【感想・ネタバレ】テスカトリポカのレビュー

あらすじ

心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

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Posted by ブクログ

この本を面白いと言ってていのかすら分からない。ひたすらに凄惨で、1文字1文字から血の匂いがしているのではないかと思うほど、本当に物凄い作品だった。

裏社会、信仰、資本主義、全ての恐ろしさを詰め込んでいるのに、この本の登場人物達の狂気じみた純粋さも感じられるので、彼らの行く末を見たくなる…吐きそうになりながらもページを捲る手が止まらない…そんな事を思ってしまう自分も怖くなる

グロテスクな描写も「どうだ〜!グロいだろ〜!?」みたいな書き方ではなく、日常的に行われる普通のこと、みたいなサラッとした書き方をしているので(とはいえグロい)、その部分よりも、犯罪の背景や、神への信仰、呪い、それらがもたらす圧倒的暴力への正当化、そういったものへの恐ろしさを感じる本。

コシモがパブロの工房でナイフ職人として大人になっていたら…と思ってしまう

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

アステカの神テスカトリポカへの信仰を軸に、スリリングな物語が展開され気づいたらあっという間に読み終えていた。
展開が気になりテンポ良く読めるためとてもおすすめ

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

圧倒的な情報量と知識量、そして容赦無い暴力描写が詰まりに詰まった圧巻の560ページ。
その重量は正に鈍器。

アングラな世界で暗躍する人間達の群像劇。
こんな事が日本で起こるわけないでしょ!?というフィクション性も、ページをめくる度に説得力が垣間見えてゾワゾワ。

こうしてスマホを弄ってる今現在も、どこかで本書のような事が行われている可能性は0ではない。正義の反対は別の正義。

読み応え抜群で疲労困憊ですorz

補足
メキシコ麻薬戦争を読むと更に興味深く読める。とか言っとく。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

我々の多くは「テスカトリポカ」を知らないし、心臓の輝きを実際に目にすることもない。それでも、見ることのないものを想像することはできる。未知の感覚を読者の内側へ強制的にインストールし、死をも超えて神話を生き延びさせる作品として。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

 メキシコの麻薬密売人と日本人の臓器ブローカーの邂逅、並外れた肉体を持つ少年・土方コシモ、倫理観皆無の臓器ビジネス、古代アステカ王国で信じられた恐るべき神々に交錯する数奇な運命など常軌を逸した暴力描写と各々が抱える欲望が凄まじく思わず飲み込まれるような迫力が詰まった作品だった。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

読んでいる間中 最初から最後まで 地鳴りのような、海鳴りのような、あるいは都会に暮らしていると夜更けに四方から聞こえてくる 低周波音のようなゴーーという音が聞こえてくる気がする。この小説に登場する、あるいは描かれる 私たちの日常からはあまりにもかけ離れた 強欲、暴力、そして不条理が ひしめき合う音なのだろう。 けれども 誰かの利益のために誰かを犠牲にする、という不条理 ないし暴力は 私の身の回りにもあふれている。知らず知らずのうちに 私もきっと 臓器売買者になったりそのブローカーになったり あるいは受益したりしているに違いないのだ。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

面白かった。
メキシコ麻薬カルテルの生き残りと日本の闇医者が手を組む、臓器売買の容赦なきクライムノベル。裏社会のリアルな生々しさと、アステカ文明の生贄儀式が融合した独特の恐怖感がある。個性が立ちまくった登場人物たちが、パズルのピースのように物語にハマっているのも見事。終盤のスピード感と回収の鮮やかさは凄まじい。ラストは混沌のなかに救いもあり、読後の満足感が高かった。

