな、大切な誰かを守りたくて、守れなくて、人を殺す。
あとがきに書いてあったように、これが現実にあるなんて思ったことなかったけど、街でバスをみたら、ありさと章子が乗っているかもしれないなって今度から思えるかもしれない。
Posted by ブクログ
続けて、湊かなえさんの 未来 聴いた!
ずっとずっと壮絶で、だけど健気で
小さいながらもしっかりしなきゃ、守らなきゃ
ひとりでどうにかしないと
そんな風に毎日頭をぐるぐるさせてしまう環境が
あとがきまで聴いて、フィクションでは無いこと
自分も思い返してみれば沢山経験があること
登場人物は言葉にする力があるのに
それを誰かに伝えようとせずに
自分でなんとかしてしまうところが
家庭環境のせいなのでは無いかなと、思ったりもする
誰かに頼ることを幼い頃からしていれば、
目を向けて助け合って、支え合える余裕のある
大人になっていきたいなと思った
書くこと 聴くこと 読むこと 知識は大事
思いやりの気持ちが成長する気がする
それに経験も加われば、なりたい自分がみつかるかな
すっごく素敵な作品だった!!!
声も最高だった!
みんなに幸あれ
Posted by ブクログ
湊かなえといえばホラーやミステリーの印象が強かったが、『未来』は人間の心に潜む闇を描く作品であり、新たな一面を見せられた。
筆者が後書きにも記していたように、貧困や不遇な環境は身近にあり、登場人物たちの複雑な心情や背景は、まさに公立の小中学校での人間関係を思い出させ、かつて苦手だったクラスの中心人物も、何かしらの問題を抱えていたのかもしれないと思わせられた。
加えて、自分自身も家庭環境が良好とは言えず幼少期と重なる部分もあったため、30歳の自分から当時の自分に示唆できれば、もう少し前向きに生きれたのにと感じた。
Posted by ブクログ
衝撃。衝撃的な読書体験をした。ここ一年で読んだ小説の中で最も印象的だった。
読んでいる最中、とても、ずっと辛かった。けれど、この物語を読み進めたいという衝動は、この「読んでいて辛い、という状況から早く抜け出したい」という焦燥感よりは、「あなたたちの行く末を見届けたい。たとえその結末がどんなものであろうとも」と、祈るような、願うような、そんな感情から来ていたものであったと思う。
まさに「未来」というタイトルがぴたりと似合う作品だと思った。
闇と未来
それぞれ人の抱えてる闇が深くて重くて、どうしようもなく、せつない。
でも一人一人が懸命に生きているさまが言葉の端々に感じられ、とまらず一気に読みました。
所々 思いが溢れだしそうになりながらも。
ファンタジーと闇は常に共存しているのだろうかと怖さも覚えながら。
また湊かなえさんの魅力にひきつけられました。
Posted by ブクログ
初、湊かなえ。久々に早く続きが読みたいと思える小説に出会えた。とはいえ、装丁の重厚なデザインそのままに、作品もヘビーな内容が続くので、読み進めるのが辛い一冊でもあった。溺れながらも、救われたい一心でラストまで読破した感じ。
湊かなえといえばイヤミス…らしく、後味の悪い作品も多いそうだけど、本作に限って言えば全くそんなことは無い(と思う)。
幼い頃、当時住んでいたアパートの隣で作中と似た放火事件があった。自分の日常の周辺にも、章子や亜里沙がいるかもしれないこと、それを忘れないでおきたい。電車で読んでいる途中、偶然Elle Teresaの「未来」を聞いていたので、余計に重なるものがあった。関係ないかもしれないけど。
Posted by ブクログ
暗くて、重たくて、苦しくて、目を背けたくなるんだけど、ページを捲る手が止まらなかった。
子を持つ親としてもいろいろと考えさせられる。
篠宮先生のエピソードは涙が止まらなかった。
2人にも明るい未来が訪れますように。
(マドレーヌが食べたくなった。)
Posted by ブクログ
救うべき人間は救いたくなる形をしていない。といつかTwitterで見かけた文言と同じ感想を持った。
私が彼らに人生が変わる何かをすることはできないけど、彼らにも背景があるんだと考えることはできるかもしれない。
一つのフィクションとしてこういう構成面白いな参考になるなとか考えていたけど、あとがきを読み、この世に隠れてる子どもたちの悲鳴に思いを馳せてしまった…
Posted by ブクログ
貧困問題に向けた魂の一冊。
読み応え抜群ではあったが、これ程までに救いがなくて、面白いを上回る物語の凄惨さ。
目を背けたい描写が多いにも関わらず、「貧困問題」そこから生まれる負の連鎖から、救いを求める人たちが実際にいることを踏まえて、目を背けてはいけないと感じた。
未来の私から送られる希望の手紙
いじめ、暴力、貧困、見えない恐怖。どんなに虐げられたり救いのない環境にいても、人間は一つの希望に縋ってでも、耐えながら生きていけるものなのか…
あとがきも読むことで何を伝えたいのか、物語の全容が深まる!
