【感想・ネタバレ】葉桜の季節に君を想うということのレビュー

あらすじ

ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!

かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
二度読み必至の究極の徹夜本です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

騙された!先入観はダメ。なるほど、補足を読んで至る所に散りばめられていたヒントを知る。ストーリーの巧妙さもそうだけど、しっかりメッセージがあって全然嫌いになれない。にくい!

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

一瞬たりとも飽きさせることなく、一気に読めた。本当に面白かった。
この話がどう終わるのか楽しみであり、さみしかった。読み終わりたくなかった。

↓以下ネタバレです







そういえば、ミステリー系である。でも、犯人は誰か?というような展開ではない。
時系列通り進まないため、少し混乱。蓬莱倶楽部に潜入して調査を始めたとき「戸島会」のスパイはやらなくていいのかな?と感じながら読んでいたが、全くもって大昔の話だったとは。あ、でも久高愛子の調査を受けたのは「元探偵」というキヨシからの紹介だったからだから、私の勘違いでした。

蓬莱倶楽部の保険金詐欺と、戸島会組員の殺人事件は関係がなかった。
戸島会の話もなかなか面白かった。
そして、叙述トリックというよりかは、お見事なミスリード系。

これはわかんなかったなあ・・・・
わかってしまえば「そういえば・・・」という箇所がいくつか浮かび上がったけど。
成瀬の好色描写も「若者」と思い込ませるためだった。
一度読んだ小説は、まず読み返さない私だが、成瀬が高齢者とわかった今、もう一回読み返したい。
先入観を捨てることの大切さがわかった。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

数あるミステリーの中のマイベスト作品。
読んでいたものが足元から崩れ去る経験はなかなかできるものではない。記憶を消してもう一度読み返したい。
タイトルの意味がわかった時には鳥肌が止まらなかった。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何年振りかの読書、最初に出会えたのがこの本で良かった。
なんとなく抱いていた違和感が徐々に現れてきて。単純な自分はまんまと騙されて。
みんなの年齢を考えるとなんともいえない場面はあれど、とってもおもしろかったです^_^
全て分かった上で、もう一度読み返したい。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

紛れもない最高の名作でした!

小説のタイトル回収にこんな腑に落ちたのは生まれて初めての経験。

想像を絶する読後感が待っている…。
未読な方は体感せよ、この読後感を。

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2025年11月29日

購入済み

葉桜の季節に君を想うということ

オチですっかり騙されていたことに気付かされました。内容としても恋愛だったりなどがとても面白かったです。

#感動する

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2025年05月11日

葉桜の季節に君を想うということ

元私立探偵の成瀬将虎が
同じフィットネスクラブに通う高校の後輩キヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、線路への飛び込み自殺を図ろうとしている間宮さくらと出会う。

前々から気になっていた歌野晶午先生の作品
桜前線も近づいてきたので読んでみようかなと…(葉桜とは


序盤から少し違和感を感じながらも
読み進めていくと あ…やられた。って感じの典型的な叙述トリック
物語のあらゆるところに鏤めてある伏線の数々を見事に回収していく様に
終盤は一気に読み進めてしまいました。

是非、再読したいと思った作品です。

#アツい #エモい #ドキドキハラハラ

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2024年04月06日

購入済み

最後に感嘆

あぁっいいっってなった最後の部分で感動が数十倍になった

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2022年11月13日

Posted by ブクログ

初めてこの手の小説を読んだ。
うまく騙されたなーと。違和感をおぼえてくるあたりから、その違和感に気付かされるあたりは秀逸。

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2025年11月23日

購入済み

紙と鉛筆のご準備を

2回読みました。1回目を読み終えた時に色々なことを確認したい衝動に駆られ、2回目は紙と鉛筆を準備して読みました。ミステリーの内容も最高でしたが、歌野さんの読者に対するメッセージ性もあって、読後にあたたかい気持ちになりました。とても素敵な作品でした。

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2021年11月24日

Posted by ブクログ

どんでん返し系ミステリーを調べるといつも上位に来る本作。
楽しみに読んだけど、評価されてるだけあって見事に引っかかった!イメージは大きなミスリードがいくつかある感じ。ハサミ男やイニシエーション・ラブとはまた違ったタイプ。こうなると他の作品も読みたくなる。
どんでん返し系はタネ明かされた時の「へ?」ってなる感覚がいいんだよなぁ。

ただ、回想部分が思いの外長い。一応章内で完結するものの「ぶつっと切れて終わる」印象。
これだけだとモヤモヤするなぁと思っていたら、最後の方でちゃんと回収してくれてよかった。

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2025年12月18日

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これは見抜けなかった…!先入観って恐ろしいな
1ページ目で騙されてるしラストの答え合わせでアハ体験をこれでもかとさせられる
今まで認識していたのはなに
長編だけど、ジョークを交えた会話や短編じみた構成はそれを感じさせなかった

