あらすじ
ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!
かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。
蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
二度読み必至の究極の徹夜本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今のところどんでん返し1位かも
綺麗だなぁ
わざと隠そうとしていないというか
初めて読書しようと思って購入した1冊目だったんだけど内容がハレンチすぎて断念してたけど
そういう事か
読んで本当に良かった1冊
Posted by ブクログ
とても面白く、ちょうどよい作品
ちょうどよい叙述トリックで、ちょうどよいハードボイルド感で、ちょうどよい読後感。
充実感と爽快感どちらもちょうどよく味わうことができる
Posted by ブクログ
冒頭から、かなり面食らった。
成瀬将虎は、行きずりの女性とラブホテルへ入り、別れ際に二万円を渡す。性的な描写も露骨で、こんなにエグい小説なのかと身構えた。
元探偵の成瀬は、広尾駅で線路へ飛び込んだ麻宮さくらを助け、ほどなく交際を始める。同じ頃、後輩の想い人から、祖父の轢き逃げは悪徳商法・蓬莱倶楽部による保険金殺人ではないかと相談される。
成瀬が十九歳の頃を描くヤクザ探偵編が、最高に面白かった。死体の腹が裂かれ、腸が引きずり出されている。成瀬は覚醒剤を積んで敵対する組へ潜る。探偵事務所、雑居ビル、ヤクザの組、クスリを積んだトラック、連れ込み旅館。まるで昔の任侠映画のような濃さがある。このパートだけで一本の小説として読みたいほどだった。
蓬莱倶楽部の本部へ清掃員として潜る場面もいい。書類を探しているところを見つかり、手足を縛られる。それでも懲りずに、成瀬は夜の事務所へ入り直す。二度目に見つかったときは、さすがに「またか」と思った。
読み終えてから、題名をもう一度眺めた。桜と葉桜は、同じ季節のすぐ隣にありながら、まるで違って見える。この小説を読んだ感覚には、やはり葉桜がよく似合う。
Posted by ブクログ
騙された!!ミステリー小説を読むたびにどんな展開でどのように騙されるのかを予想してしまうけど、私の予想を遥かに超えてきた。あまりにも予想外すぎて胸の高鳴りを覚えました。
Posted by ブクログ
やられた!
いやー面白すぎ!
唐突に回想入るけど全部繋がってた。
460頁ぐらいあって決して短くはないけど最後まで読んでほしい。
書き出しは最低だけど、主人公・成瀬将虎は最高!
Posted by ブクログ
冒頭から買うジャンルを間違えたかと思って少し焦った恋愛系?ミステリ
先入観からくる叙述トリックに綺麗にはまり、気持ちの良い読書体験だった。
実際、ところどころ「古臭い思想だな」と違和感はあった。
にも関わらず騙されたのは、発行から時間が経っての初読だったことと、男性作家の作品は自分からすると思想、とくに男女観がちょっとどうかしている...感じることが多いため、その類だと思い込んでいたから。
少し前の作品だけど、今出会ったからこその良さがあったかもしれない。
令和の今でも、昭和の価値観が残る小説は(減ったとはいえ)まだ新刊で出ているが、思想の自由や表現の自由は保障されるべきものだから、ノットフォーミーな表現に遭遇しても見ないフリをしていた。
そういう意味で、やや不快に思ったシーンもあとからきちんと理由があったと知れたことで、今までの読書経験ごと救われた気分になった。
Posted by ブクログ
どんでん返しならこれ!って色んなところで見かけた作品で、ようやく読めました!
個人的にどんでん返しと言えば「十角館の殺人」と「殺戮にいたる病」の二強でしたが、今日から三強になりました。ハチャメチャ展開から最後の綺麗な終わり方まで味わい深い作品でした!
