小説・文芸の高評価レビュー
-
-
Posted by ブクログ
待望の文庫化
ずっと読みたかったので、
すぐに購入。
内容はまったく知らず、
「グラウンド」というくらいだから
野球の話だろうし
「八月の」なので夏の話だろうから
八月中に読もうという事で
お盆時期に読みました。
長編だと思っていたら中編2篇
表題作は2篇目
表題作から読もうとも考えましたが、
順番に…えっ駅伝?
しかも高校女子駅伝?
想定外でしたが、非常に面白かったし、
どこかで続編を期待してます。
続いて表題作
「グラウンド」という事で野球はあってましたが、
まさかの草野球。
でも、万城目先生ならではの
京都の描写や空気感。
そこに、ホルモーみたいに
多少不思議なことがあっ -
Posted by ブクログ
はじめて川上未映子を読んだけれど、読んですぐに、ア〜〜〜〜これはすきな系の文章だ〜〜〜〜〜って気がついて、最後のページまで浸ることができた。五臓六腑にしみわたる。すきな系の文章に出会えるってあんまりないから、この読書はしあわせ体験だったな。最高。ちょっと変というか、ずれてるというか、地に足つかない感じの人たちのお話で、全体的に現実感がうすい。「愛の夢とか」っていうのは収録作品のタイトルのひとつだけど、ぜんぶ夢なお話みたいだった。いい夢なのか悪い夢なのかっていうのはさておき。読み終わったあとによかったなーって思ったんだけど、なにがどうよかったのかうまく言葉にできない。おもいがけず川上未映子の文章
-
Posted by ブクログ
個人的には著者が同じ国宝より好き。
映画を観ていないけど、国宝は映像が伴って良さがより際立つ作品じゃないかと思う。
で、こちらの作品は、日経に連載されている小説だった。
日経を購読しているので連載を読めば読めたけど、この作品に関して言えば1冊を一気読みした方がいいように思った。
舞台は、東京、長崎、沖縄。
登場人物はいずれもワケあり。
ベースは高校生の恋愛話なんだけど、話は単純ではない。
そして、20年経ってもその2人にも、高校時代にかかわった人たちにもなんかワケがある。
そんな描写が結構引き込んでくれて、500ページ以上あるのに1日で読んだ。
オッソーと久遠のその後を知りたくなった。 -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
ネットで紹介されていて気になって手に取った本。
著者の森下さんが、前世が見える女性から森下さんの前世だと告げられたイタリアの彫刻家について調べるためにフィレンツェとポルトを旅した冒険記。
森下さんというと、「日日是好日」で長く茶道をされている方というイメージだったので、イタリアのこともお好きで暮らしたいとまで思われていたのかとまず驚く。
そして、とにかく森下さんの行動力がすごい。
スピリチュアルを全て否定はしないけど、前世には懐疑的な私だけれど、引き込まれて一気読みしてしまった。
日本の片隅の六畳間の和室で読みながら、ルネサンス期のフィレンツェとポルトに旅をした気分。
前世の真偽はさておき、森 -
Posted by ブクログ
ネタバレ青磁の経管が作り手の手元を離れ、様々な人の手に行き来する。壺の持ち主を通じて読者は、他者との交流の中で、共感したり反発したり、必ずしも綺麗ではない真実が露わになる様を目の当たりにする。劇的なドラマがあるわけではない。それでも、青い壺のような美術品が時を経て残り続けるように、今ここに在る人がここまで生きてこれたということは奇跡であると思わせてくれる。
真実であることと美しいことは独立である。どんな人にも出来事にも光と影がある。修道院でのエピソードは、人と人が喋ることで「やさしさ」や「思いやり」が表出する場合もあれば、知らなくてよかった「分かりあえなさ」に気づいてしまうことも露わにする。
この -
Posted by ブクログ
綿矢りささん初めましてだったけどこの人の本好きだー
誰もが苦しめられたコロナに対してその渦中の中心ともいえる中国の都市に体一つで飛び込む菖蒲の姿にどうしようもない背中のでかさを感じた。
自分は怖がりで心配性という自覚はあるが、意外と行き当たりばったりだし一人でどこかに行くこと自体は平気だけど
でもいつもどこか後ろめたさではないけど、”一人で来ている”ということ自体に劣等感を感じることも多かった(今はそうでもないけど一人暮らし時代はそうだった。。)
この本を読んでからはそんな思いするほうがばかばかしく感じてきて、過去のそういう自分を心の底から笑い飛ばせるいい機会になった。
劣等感を感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻、大作だった。
長さというよりも、人間ドラマとしての深みがすごい。
様々な登場人物の立場に寄り添うことで、エネルギーの消費がものすごいけれど、のめり込んでしまう、そんな作品だった。
感想は話し出したらキリがないけど、とにかく光汰朗くんが無事でよかった!
