【感想・ネタバレ】AX アックスのレビュー

あらすじ

【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる待望作!】

<<鳴りやまぬ驚愕と感涙の声!>>
★2020年の年間文庫ランキング4冠達成!
★2018年 本屋大賞 ノミネート作!
★第6回静岡書店大賞(小説部門) 大賞受賞作!
★フタバベストセレクション2017(フタバ図書) 第1位!

最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

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伊坂幸太郎先生の殺し屋シリーズ第3作目!
殺しの技術は一流なのに、妻には頭の上がらない中年の殺し屋「兜」が、慎ましい家庭を守るため、奔走する話です!
少しハラハラするけど幸せそうな心の温まる家族の描写は、ご結婚して、男の子を育てている現在の伊坂幸太郎先生にしか書くことのできない家族の物語。。。控えめに言っても最高傑作です!
特に、終盤は涙なしでは読み切ることができません!!

1作目、2作目とはストーリーが繋がっているわけではないので、この作品だけ読んでも楽しめます!
普段あまり本を読まない方にも、是非、読んでいただきたい作品です!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

5つの章立てからなる長編ミステリー、読み終わって思わずため息が出る。何というストーリーか。
AX, BEE, Crayon, EXIT, FINE。何故Dで始まる話がないのか。死 deathを外したという裏メッセージか?そんなことではなかったらしいが、とにかくどういう展開で進むのかを追いかけていきながら、主人公の兜、そしてその妻と息子の幸せを願わずるを得ない。今回の殺し屋ものは単に見事な仕事ぶりを描いていくのではなく、恐妻家でフェアであることを大事にする人情味溢れる仕事人の物語だ。
冷徹な仲介者の医師、仕事から足を洗いたい家族思いの仕事人、本当に彼らはなんの話をしているのかわかっているのか?という会話も秀逸。時空を超えたラブストーリーの程もある本作は殺し屋シリーズでも1番お気に入りとなった。いや、まだまだこれから先も伊坂幸太郎ワールドは広がっていくのだろう。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

兜は死んだら最後まで一気に読むしかなくなったな
なのちゃんクリーニングの伏線は気づけなかったのは
悔しかったなー
医者はもっとキャラ濃ゆくてもよかった
克己と兜やりとりとても好きだった
今までの殺し屋シリーズとは毛色が違かったけど
めちゃくちゃ楽しめる作品でした

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『グラスホッパー』『マリアビートル』と続いた伊坂幸太郎の<殺し屋>シリーズの第三弾が本作『AX』だ。殺し屋たちのあだ名がタイトルに付けられているこのシリーズでは、これまでは彼らのあだ名が昆虫の名前だったり、あるいは果物の名前だということからタイトルが決まっていたのだが、本作では初めてあだ名以外がタイトルになっている。

その本作の主人公となる殺し屋のあだ名は、斧(AX)ではなく兜だ。同業者たちからも恐れられているという最強の殺し屋だが妻の方が遥かに恐ろしいという恐妻家のこの兜は、表の顔は文房具メーカーの営業として働きながら、裏では「仕事」をするという一面を持っている。ちなみに本名(本名ではなく通称なのかもしれないが)は三宅というらしい。

本作は短編連作という形をとって、その兜が恐れる妻や愛する息子との生活を楽しみながら同時に殺し屋稼業を続けていくという序盤から、思わぬ展開を見せる終盤までを一気に描いていく。奥付けを見るとかなりの期間をかけて(6年近く)少しずつ表していたようなのだが、まとめてみると、しっかりとストーリーや伏線がつながっていて、著者のスキルを改めて見せつけた作品と言えるだろう。

これまでの殺し屋シリーズに登場してきた殺し屋たちは皆面白おかしい人間たちばかりだったが、自分の仕事に対して疑問を持つような人間はいなかった。法律の外にあるとはいえ彼らにとっては自分の活動は「仕事」であり、そこに疑いを持ってしまっては、文字通り命を失う危険があったからだろう。

本作の主人公である兜は、そういった意味でこれまで登場してきた「殺し屋」たちとは、その前提が大きく異なっている。彼は凄腕と呼ばれる存在でありながらも、「仕事」に対して疑問を感じ、引退を考えているのだ。
面白いのは、彼が引退を考える理由が「良心の呵責」に耐えられないから・・ではないということだ。

