【感想・ネタバレ】葉桜の季節に君を想うということのレビュー

あらすじ

ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!

かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
二度読み必至の究極の徹夜本です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

完璧に騙された!「無意識のうちにある思い込みをしている」という投稿を見たことがあったので、あらゆる可能性を考えながら読み進めていたけれど、まさか登場人物の年齢が想像していたよりずっと上だったとは、、、

本の構成も好きだった。関係の無さそうなことが繋がったり、シーンが過去に行ったり今に戻ったり、色々な景色を見せてくれた本。登場人物それぞれの人生がありありと表現されてた。こういう本とても好き!

年齢に縛られずに生きていくのが素敵。人生長いし、興味あることはやった方がいいね。失敗しても、その失敗が思い出になるし。平凡で安心安全に生きていくばかりの私の人生を少し変えてみたいなと思える本だった。

タイトルの意味が何となく分かって感動した。葉桜の季節に君を想う、素敵すぎて言語化できない。20代や30代、いわゆる人生のピークを過ぎた後でも愛し合う夫婦を何となく想像した。20代のキラキラした姿と比べたら、肌もくすんで皺も増えてしまうかもしれないけど、それこそが愛おしいというか。桜の花が散ってもその木はいつでも桜なのだから、愛おしいに決まってる。満開では無い桜を見て魅力だと思わない人がほとんどでも、自分はその魅力が十分にわかる。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさか主人公が70代のおっさんだったとは。
同じく先輩に勧められてんだ『殺戮にいたる病』と同じような叙述トリックだった。
最後のページに書かれている「人生の黄金時代は、老いてゆく将来にあり、過去に過ぎ去った若年無人の時代にあらず」とあるように、主人公の行動や考え方が若いなぁと思った。だから、主人公が70代のおっさんではなく、20代か30代ぐらいのお兄さんだと思ったんだと思う。
まさか60代の高校生がいるなんていうのも思わなかったけれども、よくよく読んでみると、確かに、警備の仕事であったり、ジムに通っていたり、70代らしい行動でもあるなと思った。
勘違いした、一番の原因は恋をしているということだと思う。
ミステリー本を読んでたつもりがまさか人生論になるとは思わなかった。
総評としては、叙述トリックや謎要素もあり面白かった。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルからは分かりづらいが、いろんなところで評価が高いミステリ小説。
昔、探偵事務所で働いたことのある主人公が、ある事故が、事故ではなく殺人の可能性があるので調べて欲しいと頼まれることから物語は本格的にスタートする。

途中、様々な時間軸や視点で物語が入れ替わり、意味深に繰り返される印象的なシーンがあったりしつつ捜査は進んでいく。
「このシーンが繰り返されているということは重要なのだろうが、どうつながるのだろうか?」
とか、
「この時間軸の話はあまり関わってないような気もするが、必要なのだろうか?」
とか、
「主人公が無茶しすぎで、ハラハラする」
とか、
読んでいるうちに、ミステリというよりサスペンスとかアクションとかそういうジャンルの空気に包まれ、それはそれで面白く読んでいたところ、終盤、ピンチから脱して安堵したところでミステリ文章が顔をのぞかせる。
顔をのぞかせたところで、
「あー、そっちだったか。まぁ確かに怪しい感じあったものなー」
ぐらいで読んでいたら、突如として襲い掛かる驚きの情報が次々と・・・!そこは予想していなかった。
人の脳、思い込みの凄さや恐ろしさというものを改めて実感できました。一言もそんなことは書かれていなかったのに、さもそれが当然であるかのように種明かしまで脳内でかたまっていました。
それを自然と誘導し、気付かせないようにし、不自然でなく、最後にこの驚きを与えられる文章の凄さたるや・・・いろんな場所で評価されているのも納得です。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

叙述トリックにネタばらしされるまで気づかず驚かされた
恋愛要素がとてもよかったが、中盤読むのきつかった
過去などの様々なシーンの伏線が終盤で一気に回収され、終盤の面白さが抜群
登場人物が魅力的でよかった

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一個前に読んだやつが実は超高齢者ってオチだったのでまさかの序盤で気付いてしまったけどそれでも面白かった!
蓬莱倶楽部との決着が気になったのにそれはなく終了なのが残念だったな

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

見事な叙述トリックだった。トリック発覚後、「いや納得できない!」と、ところどころ読み返したが、矛盾はほとんど見当たらなかった。主要人物たちがまさか全員70歳前後の高齢者だったとは。キヨシは高校生だし、成瀬のことを「先輩」と呼ぶから、成瀬もせいぜい30代くらいだろうと勝手に思い込んでいた。細かい伏線や疑問もほぼ全て回収され、タイトルの意味も最後に「なるほど」と思えた。恐れ入った。

ただ一つ引っかかったのは、安藤の娘へ仕送りを続けるために、死体遺棄や年金不正受給といった罪を重ねる成瀬の行動だ。パソコン教室で知り合った飲み仲間という関係だけで「そこまでするか?」と疑問に思った。

しかし同時に、それも成瀬将虎という男ならやりかねないとも思えた。約束を守るために自分を犠牲にできるこの男は、友人の最後の意志を受け継ぎ、「何でもやってやろう屋」として人生最後の仕事を全うしたのだろう。

犯罪の上に成り立つ恋愛や友情を心から応援はできない。それでも、守るべきもののために必死にもがく晩年の男たちの生き様は、不思議とカッコいいと感じた。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

