【感想・ネタバレ】眠れない夜にみる夢はのレビュー

あらすじ

三人は同じ日に出会い、恋に落ちた。俺は彼女に。彼女はあの男に。そして、あの男が恋をした相手は俺だった。なぜ俺なのか、とあの男に訊いてみた。健やかな馬鹿がタイプなのだという。それって悪口じゃないのか? それはともかく俺たちの一方通行の三角関係は、しかしそれほど時間を置くこともなく、べつのものへと姿を変えていった(「明日世界は終わらない」)。せつなかったり、さびしかったり、困ったりしている愛すべき人たちが、右往左往しながら新しい関係を築いてゆく珠玉の六編を収録する。新作を発表するごとに注目度が高まる俊英による、軽やかでメランコリックな作品集。/【目次】なにも傷つけないように、おやすみ/明日世界は終わらない/不自由な大人たち/家族の事情/砂が落ちきる/単行本版あとがき/【文庫版ボーナス・トラック】そしてゆっくりと眠る

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

​本編5話に文庫版ボーナストラック1話を加えた、6編からなる作品集です。

​友情や恋愛といった既存の言葉だけではいい表せないような、脆くも尊い関係性が描かれており、読み終えた後はなんとも形容しがたい不思議な感情に包まれました。
非常に読みやすく、一気に物語の世界へ惹き込まれてしまいます。

​タイトルにある通り、全編を通して「夜」が舞台となっています。友人や恋人と楽しく騒ぎながら過ごす夜もあれば、たったひとりで寂しさに震えながら更けるのを待つ夜もある。作品を通じて、人それぞれの多様な「夜の過ごし方」をそっと垣間見ているような感覚になりました。

​決してすべてが分かりやすいハッピーエンドではありません。しかし、不器用ながらも必死に自分の答えを見つけようともがいている登場人物たちの姿を、静かに応援してくれるような優しさに満ちています。

​まさに眠れない夜に読みたくなる一冊でした。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

「名前のつかない関係」に惹かれる方に全力でおすすめしたい短編集。
どの作品にも根底に「完全に重なり合えない寂しさ」のようなものがあり、でもそれを抱えたまま生きていくことへの肯定も感じられたのが良かった。
どの話もとても良かったけど、「明日世界は終わらない」「家族の事情」が特に好き。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

とても面白かったです。
どの登場人物もカッコよくてかなりタイプな男の子でした。すべての登場人物を好きになった小説は初めてです。
こんな素敵な人に出逢いたいと思える作品でした。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

めっちゃ好き。誰にも言えない寂しさを抱えてる人に読んでほしい。

ダメ男好きの双子の姉が弟に、貴方の義兄にしていい人を探してきてと言われた話が1番好き。

寝れない夜に読みたい静かな雰囲気を宿ってる短編小説。登場人物がみんな淋しさを抱えていた。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

単行本も持ってるけどもちろん文庫も購入しました。やはり持ちやすいサイズが好き。
何度読んでも心地よい余韻が感じられる。
書きおろしの話も好きだった~。深沢仁は夜と終わりが似合う作家だ。
あとがきがあったのもうれしい。夜行性なんだ、どうりで。
特に好きなのは「明日世界は終わらない」「家族の事情」「砂が落ちきる」
何度も言うけど、わたしは成田光洪に滅ぼされたいの。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書店でおすすめされていたので手に取った一冊。
すごく好きな作品集だった。
「明日世界は終わらない」が一番好みではあるけれど、全部良かった!
こういう切ない余韻を味わえる作品、久しぶりでドキドキする…。
友情や恋愛とかいうわかりやすい何かに分類されない、なんともいえない関係のなんともいえない感情が詰まっていて、日常では味わえない複雑な気持ちになりました。(いい意味で)
いやー、本当にキャラが魅力的!好きだな、と思うキャラがたくさんいて、たまらなかった。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

なんだろー。
ちょっと描かれてる女性が島本理生さんの描く女性と似てる気がしてなんか既視感がある気がしたけど、全体的にこの世界観が好き。
不思議な感覚。
なんか切ないというかいつまでも読んでいたいと思う心に残る感じ。
どの作品も好きだけど、「家庭の事情」の杏子はちょっと怖い笑
何気に番外編の「そしてゆっくりと眠る」が1番好き。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

短編で、ここまで余韻が残る作品は初めてだと思う。
すっごく良かった。すきだーーー。
もっとこの世界に浸っていたい。この人たちのその先を見てみたい。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

「この夏のこともどうせ忘れる」の作者の短編集。
「明日世界は終わらない」と「家族の事情」と「砂が落ちきる」が好みだった。前作もそうだったけど、全て続きが読みたくなる。
「来世あたりではきっと雌雄同体の魚になって、この群れで暮らせますように」とか「どちらかが幸せなら、どちらも幸せってことなんだろう、きっと」とか「ここで寝て、起きて、そこにいるあなたを見つけたときに自分が抱く感情に名前のないことが怖い」とかそれぞれ名前の付けにくい関係性を表してる文章が印象的だった。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

不器用ながらも自分を見失わずに生きる大人たち。
家族、友人、恋人、同僚、名前のない関係性。
背景が異なるそれぞれの短編に、間違いなく愛があった。
切なさも苦しさもあるけれど、それでも人は誰かと生きていく。愛おしい人生の物語。
誰かの幸せが自分の幸せであると感じられることは、これ以上にない愛だと感じた

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2025年11月30日

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