兜は「仕事」そのものについて疑問を持っているが、決して自分の仕事を否定することはない。良心らしきものを持っていて、できれば罪もないものよりも何かしら殺される理由がある人間を対象にしたい(劇中では悪性と表現される)と考えているが、それでも少なくとも物語が始まった段階では、仕事をそれほど選り好みしているように見えない。

ではなぜ彼が、「仕事」から引退したいと考えるようになったのかというと、息子ができてから自分のやっていることがフェアではないと感じるようになったからだ。弱いものを倒して自分の強さを見せつけるような行動はフェアではないと感じる彼にとって、殺し屋という仕事を続けて自分だけが生きているというのはフェアではないと感じるらしい。
まさかフェアであるために死ぬわけにはいかないのでフェアであろうとするのであれば、彼は仕事を辞めるしかないのだ。

これまでのシリーズでも、「仕事」を引退した殺し屋は数多く登場してきた。もともと殺し屋だったが、仲介業に移った者もいたし、息子の誕生とともに夫婦そろって仕事を引退した木村夫妻といった存在もいた。

つまり、この世界においては仕事を引退することそのものは決して不可能ではないのだが、それはどうやら仲介をしている関係者の意向に左右されるらしい。そして、兜が仕事を始めてから一貫して仕事を斡旋してきた存在である「医師」は、兜が引退することをがんとして認めないようなのだ。

劇中では、兜が引退してしまうと投資を回収することができないという理由で引退を認めないのだが、おそらく引退することによって自分の手の届かない存在になってしまい、悪事が露見するということが恐ろしいのだろう。彼は文字通り”どんな手を使っても引退をみとめない”という姿勢を崩さない。

もちろん裏稼業であっても、家族を人質にでもしない限り人間を自由にコントロールすることもできない。そして甲も愛する家族に被害が及ぶようなことは可能な限り避けようとする。そうなれば彼らの戦いの帰結はどちらかが死ぬしかないのは明らかだ。

結論を先に書けば、この戦いに兜はおそらく敗れてしまったのだろう、最終章の一つ前で転落死によりその人生を閉じてしまう。本文ではかなりあっさりと「転落して死亡する」とだけ描写される。

しかし物語はそこで終わらない。その兜の死から10年後を舞台にした勝己と、そして兜の最後の1日を描く最終章が準備されており、そこでは彼の死と、その後の「最後の戦い」の一部始終が描かれることになる。

10年前に亡くなったはずの甲がどのようにして医師と対決することになるのか。そこにはどのようなからくりがあって、最終的に兜たちが勝利を収めるかについては、おそらくミステリーが好きな読者であればネタの予想はできることだろう。自分も読んでいる間に思考がいくつかさまよったとは言え、最終的には少なくとも本文で描かれる正解にはたどり着くことができたのだった。

とはいえ、本作においては予測可能性は結末に至るまでの感動を減らしたりすることはないと断言ができる。複雑に張り巡らされた伏線を一つ一つ回収していく中で、伊坂幸太郎は、甲という人間を少しずつ陰影を伴った人間として描写をしていく。それは、最後の瞬間を迎えるまで、「医師」があくまでのっぺらとした悪としてしか描写されないのとは対照的だとも言える。


この<殺し屋>シリーズは、殺し屋という職業を下敷きにしながらも、絶対悪との戦いを描くという展開が一つの定型となっているシリーズだ。第一作の『グラスホッパー』では寺西親子という漠然とした存在だったものが、第二作の『マリアビートル』ではより強度のました存在として王子が登場した。その王子に比べれば書き込みが遥かに少ないとはいえ、本作のボス的な存在である「医師」も十分に恐怖を呼び起こす存在である。

一方でその絶対悪と戦う存在というものはシリーズを追うごとに、その描き方の強さと人間味を増していると言えるだろう。本作における兜は人間としてはフェアを求め、そして父として「医師」と戦うという決断をし、最終的に自分の命を失いながらも相打ちという形で勝利を収めることに成功する。

当初はスラップスティックコメディとして始まった<殺し屋>シリーズが、このような形で変わっていくとは誰が想像をしただろうか。こういった著者の立ち位置が少しずつ変わっていき、最後には全く異なった形となるのを楽しめることこそ、読者最上の喜びだと思う。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