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

これまた叙述トリックと呼ばれる本ですね。

混乱させられます。
ん???と、大体の人はなるかなと。
そして、頭の中で一度整理し直すはず。

タイトルの意味も、深いですね。

読み終わった後と、噛みしめられる作品でした。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

私は葉桜になりました。
誰も私には気づかないけれど、
私がそう思えばいつだって、
私は満開の桜なのです。

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まるで狐つままれたようなお話。
「世界でいちばん透き通った物語」ほどではないにしろ、映像化は難しいだろう。

タイトルについては賛否あったが、将来をひいては今を後押ししてもらえるような言葉で、個人的には気に入っている。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しっかり騙された。
固定観念というか、完全に自分の勝手な思い込み。
ちょいちょい「ん?」って思うことはあったけどサラッと読み流してたら、急に真実が明るみになって「え、え、どういうこと?」ってパニック。
面白かった。面白かったんだけど…

なんか最後いちゃついて終わったけど、蓬莱倶楽部と愛ちゃんとキヨシどこ行ったん?笑

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

最初に持っていた登場人物のイメージが、最後でしっかり覆されました。なるほどこれはやられた…。
何でも屋の成瀬が、自殺しようとしたさくらを助けたことから始まる事件。途中途中に入る回想シーンもどういうことかと思ったけど、最後で納得。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ページ数が多いが、最後まで楽しく読む事ができた。

どんでん返しにも色々あるが、割と王道パターンの年齢の返し。

視点が最後の方でガラッと変わるので、そうだったのか!となる部分があり面白い。

ただ、書き方や現実的な観点では多少無理があるシーンもあったかなと思う。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

少し生々しい表現が多いため人を選ぶ作品ではありますが、個人的には嫌悪感なくすんなり受け入れられました。

人には勧め辛い作品とは思いますが刺さる人にはとことん刺さる本だと思います。文章ならではの叙述トリックを楽しめてよかったです!

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

歌野晶午さん初読み。
はい、見事に騙されました!ってかなんかずるくない?

完全に若者の恋愛感動もののイメージで読んでた。まさかこんな結末とは!

歳を重ねても、成瀬のように元気はつらつ「なんでもやってやろう屋」精神で生きたいとは思いました。

マジで最初のおじいさんが亡くなったに完全に騙された!ぷんぷんである。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

まさかそうだったとは!と見事に騙された。
途中積読になってしまったので、少し読み返しつつ。
クセありハードなインパクトあるストーリー。
苦手な描写もあったけど、全体的に結構楽しめた。
(強烈だけど)
とにかく、まさかそうだったとはね。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わってそういうことかー!と思いました‼︎
話の中で、脈絡の無い話が出て来るなーと思っていたら、最終的に1つの話に収束するとは…。
高校生とか登場人物の口調とかから自分で先入観で作り上げてしまったイメージに騙されました‼︎
将虎さんが葉桜を引き合いに出して、節子さんを口説く様にはぐっと来ました‼︎若い時から変わっていない、将虎さんの情熱に痺れました!

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2025年12月21日

購入済み

作品紹介も何も読まず予備知識なしで読み始めたので、冒頭は推理小説とさえ気付かず、作品の雰囲気や話がよく飛ぶなという印象。
終盤、こういう読者のミスリードの仕方は好きじゃないなと少し嫌な気分になりましたが、最後の主人公の語りは力強く引き込まれました。

#アガる

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2021年05月02日

購入済み

後半、えっ?えっ~って感じでした。最初に人物のイメージを頭の中で設定してしまったので最後ものすごい違和感でした。なので、内容をわかったうえで人物イメージを設定しなおして2回目よみました。
題名からして、もっと穏やかな内容かなと思ったのですが…
けっこうハラハラドキドキな内容で とても読みごたえあり、騙されました。

#ドキドキハラハラ

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2021年04月26日

Posted by ブクログ

ウラスジに「究極の徹夜本」って書いてある。確かに、今、午前1時前…明日、仕事やのに…
(感想は後日書きます!)
いきなりあのシーンからなんで、元気はつらつハードボイルド系なんかと思ってた。
どんでん返し系と聞いていたのにな?と思いながら、ず〜と読んで行くと、最後の辺りであった〜
こんな微笑ましいというか何というかのどんでん返しとは!
もう一度、読むと更に風情があるかも?
桜にも満開だけでなく、紅葉もある!若いモンには負けてられん!頑張れおじいちゃん!

林語堂『人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず。』

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2025年12月01日

購入済み

初読は絶対にネタバレなしで

1度読み終えた後で、すぐにもう1度読み返したくなった。そして、そうした。1冊で2度美味しいとはこの本のことだ。どこで自分がミスリードされたかを見つけるのも楽しいし、何しろ物語の風景そのものが別のものになる。マジックを好むように、人間は正々堂々と騙されることに快感を感じるのかもしれない。この本も、一流のマジシャンのように上手く私を騙してくれた。もちろん内容も面白く、一気に読めた。思えば、内容と似つかわしくない題名の雰囲気も伏線だったのだろう。

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2020年08月17日

購入済み

話を整理するのに時間がかかった

気が付くと「んっ???」何の話をしてんだ。
ストーリーをどこか見落としたかと思うほどだまされた。
色々突っ込みどころはあるが、
人間の先入観や想像力を見事に利用した話だった。