子供の命が無事であることが、こんなにもホッとして素晴らしいことなんだと改めて感じた。
作品のテーマである【噂は軽薄な娯楽】ということは、自らを振り返っても恥ずかしくなるほど納得した。
特に今はネットでいろいろな意見を目にすることができるから、本気で信じていなくても「〇〇って書いてあった」と簡単に話題にできてしまう。
まして刺激の強い事 -
Posted by ブクログ
地方で広まる噂。その発生の過程、振り回される側の憤りや諦念、内情を知る側にも煩わしい組織の構造があるなど、多くの視点から心理描写までも丁寧に描かれる。これによって、相当ボリュームのある読書体験となった。不気味さや異質さを表す描写には引き込まれる。
際立った悪意から生まれてるわけでなく、いつの間にか自分たちがその一部にいて、その中で色々な人物や事件・時代が重なっていき、物語が立体感を持って想像されていく。事件の真相も気になるし、その過程で見えるそれぞれの人物の感情の動きもこれでもかというくらい書かれていたように思う。
個人的には、子供視点は行動原理がシンプルで読みやすく手が進み、大人視点はじ -
Posted by ブクログ
待ってました、池井戸先生。やっぱり得意の金融シリーズは面白い。今回はM&Aがテーマで、めちゃくちゃ面白かった。
理不尽に銀行を追われた雨宮秋都が、たどり着いたのは小さなM&Aアドバイザリー会社。そこで「仕事って何なんだろう」と考えさせられた。
もちろん会社だから売上や利益は追求しないといけない。でも、その数字を作るのはスタッフの力であり、取引先やお客様があってこそ。売上や評価など、目先の数字ばかりを追いかけすぎてないかなと、自分の仕事にも重ねてしまった。
印象に残ったのは、「正しい仕事」をすること。
目先の数字だけではなく、人との信頼を積み重ねていくことが仕事なんだと思っ -
Posted by ブクログ
読み進めるうちに、日常的なミステリーだと思っていた世界がガラリと変貌する快感に圧倒されました。
最も驚かされたのは、読者と犯人の「偏見」を逆手に取った叙述トリックです。犯人は調査対象を刺したつもりでしたが、実は以下の3つのケースで相手を完全に勘違いしていました。
• 女子高生が45歳過ぎの学年主任と恋人であること
• 双子の夫婦という特殊な関係
• 若者が人間ではなく人形と結婚していること
「そんなことはあり得ない」という世間の常識や偏見が、真実をこれほどまでに歪めていたとは……。「騙されたー!」と声を上げたくなるほど、見事な仕掛けでした。この偏見を嫌うギャルの春風が、実は小石のトラウマに関わ -
Posted by ブクログ
1. 物語
1945年7月、第二次世界大戦直後のベルリン。街は瓦礫の山と化し、米ソ英仏の4カ国による分割占領下で緊張が走っていた。
米軍の食堂で働く17歳の孤児・アウグステは、かつての恩人・クリストフが青酸カリ入りの歯磨き粉で毒殺された事件で参考人として疑いをかけられる。
クリストフは幼いアウグステを匿ってくれた命の恩人だったが、彼女は終戦直前、彼が長年にわたり子供たちを毒殺してきた連続殺人鬼であった事実を知り、密かに憎悪を募らせていた。
アウグステは疑いを晴らすため、ソ連側に利用されて放たれた陽気な泥棒・カフカとともに、事件の鍵を握る人物を探す2日間の旅に出る。
旅路のなかで浮き彫り
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。