【感想・ネタバレ】半落ちのレビュー

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感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月25日

働く大人たちがアツくて格好良かった。
ラストシーンには泣いてしまった。
梶さん大変だったけど、生きる理由が繋がって良かったね☺️

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Posted by ブクログ 2023年12月07日

一気読みの面白さ。 多分、再読?既読感半端ない。

あの頑なな2日間……のオチが少し弱いかな……。
それぞれの章も少し短くて感情移入しきれなかったような……。ただ記者がネタに奔走する章は短いながらも展開が良く面白かった。

オチがね……ただ一気読みさせてくれたので、☆5です。
...続きを読む 2023.12

この作家さん元記者の方だったのですね。どうりで、この記者の章がよりリアルで面白かったわけです。
2024.4

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

 アルツハイマー病の妻を嘱託殺人で殺めた警察官が頑なに黙秘する、事件後空白の2日間をどうにか解明しようとする関係者たちの章によって物語が進む。記者、裁判官、刑務官の章が印象的だった。章が進むにつれ、既出の登場人物たちが真相が解明されていないにも関わらず、梶の意志を尊重しようと動き出す様子に梶の人柄が...続きを読むわかる。再読でもラストにはこみ上げてくるものがある。直木賞受賞して欲しかったな。

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Posted by ブクログ 2023年02月15日

◎サブタイトルは、「絆」最後まで分からない犯罪ごの2日間の足取りと行動を隠した理由、息子のドナーの提供者に会いに行ったことだった、犯人自ら二人目のドナー提供者の期限が51歳迄なので、51歳まで生き延びようとして、自殺しなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月25日

妻を殺したと自主してきた梶警部、しかし殺害してから自主するまでの空白の二日間については口を閉ざし「完落ち」はせず。
ドナーが見つからず13歳の若さで病死した息子、アルツハイマー病にかかり息子を忘れない内に母親のままで死にたいと夫に殺してと懇願する妻、妻を殺害した後に後追い自殺を図ったが妻の日記を見つ...続きを読むけて読み思い留まる。
日記の内容は息子が病死した後に夫婦でドナー登録をした翌年に梶の骨髄を移植した青年の新聞への投稿の切り抜きであった、その中に新宿の小さなラーメン屋で働いているとあり妻は自らが壊れてしまった後に残る梶への命の絆(生き甲斐)を見つけようと単身新宿まで探しに行ったが見つからなかった。
梶は妻を殺害した後に新宿に行き青年を見つけた、そして自首、頑なにに二日間の事を語らなかったのはマスコミが青年を嗅ぎつけない為であり、自殺を思い留まったのはドナー登録は50歳まで有効で49歳の梶はあと1年だけは生きようと決意した為であった。

何処まで愛する人の為に行動が出来るのか、どう行動するのが正解なのかは判断しかねるが、動機が愛なのであれば

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くやしい、泣かされた。

2017年06月10日

泣ける本特集とやらで見つけたのだが、同じ特集で薦められていた違う人の作品は、ぜんぜん泣けなかったのでそんなもんだろうと期待はしていませんでした。

でも最後の最後で、そんなことかよ、と突っ込みを入れたくなるネタばらしでしたが、泣けてしまいました。
人間嫌いの私ですら、「人間て捨てたものじゃない...続きを読むよな」という、希望を持たせる逸品。

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購入済み

感涙

2015年05月28日

名作です。全ての方に読んでほしいと思いました。

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Posted by 読むコレ 2012年09月06日

容疑者の強い信念が伝わってくる作品
言葉で書くと悪の信念?的なイメージしかないが、作品中ではそんなイメージは抱かず、容疑者扱いもできませんでした。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

 悲しく切なすぎる物語だった。意外なラストに号泣。

 事件に関わる様々な人の視点から構成された作品で、色々な想いに心打たれた。

 人はどんなに苦しい状況でも、誰かの為にできること。その希望があれば、生きていける。そう深く学べた。

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Posted by ブクログ 2024年02月28日

空白の二日間のことを決して語ろうとしなかった理由…。感動やら何やら色々な感情で読後は放心状態になりました。面白かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月14日

面白かった。
現状の日本の裁判制度では調書に書かれている被疑者の発言は多少疑いがあったとしても尊重されてしまうから、このようなことは本当に現実にあり得ると思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月25日