大好きな殺し屋シリーズ。読者の日常と殺し屋という非日常をリンクさせるのがめっちゃ上手い。医者の仲介者には感心した、たしかに依頼するにはちょうどいい。
伊坂幸太郎小説の大好きなところは、全て語らないところだ。標的のこと、医者のこと、山本さんのこと、妻のこと。メインの物語を十全に楽しめるとこで情報をシャットダウンしてくれるのが気持ちいい。
なにより伏線の回収の仕方がいい。怪しいとも思わせず、かといって忘れさせもせず、自然に楽しめる伏線の貼り方をしてくれる。それが今回は「AX」だったわけだ。
今回の主人公・兜は恐妻家というキャラ付けだが、妻を恐れている父という家庭状況を通して、父子の絆をうつしだしていた。「恐妻家」の物語ではなく、「いい父親」の物語だったわけである。(殺し屋は絶対に「いい人間」とは言えないのがミソだよね)
EとFの時間軸を飛び越えて交互に進行させる手法が自然すぎて凄いなと。Eの重大な情報を無機質に出される感じもたまらんね。
解説と同じで、いいたいことは無限にだせるけれど、兎にも角にも、これからの夜食は魚肉ソーセージにしようと思う。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

殺し屋三部作の三作目、過去作の殺し屋の名前が出て来て懐かしいやら、嬉しいやら。また読み直そうと思う。最後の仕掛けは想像した範疇だったが道具の選定は伊坂さんのセンスの良さに痺れた。

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2026年04月10日

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殺し屋の日常だけど、普通に家庭にいそうなサラリーマンなのが良い。それが突然物語急変してびっくりだし、続きが気になりすぐ読み終わってしまった。

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2026年04月06日

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ネタバレ

殺伐とした世界での登場人物らの暢気な会話、その対照的な不思議空間を作る伊坂幸太郎の文章がとても好き。

この作品のすごいところは殺し屋の話とは思えないほんわかした雰囲気があり「伊坂幸太郎ワールドだなぁ」を存分に感じられること。じゃあ殺し屋のほんわか短編集かと思ったらいきなりミステリな雰囲気が漂って急展開、前半のさりげない言葉の意図を回収してきれいにまとまること。まとまったかと思ったら最後に妻との馴れ初めで思わず泣いてしまうこと。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり伊坂作品の殺し屋シリーズ好き。先にマリアビートルを読んでおくと良かったなと後悔もしたが「表の顔は文房具メーカで勤務する会社員、裏の顔は国内屈指の殺し屋」オマケに恐妻家と来たらマリアビートルより先にAXを読みたくなった。家族愛が描かれる作品だからこそ結末には心苦しさのある展開や家族で強大な敵を倒すといった心温まる展開に心が掻き乱される。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺し屋シリーズ、ほかのとはまた違ったテイストを感じました。
それにしても、何回泣かすねん!!!

シリーズ4作読みましたが少し志向の違う感じ

恐妻家の殺し屋の笑いと涙のストーリー

幼い頃から不遇な人生で、仕方なく歩んだ裏世界。自分には日なたを歩く人生は来ないと思っていた兜に、ふとやってきた人生を変える出会い。

もしかしたら自分にも光が差す人生が歩めるのではないか、と感じさせてくれた『チケット』

他人から見たら恐妻家に怯える情けない夫・父親かもしれないけれど、その妻に対する絶対的な感謝、自分の人生を変えてくれた人への感謝が滲んでいて泣けた。

作中に出てくる人々の爆発する思い。他人からみたら『あー、あるあるのやつね』と思うかもしれないけど、当事者からしたらそんな風に受け止められることではなくて、本当にいっぱいいっぱい。

他人の感情を勝手に分かったつもりになってしまってはいけないな、その人にしかわからない世界があるんだ、ということを改めて気づかされる話でした。

自分自身、15歳で父親が自害して壊れていく母、なにも前向きに受け止められない自分になり、暗黒の高校時代を過ごし、心の底から笑えなくなっていた
父親が残してくれた生命保険(そんなに多くない)で浪人させてもらい、父親の命を削って自分が生きているような、罪悪感なのかなんなのかわからない気持ちでいっぱいだった

