ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    志賀川社長を殺した犯人だけが生き残れる密室なので、全員が自分が犯人だと様々なトリックを述べたて、他人を蹴落とすために自白の穴を探す。
    なかなか面白い趣向で、一気に読んでしまいました。

    志賀川の電動自転車でブレーキが効かず、死者が出ていた。当初から欠陥は社内で指摘されていたが、社長は隠蔽したが、それもバレた。自殺と思われる死に方をした。

    7人の関係者に手紙が来て、何者かに集められた。ライターの神嶋、社長運転手の倉持、社長室清掃係の林、社長夫人、被害者の会代表千場夢子、開発室所属かつ告発者の石和田、営業の竜胆。彼らは社長室を模した密室に閉じ込められ、48時間後に社長を殺した犯人以外は毒ガスで殺

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    2026年05月08日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    「事実と真実は違う」というメッセージを何度も強く感じさせられました。『わたしの美しい庭』も今回も、当事者にとって一番心地いいものが世間の一般論や肉体から離れた場所にあること、それを互いに理解し合っているところにこそ誰かを慈しむ心があるのだと思いました。読んでいて切なくなる場面も多かったですが、どうか彼と彼女と彼女が自分らしく幸せであるように願っています。

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    2026年05月08日
  • ユリゴコロ

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    読み始めたらどんどん先が気になり、一晩で読み終わってしまった。
    殺人犯、家族、それぞれに感情移入しそうで、でもできない、そんな推理小説だった。
    普段ニュースをみていて、殺人犯はなんでこんなことをと思っていたが、殺人犯の不思議な心の様子を文字で読み、理論的には理解できてしまったような感じがした。最後の最後のオチは数ページ前からなんとなく予想してたけど、それを分かった上でもう一度読んでみるのも良い。今まで読んだことない種類の推理小説で非常に面白かった。

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    2026年05月08日
  • 深川ふるさと料理帖三 輪島屋おなつの寄添いこんだて

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    内容(ブックデータベースより)

    【能登半島地震チャリティシリーズ】

    「探すんや。自分の中から、伝えるべき言葉を」

    心も満たされるお江戸の郷土料理小説、シリーズ第三弾!

    江戸で日ノ本各地の郷土料理を味わうことのできる「ふるさと横丁」。

    その一角にある小料理屋「輪島屋」で働くおなつの元に従弟の紺之丞が友人を連れてきた。
    加賀藩上屋敷に暮らす伊藤虎白という男装の娘で、能登と輪島のことを知りたいのだという。

    おなつはさざえご飯と鰯のだんご汁で虎白をもてなすが、
    後日虎白と紺之丞が行方不明になったという知らせが入り、輪島屋は騒然となる!


    第一話 さざえご飯とだんご汁
    第二話 ごりの甘露煮

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    2026年05月08日
  • ストーカー

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    ネタバレ

    こういうタイプの「未知との遭遇」は好みだった。遭遇のシーンを描くのではなくて、人々の変化について事細かに記している。
    「来訪」から20年経過しても何も分かっていない点がリアルでよかった。地球人の頭脳では説明できないことが、宇宙にはあるかもしれない。地球で我が物顔で生きている人間が、宇宙の高度な文明の存在に気づいたらどうなるだろうというのが、なんとなく想像できて恐ろしくなった。そしてそれが面白い。
    間近でゾーンによる影響を見ている人の危機感が、すごく伝わってくる。その危機感は周囲にはうまく伝わらないものだ。心の中ではみんな不安を抱えているのに、あまり表に出さず日常を続けようとするところが人間らし

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    2026年05月08日
  • 人質の法廷

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     ここ数年間で読んだ小説の中で3本の指に入るぐらい感動した。帯に書かれた「超弩級リーガルサスペンス」という謳い文句は、決して大袈裟ではない。
     何よりも、ストーリーの各場面、各状況が、一切の手抜きなく、克明に描かれており、渾身の一作であると感じられる。

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    2026年05月08日
  • 華麗なる一族(下)