葉桜の季節に君を想うということ
元私立探偵の成瀬将虎が
同じフィットネスクラブに通う高校の後輩キヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、線路への飛び込み自殺を図ろうとしている間宮さくらと出会う。
前々から気になっていた歌野晶午先生の作品
桜前線も近づいてきたので読んでみようかなと…(葉桜とは
序盤から少し違和感を感じながらも
読み進めていくと あ…やられた。って感じの典型的な叙述トリック
物語のあらゆるところに鏤めてある伏線の数々を見事に回収していく様に
終盤は一気に読み進めてしまいました。
是非、再読したいと思った作品です。
紙と鉛筆のご準備を
2回読みました。1回目を読み終えた時に色々なことを確認したい衝動に駆られ、2回目は紙と鉛筆を準備して読みました。ミステリーの内容も最高でしたが、歌野さんの読者に対するメッセージ性もあって、読後にあたたかい気持ちになりました。とても素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
なるほどなるほど。技術力の高い文章。ハードボイルド系が好きなため特に刺さった。話の構成力が高く、最後に綺麗にまとめきったというところが非常に良かった。オチに気がついてもよい要素を確かに散りばめつつ、それに気が付かせない。公平。とてもよい作品でした。
Posted by ブクログ
主人公及びそれを取り巻く人物の情報から勝手に若い人たちなのかなと勘違いしてたが、実は当時でいう高齢者だったという所は驚きだった。桜が実は紅葉してるという事を知らない人が多いという文言が、高齢になってからもしぶとく様々な事に挑戦している主人公のような人を多くの事は知らないということを暗喩してるのかなと思った。
Posted by ブクログ
読み終えて、まず最初の感想が、「んなアホな」
最初から最後まで、ずっと70歳近くの老人たちの話だった、とわかると急に成瀬とさくら(節子)のやりとりやラブシーンにゾワゾワします。
私が一番「騙された!」と思ったのは愛子です。
愛子が最初から久高隆一郎のことを「おじいさん」と呼んでいたため、てっきり愛子は隆一郎の孫だと思っていました。
Posted by ブクログ
え?って声でた。その後は一気読み。
先入観で騙されたのは初めての体験!
全てを知ったうえでもう一度読みたい。けど、全てを知ったうえで振り返ると、おぉ、、ってなるかな(笑)
Posted by ブクログ
今の自分の年齢でも刺さるものがある。歳を重ねて、また読みたくなる内容でした。話の展開はややこしく、なぜこの順番にしたのかわかりにくいところもありましたが最後の種明かしは素晴らしいなと感じました。
Posted by ブクログ
びっくり、見事に騙された
驚いて思わず声をあげてしまった
先入観や思い込みを利用した叙述トリック
確かに年齢のことなど何も書かれておらず無意識に若者だと思い込んでいたけど、改めて読み返すと確かになと納得する部分があった
会場に潜入する時は手に汗握る瞬間もあり、ハラハラした
途中、訳がわからず何を読んでいるのかと思ったが、後半で一気にひっくり返った
とても面白かったです、2人の後日談などあれば是非知りたい。
Posted by ブクログ
悪徳商法をめぐる緊張感ある展開と、主人公の行動力が物語を力強く進めていく一方で、読み手の思い込みを揺さぶる仕掛けが随所にあり、真相を知ると物語の構造はきれいに整理されていきます。ただ、人物の感情面だけは自分の中で少し曖昧なまま残りました。
特に、主人公がさくらに強く惹かれる理由は最後まで腑に落ちず、他の女性キャラクターのほうが魅力的に映る場面も多かったので、気持ちの面では納得しきれない感覚がありました。また、登場人物たちの行動が非常に活発で、描写される勢いと設定の印象が自分の中で少し噛み合わず、そこにモヤモヤが残ったのも正直なところです。物語としての流れは理解できるのに、人物像のリアリティだけがわずかに置いていかれるような感覚があり、評価を一つ控えめにした理由になりました。
一方で、霊感商法の手口が具体的に描かれており、フィクションでありながら現実の危うさを思い出させるリアルさがあります。物語としての仕掛けの面白さと、日常に持ち帰れる教訓が同時に残る一冊で、総合的には星4つという印象です。
Posted by ブクログ
日々トレーニングを欠かさない女好きの警備員、成瀬将虎は同じフィットネスジムに通う女性、久高愛子のおじいさんが亡くなった真相の調査を依頼される。
昔探偵をしていた経験を頼りに調査に奔走する一方で、ひょんなことから自殺しようとしてる所を助けた女性、麻宮さくらに対して特別な気持ちを抱くようになり•••
どんでん返しがあるというのは前情報で知ってたので、序盤から色々な勘ぐりをしながら読み進めていたが、いやあ騙された。まさか登場人物ほぼみんなシニアだったとは。序盤に巧みにミスリードさせられてた。
なぜさくらをそこまで愛してるのか理解はできなかったけど、バイタリティがあれば年齢なんて関係なく、悪の組織と戦うこともセックスも純愛もなんだって可能なんだなと。シニア恐るべし。
Posted by ブクログ
19年前に発行された小説なので
懐かしい内容も所々にあった。
おじいさんとおばあさんの物語であったのは
びっくりさせられたが、ちょっと無理があるかなという内容もある。
この美しい題名の意味が最後にわかった。
高齢者と呼ばれる歳になっても平均寿命を考えると
先は長い。確かに何もせずに終わりを待つのは勿体無いかも。
Posted by ブクログ
ページをグイグイと進めさせる筆致は見事でした。探偵時代の謎解きも(少し都合がいい部分もありますが)「なるほど!」と思うところもあり、よかったです。
叙述トリックの部分は読んだとき「!!!」となりましたが、そのトリックを通すには無理が生じてる部分もあったので...(叙述トリックは無理が生じがちなので、その範囲といえばその範囲なのかもしれないですが...
