小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ドラえもんの道具と主人公の感情を見事に絡ませてストーリーにはめ込んでいるところが素晴らしい。
私も「のび太の海底鬼岩城」は大好きだったので、懐かしい気持ちが蘇った。それと同時に、ドラえもんの道具に憧れていた子供のころの自分も、理帆子と同じように現実世界での自分の居場所が定まらない感覚から、ドラえもんの道具で何もかも軽快にやり過ごすことができればと願っていたなと思い出した。
単なる思春期の情緒不安定という話ではなく、誰でも感じたことがある孤独感を、主人公は他人にラベリングすることで心の中で距離を置き、自分の感情を抑えている。心の揺れが見事に表現されている。
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Posted by ブクログ
ネタバレ唯一アストロファージに感染していないと見られたタウ星系に到着したグレースは、エリディアンのロッキーと協力してアストロファージ対策を見つけ出す。しかし度重なる緊急事態によりグレースは究極の二択を迫られる。
科学の徒グレースと天才エンジニアロッキーの異星人コンビが次々に発生する難題をクリアしていく。サンプリング用の鎖を大量に生産する場面や、タウメーバに窒素耐性を持たせるための培養というすごい地道な作業もあれば、タウ・セチでのEVAというダイナミックな描写もあって、なんかすごかった。最後のロッキーを助けるのか、地球に帰還するのかの葛藤はすごかった。もう一生会うことのないであろう異星人を助けるため、地 -
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ネタバレ太陽エネルギーを食らうアストロファージという生命体によって地球の気温が下がり続ける危機に瀕する。人類を救済するための計画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が始動し、ライランド・グレースは宇宙へ旅立つ。
太陽エネルギーを食らい、すさまじいエネルギーを蓄えるとんでも生物や異星人との邂逅を描くすごいエンタメSF。上巻では異星人と出会い、コミュニケーションを取り、互いの宇宙船をドッキングするまでの話。冒頭はグレースが謎の空間で目覚めて、同じ部屋に横たわった2人の遺体を発見するところから始まる。そこから過去回想も交えながら徐々に自身の記憶を取り戻していく流れで話が進んでいく。またそのきっかけとして、その -
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2025年にテレビドラマ化されたものの原作本。
物語は、お菓子作りを通して、悩める人の心をほぐしていくというもの。毎回どのようなお菓子が作られるのか、どのような物語が展開されていくのかを楽しみに読み進めていく事ができました。
お菓子セラピーという感じで、プロからお菓子の歴史や作り方を教えてもらいながら、自然に悩みを語り合り合い、心がときほぐれていく。悩みを語る側だけでなく、サポートする側の主人公も気付きを得て変化していくその様子は、読者である私にも伝わってきて、癒されていくような、力が湧いてくるような気持ちを感じました。
読後感が温かくてハッピーな気持ちになれるステキな本だと思い -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ものうさと甘さがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しいりっぱな名前をつけようか、私は迷う」こんな一文から始まる話。
鮮やかな語彙で彩られる細やかな感情たち。美しいと思う。
狡猾な策士なのに、若々しくて至らなさのある主人公。最後のほうのアンヌへの手紙を書く場面は、青春、失敗という単語をイメージした。痛々しく、印象深い。好きなシーンだった。
読み返すと、案外車に関する描写が多い気がする。気のせいかな。
「車の中ほど人に対して友情を感じる場所はないのだ。/もしかしたら同じ死に身を委せているのだった」「車の中は/眠るために具合よくできている」なんだか車って、家みたいな場所
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