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    主人公は悪人。こういう人が脚光を浴びて銀行のトップに居続けられることは、今の時代では難しいと思いたい。天下を得るには一つの不義もなさず、一人の罪なき者も殺してはならぬ的な言葉が、主人公にかけられていたが、それとは対極にある主人公。
    私の好きなめでたしめでたしという話ではなかったけど、それを想像しながら読み終わりました。
    とにかくストーリー展開にハラハラドキドキ、圧倒されました。面白かったです。

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    2026年05月08日
  • 未来

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    暁星がよかったので湊かなえ。
    のんの朗読めちゃハマってた。

    あ〜〜〜辛い、、、とても辛い、、、、
    章子が、父親が亡くなっても前を向いて明るく生きようとするところから、暗い押し入れのシーンに急に変わるのヒョエってなった。
    健斗とアリサが一緒にシャインマスカットを食べるシーンもそうだったけど、ほんの些細な幸せ〜みたいなシーンから地獄に切り替わる描写が辛過ぎて泣けてくる。
    こんな良い子がこんな目に遭って良いものか、、

    章子と文乃で文章、のところ、湊かなえのエッセンスが見えて何か良かった。後書きで本を書くことについて湊かなえが語ってたけど、文章の中に作者のこだわりとか顔がチラッと見えるのいいよね。

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    2026年05月08日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    ネタバレ

    こんなにずっとザワザワする本は初めてだった。
    もっと早く、周りの大人も、かおりさんの苦悩に気づいてあげたらよかった。早くかおりさんが児童相談所に保護されて、精神的虐待で妙子も逮捕されてれば、こんなことにはならなかったと思う。
    母娘の絆とはいえ、普通の母娘の関係では決してなかった。
    最後のお父さんの、家族だから。という言葉が心に残っている。
    終わった後も印象深い場面が多くて、なかなか頭から離れない。

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    2026年05月08日
  • この夏の星を見る 下

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    上巻に続いてあっという間に読んでしまいました。
    コロナ禍は社会人でも閉塞感を感じていましたが、学生はもっと辛かっただろうなと思います。
    そんな中においてできることを模索して取り組む姿に心打たれました。
    コロナ禍の青春小説としてこれ以上の作品はないのでは、と思います。

    月並みですが、天体観測をしてみたくなりました。

    「スロウハイツの神様」も読み終えたところですが、すっかり辻村深月先生のファンになりました。

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    2026年05月08日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

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    全体的に面白く、すらすら読めるエッセイだった。
    登場する3カ国にも行ってみたい気持ちになったし、旅を通して滲み出る人間味がいい意味で読みやすいテンポ感を与えているのかなと感じた。

    内容としては、資本主義と社会主義の違いには納得した。
    社会主義:結果の平等、機会の不平等
    資本主義:機会の平等、結果の不平等

    さらに、人間のことを「安定と安全を求めるくせに、それに飽きると不安定と危険が恋しくなる。死にたくないけど生きてるって実感したい。」と分析している部分があり共感した。

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    2026年05月08日
  • モモ

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    私が読書(というより、物語)にハマったきっかけの1冊。
    家にあったこの本を小学校低学年のとき、初めて読んだときは、マイスターホラとのなぞなぞのシーンがすごく好きで、何度も何度も繰り返し読んでいました。
    児童、学生を経て社会人とどんどん成長し、時間的余裕がなくなり、求められること、やるべきことは増えていく。
    社会の外部環境もスマホが普及したり、SNSが発展したり、コスパやタイパが重視されるようになる。
    そんな変化とともに、この本を読んで感じることも変わっていって、かなり前に書かれた本であるにも関わらず、今の時代のために書かれたのではないかとすら感じる。10年語にはもっと価値が高まっているのでは?

