無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2024年01月06日
短篇の名手ケン・リュウが精選する中国SFアンソロジー。ヒューゴー賞の表題作を含む、7作家13作品を収録。
ケン・リュウの英訳によって広く知られるようになった近年の中国SFがアツい。三体の劉慈欣は別格だが、それ以外にもクオリティの高い作品が多く、作家層の厚さをみせてくれた傑作短篇集が本書。ケン・リュ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月06日
現代中国の様々なSF作家の作品を集めたアンソロジー。傑作揃いで非常に読み応えがあった。
全体的にディスピアものが多く、激しく変動する中国社会に苦悩する作家達が、世界に示したある種のアレゴリーとしても受け取れる。
一方で、美しい詩的表現が目を引く作品もいつくかあり、詩歌(漢詩)の国 中国 の豊穣な蓄積...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月11日
中国現代SFのアンソロジーである。序文や収録されているエッセイで、中国SFはどう中国なのか質問されるという話が出てくるが、今回紹介されているSFはバラエティに富んでいて、一口で中国SFを定義できない。
面白いのは、このアンソロジーが英語経由で日本語に訳されているということ。英語圏において中国現代SF...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月21日
現代中国の本には全く馴染みがなかったが、この本はとても良かった。アジア的ディストピアの描写はなんとなく肌馴染みが良いし、翻訳もとても自然で読みやすい。また著者紹介のページを見ると、プロ作家専業というよりもいろいろな分野との兼業作家が多いのも興味深い。ここら辺、中国の検閲文化と関係しているんだろうか…...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月24日
色々身構えて読み始めたけどそんな心配はいらなかった。
中国とSFの結び付きとは、とか最近SF読んでいなかったな、とかポケットブック版は情報量多そうだな、とかそんな事を色々考えていたけど。
子供の頃読んだジュブナイルSFを思い出すような、とにかくわくわくして読めた。
カタログ的にどれか気に入った作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月02日
これは傑作揃い! 中国らしい怪奇譚や幻想寄りなもの、悠久の歴史の自在な翻案、殺伐とした都会とワイルドな田舎。イメージ通りでありながら、それを超えた中国のイマジネーションの豊穣が展開していく。特に表題作『折りたたみ北京』と、『百鬼夜行街』は読み返したい。どちらも女性作家よ。ケン・リュウったら慧眼じ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。