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Posted by ブクログ
「ちょ、ちょっと。なんですか。これは」
「猫ですよ。よく効きますよ。」
アハハハ♪
(わたしは)思わず声を出して笑ってしまいました!
なんちゅう会話やねん?とエセ関西弁までもついつい。。。
この場面は、第二話で『中京(なかぎょう)こころのびょういん』を訪れた古賀勇作さん(52歳)と医師のニケ先生との会話の場面です。不眠を訴える古賀さんにニケ先生は猫を押し付けます。
そして、さらっと、こう言い切ります。
「だいたいの悩みは猫で治りますから。」
この病院は、京都府京都市中京区(なかぎょうく)麩屋(ふや)町通上ル六角(ろっかく)通西入ル富小路(とみこうじ)通下ル蛸薬師(たこやくし)通東入ルという場所にあります。隙間のような路地を入り、古いビルの階段を五階まで登り、ようやくたどり着けます。(着けない時もあります)
病院には二十代後半くらいのツンとした女性看護師(千歳(ちとせ)さんといいます)がいて有無を言わせず診察室に案内します。でも診察室に入ってみると三十歳くらいの細身の男性医師(ニケ先生)は「新患はお断りしているんですよ」と言います。なんじゃこのチグハグな感じは。
それでも食い下がると「まぁ、せっかく来てくれはったんやし、特別ですよ。」といって出してくれたのが、「猫」でした。なんじゃここは?
しかし、ニケ先生が言うように効果は絶大でした。
妻と娘から疎んじられていた家庭では家族関係は良くなり、職場でもストレッサーだと思っていた女性上司の気持ちが分かってきます。
まさに猫マジック!そして京都マジック!
そして、この病院?にも、医師?にも、看護師?にも秘密がありました。切なくて悲しい秘密が。。。
もうすぐ第6巻が刊行される大人気作品を初めて読んでみました。
猫と京都弁がこんなに合うとは思っていませんでした。
笑えます。そして泣けます。命の重みが分かり猫が二倍も三倍も可愛く見えてくるでしょう♡
もふもふが恋しくなるこれからの季節にオススメです♡
〔作品紹介・あらすじ〕
京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころの病院」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫だった!? 戸惑いながらも、決められた日数、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も少しずつ変化していく。そして医者が猫を処方するのには、ある「理由」があって――猫と人が紡ぐ、もふもふハートフルストーリー!
Posted by ブクログ
サクサク読めて読みやすかったし、どのお話もおもしろかった!
悩みを抱えていた人たちが、処方された猫と過ごすことで少しずつ立ち直っていく姿がよかったなぁ。
「過ごした時間の長さは、多分関係あると思います。でも、短さと愛情の深さはひもづきませんよ。1日でも1年でも、人間でも猫でも、かけがえのない相手っているんですよ。たとえもう会えなくても」
という言葉がすごく心に残った。
一緒に過ごした時間の長さと、愛情の深さは必ずしも比例するわけじゃないんだなぁって。
たとえ短い時間だったとしても、その人やその子と過ごした時間がかけがえのないものになることってあるよね
Posted by ブクログ
京都市の薄暗い路地にひっそりと佇む「中京こころの病院」。心に不調を抱えた人々が訪れるこの病院では、先生が「大抵のことは猫で治ります」と言って、一人ひとりに合った猫を処方する。
「猫を服用する」って何?どういうこと?と思わず笑ってしまうような、不思議な設定がとても面白い。
この物語には、アニマルセラピーのように心を癒やす力がありながら、ファンタジーならではの温かさもある。そして最後の章は、涙なしでは読めなかった。
私自身も猫を飼っていて、これまで何度か出会いと別れを経験してきたので、共感できる場面がたくさんあった。
ただ癒やされるだけではなく、落ち込んだ時や立ち止まってしまった時に、猫たちが肉球でそっと背中を押し、「また一歩踏み出してみよう」と思わせてくれるような、優しく心温まる物語だった。
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