あらすじ
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントでとある怪談を聞いた日を境に、高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水──あの時聞いた“変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
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Posted by ブクログ
何かで紹介されていて、今回初めて読んだ著者さんでしたが、面白かった!オカルトだったり、心霊だったりを題材にしているものはちょっと苦手なのですが、ただのオカルトとは違うドキドキがあった。怪談会で一人にロックオンして怪談とは少し違う話をする少女。語られた人に怪現象が起き、その原因を追究していく。登場人物が面白さとかっこよさとを兼ね備えており、読んでいるうちに頭の中で映像化されていく感じが読んでいて楽しい。参考にした図書に鈴木光司さんの『リング』と『仄暗い水の底から』があり、そのテイストもあるなと納得。怖さよりも面白さが勝り、後半は一気読みした。
Posted by ブクログ
個人的に大好きです
とんでもなく怖いホラー、ではなく
ホラーミステリーのような
怪異の正体を辿っていく話。
鈴木先生のリングが大好きな私としては
こういった怪異に迫っていく話が
大好物。
恐ろしくて震えるような話ではないが
エンタメ小説として
本当に楽しく読み進められました。
次回作読んでます。
Posted by ブクログ
ばしゃり…
夏は怖い話ですよね!!
夏も終わりが近づいてきましたが、夏の間に読めました。
水の音、臭いと相まって寒さ倍増…!!
まとまりがあって、とても面白いホラー(&ミステリー)でした。
特に最後は臨場感があり…こちらが考える余地も残しつつ終わって、読後感もよかったです。
犬井さん、ESPなのに人間ぽくて好きでした。(土を手で掘るあたりとか…)
シリーズ化できそうな登場人物たちだなあと思いました。
夏の終わりにいい本に出会えてよかった!
Posted by ブクログ
登場するひとたちが,物語を進めるために置かれているのではなく,その世界で,ちゃんと息をしているように感じられる
こういう,アニメと映画のあいだにあるような空気を描ける作家なら,きっと,なにを書いてもおもしろいのでしょう
出来事だけではありません.
この世界に,もう少しいたいと思えること.
それこそが,この作品のいちばんの醍醐味です
Posted by ブクログ
面白すぎて一気に読んだ。
ホラーでミステリーでアドベンチャー。
私の好みでした。
日頃の行いって大事だなぁと感じた。
倉元が最後言ったようにカレンの人となりや日頃の行いからカレンがやったと否定しきれなかったもんなぁ。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、テンポよく読むことができました。
ホラーとしては、人によってはそこまで怖くはないかもしれません。どちらかというとミステリ寄りのような気がします。
とても面白く、2部作目もすぐ読みたいと思った作品でした。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。
風邪ひいて1日寝ていたので、一気に聴いてしまった。面白かった。
怪談話を聴きに行ってから起こる怪しげな現象。それを防ぐには明かりを絶やさないこと。謎を解き明かすために調査会社のチームが奮闘するストーリー。
怪談話など聴きに行っていいことなど一つもない。ホラー小説も読まなきゃいいが、面白くてなかなかやめられない。
寝られなくなる系の怖いお話ではないので、ホラー好きだけど怖すぎるのは勘弁、な人におすすめです。
Posted by ブクログ
おもしろかった!
なんだ、この圧倒的な充実感は。
小さな違和感がやがて大きな影を生み出すその過程がとても怖くて息つぎできないうちに呑み込まれていく
"あしや超常現象調査"の2人がとてもいい
湿り気のある怪奇現象に挑む姿が魅力的
Posted by ブクログ
正直言ってホラーとしては弱いが、登場人物の掛け合いが軽快で娯楽小説として読みやすく面白い。
自覚している以上に自分は酷い人間なのかもしれないと、省みてしまいそう。
映像化することで映えそうなシーンが多く、今後映画にでもなるのではなかろうか。
続編も読んでみることにする。
Posted by ブクログ
すごいエンタメ性抜群
大体ホラーのシリーズものって続けて読むのしんどいんだけど、これはこのまま続編いけそう!