妻を殺害した警察官の半落ちから完落ちに向かうストーリー。
上記を軸に各組織や登場人物の立ち位置から、どう完落ちさせるか、事実を隠蔽するかの人間模様が面白い。
また、構成として刑事から刑務官までの視点で逮捕から収監、真相の解明のプロセスに沿って章立てして描かれているのも面白い。まさに、志木の言うベルト...続きを読むコンベアに乗せられた梶を表現するのに最適な構成だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年12月05日

パソコンのモニター見ながら、キーボードをタイピング♩何か瞼が閉じていく〜
何かピッピッピッで鳴ってる。
ちゃうわ!これは半落ちやなくて、寝落ちやな(^◇^;)
(キーボード押さえ続けると鳴ります〜)

半落ち…
警察官が妻を殺して自首。
でも、殺してからの謎の二日間を黙秘。
(全部解明したら、完落ち...続きを読む)
実際には、罪認めてるし、ええような気もするけど。
何か、マスコミに叩かれてから、急にその二日間究明みたいになって、何だかなぁって感じ。
妻殺しも、アルツハイマーになって、まだ、人間のうちに殺してくれって懇願されてだし、苦しんだやろな殺すこと。

ラスト近くに、空白の二日間の真実が分かるけど、生き恥をさらしても、命を救うに舵を切ったのは、先に逝った家族の為でもあるんかな?

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Posted by ブクログ 2023年11月16日

警察、検察、弁護士、裁判官、刑務官、記者
それぞれの視点から殺人を犯した男の「空白の二日間」を探っていく
またそれとは別に各組織内での色々な葛藤、ジレンマも並行して描かれている

割とこういう系のラストが多いので特に結末に驚きはしなかったが、それでもキレイに締めくくられていて読後感良し

また上記の...続きを読む通り組織というものに属している関係上の思い通りにいかないことへの悩みなども読んでいて面白かった

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Posted by ブクログ 2023年09月04日

オチ(空白の二日間の理由)については、個人的には弱いと感じた。ただ、登場人物一人一人に存在感があって、ストーリーとしては面白い。
『妻を殺した殺人犯の生きる意味が、人を生かすこと。』皮肉だけど美しい、そう感じた作品。

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Posted by ブクログ 2023年06月12日

横山さんの作品は初めてでした。
人物描写は感情移入するほど深くは描かれないのですが、物語が目に浮かび、どんどん没入していきます。淡々と、深く。
セクションごとの目線から見た主人公は、それぞれの立場が違うほどに罪の重さや考え方か異なり、果たして主人公にとって最も良い結末は何になるんだろうと思いながら読...続きを読むみ進めていました。
他の作品ま読んでみたくなりました。

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Posted by ブクログ 2023年04月08日

『妻を殺しました』
自首して来たのは、何と現職の警察官であった。
殺害動機もその経過も、素直に明かす梶警部であったが、殺害後、自首までの2日間の行動は、決して語ろうとしなかった。
いったい、その間何があったのか。

事件を追う刑事や検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官など、それぞれの主体からこの事...続きを読む件を語る。ユニークな流れですね。

最後に、梶警部が決して語らなかった真相が明らかになりますが、ウルウルです。
そうなんですね。
本作品の題名『半落ち』に納得です。

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Posted by ブクログ 2023年03月24日

警察官、検察官、新聞記者、弁護士、刑務官、それぞれの視点から順番に梶の事件について描かれる。それでも梶が黙秘し続ける理由がわからない。様々な想像を巡らせながら読み進め、ようやっと最後の数ページで梶の空白の二日間と人生五十年の意味が明かされたとき、もう涙がぼろぼろと零れ落ちてしまいました。希望に溢れる...続きを読むエンディングに心を打たれました。
横山秀夫は組織の上下関係や柵のもどかしさや、深い人間心理の書き込み具合が半端なくて、読み応え抜群のミステリーでした。
にしても、梶のように皆から信用され応援してもらえる人間とは程遠いので、もっと誠実に真面目に生きなければならないなぁと己を顧みて反省を覚えました。