Posted by ブクログ
湊かなえさんの作品を久しぶりに読んで、やっぱり読者を物語に引き込むのが上手だな と感じた。
物語自体は貧困家庭や虐待など不遇な環境で、正直読んでいていい気はしなかった。
けれど、あとがきにもあったように実際にそういう家庭があることは事実で もしかしたらあなたのクラスにも居るかもしれない。。。
しかし、その子も1歩1歩を踏みしめて生きている。そして私たち(大人)はその子が頼れる環境を作ることが大切だとこの本を読み、考えた。
Posted by ブクログ
久しぶりに湊かなえ作品を読んだ。告白、夜行観覧車、贖罪は読んだことがあった。
ストーリーに引き込まれて、夢中になって読んだが…
気分が悪くなった。
そっか、湊かなえって、こういう作風だった、と最後まで読んで思い出した。
私が15年くらいで変わったんだな、と思う。ネガティブなしんどいストーリーは、キツイ。
でも、うまい。
毒はうまい、みたいな…。後を引く、うまみw
しばらく、湊かなえは、読まない。
Posted by ブクログ
やっぱり湊かなえワールド。
読み進めるたびに、予想外のことが起きてハラハラドキドキが止まりませんでした。
最後は希望も感じられて良かったです。
Posted by ブクログ
あとがきを読むまで、この物語を書こうと思った意図が分からなかったが、読むと貧困層に向けてと、それを見る周囲の人間に気づきを与えたくて書いていた。章子と亜里沙の未来が良くなる事を願いたいし、困ってる子供から話を聞くのが、解決への第1歩なのだなと感じた。
p50みんなの当たり前は、大勢の人に支えられた当たり前なんだ。
p88他人がイヤがる行いはした事ないつもりだけど、感謝の言葉も余り口にした事がなかったなと反省しました。
Posted by ブクログ
登場人物のそれぞれがいじめや性的虐待、貧困などに苦しんでおり、主人公の周りに不幸が集まりすぎではないかと感じた。まあ小説だしそんなこともあるよな…と思っていたの私の考え方こそ、自分がどれだけ周りに目を向けずに生きているのかを痛感させられた。
自分に何ができるかと言われれば大それたことは何も出来ないけれど、確実に街を見る目が変わった。あとがきを読み改めてこの本と出会えてよかったと思った。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれにあまりに悲しいエピソードが続き、読み進むのが苦しくなるが、それでもぐいぐい読まされる。著者が初めて書いたというあとがきを読んで、作者が身を削りこの物語を世に送りだした未来への願いのような熱い思いに気づかされる。
章子の章では、親は選べないことへの絶望を感じた。親によって子どもの世界は形成されていくし、たとえ親に違和感を持ったとしても、子どもが親から自立するには年月がかかる。ましてや血が繋がっている親への愛や情が少しでもあるようものなら、完璧な離別は難しいし、価値観だって親譲りだ。仮に周りが手を差し伸べようとも、いとも簡単に突き放してしまう。そりゃ人生の内容はちがえど同じ道を辿りやすいのかもしれないとも感じる。作中の章子は、父母を愛し、1番の理解者でありたいと自ら思い、それが幸せであることに疑いがない様子だった。章子が母を想うまっすぐな気持ちで起こした行動が、どんどんと破滅に向かう様子も心苦しかった。
後半のエピソード部分は、もう胸が裂ける思いだった。章子の母の性的虐待描写は、聴いているだけで胸糞悪い時間だった。
章子の母(真珠)は、人形と人を行き来していた。章子はそれを、誰にも理解されないであろうことだと受け入れていた。だから、信じる娘を利用して、母が都合よく使い分けているようにうつった。しかし、真珠が父から性的虐待を受けていた過去が明らかとなる。母は、自分でスイッチをオンオフにしていることの発言もあった。きっと、父からの虐待をやりすごすための、防衛反応だったのではないかと思う。子どもなりに、自分を守る精一杯が、人形になることだったのだとしたら、親が選べないことで受ける理不尽さの連鎖に、ここでもやるせない気持ちが湧く。