いつもオススメミステリーを探すと出てくる本だったので、読めてよかったです!
Posted by ブクログ
最後、思わず「えっ」って声が出ました笑
読んだ方絶対心の中で「えっ」って言ってますよね!
もしかしたら、「おぉっ」の方もいるかもしれないけど笑
Posted by ブクログ
騙された!
ちょこちょこ、ん?って思う部分はあったのに気づけなかった!くやしい!
ネタバレされてから、自分の頭の中の主人公たちがどんどん老いていくのが初めての感覚で面白かった。
元気おじいちゃん。
作品紹介も何も読まず予備知識なしで読み始めたので、冒頭は推理小説とさえ気付かず、作品の雰囲気や話がよく飛ぶなという印象。
終盤、こういう読者のミスリードの仕方は好きじゃないなと少し嫌な気分になりましたが、最後の主人公の語りは力強く引き込まれました。
後半、えっ?えっ~って感じでした。最初に人物のイメージを頭の中で設定してしまったので最後ものすごい違和感でした。なので、内容をわかったうえで人物イメージを設定しなおして2回目よみました。
題名からして、もっと穏やかな内容かなと思ったのですが…
けっこうハラハラドキドキな内容で とても読みごたえあり、騙されました。
初読は絶対にネタバレなしで
1度読み終えた後で、すぐにもう1度読み返したくなった。そして、そうした。1冊で2度美味しいとはこの本のことだ。どこで自分がミスリードされたかを見つけるのも楽しいし、何しろ物語の風景そのものが別のものになる。マジックを好むように、人間は正々堂々と騙されることに快感を感じるのかもしれない。この本も、一流のマジシャンのように上手く私を騙してくれた。もちろん内容も面白く、一気に読めた。思えば、内容と似つかわしくない題名の雰囲気も伏線だったのだろう。
話を整理するのに時間がかかった
気が付くと「んっ???」何の話をしてんだ。
ストーリーをどこか見落としたかと思うほどだまされた。
色々突っ込みどころはあるが、
人間の先入観や想像力を見事に利用した話だった。
Posted by ブクログ
なるほど、騙された
確かに年齢なんてどこにも書いてないし何歳でも高校生になれるわ
妹と潜入した蓬莱倶楽部もそりゃ高齢者なら疑われないわ
掃除のバイトにあっさり受かってたのも高齢者ならそらそうだわ
先入観恐ろしい
Posted by ブクログ
見事に騙されました。
最後まで読んで、こんなトリックわかるかよ!とプチイラ。「補遺」の多さと丁寧さからさらに煽られ、正論パンチを食らい、追加でムカムカ。笑笑
ストーリー的にはひどく中弛みしますが、伏線の多さと見事さに感服しました。でも、無理のある伏線も多いので、トリックは当てられないと思います。
いやあ、イライラ〜!悔しい〜!!!(負け惜しみ)
Posted by ブクログ
結果から言えば、面白かった。
ただし、そう思えたのは本当に最後の数十ページに入ってからだった。
読む前に「名作」「傑作ミステリ」といった評判をかなり目にしていたので期待して読み始めたのだが、中盤までは正直なところ、「これ、このまま終わったらまた期待外れのやつだな」と思いながら読んでいた。
物語そのものに強く引き込まれたわけでもなく、「次のページが気になって仕方がない」という感覚もあまりなかった。むしろ、どこか安っぽいストーリーを淡々と追いかけているような感じが続いた。
特に気になったのが、主人公の語り口。少しハードボイルドを意識したような言い回しや振る舞いが、自分には格好良いというより、どこか気恥ずかしく感じられてしまった。
また、裏社会、保険金殺人、宗教団体、医療、高齢者問題など、扱っている題材だけを見ればかなり重い。しかし、社会派ミステリのように綿密な取材から生まれたリアリティや、その問題自体を深く掘り下げようとする感じはあまりない。どちらかというと、それらが「ミステリの仕掛けを成立させるための舞台装置」として都合よく配置されているように感じた。そこも、物語全体をどこか稚拙に感じてしまった理由だと思う。
ところが、最後の数十ページで印象が大きく変わった。
それまで「なんだか安っぽいな」「この描写、ちょっと変じゃないか」と感じながら読んでいた部分まで含めて、見えていた物語そのものがひっくり返される。
そして読み終わってみると、この小説の面白さはストーリーそのものよりも、「読者が無意識に物語をどう補完し、どう思い込んで読んでいるか」を利用した仕掛けにあったのだと思う。
だから自分にとっては、最初から最後まで夢中になれた名作という感じではない。最後の仕掛けがなければ、おそらくかなり低い評価になっていた。
それでも、その最後の数十ページによって、それまで読んできた数百ページの見え方まで変えてしまったのは見事だった。
「途中はそれほど面白くなかった。でも、最後まで読んだからこそ面白かったと言える。」
自分にとっては、そんな少し変わった読後感のミステリだった。
Posted by ブクログ
恋愛ミステリ?として名高い作品
参考にしている本紹介の動画などでもよく名前が挙がるので、期待値高めに読みました
仕掛けは確かに気が付かなかったけれど、系統だけならば読めなくもない…気がする?
