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京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころの病院」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫だった!? 戸惑いながらも、決められた日数、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も少しずつ変化していく。そして医者が猫を処方するのには、ある「理由」があって――猫と人が紡ぐ、もふもふハートフルストーリー!
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Posted by ブクログ
「中京こころのびょういん」
その場所は猫のニケ と 千歳
その多くの仲間達が 生まれ
過酷な状況下で育った 同じ場所にある病院。
人から聞いた 遠い噂を信じて
今日もまた一人
その重い扉をあける。
患者には必ず猫が処方される。
猫と生活をしていくうちに
執着し続けていた事柄から
次第に心が離れてゆき
違う観点から物を見られるようになっていく。
そうしていく内に体に感じていた症状も
少しずつ緩和されていく。
そういう意味では確かに
「だいたいの悩みは猫で治りますから」
という言葉は当たっているのかもしれない。
育った劣悪な環境ゆえに
病気を患ってしまった猫の千歳を
あび野は愛情いっぱいに育てていた。
しかし ある月夜の日に自分の不注意で
窓の外に千歳を出してしまう。
それからのあび野は千歳を片時も忘れられず
後悔と悲しみの中で生き続けることに。
もしかすると千歳は
あび野の大きな愛情を感じていているからこそ
自分が死んだ時にあび野が
悲しみに暮れぬよう
月夜の夜に逃げ出したのかもしれない。
そして自分が新たな道に進んだように
飼い主のあび野にも
新たな道を生きてくれるよう
あび野が心から幸せを感じて
生きてくれるよう願いながら
看護婦として千歳は
自分を愛してくれた
飼い主のあび野がここに来るのを
待ち続けたのだと思う。
人間によってニケ も 千歳も
辛い状況下で生きねばならなかったのに
自分を救ってくれた人への
感謝と愛を忘れない。
ほのぼのとした感情が
読み進めるほどに
その健気さに胸が切なくなりました。
千歳のように
ニケが待ち続けるその人が
重いドアを開けて来てくれますように。
Posted by ブクログ
「ちょ、ちょっと。なんですか。これは」
「猫ですよ。よく効きますよ。」
アハハハ♪
(わたしは)思わず声を出して笑ってしまいました!
なんちゅう会話やねん?とエセ関西弁までもついつい。。。
この場面は、第二話で『中京(なかぎょう)こころのびょういん』を訪れた古賀勇作さん(52歳)と医師のニケ先生との会話の場面です。不眠を訴える古賀さんにニケ先生は猫を押し付けます。
そして、さらっと、こう言い切ります。
「だいたいの悩みは猫で治りますから。」
この病院は、京都府京都市中京区(なかぎょうく)麩屋(ふや)町通上ル六角(ろっかく)通西入ル富小路(とみこうじ)通下ル蛸薬師(たこやくし)通東入ルという場所にあります。隙間のような路地を入り、古いビルの階段を五階まで登り、ようやくたどり着けます。(着けない時もあります)
病院には二十代後半くらいのツンとした女性看護師(千歳(ちとせ)さんといいます)がいて有無を言わせず診察室に案内します。でも診察室に入ってみると三十歳くらいの細身の男性医師(ニケ先生)は「新患はお断りしているんですよ」と言います。なんじゃこのチグハグな感じは。
それでも食い下がると「まぁ、せっかく来てくれはったんやし、特別ですよ。」といって出してくれたのが、「猫」でした。なんじゃここは?
しかし、ニケ先生が言うように効果は絶大でした。
妻と娘から疎んじられていた家庭では家族関係は良くなり、職場でもストレッサーだと思っていた女性上司の気持ちが分かってきます。
まさに猫マジック!そして京都マジック!
そして、この病院?にも、医師?にも、看護師?にも秘密がありました。切なくて悲しい秘密が。。。
もうすぐ第6巻が刊行される大人気作品を初めて読んでみました。
猫と京都弁がこんなに合うとは思っていませんでした。
笑えます。そして泣けます。命の重みが分かり猫が二倍も三倍も可愛く見えてくるでしょう♡
もふもふが恋しくなるこれからの季節にオススメです♡
〔作品紹介・あらすじ〕
京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころの病院」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫だった!? 戸惑いながらも、決められた日数、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も少しずつ変化していく。そして医者が猫を処方するのには、ある「理由」があって――猫と人が紡ぐ、もふもふハートフルストーリー!
Posted by ブクログ
サクサク読めて読みやすかったし、どのお話もおもしろかった!
悩みを抱えていた人たちが、処方された猫と過ごすことで少しずつ立ち直っていく姿がよかったなぁ。
「過ごした時間の長さは、多分関係あると思います。でも、短さと愛情の深さはひもづきませんよ。1日でも1年でも、人間でも猫でも、かけがえのない相手っているんですよ。たとえもう会えなくても」
という言葉がすごく心に残った。
一緒に過ごした時間の長さと、愛情の深さは必ずしも比例するわけじゃないんだなぁって。
たとえ短い時間だったとしても、その人やその子と過ごした時間がかけがえのないものになることってあるよね
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