小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
自己主張が苦手で、いつも控えめな主人公・池井戸花しすが、他者との繋がりや自分との会話の中を通して成長していく物語。過去と現在を交互に描写しながら、各シーンを通して大切なことに気がついていくんだけど、何よりこの小説を単なる主人公の成長譚としていないのは、以下の二つの要素があるからだと思う。
・新田人生という名前の登場人物が何度も出てくる。タクシー運転手だったり、動物園のスタッフだったり(全部他人)
・白いぼんやりとした塊が見えている
どちらも直接的にそれがどういう意味なのか書かれてはいないが、事あるごとにあらわれて、花しすの人生の中で重要なファクターとなっている。あれ、何やったんやろで終わら -
Posted by ブクログ
良すぎる、良すぎた……最初に「そもそも会社がわたしにきて欲しいなら会社がもっと魅力的かつ快適、楽しい場所にならないといけないんですよ」とぶっ飛びながら確かに…と唸るような発言連発する平木さんとの話かと思いきや、その後登場したパンクロックボーカルで愚かな民どもに崇められているのに陰キャで話す言葉が優しすぎるまさかさんが………本当にたまらん良すぎる…こんなに聞き上手、お話し上手、受け止め上手で言葉を司る天才なのに、僕は人を暴いたり新しい一面を見たいわけじゃないから話したくない事は話さないで良いんです、僕は自分の見る目を信じてるからあなたが何を隠していようとあなたを嫌いになることはないですってスタン
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Posted by ブクログ
個人的に朝井リョウムーヴメントが止まらず。。
若林正恭さんとの対談まであって
もはやKing & Princeに見えた…!(病)
素敵すぎる。このコラボ大好き。。
朝井リョウへの愛がウェルチのジュースぐらい
濃密につまった特集で、とってもホクホクした。
『ダ・ヴィンチ』初めて読んだけど、
読書好きな人には至高な雑誌だな…雑誌というと
申し訳ない気さえする。大作品だ。
作家の加藤千恵さんからみた「朝井リョウってどんな人?」のコメントがとても良かった。
「『ガツンとみかん』みたいな人、という比喩が的確すぎて、それ以来他の誰かに対して『ガツンとみかん』っぽい…と思うようになってしまった