あらすじ
無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。傑作長篇、待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
ちょっと切ない部分もありながら、人との温かいつながりを感じられるいい作品でした。
出世払いのシーンはグッときました。
大人になってから、あの人がこの人で、その人がこの人で、っていう部分も感慨深かったです。
Posted by ブクログ
家族愛、友情、恋愛、どれもほどよく入れ込んであり、とても読みやすい。しかも、ただ読みやすいだけではなく、いじめや貧困など、読者に考えさせる問題提起もあり、自然とストーリーにのめり込んでしまいました( ᵕᴗᵕ )*・
不良の子のその後がかなり気になってしまったのはきっと私だけで無いはず...
Posted by ブクログ
プロローグ
風間心也
小学校三年生の一人息子。
心也の母
四十路を迎えたばかり。
耕平
夫。心也の父。
谷口
心也の担任。
附田
クラスの問題児。
第一章 夏のトンボ
風間心也
中学生。三年B組。学級新聞のクラス代表を引き受ける。怪我でサッカー部を辞めた。
矢島
担任。ヤジさん。四十代なかばの小柄で痩せっぽちなオッサン。音楽教室。
辻村
男子バレー部。
江南
成績のいい女子バスケ部。
西田
野球部で万年補欠。
青井
サッカー部のお調子者。
新井夕花
学級新聞のクラス代表を押し付けられる。心也とは小学生の頃によく遊んだ幼馴染。二年生のときにテニス部を辞めた。こども飯を利用している。
心也の父
『大衆食堂かざま』を営んでいる。貧困家庭の子どもたちに無料で食後を提供するサービス「こども飯」をしている。
心也の母
心也が小学三年生の頃に亡くなった。
景子
店の配膳係として働いてくれている。もうすぐ還暦。
ミキちゃん
小学四年生くらいの痩せた女の子。
石村蓮二
隣のクラスの問題児。こども飯を利用している。
幸太
夕花の血のつながらない弟。小学四年生。
夕花のおばあちゃん
二年前の転倒でほとんど寝たきりになった。
夕花の母
昼間の派遣の仕事と「夜のお仕事」を掛け持ちしている。
夕花の義父
定職に就かず、家事もしない。
内藤
『カフェレストラン・ミナミ』の常連客。ネイチャー系に強いフリーライター。五十二歳。
みゆ
小学二年生。
ゆり子
マスター
『カフェレストラン・ミナミ』のマスター。「子ども食堂」サービスをしている。
第二章 台風がくる
心也
高山
バスケ部。
石村蓮二
川田
四六時中、石村とつるんでいる。
夕花
青井
岡田
体育の先生。
矢島
恩田ひとみ
美術の先生。
陽平
サッカー部。
高梨
タカナシ工務店。
第三章 孤独のライオン
矢島
心也
飯山
先生。
青井
高山
戸塚
サッカー部の副顧問。
石村
夕花
幸太
夕花の義父
小出
老舗和菓子屋の親父。
ゆり子
高梨萌香
タカナシ工務店。二十六歳。
阿久津
中年の大工。
反町
大工。
みゆ
彩音
子ども食堂に食べにくる子。みゆのひとつ上の小学三年生。
第四章 わたしのヒーロー
ゆり子
萌香
心也
夕花
江南恵美子
幸太
石村
修介
小学四年生。
千紗
小学五年生。
隼人
中学二年生。
第五章 さよなら、そして・・・
心也
夕花
耕平
夕花の母
警官
矢島
青井
ゆり子
萌香
阿久津
反町
マスター
タカナシ工務店代表取締役社長
エピローグ
萌香
夕花
南
心也の母。
心也
幸太
Posted by ブクログ
最後に涙が自然と出てくる作品で
読後良かったねぇと声をかけたくなりました
読んだ後もう一度プロローグを読み返して
繋がるお話が胸を熱くしました。
心也から始まる物語
途中、突然ゆり子さんが出てきて違和感を感じつつ
読み進めるうちにマスターが心也くんになっている事に気がつく
桜の木
お母さんが守ってくれたのだなぁとしみじみ
映画も観てみようと思います