あらすじ
無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。傑作長篇、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
ブグログで見つけて読んでみた。
初めて読む作者で
読み始めは、貧困や虐待やイジメ辛い事ばかりだった‥
途中、あれ!?と思う所があったが気付かなかった
温かい話で良かった!としか言い様がない作品だった。
他の作品も読もうと思った。
Posted by ブクログ
タカナシ工務店が親切すぎておかしいなぁと思ってたら、そういうことだったか!!と膝を打ちました。まんまと泣かされました。
中学3年の心也と夕花は「学級新聞コンクール」の編集部長を任される。心也はサッカー部を怪我で、夕花はテニス部をやめていた。
心也は母を小学校3年生の時に亡くしている。父と食堂をやっていた。そこには旦那さんを亡くした景子さんが働いている。3年前から子ども食堂をやっている。母の墓参りには車で片道4-5時間かかる。
父が子ども食堂をやっているせいで心也は偽善者呼ばわりされている。
「カフェレストラン・ミナミ」はお店部分にダンプカーが突っ込んできて、死者は出なかったものの運転手は無免許。明日には台風が来る。タカナシ工務店の高梨萌香さんが来て、応急処置をしてくれた。2階の停電も直してくれた。店の前のダンプに横倒しになっていたサクラの木も撤去してくれた。
夕花が義父に暴力を振るわれているところに遭遇したが、一緒にいた石村が走っていって蹴った。心也は夕花と一緒に逃げる。海辺の町に1日だけ行って帰ると、警官が来ていた。
Posted by ブクログ
「こども飯」を提供する食堂とカフェの2つの話。
それぞれの話がどうつながるのか楽しみにしながら読み進める。
中学生たちの心情の描き方が見事。
大人たちの事情や想いも痛いほど伝わってくる。
久々にやさしくて心温まる森沢ワールドを堪能。
Posted by ブクログ
今年は森沢さんの作品を沢山読んでみたいと思って手に取った作品でした。
子ども食堂を舞台に2つの話が登場。
そのふたつの物語が交差するとき、奇跡が起こる。
なにより心也くんのお父さんが優しくて優しくて、読みながらとても温かい気持ちになった。
そのお父さんから受け継がれる心也くんの成長も最後まで目が離せませんでした!
ふたつの話が出てきた時、どこに接点があるのか考えながら読み進めていました。
最初は、ゆり子さんとマスターの登場に話がみえなくてどのように繋がるのかワクワクしてました。
そこからラストにかけての伏線回収。とても気持ちが良かったです!
400ページ超と少し分厚めの本でしたが、それを感じさせない読後感でした!
もっと他の作品を読んでみたいと思います!
Posted by ブクログ
ちょっと切ない部分もありながら、人との温かいつながりを感じられるいい作品でした。
出世払いのシーンはグッときました。
大人になってから、あの人がこの人で、その人がこの人で、っていう部分も感慨深かったです。
Posted by ブクログ
⭐️おいしくて泣くとき
「人の幸せってのは、学歴や収入で決まるんじゃなくて、むしろ『自分の意思で判断しながら生きているかどうか』に左右される」亡き母親の言葉の通りに心也はまっすぐに生きたんだな。「ひま部」の二人、心也と夕花の絆に涙!あぁ焼きうどんが食べたい!
Posted by ブクログ
2つのストーリーが繋がる時、最後の最後に驚かされた!
お母さんやマスターの名前が出てこないところなど、なるほどな伏線回収。
中学生の夏の逃避行には終始ドキドキしました。
やはりハッピーエンドな話がいい!
Posted by ブクログ
おおおーそう繋がるんですね(^o^)
マスターってずるい呼び方ですわ笑
最近よき作品に出会えること多くて嬉しい。
こないだの原田マハさんの本と1位2位を
あらそう1冊に出会えました☆彡
Posted by ブクログ
★一つプラスしたいくらい良かったです。
主人公の二人はどうなるんだろう?
ゆり子って誰?
