ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • カフネ

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    暖かい話だと思った。
    各登場人物の苦悩、皆表には出さないけど色々あるんだよなあと。
    夫とはお互い尊重して、生きていけたらと思う。

    家族になってあげたいと養子縁組、パートナーシップ制度は驚いたけど、勢いがあってよかった!普通は思いつかないから、せつなが困惑したのもよく分かる。私もしばらく受け入れられなかった笑

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    2026年04月16日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    面白かった!
    杉原千畝をこのような形で読みやすく、面白く紹介している本に初めて出会った。
    どこまでがフィクション?と線引きができないくらい江戸川乱歩、平井太郎との接点が本当っぽい。ほんとなのか⁉️ 乱歩と千畝のそれぞれの視点からの話が続く、そこに関わる人々がまた既知の人でその関係性にたまらない

    平井からつながる横溝正史〜最後は三島由紀夫まで、鳥肌モノ!大正、昭和初期の作家好きにはたまらない繋がりかと…

    江戸川乱歩の書けない、書けない、と逃げ出しながらも、怪人二十面相の明智小五郎、子ども向けには、小林少年などのキャラを確立

    横溝正史の金田一耕助『本陣殺人事件』
    この時代からの先駆け

    助け

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    2026年04月16日
  • 大ピンチずかん

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    小学校入学前から読んで、入学後も読んでいる。こんなに何度も読むずかんは珍しい。結構凹みやすい我が子が、日常のふとした時、大ピンチだね!と楽しく切り抜けられるようになるのも良い。

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    2026年04月16日
  • 一九八四年[新訳版]

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    最後の一文でバッドエンドのカタルシスをこれでもかというくらい浴びせられて、尊厳破壊の最たるものを味わった。
    単純に死ぬよりも残酷性が高い終わり方。
    社会制度、キャラクター性、心理描写、どれもが完成されている。
    序盤の大掛かりな体制批判、ジュリアとの密会が終盤の布石になっているところも作者の構成力の高さを伺わせて良かった。

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    2026年04月16日
  • 劇場という名の星座

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    帝国劇場が“主人公”の短編集。本を読みながら、初めて帝劇に行った時に見た風景や一緒に行った亡き母との思い出のあれこれが、それこそ走馬灯のようにぐるぐると脳内を駆け巡り、最初の話から完全にノックアウト。
    舞台関係者は勿論だけれど、一度でも観劇体験がある人にはきっと、登場人物の誰かに自分を重ね合わせたり、どこかの台詞に心慰められたりするはず。
    2030年。新しい帝国劇場で観劇できるように精進しないと!

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    2026年04月16日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    私にはライさんがすごく魅力的に感じた。
    浮世離れしている感じというか、
    何にも執着しないかんじ、優しいんだか
    優しくないんだかよく分かんないけど。
    そんなライさんが好きになった鵠沼さん、
    何が好きだったのかいまいち分かんなかったけど。
    ユキのさらっと語る人生もとんでもなくやばいし、
    ゆかりのゴーイングマイウェイぶりにも驚いたけど、
    登場人物一人一人が個性的で好きな小説だった。
    映画も観たけど、ツッコミどころ満載だったかなー

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    2026年04月16日
  • 正欲(新潮文庫)

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    「正しさ」とは何か考えさせられる。
    自分の「正しさ」を突き通そうとすればそれによって自分とは別の「正しさ」を排除してしまっているのだ。
    正義の押し付けは悪になりかねない。
    と自分の主張を書いていても思うのだが、この主張も正義の押し付けなのかもしれない。書けば書くほど、キリがなくなってくる。が、感想であるから割り切って書くことにする。
    無意識的に人間は自分とは対極にある正しさを排除しながら生きているのではないか。
    また、そうすることによって「繋がり」を感じているのだ。そしてその「繋がり」を用いて別の「繋がり」を自分たちの見えている世界から排除し、気持ちよくなることによって、「生きている」「自分も

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    2026年04月16日
  • ミッキー7

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    ・ミッキーのキャラクターが良い。今作で明確に認識できたが、一人称が俺で少しやさぐれていて、読者に語りかけるように皮肉っぽい冗談を言う主人公が好きだ。
    ・とにかく文章のリズムがよく、吹き替えの洋画を観ているような感覚。そもそもの文章の作りと日本語への翻訳、どちらも素敵だからこそのクオリティと思える。訳者に注目したことはこれまでなかったが、大谷真弓の他作品を読んでみたくなった。
    ・物語の展開もスピーディーでダレない。ミッキーが何をするか明確で、背景と目的も分かりやすい。章の区切りも「なんで!?」「どうなっちゃうの!?」と引き込まれるものが多く、本当にあっという間に読まされてしまう。
    また参考として

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    2026年04月16日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    母を殺めた娘。という事実だけを見ていたら、決して分からなかった背景にある事情。だからといって正当化される訳ではないけれど、タイミングが違ったら、被害者と加害者は逆だった可能性だってあったはずだ。あの環境から逃れるために、一体何ができたんだろう、あの束縛と脅しの中、母を悪者にして他者へ相談することができただろうか…深く考えさせられた。

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    2026年04月16日
  • 1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

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    良すぎてびっくりした。なんだろう、プロットだけだとよくある話のようなのに、キャラたちの気持ちが痛いほど伝わってくる。人間を描くのがうまい。
    あと性描写が、むちゃエロ。