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    2026年05月08日
  • 氏家京太郎、奔る

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    さすがの中山七里さん。どんでん返しが面白かった。

    友人の冤罪を晴らすために、氏家さんが奔放する。

    友人を信じたいけれど、自分は鑑定人だ、とにかく事実を突き止める。いろんな人たちの思いが絡み合って、読み応えもあり、楽しめた。

    しかし、久しぶりに悪夢を見て、叫びそうになった、声は出なかったけど。大ファンの中山七里さんは休憩タイムにして、ほのぼの系でも読もうかな。

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    2026年05月08日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    【ブクログ】2026/04/14(火)
    同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬 ハヤカワ文庫/1942年 独ソ戦に参戦した100万人もの女性兵士の実話をもとにした作品。圧倒的な肉体的精神的困難に立ち向かい、相手を殺さねば自分が殺されるという戦争の究極の意味について考えさせられる。展開がリズミカルで心理描写も見事。50万部ベストセラー 2022年本屋大賞も頷ける。

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    2026年05月08日
  • ブレイクショットの軌跡

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    ネタバレ

    待ちに待ってよーやく読めた。噂にたがわぬ面白さ。タイトルの「ブレイクショット」とは、小説に出てくる自動車の名前なのだが、ビリヤードの第一打ともかけている。

    多種多様な色の球が干渉しあい影響しあってあちこちに転がり落し処に収まっていく…ナインボールだから、順番に当てさえすれば落ちるのはどのナンバーボールでもいいが、9番だけは最後に落したい(でないと小説が短くなってしまう)…ということで、プロローグの本田昴君の話が9番(車のブレイクショットが1番ボールなんだろうな)ってことだったのね。

    なんのこと書いてるか分からないだろうけど、読めば分かってもらえると思う。ブレイクショットで広がった話が次々に

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    2026年05月08日
  • 跳べ、暁!

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    読み終わるのが残念で最後はゆっくり読んでしまった。
    シューズの床をこする、ドリブル、シュートが決まった。全ての音が聞こえてきそうな。まるで、自分が試合の中に入って一緒に戦っているかのよう。

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    2026年05月08日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    観光大使の成瀬の活躍。
    2作目だけど、期待を裏切らず面白かった。
    成瀬の周辺はみんないいやつばかり。
    成瀬の影響によるのかな。
    最終章の成瀬の行動力は異常!

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    2026年05月08日
  • トルコのもう一つの顔

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    ネタバレ

    トルコに長年滞在し、言語学について研究を続けていた筆者の旅をまとめた随筆。トルコの人々の人となりが随所に垣間見えるとともに、当時のトルコ政府が少数民族に対してどのように対峙していたかも伺える。終わり方もトルコ政府から追放され、離れたところで終わるという後味の悪いものであるが、筆者のその後が気になる閉じ方だった。

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    2026年05月08日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    小川朔の紺色の声と、物語の雰囲気が大好きだった。

    朔さんがどうしても想像できなくて、ぼやっとした輪郭のまま物語に没頭した。けれど、このつかめなさが朔さんそのもののような気がして、私も輪郭を掴まないまま読みたかったんだと思う。

    蝶々のフェロモンの話のところで朔さんが言ってた「気づいて欲しいっていう匂いなんだよ…それでも、命をかけて、こっちに気づいて、ここにきて、と主張するんだ」と言うところ、きっと一香さんのことをそっと思って言ったんだと思う。

    それから最後の、「あなたがいなくなってから紅茶の味が違う。香りは変わらないのに」というところ、、、朔さん、それ告白じゃん!!!!!と、、最初は一香さ

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    2026年05月08日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    「硝子の塔の殺人」を読んだ後、知念実希人さんならこれもと友人に勧められ、天久鷹央シリーズに興味を持ちました。これ、めちゃくちゃ面白いですね。
    天才医師天久鷹央が、次々やってくる患者の病気(ナゾ)を解き明かしていく物語。高度な医療ミステリーに加えて、鷹央に振り回される小鳥先生のコミカルな掛け合いが面白くて、ラノベを読んでる感覚でページをめくる手が止まりませんでした。硝子の塔でも感じた、この圧倒的な読みやすさが知念実希人さんの個性なのかなと思います。登場人物の行動全てに、わくわく感とか気だるさとか、その人の心情が付随していて、まるでアニメを見ているみたいにキャラの表情が見えるんです。いかに読み手に

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    2026年05月08日