ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    『映画を早送りで観る人たち』の著者とは知らずに手に取ったのだが、前作に続いてこちらも素晴らしい内容だった。「ニュースを無料で読む人たち」「本を読まない人たち」「本と出合えない人たち」「本屋に行かない人たち」「紙の本に集う人たち」と、各章が多様な切り口から多角的に分析されていて興味深い。現代の社会構造や人々の行動様式への分析が手厚く、個人的には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』以上に響くものがあった(あちらはあちらで面白かったけれど)。特にあとがきで明かされるタイトルへのこだわり(『読めない』『読まない』ではなく、あえて『読めなくなった』としている点)は、現代人が置かれた状況の本質を突いて

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    2026年09月04日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    無限に広がる深海でただ、声をあげるクジラ。その声は、他のものには届かない。
    誰もが皆、届かない助けを求める声を叫び続けているだろう。この物語は、決して他人事にならず没入することができる。
    助けを求め続ければいつか、暗い海を照らす一筋の光に出会うかもしれない。そして、誰もがだれかにとってそんな存在になり得るのである。

    心が安らぐ、とても素敵な作品であった。

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    2026年09月04日
  • 母なるもの

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    メモ

    ・母なるもの

    ・小さな町にて
     ジラル親父の日記?で描かれる長崎と、今の長崎
     「正しい」形式で信仰しないといけないのか?「まことの」信仰とは
     父的な厳格さと母的な寛容さ マリアは後者

    ・学生
     終戦から5年経った昭和25年 フランスへの留学
     敗戦国の日本人であるということ
     対比: 天正の少年使節団 ヴァリニャーノ神父
     「人生とは決して心底まで憎むものではないが、また我々の心をすべて惹きつけるものでもない」
     信仰の深さのグラデーション 同じ年頃、同じ性別、同じ国籍、同じ宗教でもひとそれぞれ

    ・ガラリヤの春
     エルサレムへの聖地巡礼と母親の記憶
     信仰は母親への愛着とつな

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    2026年09月04日
  • 容疑者Xの献身

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    みんなから、トリックが凄い!って聞いて凄いトリックを期待して読んだ
    トリックももちろん考えつかないびっくりするトリックだった
    でも、それより何より、人間模様がえぐすぎて
    切ない
    めちゃくちゃ良かった
    めっちゃ泣いた

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    2026年09月04日
  • 『石球城』殺人事件

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    ネタバレ

    いや「物理の北山」と呼ばれているけれども!!
    いるけれども!
    本当に「『物理』の北山」じゃないですか!!!

    そこは読んでいて思わず笑ってしまいました

    が、それはそれ
    圧巻のトリックの数々
    調べたところ、発売予告から約17年(城シリーズとしては21年ぶりだとか)、物理トリックだけでまとめ上げたという部分からも気合のほどが伝わってきます

    世界観の構築も北山先生らしさ全開
    崩壊後の世界という事で科学技術の名残はそれなりにありつつ、そこに『結晶髑髏』という魔術のような幻想要素も登場
    それらが無理なくまとまっているからあの美しいラストへ到達できたんですよね

    密室の謎だけでなく、「石球城」という世

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    2026年09月04日
  • 月の立つ林で

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    ネタバレ

    5つの短編が連作になっていて、登場人物が少しずつ関連しているのが面白い点。

    帯に記載の『月の満ち欠けのように揺れ動く心と新しい自分へと踏み出す希望』が描かれていて、新年度に差し掛かる今まさにぴったり〜

    最後2章は1時間で100Pのペースで読んだ。それくらい引き込まれる面白さ。

    裏表紙のあらすじ的なものをまとめると、『月に関する語りを聴く中で、登場人物達の心も満ち欠けしながら毎日を紡いでいく』という感じ。

    きゅんっとか感動とかミステリーとかとは違う。ハートウォーミングが近いかな?

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    2026年09月04日
  • 星やどりの声

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    家族それぞれの視点から綴られる物語が、読み進めるごとに点と点がどんどんつながっていき、それが1つの輪になった瞬間に、涙が溢れました。小説で泣いたのは初めてかもしれない。。
    決して単純なハッピーエンド、ではないけれど、家族が出した答えはとても切なくて、でも温かくて…
    同じ形でありつづけることだけが正解ではない、変わっていくこともまた家族が変わらずにいるための選択としてアリなんだな、と思わせてくれる物語でした。
    朝井リョウ作品にしてはハートフルな物語だと個人的に感じました!

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    2026年09月04日
  • 能面検事の挫折

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    若き不破検事が東京で辛酸を舐めた事件から始まります。
    当時は表情豊かな不破検事。
    ところがある出来事がきっかけで大阪に異動。
    そしてその陰に御子柴弁護士あり。

    大阪でも東京の事件を引き摺るような事件が起き、不破検事は自ら捜査に出ます。
    そして今回も御子柴弁護士降臨。

    果たして不破検事vs御子柴弁護士、勝利はどちらに?!