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    2026年04月16日
  • なんらかの事情

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    スーパーでレジに並ぶという日常。そして自分の並んだ列の進みが遅く、隣りの列が早く進むという『あるある』。こんな『あるある』がつまっている本。『あるある』と共感できるものが面白おかしくなっていく。1エピソード3ページ。とても読みやすい。『あるある』こんなこと、と読み進むと、時に『えっ』と思う終わり方もある。飽きさせない。

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    2026年04月16日
  • トムは真夜中の庭で

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    挟んであったレシートを見ると2004年で、22年ぶりの再読。いい具合に忘れていて楽しめた。サルみたいな子供であったであろうトムが、いろんなことを考えたり、思いやりの心を持ったり、まさしく自分の"こころ"を持つようになっていく過程を仰々しくなく描いている。逆に、トムが見える、ということは、本当に自分の"こころ"に必要なものに開かれている、というか、世間的なものに囚われていない、ということなのか。(バーティにトムは見えていない? トムもそうなってしまわない??)
    いろんなことを考えさせてくれる名作。

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    2026年04月16日
  • 生きとるわ

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    読んでいて胸糞悪い場面が多く、その勢いで評価をしてしまうと星1つけたくなる。
    「たのむ……やめてくれ」と心で呟きながら読んでいた。胸糞悪いとか言いつつ、展開が気になり読み進めてしまう。
    イライラしながらも時折フフッと笑えてしまうようなツッコミがあったりと、こちらの感情も狂わせられました。。
    疲れたけれど手に取ってみて良かった。

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    2026年04月16日
  • 宙わたる教室

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    NHKでドラマ化されたのを観ていました(2024年)。最近、書店でその原作の文庫が平積みされていたのに気づき、早速購入したのです。

    原作も素晴らしい。ドラマは、ほぼ原作のとおりにできているようで、俳優さんたちの演技を思い出しながら読みました。

    いろいろな背景をもった人々が集まり、化学反応を起こしながら、崩壊の危機を乗り越えて、ある達成をします。厳しい現実の前に期待を持たせてよいのか、という問いに、人間はその気にさせられてこそ遠くまで行けると思います、と答える。希望の物語です。

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    2026年04月16日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    皇族と距離が近くなる本だった。
    皇族といえど、人は人なんだなということが分かるし、より外から見えない皇宮警察との関係性は人間味溢れるエピソードでほっこりした。

    無意識に?良い関係性を構築していて、愛されて育ってきたことがひしひし伝わってきた。

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    2026年04月16日
  • 赤と青とエスキース

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    青山美智子という作家は、一見関係がないようでいて実は関係が深いというお話を描くのがとても上手い。一章ごとに主人公も時間軸も異なるのに流れている空気感が同じであるからか、なんの違和感もなく読み進めることができるのが良い。とくに、今作はどの章も素晴らしく最後の最後まで楽しみながら(ときには涙を流しながら)読むことが出来た。「この本を読み終わったとき最初に思い浮かんだ人を、どうか大切にしてくださいーー。」というキャッチコピーに惹かれて手を取ったものの、作品自体が面白く私が読み終えたときには登場人物の彼らのことしか思い浮かばなかった。それでも読んで良かったと心から思える、そういう1冊でした。

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    2026年04月16日
  • リボンちゃん

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    登場人物があぁ、好き!って思う人ばかりだった。
    思うことを言っても、否定されずに成り立つ世界。
    優しい世界だなと思った。
    時間差で「失礼だったね」と言えるのも、「失礼ではなかったですけど」に割って入る「私も失礼だったと思う」も、だからといって気まずくなるんじゃなく、さわやかに謝れる姿もどれも好き。
    社長さんにも「余計なことしました」ってハッキリ言えるところも、謝るけど引きずらないところも。
    みんなそれぞれが本当に相手を思いやっているのが伝わるし、失敗してもそれで居心地悪くなるわけじゃないところがとても読んでいて心地が良くて、こんな関係を築いていきたいんだなって思った。

    そしてはるちゃんの気持

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    2026年04月16日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    長束陣営にじっくり切り込んだお話。長束も路近も今までの浮世離れした雰囲気に意味があったのねーという納得!
    翠寛についても、
    雪哉の本質を理解する前の初読1部
    追憶まで履修した後の再読1部
    緑羽
    でどんどん印象が変わったのが特徴的だった。言動はなにも変わっていないから阿部先生の物語と人の見せ方が本当に上手いんだな、と思いましたー!

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    2026年04月16日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    己の目的を持って、それを達成するためならなんでも構わない、その熱い信念がすごかった。響陣は身内とぶつかり合うことを虐げられ信念を貫いた。譲れないとこがある、さいごまで熱い漢だったな。

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    2026年04月16日
  • キッチン常夜灯

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    日々の生活の中での不幸や疲労によって荒んだ心を美味しい料理や接客で癒してくれるビストロである"常夜灯"を舞台としたお話。 現世と区切られた異世界のような空間でシェフが作る料理はどれも美味しそうな描写であり、読んでてお腹が空きました。何度も通う内に常連さんや常夜灯のことを少しずつ知り、次第に主人公の心境や物事の考え方が変化していく様が、読んでいる自分も元気付けられる気持ちになり、心温まるお話だと感じました。

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    2026年04月16日