と気になってサクサク読み進めることができました。
森沢さんのまいどの他作品とのさりげないリンクの「昭和堂」にも「あっ!」と思って嬉しくなったり…
いじめとか虐待とかあったのに、とてもほっこりする物語でした。
なくときは
中学生の心也と夕花。夕花は義父からの暴力、クラスメイトからのいじめなど問題を抱えていた。読み始めは私の心が辛くなって、読むのをやめてしまおうかと思った。でも、ふわふわとした不思議な伏線に引っ張られて読み続けた。ラストの伏線回収でほわほわと柔らかな気持ちになれた。今、問題を抱えている子どもたちが、みんな、幸せになれますように。支援する大人が増えますように。おいしくて泣く時が増えますように。
Posted by ブクログ
家族愛、友情、恋愛、どれもほどよく入れ込んであり、とても読みやすい。しかも、ただ読みやすいだけではなく、いじめや貧困など、読者に考えさせる問題提起もあり、自然とストーリーにのめり込んでしまいました( ᵕᴗᵕ )*・
不良の子のその後がかなり気になってしまったのはきっと私だけで無いはず...
Posted by ブクログ
幼く淡い恋と、奇跡のような再会の物語です。
主人公は中学生の心也、夕花、そして夫婦でカフェレストランを営むゆり子の三人。心也は小学生の頃に母を亡くして、大衆食堂を営んでいる父と二人暮らしをしている。その食堂では子ども食堂の活動をしていて、家庭などに事情のある子どもたちが時々食事を食べにくる。幼馴染の夕花もその一人で、心也は彼女に淡い恋をしていた。けれど、夏休みのある日、夕花の家庭の状況を知ってしまう。義理の父に暴力を振るわれボロボロになった夕花を連れて逃げた心也は、夕花に遠くへ行きたいと言われて海へ連れて行くのだが。
複雑な家庭事情と、全くの子どもではないのに大人にはとても届かない中学生三年生というもどかしい年齢ゆえの悩み、まっすぐな感性と、揺れ動く淡い恋心。情緒を揺さぶられるものがぎゅぎゅっと詰まったお話でした。心也と夕花は幼馴染で、同じ時間軸で、お互いに関わり合っているのに、そこにゆり子のパートが入ってくるのは何故だろうと、ずっと思っていました。途中まで全く関わりのない人物のように思えていたのです。が、最終パートに入って急に伏線がどんどん回収されて、予想をしていなかったつながり方で綺麗に物語がまとまったことに驚きました。あらためて考えるとあれもこれもつながりがあったのか、と感心します。
文中の途中の表現がなんだかとてもクリアで、鮮やかな色彩の世界を彼らが見ているように思えて、とても新鮮な心地でした。中学生の頃の私は、彼らのように毎日にキラキラしたものを見ていただろうかと、少し懐かしいような気持ちにもなります。
登場人物の子どもたちは、自分ではどうにもならない事情や生活、悩みを抱えてそれでも必死に自分の頭で考えて進んでいる。すごいことだなあと思います。大人になってもままならないことばかりですが、それでも前を向いて、自分の夢見た格好いい大人に近づけるようになりたいものです。
読後、爽やかなドキドキ感を味わえる優しい物語でした。
Posted by ブクログ
最後に涙が自然と出てくる作品で
読後良かったねぇと声をかけたくなりました
読んだ後もう一度プロローグを読み返して
繋がるお話が胸を熱くしました。
心也から始まる物語
途中、突然ゆり子さんが出てきて違和感を感じつつ
読み進めるうちにマスターが心也くんになっている事に気がつく
桜の木
お母さんが守ってくれたのだなぁとしみじみ
