あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞
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Posted by ブクログ
人と人がつながる瞬間ってイイね。
設定も面白くて、心の動きが分かりやすく書かれているので入り込みやすい。
クラスで手を挙げるときの緊張を思い出した。
①分かってもらえること
②関係が切れる怖さ
③もう一度つながる勇気
④自分の居場所
「来なかったなんて、思ってない。お前たちが来ないわけ、ないから」
最高。
「学校に行くんじゃない。友達に会いに行くんだ。」
人と一緒なら。一緒なら何かできる。
「忘れてしまってもいい。私がその分、覚えている。」
この出逢いがあったから成長できた。
いっぱいもらってる。
「休みたい個人が2人いただけっていう個別の問題」
全体を見ることと、一人を見ること。両方大事。森と木
「ただ、敵になったと思いたくないのだ。嫌われていると思いたくなかった。」
その通り。
「会っても思い出せないかもしれないけど、それでもいい?」
覚えていてもらえなくても、その時間には意味があった
分析や指摘をされた瞬間に悔しくて泣いてしまうような
毎日一緒にいたから分かるようになった
ああ。また明日。学校で
ドキドキしていた。少しの緊張と、ワクワクする感じだ
痛みはずっと覚えているつもりでいたけど、案外忘れかけていたのだと思い知る。
言葉が通じない
闘わなくてもいい
言葉が通じないのは、子どもだからとか大人にだからとか関係ないのだ。
私には友達がいたこともあるんだと、そう思って生きていくことができる。それがどれだけ大きな自信になるか、計り知れない。
東条萌ちゃんとアイス
口がきけなかった。見えない力で胸を押されたように、息が止まりそうになる。鼻の奥がつん、となってあわてて熱くなった目を伏せた。
意地でもそれくらいは覚えたまま帰るよ。
普通になれない。普通かそうじゃないかなんて、考えることがそもそもおかしい。どうだっていい。
オオカミさま。善処する
よお おはよう
「自分には他にも行ける場所があるような、そんな気がしている。」
今いる場所がすべてじゃない
ここでうまくいかない≠自分の価値がない
Posted by ブクログ
最後の伏線回収というか、、、一つずつ、1人ずつの話が繋がっていく度に胸が熱くなって目頭が熱くなってた。
ファンタジーだからこその世界観の中で、主人公こころと子どもたち、喜多嶋先生、オオカミさま、みんなの人生が関わり合って、支えになっていく。
こんな優しい世界、本当にあればいいのに、と思わせる。せめて、現実世界で苦しんでいる子どもは、支えになってくれる人が1人でも近くにいてくれますように、自分がその機会があれば少しでも寄り添ってあげれたらいいな、と思わせてくれた本でした。
定期的に読み返して心を洗濯しなきゃ。。。
Posted by ブクログ
なんとなく途中できっとそうだろうなと思ってはいたけど、最後まで色々繋がっていて面白かった。どの時代でも抱えていることは人それぞれ。自分とは違うと思って、いつでも受け入れられる人になりたい。子どもにはおすすめかも。
Posted by ブクログ
上巻を読んでいるときは「いじめの話」と思った。
読みきった後は、そんな簡単な一言では表せない。
ネタバレを読まず、先入観を持たず読んでほしい。
上巻最初の2ページのこころのかわいいかわいい小さな夢。
それがこんな壮大な物語を経て、陽があたるようなそんな本。
登場人物たちの時間がずれていて、もしかしたら年代が違うのかも
というのはなんとなく早い段階で気づくことができたけど
具体的な年齢差や喜多島先生とオオカミさまの正体や
鍵のありかやお話などなど最後まで気付けず
最後まで謎が解けていくようにハラハラ読むことができた。
こころの話かと思ったけれど、そうじゃない。
みんなの物語。主人公はこころひとりじゃない。
年代が違っても、中学生の生きにくさは変わっていない。
どの時代にも色々な理由で不登校になってしまっている子どもがいる。
その子自身に問題がなく周りがどうかしている場合もあれば、
その子の性格、行動からそうなってしまっている場合もある。
この物語の登場人物はその両方がいて、
ただその性格が形成された背景がある。
喜多島先生のやさしさが温かい。
助けて、助けられる。やさしい本。
ただイダセンは本当にゴミ!笑
Posted by ブクログ
「学校に馴染めなかった人に刺さる」と聞いて、気になったので手に取ってみた。
とても良かった。冷えた心を、静かに温めてくれるような物語だった。
