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生放送直前に出現した大物俳優の死体! 誰にも気づかれず、特番を乗り切ることは出来るのか?
すべてのエンタメファンに送る、ノンストップ・バラエティ系・軽ミステリ!
バラエティプロデューサー・幸良涙花は、がけっぷち、である。
筋金入りのお笑いファンかつテレビっ子だが、不運体質(?)のせいか、失敗に失敗を重ね、会社からは「次がダメなら制作を外す」と告知されている。
進退をかけた「次」の番組は、その名も「ゴシップ人狼」。
出演者たちが持ち寄ったリアルゴシップについて語りながら、紛れ込んでいる嘘つきを推理する、というトーク番組で、季節ごとの改変期に放送される人気特番だ。
マンネリ化する番組のテコ入れに、これを「生」で放送しろ、と上司は言うが、コンプラ的にも、事務所対応的にも無茶な企画。奮闘する幸良が、本番前に出会ったのは……
「大御所俳優・勇崎恭吾の死体」だった!
生放送まであと20分。幸良は特番を乗り切れるのか!? そして、この事件の犯人は?
現代バラエティを分析する目線の鋭さと、軽妙な会話の面白さ、そして”ゴシップ”の本質を衝く深度はピカイチ。一気読みできる超・エンタメ作品です!
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Posted by ブクログ
テレビ愛にあふれた緻密なミステリ
本作の舞台はテレビ番組の撮影現場。「ゴシップ人狼」という個性的なバラエティ特番で、今回はなんと生放送。しかも特別なサプライズまで用意されているというとんでもない構成になっている。ところが本番直前にプロデューサーが出演者の死体を見つけ、さらに犯人からの脅迫に従って番組を進行させなければならなくなる。
このパンチの効いた設定の中で、制作サイド・演者・視聴者のそれぞれの視点で番組の進行が描かれる。衝撃的な数々の真実が徐々に明かされていく構成が見事で、最後の最後まで目が離せない。
舞台となる撮影現場や、登場するタレントのディティールがすごくリアルに描かれているのがすごい。
さらに、登場人物によって語られるテレビ論がリアルで面白い。実際に起きたテレビのハプニングの話題が出たり、衰退するテレビに対する思いを語ったり、自分や周囲のタレントとしての立ち位置や振る舞いについて冷静に分析したり。テレビが好きな読者なら、納得したり夢中になったりすること請け合いだ。
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