小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
小さな地元で起きた、大きな事件。そこに住む人々が、その事件の関係者として、少しでも参加したいがために軽々しく”噂”という火種をまく…。
ただ、不謹慎ながら大きな事件が起きたときに少しだけソワソワして、誰かに言いたくなってしまう気持ちがわからないでもありません。だからこそ、真偽が不確かな噂には惑わされないように気をつけたいと思える話でした。
場面が度々変わり、登場人物が多いので「誰だっけ、この人…」となりながらもなんとか読み終えました。笑
特に記者の関係者の名前が覚えられない!相関図が欲しいです笑
光汰朗くん、見つかると良いな!
引き続き、下巻も読みます! -
Posted by ブクログ
タイトルと評価を見た時から、ずっと読みたいと思っていた一冊
この分厚さなので、読むのに気合いがいるなあ、、、と思っていたのですが、最初の数行を読んで、あっこれは私の好みかもと思ったら、一気読みでした
実際にあった宮崎勤事件や地下鉄サリン事件等も織り混ぜながら、昭和、平成、令和、と百年に渡り、世代を超えて事件を追い続け、紡いでいった刑事たちの執念の物語
重厚で読み応えがあり、ラストは解決できてよかったなあ、と率直に思いました
今、地上波で、田鎖ブラザーズという時効が絡むドラマ(岡田将生さん、染谷将太さんがうまく演じてらっしゃいます)を見ています
遺族に時効はないのに、どこかで線引きしなきゃ -
Posted by ブクログ
美味しいお料理がたくさん出てきて、ほっと温かい雰囲気の、こういうお店のお話、大好き。
このところ殺伐としたミステリーが続いていたこともあるし、私生活で不穏なことがあったりもして、そんなときに読むこの作品。なんと安心できることか。
こういうお話はたくさんあるけれど、このシリーズも大好きな作品の仲間入り。
夜間から朝まで開店しているビストロ「キッチン常夜灯」。城崎シェフと堤さんのおもてなしの心が温かい〜。常連さんも、少しうるさい人はいても、全然嫌な感じじゃないし。
チェーンの洋食店で働くみもざも、嫌々頑張っていたところから、お客様の喜ぶ顔が見たいという原点に帰って働くことができたり、前向きに頑張 -
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前作の続編として読みましたが、構成も秀逸で想像以上に深い内容でした。登場人物たちの気持ちや生き方が丁寧に描かれていて、愛や夢、人との関わりについて考えさせられました。
心に残る言葉も多く、複雑な感情をここまで表現できる作者の力に驚きました。前作を読んだ人にはぜひ読んでほしいと思える作品でした。
~心に響いた名文~
・「この子は『それ』ではありません」 「あなただけでなく、他人のことは基本的に分かりません。僕に分かるのは、親の願いどおりに生きることが出来ない子供が味わう苦しみです」
・「そうか。僕が何年も時間をかけて訴えてきたことを、絵理ちゃんはずっといい加減に扱って来たんだね。僕はその程 -
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ついに横道世之介が終わってしまった。
大学生の世之介と出会い、20代のフラフラしてる世之介を心配し、ついに彼も30代最後の歳になり、責任感のある大人になってしまっていた。が、やっぱりちょっと抜けていて、憎めない世之介がいた。
クセがあるけどいい人ばかりの「ドーミー吉祥寺の南」のメンバーや世之介を慕う後輩のエバや先輩の南郷さん。永遠の恋人二千花。みんなみんな素敵な人たちばかりだった。
今回も飄々とした世之介から、いろいろなことを学ばされた。
時折、世之介が語る死生観。それは、かつての恋人二千花に対してのものなのかもしれないが、世之介のこれからに対する伏線なのかなと思うと切なくなった。
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購入済み
良かった
藤原伊織作品残す1作となりました
今回も前作から続く出演者があったり
カッコいい漢気があったり、アル中があったり
充分荷物楽しませて下さいました -
Posted by ブクログ
ネタバレ配信で見た映画が面白かったので、原作本を読んでみた。
就職活動をテーマにした小説はこれまでも何冊か読んでいるが、企業と学生の関係が描かれるのがだいたいの主流だったけど、この小説は内定を勝ち取るための学生同士のエゴイズムが浮き彫りになり、最後まで楽しめた。
出てくるのがSNSなどで成長著しい「スピラリンクス」という架空のIT会社。最終選考に残った六人の大学生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、別々の大学に通う六人が何度も会い、お互いの理解を深め仲間意識や恋愛感情まで芽生えた矢先に、人事部から『内定は1人だけ』と言わ -
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どこにも居場所はなくて、誰も気にかけて見てくれる人はいない、希望を見出せない高校生のミア。死のうと思い、やってきたビルの屋上で渉と出会う。同い年の渉とミアのパートはほのぼのとしていて。サラリーマンのサイトウさんも加わるともっと楽しい。サイトウさん、お兄ちゃん的な人柄もあって、渉やミアが信頼しているのも頷けます。世代を超えた友達という関係性が素敵ですよね。
いじめにあい、両親からの愛情も薄く、誰からも見放されたミアの気持ちを思うと胸がギューッと苦しくなります。ミアが家に帰ると家族から向けられる視線は冷たいもので、母親のヒステリックにも耐える姿はほんとうに、つらくて、悲しくて…。
私を見てほしい、 -
Posted by ブクログ
いじめを題材にした作品だが、読後に残ったのは暴力そのものではなく、人が何を正しいと信じて生きるかという問いだった。
二ノ宮や百瀬の考え方は一見もっともらしく聞こえる部分もある。しかし結局のところ、あいつらはまだ子供だったのだと思う。
一方で主人公とコジマは苦しみながらも、自分なりの正しさを見失わない。途中で何度も考えさせられたが、自分がなりたいのはお母さんや鼻のお医者さんのような大人だと感じた。
いじめられる側に原因はない。今も昔もそこは変わらない。
ラストからのコジマのこれからだけは少し気になったが、それも含めて忘れられない読書になった。
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