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    2026年09月04日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    何度も読んでるけど、、
    この中巻はストーリー的には大きな動きはあまり無く、ほぼポールとジェシカが砂漠を彷徨ってる話。それとスティルガー率いるフレメン達と出会い、フレメンの葬送や水の儀式という祝祭を通して、2人がフレメンと同化していく、、
    上巻もそうだったがアラキスの自然や夕闇の風景の描写がとても美しい。
    最後のドラッグを摂取し、ジェシカが教母になるトリップの描き方は圧巻。すごいです。

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    2026年09月04日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    俵さんの「言葉」という考え方そのものみたいな根源的なものに触れた気がする。すごく読みやすく、読むのが楽しみだった本だった。

    今の現代にある、様々な言葉に関する物が取り上げられていて、ハラスメント、ラップ、。ハラスメント、などなど。とても面白い。そして何より折々に挟まれている短歌が素晴らしいなと思った。

    ーつかうほど増えてゆくもの かけるほど子が育つもの 答えは言葉ー
    ー優しさにひとつ気がつく ×でなく⚪︎で必ず終わる日本語ー

    俵さんも言っていたが、今後いくらAIが流行っても、言葉はなくならないと思う。言葉は大きな力を持っている。千年前の和歌に思いを寄せることができるように、今後何百年立っ

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    2026年09月04日
  • 坊っちゃん

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    愛媛旅行に行ったので。(行く前に読めばよかった!)
    テンポが良い。展開が早い。読みやすい。主人公の潔い性格が読んでいて気持ちが良い。

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    2026年09月04日
  • 崎義一の優雅なる生活 儚き君に永遠の花束を

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    ネタバレ

    いろいろと伏線を回収しつつ、まだ問題は解決していないんだよなぁ。
    次回も夏休み編の続きかな。
    でも懐かしい面々の現在の事がわかって嬉しい(*^^*)

    そうかぁ。祠堂学院を買うっていう考えはなかったなぁ。理事長としてギイが学院を経営して、学院長(校長?)を誰かにやってもらえばいいのでは。
    それも有りかもしれない。

    ギイくん、選択肢は3つだけじゃなくて、4つ目もあったって事ですね(^ρ^)

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    2026年09月04日
  • 晴れの日の木馬たち

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    ネタバレ

    すてらの人生をすぐ隣で見させてもらったような不思議な感覚だった。
    過去を思い返すシーンでは、文章の先に進む前にその同じシーンを思い返していて、ここまでのめり込めるのかと自分でも驚いた。
    文章が綺麗なのはもちろん、絵画の表現が美しくて繊細で、イメージがどんどん膨らんでワクワクした。
    すてらの大切な人たちが本当に素敵な方ばかりで大好きな言葉がいくつもあった。

    マハさんの作品を読むと、容赦ない現実への悩みや迷いを思い出しながらも、結局最後は救われて前向きな気持ちになっている。

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    2026年09月04日
  • 月とアマリリス

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    山中で埋められた遺体が発見されたことから、連続死体遺棄事件の疑いが。事件を追う記者のみちるは事件に同級生が絡んでいる事を知って…。
    いじめや支配、共依存、その果ての取り返しのつかない犯罪、すさまじい勢いと熱量を感じた。この事件の行く先と、みちるの身の置き方が気になってページをめくる手が止まらず。感情移入しすぎて、とある人物の告白と、それに対する愛の返しに号泣してしまった。電車とかで読んでなくてよかった~?突然の涙腺崩壊だった。
    誰でも自分の事でいっぱいいっぱいだけど。支えてくれる人は必ずいる。

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    2026年09月04日
  • リバース

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    ネタバレ

    とてもリアリティのある話だと感じた。大学生の頃の主人公やその周りの感情の動き方があまりにも現実的で、経験談なのかと感じるレベルだった。どんでん返し大好き芸人の私からするとこの小説のどんでん返しは満点。これがどんでん返しの正体なのか…?と思わせておいての、さらなる倍どんでん返し。そして最高なのが、オチについて多くは語られずスパッと終わるところ。今までの伏線の貼り方があまりにも丁寧で美しかったからこその最高のオチ。本当に読んでよかった。

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    2026年09月04日
  • 月の立つ林で

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    那智とジンくんの話が心に残った。2人は恋してるのか同情なのか友情なのか分からないけど、近く抱きしめ合ったってとこが何か心に沁みた。

    登場人物たちが繋がっていく感じが嬉しくて一気読み。

    そしてタケトリ・オキナが意外な人でびっくりした!

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    2026年09月04日
  • 殺し屋の営業術

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    小説が苦手な自分でもすらすら読める展開の速さと駆け引きの多さで飽きることなく読めた。
    実際そう簡単に行くか?と思う描写は多かったが、それでも楽しめる作品

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    2026年09月04日
  • 容疑者Xの献身

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    ええー!?って感じの終わり方で面白かった。びっくりしすぎて時止まった。読んでる時の違和感が一気に解決される感じ。鳥肌!!

    ミステリーだけど愛も絡んでるのが面白くて好き。

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    2026年09月04日
  • スター

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    ネタバレ

    現代のSNS社会にどう向き合うかという作品。「ないものがあるように、あるものがないように」…確かに。

    登場人物達が心の葛藤と向き合い、成長していく様子が良かった。

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    2026年09月04日
  • おれは一万石 : 37 百貨の難

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    ネタバレ

    1793年3月
    ・船頭の殺害現場に行き会う。
    ・西国の水油で一儲け
    ・佐原商人仲間の荷の運送を請け負う。

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    2026年09月04日