QJKJQ

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小説・文芸
858円 (税込)

4pt

女子高生の市野亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家で生まれ育った。父は血を抜いて人を殺し、母は撲殺、兄は噛みついて失血させ、亜李亜はスタッグナイフで刺し殺す。それでも、猟奇殺人の秘密をお互いに共有しながら、郊外の家でひっそりと暮らしていた。ところがある日、兄が部屋で殺されているのを亜李亜は発見する。もちろん警察は呼べない。そして翌日には母がいなくなった。亜李亜は残った父親に疑いの目を向けるが……。

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QJKJQ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    佐藤究さんの作品は、やっぱり好きだ。

    『テスカトリポカ』も読んでいてすごく面白かったが、今回はそれを超えるくらい良かった。

    ある出来事をきっかけに、そこから怒涛の展開が次々と繰り広げられていく。張り巡らされた伏線が見事に回収されていく展開には、「こんな小説を書けるなんて、天才だ」と思わされた。

    著者は他の作品でもそうだが、作品のテーマについてものすごく勉強し、徹底的に調べていることが伝わってくる。そのため、一見するとありえないような設定であっても、どこか違和感なく物の世界に入り込むことができる。

    まるで別世界へ連れていってもらうような感覚だ。

    難しいテーマや設定を扱っているにもかかわらず、文章は読みやすく、どんどん先へ進んでしまう。この「圧倒的な知識量」と「読みやすさ」を両立させているところも、佐藤究さんのすごさだと思う。

    次は『幽玄F』を読もう。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    私の乏しい読書体験の中でではあるが、ミステリというものの最高傑作と言いたい作品と出会った。それが本作だ。ミステリに必要なものは読者に対する裏切り、大どんでん返しであるが、本作は他のどの作品とも比べられない所が覆される。ミステリの型というようなものに嫌気がさしていた私を虜にしてくれた。それほど根本からひっくり返された。すべてが伏線になっており、再度読み返したくなる不思議な感覚は、まさしく作者の世界に迷い込んだようであった。世界観は終始ダークでアンダーグラウンドな雰囲気で好きな人はそこも楽しめる。こういう展開もできるのかと、ミステリというものの可能性を見せてくれる一冊だった。

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    猟奇殺人鬼一家で育った主人公:市野亜李亜。亜李亜だけでなく家族全員が殺人を続ける中、兄が自室で殺害され、その死体も跡形もなく消え去り、次の日には母の姿をも無くす。不可解な点が幾つも存在する中、残された亜李亜と父に隠された秘密とは..

    読み進めていく度に、亜李亜を覆っている秘密が持つ魅力に惹き込まれる。秘密そのものに魅力があるのは勿論だけど、明らかになった後に現れる「殺人」という事象に関する問いに関する記述がとにかく面白い。論理的に事を組み立て、人による殺人の本質を研究した結果が最後のようになるのが人間の面白いところだなと思う。
    個人的には同作家による直木賞受賞作である「テスカトリポカ」よりも心に残った。

    0
    2026年01月01日

    購入済み

    凄い・・・。

    とにかく夢中で読んでしまいました。読み始めたら、続きが読みたくて止まらず、あっという間でした。
    グロはあります。が、グロが好きな人にというよりグロが大丈夫な人にぜひ勧めたい!いや、誰にでもは勧められないかな?
    でも、グロいけどグロいだけじゃないのです。
    別作品「テスカトリポカ」を読んだ時も思ったのですが、とにかく表現が凄く上手です!物語に入り込んで、登場人物達と一緒にクラクラ出来ます!

    #ドキドキハラハラ #深い #怖い

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    テスカトリポカ、アンクと共に佐藤サンの小説は恐ろしさを感じる。今 生きている世の中が本当はこれらの闇
    を持っているのではないか?と思わせる。
    平和ボケしている自分達、しかし世界では戦争など悲しい現実が起こっていて、私がただその場に居なかった事に感謝しなければいけないと感じました。

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    虚言、幻想、妄想、夢オチ…
    文章読む限り一旦信じるしかないからそういう類のトリックがあまり好きではないんだが、

    そこから二転三転、一捻り二捻りあって中盤少々中弛みするものの終盤怒涛の展開をみせつつ、丁寧に伏線を回収していて好感

    巻末の解説でピラミッドを創った奴がライバルと言ってる作者の佐藤さんのぶち上げぶりに他の作品も読みたいと思った。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    よかった!!!

    最初は和製アダムスファミリー、和製ウェンズデーっぽいな、と。ただのちょっとスカしてる殺人一家ミステリかと思いきやもちろんそんなことはない。

    この作者の作品、最初読んだのはトライロバレットだった。あのラストまでじわじわ静かで、何か起きそうで起きない感じが眠たかったのだが(失礼)(でもその退屈さをラストでぐっちやぐちゃに掻き回された爽快感が病みつき) 

    今回は最初から重厚、重厚
    面白くて一気読みだった

    現実と虚構と、入り混じってどんどん説得感が増してくる

    すべて妄想の中かと思いきや、真実の愛情めいたものがあり、人間とは、殺人とは、なにか、そう問うまなざしが力強い作品だった。

    こういう話を読むたび、神話を勉強しているともっと面白いんだろうなと思うのでいつか勉強したい。

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    これはフィクションだけど、実際に人間の脳って自己(自我?)を守るためならどんな狂った設定でも産み出して飲み込んでしまうんだろうなと、ありえない話なのに妙な説得力を覚えてしまった。
    お兄ちゃんが殺されたうんぬん辺りから「これってもしかして」という予想は立ってしまうんだけど、それでも最後までスピーディーな展開で面白かった。
    特に主人公が論理的でドライなところがとても好感度高
    いです。
    ちょうどFBIのプロファイリングの成り立ちを書いた本を併読していたので、殺人者の分類の話周りは、知ってる内容が出てきたのがちょっと嬉しかった(笑)

    終わり方が「信じるか信じないかはあなた次第」風で、それはそれでしっくり来たかなーと。
    変に組織のボスとか出てこられるよりも、やっぱり脳内…っていう疑いが残っていた方が話として面白く感じられるので。
    テスカトリポカよりも読みやすかった気がしました(あれはあれで面白かった)。

    0
    2026年02月25日

    Posted by ブクログ

    どう展開していくのか気になって止まらなかった。あらすじから思ってもみなかった方向へ。グロいのが苦手な人には勧められないがミステリ好きには勧めたい。八重洲ブックセンターにて購入。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    400ページほどだが、面白くて一日で読み終わった。
    一家全員が猟奇殺人犯の家族の謎に迫る展開は良質なミステリーで謎が徐々に解き明かされていき、最終的に予想できなかった方向へと進んでいく。
    ただのミステリーに終わらず「なぜ人を殺すのか」という心理面を深掘りしており、その点も興味深い。

    0
    2025年11月02日

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