映画も観てみようと思います
Posted by ブクログ
読み進めながら感情も表情も一緒に変化していってる自分がいた。
実際にも、ああいう家庭環境は日本中世界中にも沢山あると思うとホントに心が苦しくて息が浅くなってた。
2人の青春。中学生のあの淡く儚い感じ。ニヤニヤ止まらなかった。
最後の最後まで全然気付かなかった自分。
ホントにいい読者(鴨w)だと思うw
ちゃんと驚いて、ちゃんと泣いた。
また心落ち着けて穏やかになりたい時に読みたい。
Posted by ブクログ
森沢明夫さん相変わらずいいですね〜
今回も涙が出る感動作でした。
展開を先読みしましたが…残念ながらハズレ。
自分の学生時代を思い出さされました。
Posted by ブクログ
「永遠なんてあり得ない」、大人の勝手に振り回され挙句の果てに虐待されている子どもの放つことば。そして「人の幸せは、自分の意思で判断しながら生きているかどうかに左右される」を体現している主人公(なのかな?)の家訓のようなことば。心に残りました。
子どもの逞しさに敬意を表しながらも、大人の役割は大きいぞとあらためて。
マルチアングルで小説が進んでいて、最後までゆり子さんが誰だか分からずちょっと悔しかった(笑)
Posted by ブクログ
最後の最後で、物語が1つにつながって、泣きたいほど暖かい気持ちになった。
中学生の時のエピソードが細やかだったから、そこが現在なのかなと思って、それで星4つ。
心也のお父さんが、ほんとにかっこいい。親でない素敵な大人が近くにいたら、何とか生きていける、そう思えた。
Posted by ブクログ
映画化されていたなぁ、森沢明夫さんならいい話だろうなぁ…といった感じで手に取りました。期待を裏切らなかったです。
登場人物たちがとても魅力的。15歳の心也と夕花、そしてかっこいい心也のお父さん。
夕花の家庭環境があまりにも辛くてしんどくなりました。夕花が救われるように祈るような気持ちで読みました。
海への逃避行の場面がきれいで甘酸っぱくて切なくて。きらめくブルートパーズの夢のような。ずっとこの時が続けばいいのに…と。
並行してゆり子さんとマスター、萌香ちゃんの話も語られて、最後にわかる繋がりに胸が熱くなります。
ふたりが些細な会話の言葉をずっと覚えていたこと。それほどに大切な宝物のような思い出だったね。
こんな奇跡はファンタジーだなとは思ったけど、こんなだったらいいなぁと温かい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
最後は素敵な終わり方だと思いました。心温まるお話だと思います。
2つの話が急に交わり驚きました。少しうまく行き過ぎなところもあるけれど、夕花の今を知ることができてよかった。
突如として物語に登場しなくなったので、途中からずっと幸太と石村がどうなったのか気になっていました。未来の幸太をみることができたことは良かったです。石村も幸せになっているといいな。
あと、こども食堂は全然偽善なんかじゃないのに。
Posted by ブクログ
映画化した作品ということで、興味があり、読んでみました!
こども食堂を必要にしている人は少なからずいるのにも関わらず、こども食堂を「偽善」だと感じる人もいる現状に悲しく思った。
伏線に全く気がつかなかった。
最後に伏線回収されて、感動で涙が出た。
この結末を知った上で、改めて再読したいそう思える作品でした♪
読んで心が温かくなるお話でした!
是非、オススメです!