意外性という意味ではかなりのものですが、真相が判明してから作中の描写の大半がおぞましいものに見えてしまいました
個人差はあると思いますが、登場人物に共感できる人は少ないのではないかと思うので、そういった観点で読書をする方にはオススメできません
単純に仕掛けを楽しみたい方にはオススメです
あとは、冒頭の雰囲気から合わないと判断した方は道中に耐え切れないかも…
同著者の「密室殺人ゲーム 王手飛車取り」の方が自分好みでした
Posted by ブクログ
「どんでん返しが凄い」という前評判に惹かれて手にとった作品。しかし、「これから驚かされるぞ」と身構えて読んだことが完全に裏目に出てしまった。
展開の仕掛け自体には「なるほど」と納得できたものの、衝撃や興奮には至らず、メインの伏線回収以外のパートをどこか消化試合のように感じてしまった。「サプライズの存在を知った状態で開けるびっくり箱」ほど勿体ないものはないと痛感させられた。
作品本来の面白さを100%味わうためにも、事前のネタバレや過度な前情報は遮断してページをめくるべきだった、と反省させられた一冊。
Posted by ブクログ
全体に散りばめられた
ジム
筋トレ
恋愛
出会い系サイト
セックス
海外旅行
などなど
様々なアイテムが若者を無意識に連想させる。
それによって自分から勘違いのドツボにハマる。笑
最後にどんでん返し!
Posted by ブクログ
普通に面白かったけど、まあ、普通だったかな。
節子とさくらの件はちょっと察していたので、年齢にも察しがついてしまった。こないだ殺戮にいたる病読んだとこだしね。。タイミングが悪かったな。
将虎にも何かありそうなのは察してたけど、まさか安藤さんに成り代わっているとは思いもよらなかったので、これはまあ騙されたかな。あとキヨシね。騙されたといえば騙されたけど、60代で高校生設定はちょっと無理がないか。あと、愛ちゃんまでもとは思わなかったけど、なんかここはあんまり機能してなかったような。。別に娘でもよくね。キヨシも若くてもよくね。なんか無駄なところで誤認させようとしてきたなと思ったけど、まあ、ここの年齢も誤認させとかないと、主役二人の年齢勘違いさせにくいか。
ラストが惚れたはれたからの説得で自首とはがっかり。あの大説得の尺で蓬莱倶楽部の壊滅を描いてくれたほうがすっきりしたけどな。恋愛漫画でどんなに好きかをセリフみっちりで語られたようなかんじの気持ち。なんかもっとセリフ以外で説明できんかったんか?ぜんぶ説明するじゃん、、ってすごいがっかり。
アイラブユーを月が綺麗ですねと訳した漱石が草葉の陰で泣いてるぜ?って気持ち。
面白くないことはなかったけど、終始「あ、そうですか」ってかんじでわくわくしなかったし、
同じ叙述トリックとしては殺戮にいたる病の方が、年齢誤認させるトリックの目的が明確で面白かったな。
なんか、こっちは「何のために年齢誤認させたの?やってみたかっただけ?」みたいなかんじ。比較すると「構造美が無い」って思っちゃう。
いやまあ、面白くなくはなかったよ。人には勧めないかな。