テスカトリポカ

テスカトリポカ

小説・文芸
1,188円 (税込)

5pt

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心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

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テスカトリポカ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。エンターテイメント小説として、最後まで一気に読んでしまった。終盤になるにつれて、「もう終わってほしくない」と思うくらい、物語に引き込まれた。

    この作品のオリジナリティを作っているのが、バルミロのルーツでもあるアステカ文明の風習。前半にはアステカ文明について説明される部分があり、ここは少し読みづらく感じた。ただ、後半の物語につながっていく重要な部分なので、ここは少し我慢してでも読んでほしい。ここを通り抜けると、本当に面白くなってくる。

    そして、僕が一番印象に残ったのが、復讐相手の心臓と左腕を冷凍庫に保存しておく場面。

    一年後、テスカトリポカの祝祭のためにそれを冷凍庫から取り出し、心臓を常温解凍する。そして左腕を、食べやすいようにハンマーで細かく砕いていく。

    かなりグロテスクな場面なのだけど、ここでなぜか少し笑ってしまった。

    というのも、僕は筋トレのために鶏むね肉を大量に買って、小分けにして冷凍している。食べるときは冷凍庫から出して解凍する。

    「心臓を常温解凍して、左腕をハンマーで食べやすいように砕く」という描写を読んでいて、なぜか普段の鶏むね肉の扱いを思い出してしまった。

    この作品には印象的な場面がたくさんあるけれど、僕の中ではなぜかこの場面が一番記憶に残っている。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    アステカについて、ドラッグ、人身売買、ナルコ、ヤクザなど現代の闇を通じて壮大に描かれた読み応えのある物語

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    悪い奴らがヤバいビジネスを始めて家族になる話。
    普段選ばないジャンルの小説で、内容難しそうだし理解できるか不安だったけど、お、おもしろー!!!主要人物みんな特徴的なあだ名を持っていて、視点もコロコロ変わるので其々の心情が理解できて読みやすかった。そんな悪たちが運命の悪戯で数珠繋ぎに繋がって…。目を背けたくなるような暴力のオンパレードでありながら、まるで上質な海外ドラマを見てるような全く先の読めない展開が続き、緊張と高揚感が止まらない。序盤から中盤、そして終盤から結末に至るまで、余すことなく面白かった。
    情報量が多いとは思ってたけど、今まで読んだ中でぶっちぎりの参考資料の量にびっくりしたし納得した。汗と血の結晶だし作者さんには脱帽しかない。正しく怪作。出会えて良かった。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    大規模すぎて一言で表せない。
    めちゃくちゃ面白かった
    アステカ文明、臓器売買、無戸籍児童、麻薬密売人、暴力
    メンバーがどんどん増えていくのが読んでてワクワクする。
    アステカ文明をなぞらえて現代に落とし込んで家族へ。リベルタが語る昔話が面白くて、あんなの子供時代に聞いたら信じてしまうな
    ソモス・ファミリア

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    この本を面白いと言ってていのかすら分からない。ひたすらに凄惨で、1文字1文字から血の匂いがしているのではないかと思うほど、本当に物凄い作品だった。

    裏社会、信仰、資本主義、全ての恐ろしさを詰め込んでいるのに、この本の登場人物達の狂気じみた純粋さも感じられるので、彼らの行く末を見たくなる…吐きそうになりながらもページを捲る手が止まらない…そんな事を思ってしまう自分も怖くなる

    グロテスクな描写も「どうだ〜!グロいだろ〜!?」みたいな書き方ではなく、日常的に行われる普通のこと、みたいなサラッとした書き方をしているので(とはいえグロい)、その部分よりも、犯罪の背景や、神への信仰、呪い、それらがもたらす圧倒的暴力への正当化、そういったものへの恐ろしさを感じる本。

    コシモがパブロの工房でナイフ職人として大人になっていたら…と思ってしまう

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    アステカの神テスカトリポカへの信仰を軸に、スリリングな物語が展開され気づいたらあっという間に読み終えていた。
    展開が気になりテンポ良く読めるためとてもおすすめ

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    圧倒的な情報量と知識量、そして容赦無い暴力描写が詰まりに詰まった圧巻の560ページ。
    その重量は正に鈍器。

    アングラな世界で暗躍する人間達の群像劇。
    こんな事が日本で起こるわけないでしょ!?というフィクション性も、ページをめくる度に説得力が垣間見えてゾワゾワ。

    こうしてスマホを弄ってる今現在も、どこかで本書のような事が行われている可能性は0ではない。正義の反対は別の正義。

    読み応え抜群で疲労困憊ですorz

    補足
    メキシコ麻薬戦争を読むと更に興味深く読める。とか言っとく。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    我々の多くは「テスカトリポカ」を知らないし、心臓の輝きを実際に目にすることもない。それでも、見ることのないものを想像することはできる。未知の感覚を読者の内側へ強制的にインストールし、死をも超えて神話を生き延びさせる作品として。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

     メキシコの麻薬密売人と日本人の臓器ブローカーの邂逅、並外れた肉体を持つ少年・土方コシモ、倫理観皆無の臓器ビジネス、古代アステカ王国で信じられた恐るべき神々に交錯する数奇な運命など常軌を逸した暴力描写と各々が抱える欲望が凄まじく思わず飲み込まれるような迫力が詰まった作品だった。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    9/21~25
    単行本化の時に購入したが、本題に入るまでが長く何がしたいのかよく分からなかった上、単行本だったので読みづらくて挫折した本。文庫本を購入し、読み切った今では前半部分があってこその本題だった気がする。というよりも、後半に差し掛かってやっと全体が連続していることに気づいた感じ?
    かなり面白かった!
    文量や情報量が重いけど、アステカ神話とか麻薬カルテルとかバイオレンスなものが好きならすぐ読み切れると思う。

    人物の背景描写が多いのが良い
    本幹にほぼ関わらないようなぽっと出のモブにすら1~2ページをかけて出自を書くので、物語の枝葉がしっかりしている印象。設定厨(?)におすすめ

    登場人物は狂ったやつが多くて、刃牙に出てきそうなパワー系も数人いる。

    ラストはあっさりしてるかも

    0
    2026年09月22日

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