【感想・ネタバレ】夜行観覧車のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月01日

面白いっ!!

映画化もされた「告白」のようなインパクトはありませんでしたが、全体を通してみると個人的にはこっちの方が面白かったような気がします。

基本的にこの本は、「告白」と同じくある事件に関連した複数の登場人物の一人語りによって構成されています。また、本作では、「告白」に出てきたようなぶっ飛ん...続きを読むだ性格の人は存在せず、あくまでそこらに居そうな人たちで構成されています(若干彩花は人間が腐ってますが^^;)。それだけに、なかなか現実味のあるストーリーでした☆恐らく本作は「告白」を読み終わった後に残る嫌悪感も少ないと思いますので、「告白は面白かったけどちょっと後味が悪かったな」みたいな感じの方は是非こちらの方も読んでみて下さい☆

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Posted by ブクログ 2021年02月17日

ロクなやつがいないけど、みんな「ロクなやつじゃなくならざるをえなかった」んじゃないかな。高級住宅街という独特な社会が生々しすぎるほどに描かれていた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月03日

高級住宅街で起こった殺人事件の真相をめぐる、人々の姿を描いたミステリ。
湊さんはキャラクター設定に相当力を入れていると聞いたことがあるが、登場人物の姿を見るとほんとにそうだなと思う。

個人的には次男の苦悩の姿が心に染みる。自分は天才ではない、閃くものがないからこそ努力で正解を積み上げていく、そうい...続きを読むう思考は考えたことがなかった。
ただ、どの道の天才と呼ばれる人たちでさえ努力を惜しまない。ましてや凡人たる自分が少しでも成長できるとしたら、弛まぬ努力の積み重ねなのではないかと思う。たとえ少しでも、積み重ねたものはいつしか成果という果実をもたらしてくれるに違いない。
そう思わせてくれた本書は自分にとってのかけがえのない1冊。

#長編小説 #湊かなえ

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Posted by ブクログ 2020年08月14日

登場人物それぞれが色んな言い分があるにせよ、自分が一番大事で他人の気持ちを理解しようとしていない。そんな物語だった。
って考えてたらなんだか登場人物が自分みたいに思えてきた。なんだか周りに理解してもらえないとか、思いどおりにいかないだとかモヤモヤした気持ちになることもあるけど自分も人の気持ちなんてほ...続きを読むんとには理解してなんかいないよね。
まぁ理解するのなんて無理なんだけど、でも理解しようとする気持ちは大事なんだなぁと思った。
湊さんの小説はあいかわらずモヤッとする物語だけどそれなりに面白かった。

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Posted by ブクログ 2020年08月01日

旅行の帰りの列車の中で一気読み。外から見たら素敵に見える家族も、家の中ではきっといろいろあるし、この事件はきっと誰にでも起こりうるのだと思わせるリアルさが不気味でさえあった。結末は正直意外だったけれど、正しいか正しくないかは別として一番"賢い"終わり方だと思った。湊かなえ作品は『...続きを読む告白』に続き2冊目だったが、沼にはまりそう!

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Posted by ブクログ 2021年03月29日

裕福な方達が住む『ひばりヶ丘』で起きた家庭内殺人事件を巡る話を無理をしたが故に問題を抱えた遠藤家、裕福で何の問題もなさそうな高橋家、小島るり子の3家族それぞれの視点で書いている。異なる主観が入り乱れるので読むと止まらない。個人的には『Nのために』に比べるとやや劣るかなという印象。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月18日

2つの家庭で起こる出来事(事件)と、それに関わった近所のおばさんの話が、それぞれの主観から書かれている。
いつも通り、主観が強く感じられる作品だった。
ただ、終わりの展開は割と綺麗で後に尾を引くような感覚にはなれなかった。

最後に事件を子供達が捻じ曲げたのではないかと思われる描写があるが、それも作...続きを読む品の内容から予想できる展開で、どんでん返しや想像できない展開ではないように感じる。

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Posted by ブクログ 2021年03月10日

人から羨むような生活を手に入れても、その環境のせいで悩みや劣等感がある。
高望みし過ぎず、自分のカテゴリー内で平和に穏やかに生きるのも良いな、と思った本でした。

登場人物たちも特別嫌な性格をしているわけではなく、少しだけズレている性格なため、現実世界でも「あー、こういう性格の人いるわー」とすごくリ...続きを読むアルに感じた。

