あらすじ
自身の身代わりとなった親友・セリヌンティウスを救うため、3日で故郷と首都を往復しなければならないメロス。しかし妹の婚礼前夜、新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けられない羊小屋。密室殺人である。早く首都へ戻りたいメロスは、急ぎこの事件を解決することに!? その後も道のりに立ちふさがる山賊の死体や、荒れ狂う川の溺死体。そして首都で待ち受ける、衝撃の真実とは? 二度読み必至の傑作ミステリ!
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Posted by ブクログ
タイトル通り、かの有名な太宰治の「走れメロス」に、ミステリとコメディをぶち込んだ作品。
原作を一度読み返してから読むと、なお面白いと思う。
原作でのセリフや地の文がうまい具合に作中に混ぜ込まれており、それが面白さに昇華されているので、思わずクスリとしてしまった。
短い本なので、気軽に読書したい人にもオススメ!
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大好き❤
こういう知的なパロディ作品は大好き。
時々作者が運賃を絡めながらこちらに語りかけてくるメタ構造もダレそうになるのを掬い上げてくれて、一気に読めた。
原点を再読してから、もつ一度読んでみたい。
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なんて面白い本なんだ……
まず登場人物が面白い
イマジンティウス、ムコス、イモートア、ギボア、ギフス、ダボクデシス、オサムス、カズオウス、イブセマスなどなど。
メロスはもちろんみんな読んだことあるから元ネタと原作からの引用が面白いのはもちろん、なんで原作者を出そうと思ったんだよ。天才か?
原作と原作者のネタを擦りまくり、こちらにメタ的に語りかけ、シンプルなミステリから叙述トリックからハウダニットからありとあらゆるミステリ形態をとってこれでもかと読者を引き込んでくる。天才か?
ちなみに読者に語りかけてくるタイプの作家としてディケンズ(クリスマス・キャロル)が思い浮かぶが、あれはなんかめっちゃ冷めたんだよな。
多分この『〜メロス』は書き手と読者のテンションを同じとこまで持って行って感情を一体化させてから話しかけてくるから違和感ないのかなと思ったり。
コレは周りに勧めなきゃ気が済まない。全員読め。コレを余すことなく笑いながら読めると言うことが教養でもある。読んでくれ。そして共に笑おう。
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読みやすいし面白いンデス!
私にとっては絶対に読んで損は無いと胸を張って万人に推せる本でした!推し本!
走れメロスを読んでいれば十分楽しめるし、古代ギリシャや哲学史、太宰治を知っていれば十二分に楽しめる!
そして、読んだこともなければギリシャ?何それヨーグルト?な人も、メロスと一緒に相棒を連れて走りだせば楽しく最後まで読めるのが本作の良いところ!だと、私は勝手に思っています!
そしてなんと言っても人生は結局フィジカルが大事だと気付かされました。
力isパワー、暴れる力、説得力のある拳。
何事もフィジカルで解決出来ないことはない。
早速今日から筋トレを始めます。私はキントレデス。
Posted by ブクログ
ベースの走れメロスから大外れすることはなく、ただし横道へ逸れたり蘊蓄が挟まってきたりほとんどをフィジカルでどうにかしてるメロスがおかしくてサクサク読めて良かった
オサムスのエピソードめちゃくちゃ好きですね!!面白かった!!
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「走れメロス」の抱腹絶倒なパロディ。自分の身代わりとなった親友を救うために早く妹の結婚式を済ませて王都に戻らなればならないのに、故郷の村の殺人、道中の不審死などに巻き込まれ解決しなければならない羽目に。そして帰り着いた先で待っていたのは…
本家の原文がかなり挿入されていてその間にギャグとミステリが詰まっている感じ。登場人物のネーミングもわかりやすい。むかし教科書で読んだ太宰の文学作品がコメディに変貌していて面白かった。
Posted by ブクログ
「走れメロス」を読み直してから読むのをオススメします。メロスのあらすじや言い回しを使ったコメディ仕立てのミステリです。しかも、あの忙しい日程のなかで、5回も事件起こって推理します。絶対間に合わないって!メロスは単純なやつで、読んでいて暑苦しいです(そのうち慣れます)。登場人物の名前も一見カタカナで覚えにくそうでいながら、めちゃくちゃわかりやすいです。とにかく、あちこちに色んな笑いが潜んでいます。そのくせ、ミステリも(一応)しっかりしています。パロディの謎とき定型文もあるし。
国語で「走れメロス」でてくる教科書使ってる中学校は是非配架してほしい本。
走れメロスが読めるようになってからが良いです。基本は中学校以上と、ドクシャデスは思った。
Posted by ブクログ
全体のストーリーは本家を踏襲しており、本文の引用などもふんだんに使われつつも、メタ感の強い導入や、名前の付け方などコメディチックにまとめられていおりまた違った魅力があって面白かった。
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読んでて楽しかった!