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Posted by ブクログ 2023年02月13日

現職警察官・梶が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。しかし、殺害から自首までの2日間の行動だけは語ろうとしない。空白の2日間が気になり読み進めたが、途中でだいたいのオチはわかった。でも、そこからは、梶を取り巻く人々の心の動きや葛藤などに引き込まれました。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

「面白かった」と言っていい内容なのか迷うところだが、とても面白かった。
登場人物の心情の動きがあまりに大きく、読者側であるわたしも大変心を揺さぶられた。
「正しいこと」「正しくないこと」「やるべきこと」「やるべきでないこと」の線引きが曖昧で、そうすることで出てくる人間味に押しつぶされそうな一作だった...続きを読む

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Posted by ブクログ 2023年01月18日

妻を殺害し自首した元警察官。
殺害時の状況や動機については克明に語るも殺害から自首するまでの二日間については一転して黙秘を貫く。
温厚で真面目な警察官だった彼の秘密を、刑事、検事、弁護士、裁判官、刑務官それぞれの視点から追う。

警察組織に泥を塗っても、汚名を晒して世間から罵声を浴びても、貫きたかっ...続きを読むた事とは。

様々な職務や動機から謎を追う中で、熱い責任感に満ちた現場の人間と、汚職や責任逃れに奔走する上層部、の対比目立つが

部下からの評価を捨てても、自分の良心や責任感に背いても、汚職に手を出してでも、守りたいものが彼らにもあるのかもしれない。
と感じた。

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

アルツハイマーの妻を殺して自首した警察官を巡るドラマ。

もう最初から横山秀夫って感じ、出てくる登場人物が相変わらずギラギラしてる、でも今回はみんなその中に優しがあって好き。

謎というかオチは分かりやすい伏線があったからなんとなく想像はついたし、64ほど凄くはないけど綺麗な終わり方。

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Posted by ブクログ 2022年12月20日

「第三の時効」に続く横山秀夫さん作品2冊目。
真相が明らかになったラストには、切ないけれど温かい何とも言えない複雑な気持ちになった。

妻を殺した元警察官:梶が頑なに語らない「空白の2日間」。そこに何があるのか気になってしょうがない。
警察官や検事、記者など職業の異なる6人それぞれの目線から語られる...続きを読む各章の構成も新鮮で面白かった。

事件を起こす前の梶は誰が見ても温厚で真面目、悪く言う人が全くいない。それってすごいことだと思う。
最初は誰もが各職業に従事する者として真相を解明する(悪を裁く)ことに躍起になるも、次第にみんな梶の人格や佇まいから「梶という人物」に惹かれて行動が変化していくのがまた良かった。

妻を殺してしまった理由や「空白の2日間」の行動を語らない理由からも梶の優しさが窺える。最後の対面場面は温かくてただただ感動した。

どんな理由であれ殺人はダメなんだけれど、起きた事件の背景を知ると色々考えさせられる。

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Posted by ブクログ 2022年12月11日

【2022年91冊目】
章によって変わっていく語り部。どうして梶は語ろうとしないのか?残りのページが少なくなってもなかなかその理由がわからず、どうなるのかと思っていたらまさかの結末に涙腺が緩みました。

最後まで読者を惹きつけ、綺麗な幕引きが見事でした。

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Posted by ブクログ 2022年09月06日

横山さんのずいずい迫ってくる感じが、好き。
語り手が代わっていく描き方も、好き。

語り手が代わってしまうために、その後のことがあまり語られないからこそ、
語り手たちの幸せを祈ってしまう…

最後は涙。

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

やっぱり面白い。
人の情の深さが浮き彫りになってるし、とにかく文体が綺麗で読みやすく、表現力も厚くて読む手が止まらない。
そして最後は心を震わされる。
骨髄バンク、苦みながらドナーを待ってる人、命の大切さ、様々なことを考えさせてくれる。
今こうしてる時に、知らないところで苦しんでる人がいるなら、ドナ...続きを読むー登録することも前向きに検討したい。
色々あって直木賞受賞できてないけど、この作品こそ獲るべき作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

アタシには珍しく警察、検察モノを手にしました
よくある設定ですが、中々手に取って読むことが無かったのですが、読んでみました、ストーリーは俗っぽい野心満々の登場人物が勢揃いですが、そんな猛者連中も主人公を応援する、応援したくなる…そんな展開が中々良いです、最後の5ページが核心かなぁと思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月25日