色々声かけてくれる友達もいたけど『お前らに何がわかんねん』という淀んだ気持ちでいっぱいだった

そんな自分が大学に入って参加したイベントで出会った今の妻
今でも覚えている彼女の横顔
なんだかわからんけど、この人と一緒になりたいな、なるんだろな、と思った謎の直感

イベント中に眺めた彼女の姿、色んなことに純粋に楽しんでいる姿をみて『なに、楽しんでんねん』と思う自分のこころを『なんか、そんな色々考えんともっと純粋にその時を楽しんだらええやん』に変えてくれた

あの時に妻と出会ってなかったら今も世界を斜めからみて、ずーっとぶつぶつ言い続けてたかも知れない。

という自分の人生が変わる瞬間を思い出させてくれるAXが大好きです

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺し屋シリーズの3作目ということで、どんな感じの話かと思ったが、前2作とはまたガラリと変わった展開で、楽しめた。恐妻家が本業で、殺し屋が片手間かのような描き方に、思わず笑ってしまう場面もあった。

一応扱いは短編集らしいが、話自体は繋がっており、どう展開していくかと思っていた後半は、兜の死があっさりと明かされ、息子・克己によるストーリーとなり、やはり一筋縄では終わらないなと感じた。最後は10年越しの敵討ち、というクライマックスだが、やはり描き方の性質上、全体として終始ほのぼのとした感じがある、独特な一冊だった。ラストは妻との出会いシーンで終わるのもしみじみとした。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

伏線も素晴らしく、家族愛に満ち溢れている。「蟷螂の斧」という単語の新しい解釈が好きで、それが見事に展開されている。殺し屋シリーズの中でも1番のお気に入り。終わり方も最高でした。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストに向けて畳み掛けるような伏線回収はさすが伊坂幸太郎作品。兜だってたくさんの人を手にかけた悪人のはずなのに、どうか生きてどうか幸せにと願わずにいられない。終盤はボロボロ泣いてしまった。
特に印象的だったのは、幼い息子が描いたおとうさんの絵と一緒に保管されていたキッズパークのチラシ。
いつか家族で行くつもりだったのだろう、と息子は解釈していたが、実は奥さんとの出逢いのきっかけの品だとわかる。奥さんのことも息子と同じくらいに愛していたんだと伝わるラストに、胸がぎゅっとなった。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

めちゃおもろ エンターテインメントすぎ
スズメバチ退治のとことか声出して笑っちゃった

終わり方は伊坂幸太郎ぽさをすごく感じられて◎
やっぱり伊坂幸太郎の書く文章すき〜

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

⭐︎10をつけたいくらい好きな本。
マリアビートル派もいらっしゃるだろうし、人によって好みが分かれるのも読書の楽しいところ。

伊坂さん作品は、メインストーリー以外の小ネタもいつも楽しませてもらっていて、今回は、「選択肢は二つしかない」「と、相手を追い詰める」詐欺師の選択肢のお話がよかった。
私の以前の職場で、新しい案件が発生した時の担当決めの際、新しい案件をあなたが担当するか、新しい案件は自分が担当するが自分の元々担当している案件のうち一つをあなたが担当するか、どちらか選んでくださいと言ってくる同僚がいた。
その時はモヤモヤしていたが、この本を読んで、まさに詐欺師の選択肢だなあと気づいてモヤモヤの正体がわかって嬉しかった。

妻の尻に敷かれっぱなしの兜に笑い、妻や息子への兜の愛に泣き、妻との出会いのエピソードに号泣し、そして、フェアに生きることを考えさせられ、大満足な一冊だった。
数年後、再読するときにまた違った感想となるのだろうか。楽しみ。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

大好きな殺し屋シリーズの3作目。前作に比べコミカルなシーンが多いように感じたが、後半の急展開に引き込まれた。死が身近にある張り詰めた雰囲気とユーモア溢れる会話、しみじみとする家族愛が同居する伊坂幸太郎の魅力がふんだんに詰め込まれたエンターテイメント!