全体的にやかましかった
メロスの横に立つ亡霊の一人としてすごいツッコミながら読みました
お昼休憩のゆるふわな時間で読むのにちょうど良かったです
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フィジカル押しのメロスかよ!と思ったけどよくよく考えると原作のメロスも実に強靭なフィジカルの持ち主だった事を思い出した。推理小説のよくある手口をつらつらと駆使しておりメタ的な感じで楽しむことができた。軽い読み口が良いです。
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★4.5
かなーり気軽に読めて面白かった☺️
走れメロスをユーモア満載の面白推理小説にした一冊
正義100%‼️バカ100%‼️って感じのメロスを描きつつも
元の走れメロスの要素も上手く表現してるのが面白い
Posted by ブクログ
色んな人が読んでる投稿があり、気になり購入。
タイトルからもとても気になるなぁと思いましたが、実は、走れメロスはぼんやりとしたお話しか、わたしの中では残っておらず(学校で出たなぁくらいの記憶)、大丈夫かなぁと思ったけど、とても面白いストーリーで分かりやすい名前と、ことごとく殺人事件に巻き込まれていくメロスの推理がとても面白く読みやすかったです。
Posted by ブクログ
名前がニヤニヤさせられる。カタカナのお名前は覚えにくいので、ミタンデスみたいなどんなキャラかが分かりやすくて助かる。
メロスのパッとしてガッって感じ、苦手やけど主人公特製高いなーと感心させられる。
セリヌンティウスがやはりいい男だなとなる。
最後まで読んで、おったんかーいとツッコミながら最初の方読み直しました。面白かった。
Posted by ブクログ
登場人物の名前が好き。
あと、そこもパロディするんだ!笑っていうポイントもあって楽しめた。
メロスは義務教育終えてるみんなが知ってるから共通のネタとして勧めやすい本だなと思いました。
Posted by ブクログ
太宰治の「走れメロス」をベースにミステリー仕立てに仕上げた一冊。読み始めは、原作との関連性もあり面白く読めたが、途中から中だるみ。読むペースも失速してしまった。ただ、ラストは伏線の回収と思いがけない事実の判明があり、中だるみを挽回できるものだった。
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Audibleにて拝聴。
あの名作をコメディー×ミステリーに昇華した、現代人にも読みやすい物語だった。あまりにタイトルが良すぎて出オチ感も否めないが、時折クスクス笑えるネタも散りばめられていて、最後まで楽しんで聴けた。
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今作のメロスは正義の脳筋
走れメロスのオマージュ作で大まかな流れは原作に寄り添いつつ少し笑ってしまう作品。
推理の中で時折拳で解決しようとしたり、意地になって周りのことを一切考えずに我を通したりしようとするがどこか憎めなさを感じさせる。
登場人物も名前が特徴的なので覚えやすかった。
ただ、ラストの章が個人的にう〜んそんな感じで終わるかって感じだった。そんなに重くもないし連作短編なので小休憩を挟みながら読めた。
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『走れメロス』の内容をあんまり覚えてなかったので、たぶん半分くらいしか楽しめてないんだろうなぁと思う。
全体的にふざけた感じにしたいのか、シリアスな感じにしたいのかどっちつかずだったなぁという印象。あと読者を煽る語りは作者の特徴なのかもしれないけど、やや鬱陶しかった。
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くだらない。けど面白いし、ちゃんと最後はすっきりして終われる。登場人物の名付けに関しては、ある意味大発明だと思う。他の小説の「あれ?この人何の人だったっけ?」はほとんど感じずに読めます。
Posted by ブクログ
メロスの妹の名前に、そういう名前なんだな〜と思っていたらどんどん出てくるムコスにギフスにギボア。さすがに鈍い私も、こりゃ作者やってんな…と気づきました。ちょくちょく求められるフィジカルの強さ。進むたびに名探偵コナンのように巻き込まれる殺人事件。推理力があるのかないのか、勢いで乗り越えていくメロス。セリヌンティウスはセリヌンティウスじゃなくてイマジンティウスで、イマジンティウスはイマジンティウスではなくセリヌンティウスだった。王様も本当は信じたかったんです。だからイマジンティウスがセリヌンティウスに見えたんです。警吏の指揮官さんやミタンデスのキャラも好きでした。
Posted by ブクログ
走れメロスのパロディ!!!
フィジカル強めのキレやすく自分勝手なメロスの話。
太宰治のメロスもフィジカル強くて直情的な性格だったような気が・・・
メロスが行くところ行くところで殺人事件が発生する!???
メロスはセリヌウティウスの下に帰らねばならないのに、毎度毎度探偵をやらされる事になる。
メロスは推理した。
何故か語呂よくスッキリとした言葉に驚きます。
そして、殴って解決しようとする直情的な性格に何故か好感が持てるのは私だけでしょうか?
それと主要キャラは置いておいて、キャストの名前が覚えやすくて良いと思いました!