読者の立場というものは、周りから見て取れる事実、知っている人だけの事実、どちらも見えてしまって、心のやりどころがない。
ただ、全体的に重苦しい内容ではあるものの、レビューなど細かい心理描写を考察している記事を見ると、登場人物の過去が、未来に向けたささやかな希望をもたらしていることもわかる。
ヤングケアラー、虐待、ネグレクトなど、子どもの貧困が絶えずある中に一石を投じた作品だと思う。
Posted by ブクログ
『イヤミス』というジャンルの本作。
備忘録として「評価と感想」を書くスタンスですが、本作は内容を残したくない、、、
ただ、時間軸は交差してるし、複数人の視点で物語が展開されてるにもかかわらず、最終的には全てが繋がるという。流石です。
好みじゃないだけで、素晴らしい作品なんだろうとは思う。
Posted by ブクログ
自分自身の家族といった繋がりや結びつきの強い子どもだけでなく、長距離バスの停留所のベンチで隣に座った子ども、電車の車内で見かけた子ども、公園で見かけた子どもの中にこの本に出てくるような地獄を強いられている子どもがいるかもしれないと具体的な光景として考え、させられました。
Posted by ブクログ
タイトルからは想像しにくいほどの、陰鬱さや苦しさを感じられる作品だった。しかしこの作者さんの特徴的な言い回しや、こちらが情景をイメージできる表現力が、最後まで止まらずに読ませてくれた。告白の作者さんならではの世界観、とてもよかった。
Posted by ブクログ
あまりにも重すぎた。。篠宮先生だけは少し最後報われたのかな、、?全ての元凶は議員のお父さんやん。どうしたら実の娘を犯せるの??登場人物全員が不幸すぎる。読み進めるほど話が暗く重くなっていく、だけど止まらなくなる。果たして最後はどうなったのかな、
Posted by ブクログ
読み続ければ読み続けるほどしんどかった小説は久しぶり、いや初めてかもしれない。
誰にでも人に言えない悩みがあるという言葉をよく聞くけど私の思うそれがいかに薄っぺらいことか。
ことごとく続く負の連鎖に誰が終止符を打てるのか。
この話の中では大人に頼ろう、と少し前向きには終わっているが事実、罪を犯した後なのである。どれだけ大人がその後に助けてくれたとしても、彼女たちの心の傷が消えることはない。でも誰が止められたか。
空気を読むということの残酷さも感じた。空気を読んで触れなかったが故にことが起こる。でも自分の目の前にその人が現れたらきっと空気を読むんだと思う。
何が正解かは分からない。
たぶん私は一生ほんとうの理解はできないこと。
でも実際にそういう現状がある中で私に何ができるのか。それを考えることに少しくらいの意味はあるかもしれない。でもこれもエゴなんだろうな。
Posted by ブクログ
最初はSF系?と思いながらなかなか読む手が進まなかったが全てが徐々に明らかになっていくのは
あーさすがと思った
あの2人の未来って意味だったのね、へぇーと
なかなか壮絶な環境に驚きながらあのフロッピーもその辺りの事を入ってたからこそ章子は早坂を殺す事を決めてたのか‥
ニヤミスというより最後は読書側の想像って感じだった
重ための感じで進んで行った、終始
Posted by ブクログ
初めの情景が後から出てきたように、読んでいってハッとすることが多くて、面白かった。
本の半分くらいまでが章子から未来の章子への手紙を通して話が進んでいくのが、今まで読んだことのない方式で新鮮だった。
Posted by ブクログ
読んでて吐き気がする。
マイナスはいつまでたってもマイナス。負の連鎖。変える、変わるのはいつだってプラスな自分しかない。辛くても歯を食いしばって生きていく。生きていく。それでも変わらない。
そんな時は人を頼る、巡り合う。
そして、いつもとは違う考えに行き着いたときこそ、初めて進んだ大きな一歩である。