見事な叙述トリック!
完全に騙されたし、頭の中で文を映像化する人ほど面白い感覚を味わえると思う。思い描いてた人物がみんな一気に歳をとるという笑
みーんなぴちぴちだと思ってたのに!
でもなんか野球の例ばっかり出すなーとか、俳優さんとか映画のタイトルの例が全くわからんなーとか思ってた。あと保険金って若いのに5000万もかけられるもんなの?!とかも思ったけど高齢者だと思えば全て合点がいく。最後の注釈もおもしろかったなー。それも含め作品だと思った!
確かにダレるところもあったし、直接関係する話じゃないものもあったけど映像として面白い叙述トリックを読みたい人にはおすすめしたい本だと思った!人物一致のトリックもいい感じにわからんようになってたしな、、。
ただ結構品のない言葉や描写もあるから人を選ぶのもわかる。笑

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20年ぶりの再読。二重の叙述トリックのうち年齢の件のインパクトが強すぎてもう一方の名前の件やその他細かい点は失念してしまっていた。とにかく年齢トリックが作品全体の世界観を覆い尽くす内容なので、再読の際は内容は忘れても高齢者のやり取りと思いながら読んでしまい、純粋には楽しめませんでした。セリフや表現から年齢トリックのヒントを確認しながら読むという読み方ならば二度読みでも楽しめるかもしれません。ラストの展開は、ミステリとしては弱い気がするけれど現代により当てはまる高齢者の生き方の指針とも言えるかもしれません。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 これはたまげた。まんまと騙された。補遺まで読み終わったあとに最初からパラパラと軽く読み返すと、あれもこれも伏線だったのかと驚かされることばかりで、叙述トリックって本当にすごいなと思った。
 文章の書き方次第で、ここまで読者を驚かせることができるなんて、文字には無限の可能性があるのだなと、叙述トリックに心地良く騙される度に痛感させられる。
 痛感させられると言えば、人は物事に臨む際、知らず知らず先入観を持って見てしまう生き物かもしれないと思い知らされた。
 言ってみれば、先入観や固定観念を捨て去ればすぐに見破れるトリック、と言うよりも引っ掛かりすらしないトリックだろう。
 でも思い込みを無くすというのは、簡単にできることではないとも思う。これまで生きてきた中で築き上げたものだからだ。
 思い込みを無くそうと意識しても、無意識下では必ずと言って良いほど、自らの経験や情報に照らし合わせて判断してしまう。
 そんな人間の性質を巧みに突いた、見事な叙述トリックだと思った。現代ミステリのナンバーワンという評判も納得である。

 タイトルを回収するラストシーンにメッセージ性があって、胸と目頭が熱くなった。
 ミステリであると同時に純度の高いラブストーリーでもある。素晴らしい作品だ。

*修正(2025/07/15)

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
確かに驚きの急展開というか…急に読んでいたものがえぇっ?となるような衝撃は受けた。

だけど…じいさんだったなんて…。ちょっと最後の方は読むのがなんとなく…という気分になってしまった。

かなりのパンチは食らうので覚悟は必要ですね。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の思い込みにしっかり騙された
本ならではのトリックだと思うが、二周目読んでもこれはさすがにずるい!という感想
作中の謎は解けるものの、すっきりはせず自分には残るものがなかった

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

普通に面白かったけど、まあ、普通だったかな。
節子とさくらの件はちょっと察していたので、年齢にも察しがついてしまった。こないだ殺戮にいたる病読んだとこだしね。。タイミングが悪かったな。
将虎にも何かありそうなのは察してたけど、まさか安藤さんに成り代わっているとは思いもよらなかったので、これはまあ騙されたかな。あとキヨシね。騙されたといえば騙されたけど、60代で高校生設定はちょっと無理がないか。あと、愛ちゃんまでもとは思わなかったけど、なんかここはあんまり機能してなかったような。。別に娘でもよくね。キヨシも若くてもよくね。なんか無駄なところで誤認させようとしてきたなと思ったけど、まあ、ここの年齢も誤認させとかないと、主役二人の年齢勘違いさせにくいか。
ラストが惚れたはれたからの説得で自首とはがっかり。あの大説得の尺で蓬莱倶楽部の壊滅を描いてくれたほうがすっきりしたけどな。恋愛漫画でどんなに好きかをセリフみっちりで語られたようなかんじの気持ち。なんかもっとセリフ以外で説明できんかったんか?ぜんぶ説明するじゃん、、ってすごいがっかり。
面白くないことはなかったけど、終始「あ、そうですか」ってかんじでわくわくしなかったし、
同じ叙述トリックとしては殺戮にいたる病の方が、年齢誤認させるトリックの目的が明確で面白かったな。
なんか、こっちは「何のために年齢誤認させたの?やってみたかっただけ?」みたいなかんじ。比較すると「構造美が無い」って思っちゃう。
いやまあ、面白くなくはなかったよ。人には勧めないかな。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の数ページや途中の遺体の表現など、気持ち悪くて何度か読むのを辞めようかと思ったが
「最後にどんでん返しが」と聞いていたので最後まで読み進めた。

何故か節子が美化されたような良い感じの雰囲気で終わったのは腑に落ちないが、
わからなかったことが最後に一気に回収されたのは爽快だった。

途中のヤクザの話は本筋には関係なかったので何のためにあるのかとも思ったが、主人公がイタいおじいさんなので探偵業の武勇伝的な話ということなのだろうか。

想像力が豊かな方ではないが、それでも言動や服装など与えられた情報から無意識に人物像を想像しながら読んでいるのだなと改めて感じた一冊だった。

「実写化不可能」と紹介されていたが、確かにこれは本でないとできない内容だなと思った。

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2026年05月08日

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