ミタンデス、ダボクデシス、ギフスなどなど
何れにしてもコメディとしては良作です!!!
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メロスは推理した!
自身の身代わりとなった親友を救うため、3日で故郷と首都を往復しなければならなくなったメロス。
しかし妹の婚礼前夜、新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けられない羊小屋。早く首都へ戻りたいメロスは、急ぎこの事件を解決することに……。
『走れメロス』×ユーモアミステリの新感覚小説です。
とにかく直情的でフィジカルのつよいメロスが、親友との約束のために故郷と首都を往復しようとする話……というと、太宰治の『走れメロス』と変わらないんですが、このメロスとにかく殺人事件に巻き込まれる。故郷に帰れば結婚式前夜に義父が殺され、走っている最中に賊の中で起きた殺人事件の解决つを依頼され、川を渡ろうとすれば事件が起こり……。タイトルに恥じない巻き込まれっぷり。というか、半数以上自分から巻き込まれにいっている気がしなくもない。
はたしてこれはミステリなのかっていうとなんかよくわからないんですが、ユーモア小説として面白い。
地の文の、色々講釈を並べて突飛な人名や展開を正当化しようとする感じもシュールで好きです。
あと、人名が非常にわかりやすい。メロスの妹・イモートア。婿のムコス、義父はギフス。義母はもちろんギボア。面白いなとーと思って読んでいたんですが、「俺は賊の頭領、ゾクノボスだ」でツボに入ってしまってもうだめだった。
メロスこんなに脳筋だったかなと思いましたが、考えてみると原作からして結構なものでしたね……?
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あまりにも有名な太宰治「走れメロス」のパロディ・ミステリ。
大筋は原典に沿っている。まっすぐな牧人、メロスは、妹の結婚式の準備のため、シラクス市を訪れる。そこで、暴虐の王ディオニスの悪政に憤り、抗議をしに王宮に行き、捕縛されてしまう。自身の処刑はやむなしと思うが、妹には式を挙げさせたい。そこで旧友セリヌンティウスを身代わりにして王のもとに残し、妹に結婚式を挙げさせ、3日後には戻ってきて罰を受けると言う。王はそんなメロスを嘲笑するが、メロスは必ず戻ると約し、ひた走る。というのが原典。
本作では、そんなメロスの道中で、ともかく何かと殺人事件が起こるのである。
メロスは事件を解決しなければ先に進めず、仕方がなく探偵役を務めることになる。
メロスやセリヌンティウス、ディオニス王といった主要人物は名前もそのままなのだが、妹がイモートア、妹の婿となる男がムコス、その父がギフス、斬殺された男がキラレテシス、目撃者がミタンデスと何だかへなへなと脱力する名前が並ぶ。そこからわかる通り、扱うのは殺人事件ではあるが、そう重苦しい話ではなく、ユーモア・ミステリの部類だろう。
文体も原典に寄せつつもちょっとひねりを入れていてなかなか楽しい。
メロスには政治が分からぬ。哲学も分からぬ。数学も科学も分からぬ。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。それゆえ、
メロスは推理した――。
といった具合。
殺人事件の1つには、太宰が原典を書くきっかけになったともいわれる檀一雄との「熱海事件」も盛り込まれる。何たって事件の関係者は、カズオウスにオサムス、そしてイブセマス(←井伏鱒二)なのである。
・・・いや、何ともはや、なのだが、完全におちょくっているのかといえばそうでもなく、何となく原典や太宰への愛も感じられるような気もする。
太宰ファンが笑い飛ばすかむっとするかはちょっとわからないのだが。
ミステリとしてはトリックやプロットがそう素晴らしいようにも思えないのだが、大きな破綻なく、つるつるっと読ませてしまう筆力はなかなかではないか。ラストは原典と同じく
勇者はひどく赤面した。
で締めくくられる。
Posted by ブクログ
走れメロスのパロディということで買ってみた。
ただ、走るだけじゃなく、いろんな事件に巻き込まれて大変だな・・・
たまにクスッと笑わせてくれて楽しかった。
合間、合間にぼちぼち完読
Posted by ブクログ
走れメロスをベースにしたコメディミステリー
推理して抵抗されてフィジカル対決になるところは漫画嘘喰いを思い出した笑
インテリ山賊の言う「メロスのゴールは信じる心を証明することであり走ることは手段である(以下略」というセリフが良かった
オチを読んで「ありえない」と思い第1話の村人のリアクションを見ると、なるほど別の理由で戸惑っていたのか
Posted by ブクログ
文体は少し読みづらかった。
決して頭が回るとは言えず(というよりフィジカルモンスター)すぐに犯人を決めつけるメロスの推理をちゃんと聞いてあげてる登場人物皆んな素直すぎ(笑)
トリックは時代背景から小難しいのは無理だと思うけど、結果それかい!ってのが多かった。