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2026年06月30日

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ビジネスという言葉がどこかファッショナブルに使われ、まるでそれらの言葉を口にすることが「一人前の大人」の証左であるかのように振る舞う人は星の数ほどいる。しかし、その人たちが大好きな資本主義と、心臓を抉り出して神に捧げるようなアステカの儀式が双子のような相似形を持っているとは、どれほどの人が了解しているだろう。
そのことを誰よりも深く了解した主人公の1人バルミロが、その「ビジネス」を遂行していく様はまるで敏腕起業家のそれで、着々とビジネスモデルが構築されていく様子はひたすらに恐ろしい。そうして構築が完了してしまったが最期、苦痛と絶望の物語がシステマティックに進行していく。
あまりに暴力的な小説ではあるけれど、それは現実にそうである世界を描写しているに過ぎない。要は本書は鏡だ。黒曜石で作られたその鏡は世界の闇を映し出す。その中にあって、透きとおった目のコシモの在り様がただ切ない。

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2026年06月27日

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2021年上半期直木賞受賞作
メキシコのカルテル(麻薬密売組織)とコンキスタドール(征服者)に滅ぼされたアステカの話が絡み合う暴力と闇の話

とにかく長い。文庫本2冊分のボリューム。
でも飽きない、圧倒的な情報量だけど全てを理解しなくても繋がる。
残虐さとモラルのカケラもない暴力の世界がアステカの儀式を絡めることで神秘性すら漂う。

好きだなこーいうの

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2026年06月27日

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素晴らしいメジャー級のノワール小説でした!長年のファンとしては佐藤さんの作品が評価されてきてとても嬉しい。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

おもしろそうで買ったけど、グロいって感想を見て&分厚さで敬遠しちゃって長らく積読。
でもちょっと刺激的な本が読みたいな〜と思って読みました。
もうとにかくグロい。し、長い。のですが、中毒みたいにひまを見つけては読んでました。最高だった…!!
サクサク人は殺されるし、殺し方がグロすぎる。でもアステカ神話と絡み合って始まるビジネスの世界にどんどん引き込まれていき、もう面白すぎる!文章もすごく好きだった。
これどうやって終われるんだろう?とずっと気になっていたけど、個人的にはラストもすごく好きでした。
最後の参考文献の多さに驚いた。すごく勉強をして書かれたんだろうな。本当にあった話じゃないの?と思うくらい。
あー面白かった!!!

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2026年06月06日

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日本の資本主義の弱いとこを外国から来たギャングが悪用する話でした。
出てくるアステカ文化の用語はとあるゲームのおかげで知ってるものばかりでした

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2026年06月06日

購入済み

おもしろい

クライムアクションなのかな。久々に一気読みした。ゾゾっとする描写あるけど、これはしょうがない。この人の作品を読みたくなった。

#ドキドキハラハラ

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2024年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第165回直木賞と第34回山本周五郎賞のダブル受賞作。やっとの事で読み終わった。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する…。

序盤の祖母編?あたりはなかなか読書スピードが上がらず、「本当にこれは面白くなるのだろうか?」と疑念を持ちながら読んでいた。なにせ当方、メキシコに全く縁もゆかりも馴染みもない。アステカの神々の名は読み難く、文庫本のフリガナは目がぼやける(年齢からくるもの)。
それでも読み進め、インドネシアで末永が登場し、大掛かりな裏のビジネスが立ち上がる頃から面白さを感じるようになった。

物語自体は一言では表現できないほどの濃厚なクライムサスペンス、とでも言えばいいのか。
基本は犯罪。麻薬取引と臓器売買をベースに、闇取引のオンパレード。そこにアステカの怪しげ(?)な空気が混ざり、小説は謎の魅力を増していく。
そしてコシモ。この無垢であり最強(最凶?)の存在が小説の空気を浄化するようにも思える。

描写はグロい。血飛沫は当たり前。人はあっさりと命を失い、斬首された人の頭はそのへんにゴロゴロと転がる。生きたまま心臓を抉られる。
そのへんの耐性が無い人にはオススメできない。

この小説を読み進めると、コカインって川崎あたりじゃ簡単に入手できてみんなやってそうな気がしてくるがフィクションだ。気を付けよう。

ラスト近く、テスカトリポカの真実(?)に気付いてからのコシモは暴走しすぎな感もあるが、物語の決着を付けるにはこういう流れにせざるを得ないだろう。
正直読むのに疲れた。が、面白かった。

