あらすじ
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントでとある怪談を聞いた日を境に、高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水──あの時聞いた“変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
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Posted by ブクログ
大学の怪談会で聞いた一言から、日常がじわじわと狂い始める――湿った音、悪臭、汚水の足跡…。
カレンはYouTuber心霊調査チーム「あしや超常現象調査」に助けを求めるが、調査の先に待っていたのは、戦時中の人体実験と“テレパス”が交錯する深淵だった。
これは群雄割拠のホラー小説界隈で1位になるだけある……
前半の得体の知れない恐怖感から、後半にかけて伏線回収のピースがハマっていく爽快感が最高でした。
晴子さんの豪快な性格がテーマとしては陰鬱なホラーでありながら、どこか背中を押されるお仕事小説感も出していて、その他のメインキャラクター達もキャラが立っていて面白かった!
シリーズ作品になってて次も楽しみ。
Posted by ブクログ
会社の部下に誘われて行った大学の怪談サークル。
そこである女子学生に指をさされて、不穏なことを言われたカレン。
最後に「光を絶やさないでください」と言われた。
それから、電気がついてない部屋やクローゼットから、水の音がして、汚水の臭いがするようになる。日に日にひどくなり、普段扉を閉じてる棚の中からもするので、全部を開けて、ずっと電気をつけていないとだめになってしまった。
ネットで拝み屋をさがしたらみつけた「あしや超常現象調査」という事務所にお願いする。
その事務所の、晴子と越野が担当することになる。
カレンに指をさした女子大生は、桐山楓。誰も連絡先はしらないが、サークル開催日にはやってきて、毎回誰かを指さして同じような不穏な事をいうらしい。
そして調べると、今まで指をさされたひとたちは1か月で失踪しているらしい。
桐山楓を探せ!となったが・・・・
って話。
オカルトではあるけど、超能力的なものもあり、
でもラストはオカルトバージョンと、オカルトないバージョンだったら・・・?みたいな仮説があるのも面白いと思った。
オカルトなしバージョンでは説明つかない部分があるけど・・・とも注釈されていて。
あまり怖い話ではなく、オカルトだけどミステリーを解いていく感覚のお話でした
Posted by ブクログ
面白かった。
特殊な能力がある人たちが関わってくるお話だけど
そんな難しくなくて、すぐ理解できる能力だし
結構しょぼめ。でもおーすごい!って人もいた。
最初は結構ぽんぽん進んで、なんとなく読んでたけど
最後はジャンプ漫画か!ってくらい波瀾万丈の展開で
最後のオチはボギワンか!?って思うくらいに
ゾワゾワってきた。考察ちょっと見とこうかな。ってなる
私は戌井さん別に好きじゃないけどヘタレっぷりは
キャラが際立ってて1番覚えやすかった.
たまにキャラがごっちゃになるけど調べたら
なんとなく出てくるから覚えなくてもいける.
Posted by ブクログ
ホラーとして娯楽小説として、
非常に高いレベルでまとまっていた。――澤村伊智
息長く活躍してくれそうな期待を抱かせる、
大器である。――東雅夫
両選考委員大絶賛の創元ホラー長編賞受賞作
あなたが、呼ばれています。
あなたには、その声を聞くことができません。
私は、暗い水の底にいます。
暗く、危険な場所で、あなたを待っています。
私は、姿かたちを変えて、あなたの前に現れる。
とても、醜い姿で。
恐ろしい私の姿を見たあなたは、
正気を保っていられなくなるかもしれません。
私は、そうなることを狙っています。
……あたなに伝えておきます。
それが、私にできる唯一のことだからです。
光を、絶やさないでください。
(『ある女子学生の怪談』より抜粋)
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水――あの時聞いた”変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
Posted by ブクログ
2作目である「ポルターガイストの囚人」を先に読んだのだけど、比較すれば2作目の方が面白かった。でも、これが受賞作でデビュー作。2作目でパワーアップしているのだから、すごい事だ。
友人に誘われて"怪談会"に行ったことがきっかけで、怪現象に悩まされる高山カレン。「あしや超常現象調査」の芦屋晴子と越野に助けを求めるが‥。
怪現象の描写がコワイ。ばしゃり、という水音。ドブ川のような異臭。徐々に追い詰められていくカレンの姿が痛々しい。晴子と越野の懸命の調査で、怪現象の背景が少しずつ明らかになっていく。戦争中にあった、秘密の実験施設が事の発端であった。なかなか、息の長い呪いだ。
2作目にも出てくる登場人物たちが、この話でも晴子と越野を助け、支えている。チーム戦である。
超常現象を調査しているけど、現実的なアプローチもした上で、真相に迫っていく過程が良い。
カレンの前に、怪談会に参加して犠牲になってしまった人たちもいるが、カレンは間一髪、救うことができた。良かった‥。
超能力の絡みがちょっと唐突な気はするけど、犬井というキャラクターは面白くて好き。
このシリーズは、今後も長く続いてほしいものだ。
Posted by ブクログ
このホラーがすごい!1位に惹かれて読んでみたものの、思っていたホラーとは違ったな〜という感想。
ホラーよりはミステリー寄り??
でも話のテンポはサクサクしていて
とっても読みやすくはありました!
最後のカレンさんの描写とか気になる部分を
残しつつ終わるのは良かった!
しかし、この小説を途中まで読んでる時に
部屋の電気が急に消えた時はさすがに
心臓がバクバクしました…