Posted by ブクログ
感動しました。
後半の畳みかけがすごくて、読む手が止まらなくて、夜更かししてしまいました。笑
同時進行する2つのお話が繋がったとき、涙が溢れました。
わたしが想像した、というか、望んだ結末ではなかったけど、ちゃんとハッピーエンドで、しっかり驚かされて満足でした。
辛い子供時代を経験したとしても、想ってくれる人、気にかけてくれる人がいることで、強さに変えられるのかな。
こども食堂の活動の意義がわかったような気がしました。
そして、エミリの小さな包丁の舞台の龍浦が出てきて、作品を跨いだ繋がりもあってよかったです。
Posted by ブクログ
プロローグ、まだ幼い心也を残してこの世を去ることになる母親の想い。実現の難しさをわかりつつも結んでしまう心也との約束は、非常に切なく泣きそうになった。
本編は、「子ども食堂」をテーマにした2つのエピソードで展開される。
15歳になった心也と、幼馴染の夕花。
ただの甘酸っぱい中学生の恋愛話ではなく、貧困、虐待、いじめなど重く苦しいテーマが2人や、同級生のヤンキー石村くんの人生を妨げる。
たった一夏の話だったが、青春の煌めきも社会の苦しみも入り混じった中身の濃い物語。
できることが限られる年齢ながら、必死に逃亡した最後の夜の描写がとても美しかった。
心也の父親の優しい言葉はどれも愛に満ちていて,まさに「ヒーロー」
利益が出ないながらも子どもたちのために、亡くなった妻の想いも引き継いで営んでいる子ども食堂。
「偽善者」として批判する大人がいることは非常に悲しい現実だった。
もう一方は、子ども食堂を営む夫婦の話。
妻であるゆり子の時点で描かれる。
交通事故によって運営を危ぶまれるも、格安で修理をするという業者が現れる。
見ず知らずの隣町の業者が、なぜこんなに優しくしてくれるのか。
その疑問は、物語の最後に明かされる。
同じ世界線だと思いつつも、なかなか混じり合わない2つの物語。
ところでゆり子は誰?と度々疑問に思いながら読み進める。
終盤、その繋がり方はとてもきれいで、すっきりとした終わりを迎えた。
軽い読み心地の反面、現実的で重い題材のため、決して軽くはない話。切なさや苦しみはもちろんあるが、それ以上に人のと巡りの温かみを感じる心温まる物語だった。
Posted by ブクログ
子ども食堂が題材ながらももう少しほんわかした話を想像していたが、それなりに重かった。心也と夕花視点で進む物語に加え、とあるカフェの話が同時に描かれ、2つの物語がどうつながるのかあえて想像せずに流れに任せて読む。貧困家庭の子どもにご飯を提供することの何が偽善なのか理解できないが、そういった声は今もあるのだろうか。
話の展開上どうしても幸太を連れて行くことはできなかったかもしれないが、夕花だけを連れ出したことにもやもやしてしまう。さらに最後にあれだけ登場させるなら、石村も仲間に入れてあげてほしかった。
Posted by ブクログ
オーディオブックで聞きました。
前半は、あまり入り込むことができませんでした。中盤になり、DVの問題や貧困の問題が描かれていて、少しだけ気持ちが落ちてしまいました。
また、物語の展開が別の話になり、少し混乱したところもありました。
ただ、最後の部分は、全てがつながっていき、思わず涙してしまいました。
とても爽やかな気持ちになれた物語です。
Posted by ブクログ
とても暖かくてほっこりするけど切なくて
結末の奇跡に胸を打たれた作品。
タイトルのおいしくて泣くときの本当の意味に
気づけるのはラストまで読んだご褒美のような。
悪い人があまり居ない作品
唯一悪いの夕花ちゃんの義父ぐらい。ほんとに。笑
15歳という若さゆえに、夕花ちゃんと心也くんが
大人だったら…純情恋愛になるのに…
龍浦のシーンは、なんかもうエモくて、、、
森沢先生、情景とかの雰囲気。綺麗さを伝えるのが
上手すぎて…自分も同じ景色を見てきたような
感覚にさせて貰えました…。エモい。とにかく。
物語の最後の伏線回収が感動を倍増させる
【マスターとゆり子さん】【夕花と心也】
【萌香と阿久津さん】
【桜の木とブルートパーズの指輪】
全部が気持ちいいくらいに繋がって
いじめや夕花の義父で悲しくなった思い出を
全部暖かさで埋めてくれるような作品。
新しい恋の在り方。必ずしも男女幼馴染が恋愛に
向かうという筋書きだけではない。色んなことを
学べた作品でした。素敵な話だった。
『子ども食堂』についても、深く考えられる作品
悲しい境遇がある人達でも、やっぱり
温かいご飯は、人に温もりを与えるのだと
思えた作品でした。