なんか濃厚なんだけどあっさりしたラーメンみたいな後味で、胃もたれしないから読みやすい
これは映像化楽しみですね〜
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたホラー小説。あんまり怖いのはダメな私でも大丈夫なレベルでした。ミステリ要素もあるので、先が気になってどんどん読める。魅力的な登場人物が多いのもよかった。越野くんの成長物語でもあるのかな。晴子さんの過去のことももっと深掘りできそうだし、シリーズ続編も読みたい。
Posted by ブクログ
積読の一冊
帯に「このホラーがすごい!」や他のホラー部門でも賞を取っており、5冠!とあったので読んでみました。
ちょっとした怪奇現象から始まったが、読み進めるうちどんどん引き込まれていく。
怪奇現象を分析したり、オカルト方面からも謎を解いていく。
後半の捜索が興味深かった。
この作品にも男性ぽいグイグイ行っちゃう晴子さんと言う上司が魅力的だった。
シリーズ化しているみたいなので、積読が減ってきたら2作目に行くかもしれない。
Posted by ブクログ
ホラーとはミステリーと薄皮一枚で繋がってる。オカルトなのかトリックがあるのか、その分からなさが人を恐怖させると思うのだ。アンチミステリ「虚無の供物」もそう。そのミステリなのか与太話なのか分からなさに面白さの勘所がある、気がする。本作はホラーかミステリかと思っていたらエンターテイメントだったという驚きがあった。よかった。
Posted by ブクログ
昨年のお盆に、あしや超常現象調査シリーズ続編『ポルターガイストの囚人』を読み、丁度一年後たまたまお盆の時期に、念願のシリーズ1作目『深淵のテレパス』を読むことができた。宝島社「このミス」編集部が贈るホラー小説ランキング「このホラーがすごい!」2年連続、上條一輝著「あしや超常現象調査シリーズ」が1位を獲得している。
2作目はこちらシリーズの1作目を読んだ後だったら、更に楽しめたのかも...あしや超常現象捜査には晴子を中心に、孤児院仲間の探偵、元超能力少年、そして会社の部下、越野たちが怪奇現象に立ち向かっていく。語りは、部下の越野担当でお話がすすむ。晴子は大柄で男勝り、怪奇現象に体当たりするキャラが際立つ。今回の事件は、自室マンションに怪異が起こり、原因を突き止め解決してほしいという依頼だ。きっかけは大学の会談会に誘われて、不気味な女性の話を聞いたことからはじまるのだが...最後は怪異の全貌をあしや超常現象捜査がきっちりを解決する。シリーズ3作目も期待大である。
Posted by ブクログ
序盤から漂うのは、まるで『仄暗い水の底から』を思わせる陰湿で不気味な空気感。まさに「古き良きJホラー」の風格を存分に堪能できる一冊です。
ここに「あしや超常現象調査」のメンバーが絡むことで、物語は一気にエンタメ性の高いオカルトミステリーへと昇華します。ホラー小説にありがちな大雑把な力押しや、難解な説明による破綻がありません。骨格が非常にしっかりしており、強烈な個性を持つキャラクターたちが登場しながらもリアリティの枠を踏み外さないため、最後までストレスなく作品世界に没入することができました。
あえて余白を残すことで恐怖や余韻を際立たせる手法は成功していると感じる一方で、個人的には「もう少し説明や深掘りが欲しかった」と思える部分もあり、やや消化不良感が残ったのも正直なところです。
とはいえ、ホラーとしての雰囲気づくりとミステリーとしてのロジックのバランスが絶妙で、完成度の高い満足感のある作品でした。
Posted by ブクログ
登場人物たちのキャラや台詞回しが楽しくて良い。
映画を見ているように情景が浮かんで読みやすかった。
もう少しホラー強い作品も読んでみたいなと思いました。
Posted by ブクログ
大学で行われる怪談会に、部下に誘われ参加したカレンが、怪現象に襲われどんどん精神を病んでいく。怪現象とは、異音、異臭で、この謎解きをあしや超常現象調査に依頼し、助けを乞う。
怪談を話した、桐山楓は通常のクラブ活動には参加せず、怪談会にしか現れない。すでに数回お話をして、怪談会の時に、桐山楓に話しかけられた相手は皆、一月後に行方不明になっていた。この謎を解き明かしていくと、旧日本軍の登戸研究所に行き着く。
ホラーとしてはそんなに怖くなかったですが、どんどん追い詰められていく内容は、先が気になる面白さでした。
Posted by ブクログ
★3.7
怪異は、いつも人間の側にある。
それは、語られるたびに変形し、信じた瞬間に“形”を得る。
怪談会で語られた不気味な話をきっかけに、説明のつかない現象が連続する。
腐臭、緑の液体、消える照明、謎の呻き声……
心霊? 呪い?