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2026年02月17日

ネタバレ 購入済み

泣ける

殺し屋シリーズではマリアビートルに次いで好きな作品。ボウガンの仕掛けで10年越しに息子を守る兜、本当に心強いお父さん。前作、前々作の見知った名前がちょこちょこ出てくるのも嬉しい。他の殺し屋シリーズでも登場人物はポンポン死ぬけど、この作品はそうじゃないからこそ死が重い、泣ける。

#泣ける #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

私の20代は伊坂幸太郎の空白期間であったため、
10年以上ぶりの伊坂ワールド。

空白期間は、反動のようだった。高校の時にあれほど刺さっていたのに。
きっと"青い"のが嫌だったのかも。

でも改めて今読むと、果たして"青い"のか?という感覚にある。

著者も歳を重ねているし、私も同様。
"書く"ことも、私が"読む"ことも、変わるはず。

そう考えると、同じ著者の本であろうが、あるいは同じタイトルの本であろうが、
・著者/自身の年齢
・社会で置かれている立場(仕事、人間関係、受けている影響等)
・人生のフェーズ、諸々

その本を読む"タイミングの組み合わせ"によって、
こんなにもinputが変わるのか。と感じた良い読書体験でした。

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2026年03月08日

QM

ネタバレ 購入済み

かぶとの家族愛がすごくて、、、シリアスな内容なはずなのに妙にほんわかしたのを覚えてる。
亡くなってしまったのは衝撃だった

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

超一流の殺し屋なのに、家では妻の顔色を伺い、息子の成長に一喜一憂する。そんな兜の「お父さん」としての姿に、何度も胸が熱くなりました。殺し屋シリーズの他作品との繋がりも楽しく、伊坂ワールドの奥深さに感服!死と隣り合わせの世界で、彼が不器用なりに家族を愛し、守ろうとした軌跡は、ミステリーの枠を超えた「最高の家族の物語」でした。

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2026年03月27日

購入済み

久々の伊坂作品。

高校の頃以降の伊坂作品を久々に読んだ。
やはり読みやすく前作から比べて心情を描く描写に引き込まれました!

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2022年02月17日

ネタバレ 購入済み

タイトルからは想像できなかったけれど、家族の、愛の、話。

兜の恐妻家ぶりには、ほんともう(笑)。本人は真剣なんだろうけど。
裏の仕事では一流のプロの殺し屋。でも仕事で危険な目に合うよりも、奥さんの機嫌を損ねることが怖い(笑)。
2重3重にシチュエーションを想定した、奥さんに対するこれでもかという気遣い、いかに家庭を平和に保とうとするか、その涙ぐましい努力(本人は努力だとは思ってなさそう)がほんと笑えました。

後半の息子視点になってから、さらに引き込まれて行って、泣けました。
一番家族が大事で、全ては家族のために。

久々に良い本に出逢えてよかったな~。

#笑える #泣ける #カッコいい

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2022年01月17日

Posted by ブクログ

4.0/5.0

殺し屋、ほんのり心温まる親子関係、ちょっぴり切ないラスト。
これは伊坂幸太郎版『レオン』だ。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

「家族を持つ殺し屋」ってことで、シリーズの中では若干毛色が違う。でも好き!兜の夫・親としての頼りない姿と、業者としての只者じゃない感とのギャップが良い。「気づかないところで守ってくれてた」っていう克己の言葉が印象的です。にしても、人が襲ってくる一瞬一瞬の緊張感を書くのが上手すぎます。唾飲み込めない。「蜂退治」をあんなピリついた空気感で大袈裟に書けるのは伊坂さんだけ。滑稽さもあるから、BEEが一番お気に入りです。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

家族といえどもお互い伝わってない気持ちがある。

他人には言えない秘密は必ずある、それは大切な人に対しても。

秘密があったとしても、なるべく嘘はつかないでいたい。

秘密は言わなければいいだけの事だから。
秘密は言わなければ嘘にはならない。

「大人になっても人生はつらいの?」
「つらいさ」

あ、
レオンでも観ようか。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父、夫の愛。
E,Fの時空を超えて父と息子が物語を進めるのは読んでいてとてもドキドキした。解説で『君の名は』を参考に、と書かれていて納得。