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2026年09月06日

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目を背けたくなる嫌な話だ。
そう感じたことは、経験したこともない世界が舞台なのにリアリティを感じさせられた証左でもある。
どうか遠い世界の話でありますように。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

アステカとメキシコカルテルの話
前半はアステカの説明が多く、なかなか進まないが、中盤からどんどん引き込まれていく
こういう系はオチが微妙なのも多いが最後まで面白かった
地上波では難しいけどサブスクならギリ映像化してもいいんじゃないかと思う

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2026年08月26日

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ネタバレ

麻薬の密売、無戸籍児童の心臓を闇医者に摘出させての密売、自動車工場での銃の発砲練習、ナイフ作成‥全てが裏の社会での出来事で、頭が追いつかないほど恐ろしかった。殺されるに決まってるのに裏切るのはなぜ?人間はやっぱり真っ当に戻りたくなるのか?

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2026年08月25日

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メキシコで滅びたアスステ文明
その文明の儀式や神々を土台として
犯罪を加速していくナルコ

逃げ延びてインドネシアから
臓器売買のビジネスが始まる

犯罪組織の緻密さ
圧倒的な暴力が丁寧に描かれている

後半にかけての収束がもう少し
作り込まれて欲しかった気がする

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

神への生贄として心臓を__
違法ビジネス"臓器売買"を通じて描く裏社会の非道さや残忍さ。緻密な文章に心掴まれ、特に中盤からは渦に巻き込まれるようにこの世界観に引き込まれた。純粋さをも飲み込み、肥大化する悪を止めることはできるのか...最後まで気が抜けなかった

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

夢中で読んだ
たくさんの登場人物がいて、どこでどう繋がるのか読めない展開
麻薬カルテルの恐ろしいストーリーだけど
それでも救いのあるお話なので
読み切れた

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

とても面白かった最初の100ページくらいはそこそこって感じだったが途中からすごく面白くなり、読む手が止まらなくなった
アステカ文明の知識や人々の物語が沢山描かれていてその小説に落とし込む力もすごいと思った 4.6!

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

様々なバックグラウンドを持つ者達が臓器売買の世界で生きる物語。登場人物の1人であるコシモに魅力を感じ、彼の行く末も気になりグイグイと物語に引き込まれて行きました。
 
難解なアステカ文明やその用語に関する箇所は内容をしっかり理解するのは難しかったので、大雑把に先に読み進めました。終始漂う不穏な空気感は読んでいて緊張しっぱなしで、ダークで硬派な物語は読み終えるまで時間もかかってしんどかったです。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

巻末の膨大な参考資料からもわかるとおり圧倒的な濃厚さがすごい。
国と時代を超越した目まぐるしい物語展開と、残虐な暴力描写がもたらす不思議な酩酊感。
ラストは意外とこじんまりとしていたのは意図的なんだろうか。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

麻薬密売人と、臓器密売人により展開されるクライムノベル。
アステカ神話を背景に、メキシコから逃れてきたバルミロが、インドネシアから日本に逃れ、闇ビジネスを展開していく。
血みどろの展開が苦手な人は勧めないが、とても面白かった。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

・ゲーム「FGO」の影響から手に取るきっかけとなった作品。約700ページという小説の中では大作であるが、題材とする密売のスケールの大きさと展開の早さでどんどん読み進められてしまう。

・メキシコの超巨大麻薬組織カルテルの利権争いという無縁の世界の出来事に驚嘆していたら、ものの数ページで主人公が変わり、いつの間にか本拠地が日本に移っている。地球の裏側の出来事として遠巻きに観戦していたつもりが、実は身近で起きていることだと自覚した瞬間が恐ろしい。

・神話アステカの文明を色濃く受け継ぐカルテルの一員が、新たな取引として持ち出すものが、まさにアステカ神話を想起させるものだった。古代アステカ人の神に対する信仰心は異常なほどまでに厚く、神が世界を創り、神の怒りは世界をも滅ぼしうることから、人が生きていくには神の贄となるしかなかった。古来より受け継がれたその考えは、運命を変えるほどの結末をもたらしている。