そんな胡散臭い話に、真正面から勝負を挑む異色のホラー・ミステリ。
やがて辿りつくのは、地下施設の痕跡。しかもそこには旧陸軍による実験の痕。
昭和の遺構と怪談がクロスオーバーする構図は、ホラーというより社会派サスペンスの風格すら漂う。
増していく奇怪さ、と同時になぜか既視感も覚える…
あれだ、あの“金田一”のようなのだ。
肝試し的な怪談が、徐々に本格ミステリーへと変貌していくような、怪奇に見せかけた完全犯罪。あの構造。
正体を突き止めていくプロセスはかなり本格的で、ライトホラーの皮をかぶった“構造ミステリ”としてかなり読ませる。
恐怖を煽るよりも、“どう成立しているか”を追うことに全振りしており、ホラーというよりむしろ“怪異の科学的解体ショー”に近い趣だ。
それでいて、
“すべてを説明しきらないラスト”をしれっと演出するのがホラー然としていてなんだかニクい。
結末は見えたようでいて、どこか「わたしたちは全体を見ていない」という感覚が残る。
可能性の示唆にとどめ不気味な構成にすれば、いいホラーというわけでもないのだが、とはいえ様式美ではある。
金田一のようで、もっと不安定で余白のある現代的なミステリに仕上がっていた。
理屈だけではたどり着けない領域が、この深淵には確かに存在していたのだ、と締めてみる。
Posted by ブクログ
怪談話から始まるホラーミステリー。
序盤のホラーパートはじわじわ日時に怪異が忍びよる。それが本当にじわじわ逃げ道を無くすやり方で、恐怖が倍増する。
ミステリーパートは怪異の元は明かされるが、厳密には細かい状況には説明がつかず理不尽な感じで、それが逆にリアルで怖い。
怪異の元を探るうちに、呪われたカレンや「あしや超常現象調査」の晴子の闇も垣間見える。特に晴子の過去や、なぜ「あしや超常現象調査」をやっているのかわからず、続編も期待していいのかな?と思ってしまう。
裏表紙の「The Bright Room」も読み終えて、『なるほど』。
私の裏タイトルは「草太の成長記」。
ホラーの裏に、青年の悩みと克服があって、『草太がんばれ!』とも思ってしまった。
『ラムネ』
Posted by ブクログ
あの本、読みました?のホラー特集回で、鈴木保奈美さんが読めたと話されていたので、それほど怖くはなさそうと思ってチャレンジ。
大学のオカルト研究会のイベントで怪談を聴いて以来、怪奇現象に追い詰められた女性が、「あしや超常現象調査」に調査を依頼。調べを進める中で明らかになる閉ざされた過去。
調査の過程はほぼミステリー。超能力者も登場するのだがへなちょこであまり役に立たず。新たに人が死ぬことはないので、ホラーとしてはマイルド(?)寝る前に読んでも大丈夫そう。
裏表紙にある「The Bright Room」はタイトル?こっちでも良さそうな。深淵のテレパスはなるほどと思うけれど、ホラーで明るい部屋の方が怖いかも。
Posted by ブクログ
★★★3.5
鈴木保奈美さんの番組、「あの本読んだ?」で
放送された、「令和ホラー小説最前線」で
紹介された、上条一輝さんの、「深淵のテレパス」
保奈美さんは、怖い話が苦手のようだったけれど、この小説は大丈夫だったらしい。
読んでみた感想は‥
怖い話が苦手な人でもきっと大丈夫!
