紙の動物園

紙の動物園

作者名 :
通常価格 1,353円 (1,230円+税)
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作品内容

〈ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞受賞〉ぼくの母さんは中国人だった。母さんがクリスマス・ギフトの包装紙をつかって作ってくれる折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動いていた……。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作ほか、地球へと小惑星が迫り来る日々を宇宙船の日本人乗組員が穏やかに回顧するヒューゴー賞受賞作「もののあはれ」、中国の片隅の村で出会った妖狐の娘と妖怪退治師の「ぼく」との触れあいを描く「良い狩りを」など、怜悧な知性と優しい眼差しが交差する全15篇を収録した、テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる短篇集

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
SF・ファンタジー / SF(海外)
出版社
早川書房
掲載誌・レーベル
新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
ページ数
416ページ
電子版発売日
2015年06月03日
紙の本の発売
2015年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

書店員のおすすめ

15の物語が収められた、SF短編集。
いかにもSFらしい話もあれば、純文学っぽい話もあり。でも、どれもすごくいい!
中国移民の二世である息子と母との心の隔たりと悔恨を、「動く紙の動物」というファンタジックなギミックを使って、素晴らしい物語へと織り上げている「紙の動物園」。
縄文字(縄の結び目で文字を表したもの)を知る部族の長と、それを遺伝子ビジネスに利用しようとするアメリカ人との騙し合いが描かれ、文化人類学SFとでもいうような独特の世界観が楽しめる「結縄(けつじょう)」など、どれも粒揃い。読み終えたあと、しばし空想にふけりたくなる、そんな話がたくさん詰まっている。

しみじみとした叙情性とともに、孤独や諦念のようなムードを感じるのは、ケン・リュウという作家自身が中国からの移民であるというところが大きいのかもしれません。
SF好きにはもちろん、物語を愛するすべての人に勧めたい良作です。

紙の動物園 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年07月15日

    散々話題になって、2010年代SFのベスト10にも選ばれて、ようやく読んだケン・リュウの『紙の動物園』
    確かに面白いのだけど、それ以上にSFというジャンルに吹いた新しい風というか、雰囲気を感じる短編集だったように思います。

    表題作の「紙の動物園」は特に傑作だと評判は高かった気がしますが、本当に評判...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月18日

    中国で生まれ、幼年期を同国で過ごした著者。そのため表題作をはじめ、多くの作品には東洋文化の影響が色濃く反映されており、同じ文化圏の私たちには特に心にグッとくるものがある。お気に入りは「もののあはれ」「太平洋横断海底トンネル小史」「円弧」あたり。すでに多数の短篇を、しかも驚異的な速さで書き上げているみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月19日

    短編にもかかわらず、一話一話に読み応えがある。SFでありながら(だからこそ)人間の体温と心を感じる。その時々の自分の状況によって、響く作品が変わるため、手元に置いておきたい一冊。

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    まず、気合いの入った装丁からして出版社の意気込みが伝わってきた。そして、その気合いも当然だなあといった内容。結構情緒的なものが多いし、著者が中国系(というか中国で育って幼少期に米国平民)なので伝奇SFっぽいものも数点。なかなか良い。ただ、これは中国じゃ出版できないだろうなあ?と思ったモノはやはり翻訳...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月14日

    しまった…これも人生後半に取っておくべき一冊でした!
    テッド・チャン信奉者であるという点でもうハズレじゃないのは解っていた・・そして先生に勧められたので、これはもう読んでおこうかなと。昨年出版された文庫版は、こちらの短編集からの再収録なので、こちらのトールサイズを読んだ方がお得です。
    以下気に入った...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月26日

    散々話題になっていたSFをようやく読みました。ふだんSFをそれほど読んでいないのですが、読むと面白いのですね。それはアイデアが開花する瞬間を目の当たりにする面白さとでも言いましょうか。そしてこの短編集でもその面白さを思う存分堪能したのです。
    ひとつのアイデアから広がる世界。動き出す折り紙の動物、結び...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月04日

     15編からなる短編集。
     何気なく入った初めての書店のレジ横に積んであり、何気なく買ってしまった一冊。
     そういう本との巡り合わせっていうのもあるのだな、とちょっとした運命を感じたりする。
     僕にとってここ数年で読んだ本の中でもベストの一冊。
     SFらしからぬ作品も収録されているが、むしろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月20日

    明敏かつセンチメントな文章というか。
    「円弧」「文字占い師」はセンチって言葉じゃ温いか。この2作は本当にシビれた。前者は不死の社会、後者は二・二八事件に纏わる話。
    よく訓練されたSFファンなら「トランス脂肪酸たっぷりのクッキー」と読んだ瞬間によだれが出るはず。舞台の時代背景とそれが禁断の誘惑に溢れた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月06日

    先月にテッド・チャンを読んで非常によかったのだが、他に邦訳がないので、同系列のケン・リュウを読んでみた。
    中国系の登場人物や舞台、文化をベースにしていて、他に読んだことがないテイストのSF短編集。
    SFというよりファンタジーかというのもある。
    一部、難しくてよくわからない話もあるが、総じておもしろい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月10日

    ハヤカワSFシリーズから出ているが、SFでない作品も含まれる。
    最近のSFらしい、シンギュラリティを扱った作品もあれば、歴史改変小説あり、文化人類学的知識を基にした作品ありとバラエティに富んでいる。作者と同じ中国系の文化を持った人々の話や、日本人を主人公にした物語など、その心情や背景は、アジア系の読...続きを読む

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