「ほんとうに出会った者に別れはこない」
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。詩作以外でも「鉄腕アトム」の主題歌、『スヌーピー』の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、宮崎駿監督による 映画「ハウルの動く城」主題歌『世界の約束』、小山田圭吾(コーネリアス)とのコラボレーションなど、86歳となる今も「人」と「言葉」で魅了つづける、詩人谷川俊太郎。
こんなにも多くの人の住むこの世界で、だたひとりのあなたがいてくれた。
愛すること、愛されること、失われてしまうもの、永遠であるもの。
胸をしめつけるほどにせつないのに、どこか心の奥が暖かくなる、珠玉のラブストーリー。
100万部突破の小説「天国の本屋」の著者で水彩イラストを担当した田中渉の絵が寄り添う、国民的詩人が綴った24行の世界。
読者から「救われた」「心が軽くなった」と、多くの反響が寄せられた。
きっと好きな人に会いたくなる、『あなたの物語』
Posted by ブクログ 2020年03月02日
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衝撃でした。
「そうか、そう来るか。」と。
谷川俊太郎という詩人に、こういう展開はありえないだろうという思い込みがあったんでしょうね。わたしの中で。
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そういうものを創れるのは、
やはりすごいし、
正論ばかりかざさないのも、
詩人だなぁと納得したのでした。
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「本当の出会いに別れはない」とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
最近、うるうるした一冊(TT)
谷川俊太郎氏と田中渉氏(『天国の本屋』の絵と構成を担当)のコラボレーションによる絵本のような、詩のような、恋愛小説のような短編。
「本当の出会いに別れはない」というフレーズが全てを物語っている、あたたかくて、せつなくて、やわらかな、大人の恋物語。
出逢いには別れが...続きを読む