・アステカ神話について詳しく知らなくとも、作中では古代アステカにまつわる用語が頻出する。古代アステカ人が神に対して畏れ崇めた過去があり、神の怒りを鎮めるために儀式を行い、血肉によって作られてきた壮絶な情景がまざまざと思い起こされる。しかし非情な世界でありながらも、アステカ人はそれらを絶対的な真実と評している。古代アステカ人の神への狂信は、現代のカルテルにも形を変えて受け継がれているように見える。

・そんな残虐性を孕んだメキシコのカルテル一味と、平和を第一とする日本人とのコラボレーションで進むビジネスに目が離せなくなる。一見交わらない要素をここまで強烈に結び付けた筆力に圧倒された。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

海外の文化、犯罪組織、麻薬、医療、密売、暴力、刺激的な題目が混ぜられ、この世の話とは思えないが、どこか身近でおきている話のようにも感じられた。人が生きる為には、このような闇を作っていかなければいけないのか。闇の中で行き続ければ、生きていけないのか。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

小説を読み進めていて、ある場面でちょっと気分が悪くなった気がした初めての本。
それほど重厚な重たさを感じられるのは、テーマや筆力はもちろんのこと、作者の緻密な情報収集によるリアルな情景描写によるところが大きい気がしました。
南米での生活経験があるのかなあ。
このビジネスがあながち絵空事では無いような気もしてきて、余計にモヤモヤしてしまいます。

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2026年06月06日

購入済み

救いはあるのか

圧倒的なディテールの細かさ、登場人物の背景描写の繊細さで殴りつけてくるような作品。
本当にそこに彼らが存在するかのようなリアリティ。
交差する思想と運命。読み応え抜群です。

#ドキドキハラハラ #アガる #怖い

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

アステカ文明において小説でここまで細かく書くのか?!ってくらい深掘りされてて参考資料の多さが途方もないほどこの作品に向けられた熱量を表すようだった。

作品はアステカ文明を主軸と言っていいほど密にした内容でほとんどが裏社会の臓器や麻薬の売人といった人ばかりだった。

内容はとっても面白かったし満足度も高かったが、なにぶん慣れない言葉や、登場人物の名前が覚えづらかったりして100%作品の良さを感じ取れずに終わってしまった。

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2026年08月30日

Posted by ブクログ

これはアステカの宗教のお話だ。
麻薬と信仰。
自分が信じたことを正しいと思ってやっていても
本当は、心の奥底ではわかっているはずだ。正しくないと。
この本に出てきた拷問のシーンは、信じがたいと言うよりは、こんな世界があるって言うことを信じたくはないと言う気がする。

登場人物が多く出てくるが、その方たちの育った環境であったり、生活の描写が多く出てくるので、登場人物を理解することはできるが、なかなか同じ気持ちで捉える事は難しい。

結局、テスカトリポカが怖い畏怖の対象だと言う理解には最後まで及ばなかった。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

 無宗教である自分としては、ただただ暴力的で残酷で受け入れ難い物語だった。
 遠いメキシコの地で残虐な麻薬密売人が、紆余曲折ありながら最終的には日本で臓器売買のビジネスを実現させる話は読み応えがあった。
 専門用語が多く話の全てを理解できたとは思えないし、これまでも今もこれからも決して自分が目の当たりにすることはない裏の世界。そんな裏の話は小説でもドラマでも映画でも観たことはあるが、ここまで恐ろしく惨憺たるものは初めてで目を背けたい。
 それなのに最後まで読み切ってしまったテスカトリポカには、とんでもない引力があった。
 

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

この作者、初読みです。
まず、本作、船戸与一のような温度と匂いを感じる小説かと期待して読んだのだが・・・。
圧倒的な情報量と、自分のいる世界との大きなギャップ読み応えは十分な小説でした。
ただ、登場人物が多く、ひとりひとりの背景を描ききっているとは言えず、主人公が誰なのかボケた感じがした。
いっそ、一人に絞って一人称にしたらもっと迫力がでて、傑作となったかも。

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2026年06月15日

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