次回の読書会、課題本。

横山秀夫さんの本は臨場と第三の時効を読んでいる(らしい)のだが、硬派な警察小説だったなぐらいしか覚えていない。
そしてこちらは、映画化もされていた有名な作品だけど、読んだことはなかった。横山秀夫作品の警察物(と括っていいものか…)なら面白いだろうし、どうやら泣けるらしい、と...続きを読むいう前評判のみで読み始めた。
もっぱら仕事のお昼休憩の合間にちょこっとずつ読んでいたんだけど、いやぁ、さすが…引き込まれる。

アルツハイマーを患う妻を殺害し、自首してきた現職警察官の事件。
動機も経過も明確でありながら、殺害から自首までの空白の2日間については頑なに口を閉ざす。

大筋は、半落ち状態であるこの状況の中、犯人である梶聡一郎空白の2日間の謎を追うといった感じ。

取調べから起訴、裁判、公判、懲役までの状況経過がリレー形式で、取調べの警察官、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官がそれぞれの立場からそれぞれの背景を元に述懐される。

引き込まれる文章ではあるが、述懐する登場人物の置かれた状況とか、取り巻く人間関係とか、とにかくピリピリザワザワさせられて、泣けるとの前評判は一体何だったんだ…と思いながらページを捲った。
わりと最後の方までこの嫌な緊張感は続くんだがラスト数行で、

…やっぱり泣いた!笑

ここからは少しネタバレが入るけど、

ちょうどコテンラジオのシンドラー回を聴いた直後ということもあり、
読み終わってひとしきり泣いた今、
人間の善性について考えさせられた。

個人の倫理観と状況によっては衝突するようなルールや、それとは逆に、個人の倫理観に衝突するが組織の利のため全体の調和のためのルール違反について、
さて、自分ならどうするか、
どう考えるか。
そもそもの、梶さんが殺害に至った経緯にもここの問いは関わってくる。

そして、組織に迷惑をかけ、生き恥を晒してでも貫きたい強い思い。
どこからどう見ても善性であろうが、それは立場の違う人から見ればただの自己満足であり、一つぐらいの自慢話とも取れるのかもしれない。

それでも結局、ラスト数行の破壊力の前には、そんな問いも無粋に感じる。

やはり命は尊いのだ。

何にせよいざという時には、論理でこねくり回して出てくるようなものではなく、直感でちゃんと駆動してくれる人間の善性の存在を信じたいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

映画で見た気がする?とうっすら思ってたら、映画になってた。たぶん見たんだろう。感動した気がうっすらしている。前世の記憶かのようにおぼろげだけど、今世の記憶に間違いない。

この本は真相がわかるまで、感動的な秘密があるものと期待させられたけど、そんな感動的な真相でもなかった。ちょっと拍子抜けした。
...続きを読むは、なぜ映画で感動したのだろう?とうっすら思った。

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Posted by ブクログ 2023年01月23日

妻殺しの元警察を巡る警察内部の登場人物がそれぞれの立場で立ち回る。警察の実態をノンフィクションで見ているような気になりながら読んだ。なんだかリアルで面白かった。元警察官がなぜ妻を殺した後の2日間をどんなふうに過ごしたのか、の理由は私が期待しすぎてちょっとがっかりした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月11日

素敵なお話だと思います。
ただ、理由づけが強引なのではと思ってしまいました。
最後の10ページくらいで急展開を迎えるのでそこまでは面白く読めました。

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Posted by ブクログ 2022年09月30日

5年ぶりに再読。なかなか想像しづらい動機だったが、夜討ち朝駆けする記者の世界に臨場感があって面白かった!

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Posted by ブクログ 2022年08月28日

誰のためにいきるのか。

重いテーマを扱っているが文章自体はテンポ良く進んでいくので読みやすい作品。

ラストはもう少し書いても良かったかなと思う。

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Posted by 読むコレ 2013年08月12日

何でこれ読み始めたのか思い出せないんだけど、とても面白かった。横山秀夫さんの情景描写が深い文章好きかも。間違って映像作品を先に観てしまわないように気をつけよう。

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