お気に入りのキャラクターはアキ。
理由はネタバレになるので言えないが、個人的には、みんなにとっての“救済者”のような存在に思えた。
10代の頃の僕のところにも、鏡が光ってほしかった。
いや、実は自分も昔、あの孤城に行っていて、誰かが願いを叶え、記憶を失っただけなのかもしれない。
しかし、だとすれば、どうして30を超えた今になっても、それらしき仲間と出会えていないんだ。
……というような妄想をしてしまう。いや、これから会うのかもしれない。
本作は世界的なベストセラーでもあるそうだ。
自分の中ではかなり“日本的な痛み”を描いた作品だと思っていたので、それが世界中で読まれているというのが、何故か少し誇らしかった。
辻村深月の他の作品も読んでみたくなった。
今、学校に居場所が無い子のところには、本当に鏡が光っていてほしいと思う。
Posted by ブクログ
続きが気になりすぐに下巻へ。2時間ほどで読んだ。
文字が大きくて読みやすい。タイトル的に重めなのかなと思ったがとても軽く読めた。
散りばめられた伏線の謎はとても簡単で概ね予想通りだったがそれでも飽きることなく読み進めることができた。
Posted by ブクログ
苦しい経験から行動することを恐れていたこころが、皆のことを理解しようと少しづつ自分から行動していく成長がみられ、今子育て中の自分として親の立場的に見て嬉しかった。
アキの単独行動で皆が巻き込まれる形で大きく状況が変わり、最終的にこころがみんなの心に触れてそれぞれの心の痛みを抱えながら勇敢に立ち向かう様は素晴らしいと思った。
最終的な伏線回収でアキの人生が救われていて、そのアキに皆が救われるという構造が綺麗にまとまっていて良かった。
この本は読書会の課題本として読んで、この作者の本も初めて読んだが心情の表し方が素晴らしくて泣きそうになりながら読んだ。
人の心の機微な部分を書くのが上手だと感じたため、他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
不器用で心に傷を持った子供たちが、少しずつお互いの距離を縮めていき、自分の奥底の傷を開示し、寄り添い、現実に立ち向かおうとする姿に心を打たれる。
1人はやはり寂しいのだ。人は繋がることをやめられない。誰かの優しさに触れながら生きていくのだということを凄くピュアに伝えてくれる素敵な作品だと思います。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃよかった…!!読み終えて本を閉じたあと、物語の余韻が、こころたちの声が、彼らが見た光景が、頭のなかにはっきり残っていてしばらく放心状態になってしまった。
もう忘れてしまっていても、人生において、いつかの誰かの存在・言動が背中を押してくれる場面はたくさんある。一緒に笑った人たちや大切に思ってくれた人たち、その人たちにもらった言葉や感謝されたこと…
こころたちのように、昔の自分にとってはとても大切なことだったのに忘れてしまう可能性も十分ある。日常のなかでうまく説明できないけれどなぜか気になる、なぜかピンとくるものに出会ったとしたら、実は忘れてしまった大切なものかもしれない…それってめちゃくちゃ素敵じゃないか(泣)
ちょっと熱量が上がってしまったので、冷静になって振り返ってみると、本作は辻村さんのミステリー愛がぎっしり詰まった作品だと感じる。読み終えてすべての謎が明かされたとき、随所に散りばめられていたヒントの多さに驚いた。これもあれもそこに繋がっていたのか…!と。
7人の世界の謎については上巻を読みながら、もしや…?と答えに薄々気づいていたが(唐突な自慢)、それ以上に驚いたり合間に泣いてしまうところもあったりと、予想を超えてかなり読み応えがあった。しばらく忘れられない作品になりそう。
映画のほうも、この作品の良さを損なわずに2時間でまとめられるのか不安はあるが、ぜひ観てみたい。
Posted by ブクログ
泣いた。バチクソ泣いた。もう人目をはばからず泣いた。
下巻は、上巻で積み上げた謎と感情の行き場をいっきに回収していく勢いがあって、読後の満足感がかなり高かった。鏡の城のルールや7人の関係性が少しずつ意味を帯びていき、こころを中心に「学校へ行けないこと」の痛みが個人の問題ではなく、環境や周囲との関係の中で立ち上がってくる物語になっている。ファンタジーの装置が派手さだけで終わらず、現実を照らすために機能しているのがよかった。