どこまでも息子、そして妻を愛していたんだね、、
クレヨンのお絵描きや無料チケットをいつまでも大事に持っていたのは心にきた。

兜の、妻に自然に意見を合わせたりソーセージを自身ありげに頬張ったりするところが殺し屋なのは分かっているけど可愛くて笑

数多の命を奪ってきたからこそ、フェアでいたかったからこそ、兜が自分の足で飛び降りたのは爽やかだった。

てか医者こえーよ。まるでタイムマシンで息子を殺しに来たみたいじゃないか。
それと管理人も絶対殺し屋だろって疑ってた。ちょっと殺し屋世界に毒されているかも笑

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

非常にコミカルに家族愛を描いている。
強くて家族への愛が深い殺し屋夫と、頼りなく見える父を実は気にかけている息子の関係が素敵。
奇妙さと恐ろしさを感じさせる医者を2人で倒したときは感動した。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

恐妻家を自負する自分としては兜の気持ちがわかりすぎてとてもよかった。裏の仕事や辛かった子供時代の事がさらっと触れられているが、スマートで飄々とした感じがカッコいい。途中で思わぬ展開となったが家族愛が素敵だった。殺し屋シリーズで殺した後の影響が描かれるのは他にないのでは?そういう点でも新鮮だった。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白くてするする読んでしまったけれど、回収しきれない伏線があるようにも思えた。医師が無事なくなったのは良かったけれど、槿に仕事を依頼した意味、DIYの正体など気になることが複数ある

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

殺し屋シリーズ3作目
恐妻家の凄腕殺し屋、兜。
ユーモアと切なさを交えながら展開していくストーリーだった。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

殺し屋シリーズ第三弾です。
グラスホッパー、マリアビートルと少しテイストが異なりますが、十分面白エキスが滲み出ています。
著者の良いところを凝縮した一冊なので、誰でも楽しめると思います。

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

終盤、このままじゃ終われない、、!と思っていたので、最後にしっかり回収してくれて伊坂さん本当にありがとうの気持ちです。
こんなに立派な父親になれる兜が、なぜ殺し屋という非情な世界に身を置かねばならなかったのだろうかと考えてしまいますが、この二面性あってこその物語、あってこその兜という人間なんだろうな

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

短編集のようで、話が繋がってたのが面白かった。
父親としての顔と、殺し屋としての顔の二面性がすごくうまく表現されてて物語のメリハリがあって読みやすかった。
最後の伏線回収していくのがスムーズで、ボウガンの下りはここに活きてくるのねと読んでて楽しかった

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2026年02月15日

ネタバレ 購入済み

不思議な家族愛

なんとも不思議な家族愛を感じて、人間とは如何に多様なものかと思わざるを得ませんでした。
登場人物のキャラクターづくりが見事ですね。
蟷螂の斧というキーワードがじわーっと心に染みました。
最後の数ページがあれって感じ。どなたか意味合いを教えてください。

#ドキドキハラハラ #深い #シュール

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2023年06月13日

購入済み

個人的には前2作のほうが好みでしたが、これも面白かったです。
恐妻家という設定はちょっと時代に合わないような気もしつつ、それでも面白く読ませるのはさすがでした。

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2022年10月12日

購入済み

最高

やっぱり面白いです。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

えー、伊坂さんの作品にしては山が少なくて、物足りないなぁと思ってたら、元々は短編だったものに話を追加して構成したみたい。といっても、追加された話は「ターゲットを狙うためにドアに仕掛けたボーガン、運よくターゲットが先に開けたからいいものの息子が先に開けてたら、息子が死んでたけど!?」っていう運頼みのような内容で入り込めなかったです。これ、すっきりする?私はモヤモヤするんだなー。淡々と読んで、淡々と終わってしまいました。殺し屋シリーズは楽しかったので、ちょっと残念です。恐妻家設定はおもしろかった。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印鑑の兜というが、伊坂さんらしくて好きです。
AX アックスは、斧の意味だそうで読み終わってから知りました。
「蟷螂の斧を見くびるな」という言葉がとても印象的で最終的にさすが伊坂さんと気持ちよくなりました!
スズメバチ退治の格好も想像すると楽しい。あまりにも奥さんに気を使うところと殺し屋とのギャップも良かった。
そして、私は兜のように気を使う夫にまさか殺し屋ではないよね?と聞きました。

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2026年04月08日

購入済み

短編連作だとは、、、!?

普通の長編小説を期待して購入したのですがまさかの短編連作の形式でしたので、イマイチでした。
短編って面白さがイマイチ練り上げられないなぁ。。。

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2023年12月08日

「小説」ランキング