小説・文芸の高評価レビュー
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暗がりで女性からバッグを奪い、顔を殴って「クリフォードはお礼をもうします、マダム」と慇懃にお辞儀して立ち去る通り魔を追う87分署の刑事たち。
一方パトロール警官のクリングは知人から相談を受けるが……
シリーズ2作目
前作「警官嫌い」で人違いで撃たれたパトロール警官、クリングが主役。前作の主役キャレラは新婚旅行中!(おめでとう〜っ!!)
87分署の刑事側として小柄で優しいウィリスと大柄で強面なハヴィランド、粘り強いマイヤーなどが登場。
あと、アイリーン!ウィリスとアイリーンの絡み、好きだなぁ。
事件そのものは早めに犯人解っちゃうんだけど、このシリーズは私的には87分署のメンバーの掛け合いとか -
Posted by ブクログ
少し自分と重ねた。
稀な病気や余命宣告された時に強く生きられるだろうか。ただ、エミルと同じように臨床試験に付き合う生き方はしたくないと思うと思う。
ジョアンヌはとても素敵な女性で、本文に出てきたように全てが詩的。決して目に見えている上部だけに目を向けるのではなく、見せない部分に隠れた優しさや人間性も大事にしていたい。願うなら現実世界で会ってみたい女性だと思った。
沈黙を言葉で埋めようとせずに、楽しむことができる。本当の意味でそれが実践できているかは分からないから、今後はもっと深く味わいたいと思う。
今のところ美しい景色、コミュニケーション、表現。心が洗われるような物語。文句なしの高評価! -
Posted by ブクログ
若年性アルツハイマー病患者のお話
終始抜けがなく、私にとって完璧な小説はこれのことだなと思った。
どう頑張ってもハッピーエンドにならない内容で、毎日寝る前に100ページほど読むという読み方だったが、読後は必ず自分はアルツハイマーでは無いかの記憶の確認をしたものだ。もちろん夢にまでうなされることもあった。
構成的にはとても読みやすく、家族との生活、会社での生活、佐伯の趣味である陶芸の生活、といった3種類の生活に順番に繰り返し焦点が当てられるといった流れ。また、時折佐伯が書く日記の内容も書かれている。
その日記の中で、中核症状である「失書」と「保続」は段々悪化していく様子は、子供が大人になるにつれ -
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ネタバレ毎回楽しにみしているエッセイ。
個人的に印象に残ったのは「スーパーマンじゃない」と「おひさま」の2つ。
「スーパーマンじゃない」はZINEにも収録されていたものだけど、改めて読んでみて、子供の頃はスーパーマンやらシゴデキな人はドラマのようなピンチの時に華麗に活躍する人だと思っていたけれど、大人になるとここで書かれている日常のちょっとしたことに対しても誠実にきちんと向き合える人なんだなと思い、ここに書かれている人のようになりたいなと思った。
そんな一編。
「おひさま」は読んでいて、中前さんはエッセイストなんだけど、いつかそれほど遠くない将来で、歌詞の作詞もしているんじゃないかなと思った。
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凄まじい。
1989年天安門事件の実態を描く。実名で登場する有名かつ中枢の政治家たちと、北京大学学生とその関連の若い労働者、さらにその元同級の若い役人たち。3つのドラマが同時進行し、どれも読ませる。ただなんといっても実在政治家たちの存在感と行動がすごい。趙紫陽にはあの国を統べるのは無理だったのか。李鵬の悪役ぶりも面白いが、史実は恐ろしい。そしてなんといっても鄧小平。訛りを入れた発言が効果を倍増。凄みが増している。
それにしてみ中国は40年前から日本をバカにしていた。さもありなん。原爆の例は全くその通りなので悲しい。
後半はもう一気読み。ただ最後の最後の真相話は作者のオリジナルで無理やり入れたの -
Posted by ブクログ
著者の本は「邪馬台国はどこですか?」を、めちゃくちゃ若いころ(わたしが)(すくなくとも30年前)に、読んで、震えるほど面白かったので(笑。すごいいうな)、ときどきあのときの感動を思い出して読みたくなる。
ちゅうことで、先日読んだシリーズの続き。
前回読んでからちょっと間があいてしまったので、忘れてるかなあと思ったけど、まあまあ大丈夫やったでしょう。
亜美ちゃんがなんというかめちゃくちゃええ子やな。なんかこう、昭和な感じの「ええ子」なんやけど、もしかして令和の「ええ子」もこんな感じかも…?
貯金がゼロ円から5000円に増えたときの
「目標にはまだまだ遠いけど、最初の一歩だ、がんばろう」
と -
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泣いた。バチクソ泣いた。もう人目をはばからず泣いた。
下巻は、上巻で積み上げた謎と感情の行き場をいっきに回収していく勢いがあって、読後の満足感がかなり高かった。鏡の城のルールや7人の関係性が少しずつ意味を帯びていき、こころを中心に「学校へ行けないこと」の痛みが個人の問題ではなく、環境や周囲との関係の中で立ち上がってくる物語になっている。ファンタジーの装置が派手さだけで終わらず、現実を照らすために機能しているのがよかった。
特に印象に残ったのは、こころと仲間たちが互いの事情を知っていくにつれて、単純な励ましでは解決できない部分がある、ということまで丁寧に描かれているところ。誰かが急に強くなる
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