特に印象に残ったのは、こころと仲間たちが互いの事情を知っていくにつれて、単純な励ましでは解決できない部分がある、ということまで丁寧に描かれているところ。誰かが急に強くなるというより、揺れたり後退したりしながら、それでも自分の足場を探していく流れが自然で説得力がある。喜多嶋さんのような大人の関わり方も、理想化しすぎず、それでも確かに救いになる距離感で描かれていてとても好印象。
終盤は情報のつながり方と感情の着地が見事で、仕掛けに納得しつつ前述した通りしっかり泣かされた。こころたちの「闘い」は勝ち負けの単純な話ではなく、自分の尊厳を取り戻す過程として描かれていて、そのテーマが最後までぶれないのが強く、本当に良い。「闘い」という表現が適切なのか、それがどれだけ共感できるのかってのが本当に本作の評価に関わる気もする。
個人的な話だが、かつてのいじめられっ子的には彼らの逃避行動は、逃げることこそ「闘い」としか言えないんだよなあと思う。小学生の時、暴力を試しても権力者に訴えても改善されなかった。だから全員と闘うために逃避という手段を選んだ。本当にリアルで、すごく考えさせられた。
Posted by ブクログ
素敵な物語でした。思春期の繊細さ、友達の大切さ。子どもの頃の世界は小さかったけど毎日真剣に悩んでた事を沢山思いだしながら読めました。様々な伏線に感動して、久々に読んで楽しかったと心から感じました。
匿名
よかった
映画化をキッカケに本作に興味を持ち読みましたが、
個人的には期待以上におもしろく、感動しました。
機械があれば、ぜひ劇場にも足を運んでみようかと思いました。
重たい話かと思ったらネタもたくさん散りばめられていて、シリアスなのにクスッと笑えるコメディ要素もあって、ミステリーとしても伏線の回収が見事で、ラストシーンはそれぞれの未来に涙が止まらなかった。
自分の中では『君の名は』以来の大ヒット作。
Posted by ブクログ
上下巻まとめ
成長=忘れないことではなく、受け継ぐこと。
かがみの孤城は、孤独だった子どもたちが、誰かに救われた記憶を胸に、いつか誰かを救う人になる物語。
スピンオフみたいのが出たら是非読みたい。
Posted by ブクログ
上下巻ですが、あっという間に読み進められる作品。
それぞれが自分の居場所がわからなくなってしまった子供たちの感情が子供のころの自分の感情を想起させられました。
Posted by ブクログ
序盤はあまりつまらないかもと思って積読していたが、腰を上げて読み始めたらするする読めた
こころが感じていることがどれもまっすぐで良い
誰かによって気持ちをねじまげられることは理不尽なことだとこころがまっすぐ感じて言葉にしてくれたのがなんか嬉しかった
最後のアキを助ける場面のセリフにも胸が打たれたな
自分に呼びかけてもらえてるみたいだった
「アキ、生きて!アキ、大丈夫だよ!大丈夫だよ、アキ!私たちは助け合える!会えるよ!会える!だから生きなきゃダメ!頑張って、大人になって!アキ、お願い。私ー、未来にいるの。アキの生きた、大人になった、その先にいるの!」
登場人物みんな魅力的だけど、特にスバルとフウカが好きだった
リオンとこころをくっつけるかんじのストーリー展開になってる感じはちょっと微妙と思ったけど
救いのある物語で元気が出る
Posted by ブクログ
この作品は、しっかりと「人間」を描いているから面白い。作り込まれた世界観も見事というほかない。ファンタジーにSFの要素が入っているのが新鮮だった。
Posted by ブクログ
よく作り込まれた世界観だなあと惚れ惚れしてしまいました。
家に真田さんたちがカチコミかけてくるのはちょっとアグレッシブ過ぎて、そんなことある?こころちゃんの妄想幻覚?と最初思いました。ご近所の目、突然親が帰ってきたら?など女子中学生は気にしないのでしょうか。やることが突き抜けてて真田さんガッツあるなと妙に感心しました。
こころちゃん、絶対かわいい女の子ですよね。
ちょっと出来過ぎているほどに、終盤こころちゃんはかなり恵まれた環境にいます。最後に示唆された明るげな未来も。東条さんの功績が大きすぎます。
リアリティとご都合主義的なファンタジーが同居している作品という印象でした。
お母さんに正直に話せて偉い、素直にお礼が言えて偉い、闘っていて偉いなど、やはり大人目線で子供たちを見ている自分がいて、大人が読んでも楽しかったですが中高生の頃に読んでいたらどんな感想を持っただろう、その時に読んでみたかったなと思う作品でした。
Posted by ブクログ
2日で上下読み切って、下巻に関しては2,3時間くらいで読み終わった。そのくらい軽くサクッと読める感じなのも良かった。
もしかして、っていうのは節々で感じていたからどんでん返しではなかったかなーと。でも、色んなところが点と点で繋がっていくのはすっきりした!