ソフトホラー(こんな言葉、あるのだろうか?)
だった。
ある怪異の元凶を、オカルト調査コンビと
超能力者が突き止めて行く。話のテンポも良くて
読みやすい。
保奈美さんは、"ばしゃり"という擬音が怖いと
言っていたが、私はそれほどでもなかった。
やはり「一次元の挿し木」の"ぽちゃん"方が
インパクトは強い。
結末は、あれですっきり解決できたのか謎。
あまり知らない場所で、気軽に自分の氏名とか
書くのはやめようと思った。
特に鉛筆には気をつけねば。
続編の「ポルターガイストの囚人」が
出ているようなので、また読んでみる。
Posted by ブクログ
確かに起こる怪奇現象、それがトリックなんかでは無く確かにホラーなのだが、解決して行く様はミステリでもある。サクサク読めるし嫌な後味もない、よく出来たホラーだった。
Posted by ブクログ
どんな内容かあまり知らずに読んだので期待していなかったですが、最後まで興味を引き全体的に面白かったです。ミステリー要素もあり、その構成がとても巧みで後半にどんどん盛り上がっていく感じが素晴らしく、映画化しても良さそうな内容だと思いました。
Posted by ブクログ
怖さ、恐ろしさ以上に際立つのは小説としてのエンタメ性の高さ。鈴木光司や澤村伊智のエッセンスを巧みに取り入れながら、2020年代の小説に見事に昇華させていて、感心しかない。Jホラーとの親和性の高さはもう折り紙付きなので、近いうちに映像化されるのだろうな。
Posted by ブクログ
久しぶりのホラー小説、期待していただけにそこまで怖くなかったかな。
とある固有名詞がキーになっていて、繋がってるんだなと思った。怖がらせようとはしてこない作品だからホラー初心者にはいいかもです。
Posted by ブクログ
タイトルを見て「なんだか怖くないな」と思った直感は当たっていた。テレパスを送る主体には意志があるので怪異としての怖さは正直あまりない。
でも、しつこく誘ってくるあいつの存在は不気味だったし、最後の展開は少年漫画的でワクワクした。
Posted by ブクログ
会社の後輩に誘われて、大学サークルの怪談会に参加した主人公。その日から怪奇現象に悩まされ、、。
どうなるんだろう、とドキドキしながら読み進められた。面白かったけど、呪われたのはたまたまってことだよね。パワハラの要素は必要だったのか?
後半ファンタジーっぽくて想像と違ったが、それなりに面白かった。話としてはそこまで怖くない。
Posted by ブクログ
ホラー小説として非常に完成度の高い一冊だと思います。
しっかりとしたホラー描写があり、尚且つ自然な展開でその原因に迫る流れは読んでいて全くストレスの無いものであり、また突拍子の無い滅茶苦茶な展開も一切無いとても上質だと感じました。話としての盛り上がりを作る為に無理に家族愛やヒトコワ路線に持っていく作品も近頃は多々見受けられるのですが、本作品は全くそんなことは無く、純粋な"ホラー小説"として推せる作品と思います。
物語としては素晴らしいバランスで成立しているのですが、強いて言えばその影響でホラーのテイストが若干欠けてしまっておりそこまで恐怖自体は感じないことが本作の不満点として挙げられるでしょうか。一つの物語として読む分にはあまり気になりませんが、ホラー体験のみを重視する方に対しては少し勧めにくい作品かもしれません。
また、これは小説に求めることでは無いかもしれませんが、巻末に参考文献一覧がしっかりと記載されており、この点は非常に好感が持てました。超常現象に対して理屈で挑む本作の流れと合致しているように感じます。
Posted by ブクログ
ミステリー×ホラーの良作!
ホラー要素は正直それほどだったけど、ミステリーとしては程よく面白かった!
オカルト要素とオカルト抜きにした現実面の両方から突き詰めていくのも中々読み応えあってよい。