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2019年09月13日

Posted by ブクログ

「何でもやってみよう屋」の成瀬将虎の元に色々な頼みごとが舞い込んでくる。そんな折、自殺を図った女 を助け出した将虎に詐欺グループの悪事を暴いてほしいという依頼が舞い込んできた。 タイトルが素敵ですが本書はミステリーです。読んでいて、何で話がバラバラに展開するのかなと疑問に思ったのですが、最後のネタバラシに見事に引っかかりまし た。もう一つの謎の方は解いたんだけどな...残念。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

素直に騙されたが爽快感とかはなく。
なんというか一発目からの描写が正直きつかった。
まあこれがあったからこその騙されではあったが…。
個人的にはあまり感動などはなかった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんでもやってやろうと悩む主人公。
終盤、え?とおもって最初を何度も読み直した。

キヨシ、お前禿げてたんだな。

ミステリーではない気がする。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そんなにセックスの話する??って思ったらそれもまた伏線だったとは。叙述トリックは面白かったけどそれ以外はそんなに合わなかった。葉桜の季節になれば良さがわかるようになるかもしれない。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おすすめミステリの常連本なので、何度も手にして何度も途中で断念してきた。
ようやく読み終えた。
警備員などを掛け持ちしつつ生活する、元私立探偵の成瀬将虎。自殺を図ろうとした麻宮さくらを助けて、彼女と縁を持つ。
そんなおり、フィットネスクラブの知人、お嬢さまの愛子から悪質な霊感商法業者の調査依頼を受けるが。

回想や成瀬以外の視点やらが混じってだんだんと今読んでいるのがどの時点なのか混乱してくる。
混乱の原因を考えていたら、あら?もしかして、と気づいてしまった。
それでもやっぱり、最後の展開にはやられたー!って思う。
ラストの5行が未来に対して力強いから、読後もいい感じ。
ただ、途中の裏社会の辺りが辛くて、やはり読みづらい本だった。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんでん返された。けどキヨシが高校生だって書いてたのはミスリードって言えるけど、ちょっとずるいやんって思ったり思わなかったり。

ミステリとしての完成度の高さと、どんでん返しの驚きに注目が行きがちだが、人は年をとっても、何歳でも、気力を持ってやりたいことを好きなだけやっていいのだというメッセージがメインである作品だと感じた。
この本は、「〇〇するにはもう遅いか、、」と思った時に、ぜひ最終章だけでも読み返して欲しい作品だ。

今の自分も、22歳という若さで破天荒な恋愛や、仕事などの将来の選択肢など、色々と諦め始めているのを否めない。80歳まで生きるとして、あと60年程を後悔に生きるのかと考えるとすでに気が滅入る。どうせならこの人生、やりたいことをやりまくろう、それでも恐らく時間が足りないのだから。と思わせてくれる作品だった。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

自分の中でのハードルを上げすぎて、そこを超えてはこなかったというのが正直な感想です。

この作品の叙述トリックは初めて味わうものでもちろん終盤正体が明かされる場面には驚きました。しかし主人公の過去編(ヤクザ探偵、千絵を訪ねて三千里)の内容が濃すぎたが故に肝心な事件に関する内容の重厚感があまり感じられませんでした。

ミステリを前面に意識しすぎて読んでいたのでこう感じましたが、恋愛小説のスパイスとしてあのトリックを用いていたり、主人公のヒューマンドラマとして読めばより純粋に本作を楽しめたと思います。

過去の出来事と現在の事件、そして恋人
様々なものが交錯していて一つ一つが繋がる感覚は気持ちよかったです。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

友人を助けるために悪徳商法の会社に立ち向かう話しかと思いきや。途中でびっくりさせられる。真実が分かり、ガラッと印象が変わる後半。文庫本裏表紙にある二度三度読みたくなるに納得

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

2回読みましたが、霊感商法にのみ絞って展開しても良かったのではないかな。ヤクザの残虐な場面は必要?私には難しかったかも。まあ、元私立探偵さんが主人公だからかな。途中で年齢構成が混乱しました。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

堅苦しくなく、テンポ良い文章で読みやすかった。 終盤あるところから、「あれっ」ってなり出してちゃんと騙されてたことに気づいた 笑

ばらばらしててどう繋がるのか疑問だったものも納得ができて、面白かった

だけど、「そこで終わって欲しくなかった」「その後は?」 という気持ちが残って少しもやもやしてしまった。

途中まで前世とかが関わってくる恋愛を想像してました

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

「どんでん返しがあるミステリー」といった内容で紹介されており、手に取った。
なるほどストーリーは面白かったのであるが、一番最後の展開だけはあまり納得も共感もなく。(自身が恋愛要素の小説が苦手だと再認識した。)

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公がバイタリティに溢れすぎてて若干無理矢理感あるけど、叙述トリックとして普通に騙された。
(トラックの荷台のシーンで時代はちょっと気になった)

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2025年10月16日

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