中学生にとっての学校って世界のすべてだと思い込んでたよね。たかが学校なんてその当時は到底思えないよ。学生時代に出会いたかった本だなぁ
Posted by ブクログ
4.4
トリックには早々に気づいてしまったので、そこまで驚きはしなかったのですが、東条りかちゃんの「10年後どっちが上に立ってると思ってんだよ」というセリフがかっこよすぎて、めちゃくちゃ胸にささりました。
私もこれからこんなマインドで生きていきたい。
最後、アキが助けを求めてもいい、と思えるようになったことが本当に良かった。
苦しかったら助けを求めていい、大人でも大切な心得がたくさん詰まった一冊だったと思います。
Posted by ブクログ
映画には映画の良さ、小説には小説の良さがある。
とにかく読後のさわやかさ、晴れやかさは映画では味わえない。すごい作品だった。
これを中学生で読める人達は本当に幸せだと思う。
そして思う。"おおかみさま"はやっぱり芦田愛菜ちゃんだと
Posted by ブクログ
不登校だった こころ以外の6人は こころの世界だったら 大人だったかもしれないし 6人の世界だったら こころが子供 __ みたいな展開でまだ モヤモヤ が 少し残ってる 。
Posted by ブクログ
鏡、お屋敷、赤ずきんちゃん、自我が膨らみすぎの中学生といったワードはティーン小説だが、(途中からは)大人にも十分ささるシチュエーションと着地点
。面白かった。
Posted by ブクログ
不登校の少年少女7人が、かがみの世界で自分探しをする話です。
正直にいうと、著者の作品は読む前から期待してしまい、ハードル上がりっぱなし状態でしたが、そのハードルを平気で飛び越えてくるくらい面白かったです。
前半のゆったりした感じから、後半の伏線回収からのスピード感もたまらなかったです。
今後も著者への期待という名のハードルは上がる一方ですが、超えてくることでしょう!
Posted by ブクログ
リオンがお姉ちゃんを生き返らせたいと知り、オオカミ様ができそうなのはリオンのお姉ちゃんくらいかなと思いながら…最終的にオオカミ様がお姉ちゃんと知ったとして、リオンが願いをそれでも叶えるのかなどうなのかなとか色々妄想してました。
マサムネがパラレルワールド説を唱えはじめて、自分の年代ジャンプ説とどっちが正しいかとか色々比べながら読んでましたが、オオカミ様への質問でやっぱりパラレルワールド説はないなと思いました。
オオカミ様がここに呼ぶのは平等に的な発言をしたところに、等間隔の年代で呼ばれている説を思いました。
フウカが喜多嶋先生に会いに行ったことで、喜多嶋先生はアキ説しかなくなり、アキは喜多嶋って人と結婚したのか〜と思いました。
マサムネアースが1番笑いました!!!アオスミって読むのかな〜??とスルーしちゃってた!笑
マサムネ名前と、ドールハウスとプロローグの人物の3つだけがどうしても予想できなくてびっくりしました!
特にプロローグの人物はリオンだったのが全然予想がつかなくて、4月7日の話に感動して泣きそうになりました、、!!トイレまで一緒に行ってくれるなんて過保護すぎる!確かにクラスが違ってもトイレいく途中で真田に会うかと思うとトイレ行くのも気持ちが沈むもんね…リオン優しすぎるよ〜と思いました。
最後になるにつれて物語が盛り上がっていって、自分の推測と答え合わせする感じで楽しかったです!
なぞときをしている感じの作品でした!!
Posted by ブクログ
辻村深月作品
下巻
徐々に仲間意識も深まり少しずつ謎も解き明かされていく、最後のオチはそれぞれの時代が違っているのがわかった時に思ったが、それでも楽しめた