特に比奈子の、友人の歩美の母:美和子が
「大ニュースよ、晶子さんって容疑者の妹なんだって。うちの子、容疑者の娘と同級生なのよ。怖いわねぇ〜」というセリフと
比奈子の
「味方のふりをして近づいてくる野次馬に心を許しちゃダメ。こっちが知りたいことだけを聞き出すの。余計な感情は出さない。」
というセリフがすぐに人を信用して何でも話してしまう私への戒めの言葉に聞こえました。
比奈子と美和子は友人である歩美を通しての仲ではあるが、一緒に食事をしたり、話をする仲なので、少なくとも比奈子にとって美和子は親しい大人の分類に入っていたはず。
しかし美和子は周りにネタのように情報を流す姿が、悲しかった。

この本の伝えたいこととはズレるが、
私は上記のセリフが1番心に残りました。

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Posted by ブクログ 2021年02月03日

ドラマより内容がエグい。娘と同年代の頃に読んだので同じようになってしまわないように気をつけようと思った。

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Posted by ブクログ 2021年01月31日

近隣に住む人の嫌な人間味がリアル。外野の胸糞悪さ、犯人の気持ちを勝手に憶測して決めつける傲慢さがとても嫌な感じ。
始終近隣の人や家族目線で展開され、犯人の目線で語られなかったことで、真実は家族や本人のみが知り、読者ですら犯人の感情には立ち入ることのできない領域だと感じさせられました。

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Posted by ブクログ 2021年01月17日

ドラマは観ていたけれど ストーリーは ところどころ記憶から消えていて 改めて原作を読んでみたくなった

記憶の遠いドラマには オリジナルのエピソードや演出がされていたらしい

時間をおいて読んだのが却って良かった
新鮮な気持ちで 楽しめた

楽しめたという 表現に少しためらいが伴うのは 湊作品のお約...続きを読む束かもしれない

それぞれ 懸命に生きているだけなのに 行き違い すれ違いが重なり 距離が出来てしまう

今回も 切なくて 苦くて...
だけど 未来へ向かう 明るさを感じることできる

また ドラマも見直したくなった

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Posted by ブクログ 2020年10月06日

 高級住宅街と言われるところで人が殺された。その近隣にすむそれぞれの住人家族が抱える問題を、この事件を通してみていくというもの。高級住宅街のイメージにひかれて土地を買って家を建てたものの、娘は中学受験に失敗して反抗期。そのお向かいの見るからに幸せそうな家族の仲にも、実はいろいろと問題があるのかもしれ...続きを読むない。家族関係の、それから人生の、何が幸せで何が幸せでないのかを考えさせられるし、それぞれの家族が問題を抱えているのかもしれないと思うと、これから先回りを見る目が変わってくるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年10月06日

状況によって自分が周りより上もしくは下に見えることがあるから観覧車がタイトルに入るって事かな?

湊かなえさんは本当に人間の嫌な部分を書くのが上手い
特にさと子パートは顔をしかめながら読んだ
実際にこういう人はいるよなの領域を出ずにここまで人間の嫌な所を描写するのはやはりすごい

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Posted by ブクログ 2020年09月17日

高級住宅街で起こった家庭内殺人事件。

総じて、殺人事件の真相を追求していく…というよりも、登場する家族の考え方、家族の在り方、こだわり方などがそれぞれ自己中心的で見苦しい戯言を、人間模様を見させられる作品。

登場主要人物の誰1人として共感出来ず、母や娘が言い放つ悪態には不快を感じ、読み終えてペー...続きを読むジを閉じてからも、結局それぞれの本質的な問題は解決されていないことにモヤモヤが残った。すべて中途半端なのだ。

しかしこれはすべて、著者の意図する狙いなのだ。
そう捉えると、私は面白い作品だと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月14日

作中で真性の狂人は隣家の小島さと子くらいで(深夜バスの待合室にお湯を入れたカップラーメンを持ち込んだ男については審議中。お湯を使えるコンビニには大抵店内に食事できるスペースがありそうなものなのに、そこをあえて待合室に移動して注目を浴びながら食べるとは)、あとの人たちは悪人でもなんでもない普通の人だけ...続きを読むど、その普通の人の中に生じる闇が取り返しのつかない悲劇を起こすこともまた事実で、人生は難しい。
娘が癇癪を起こしている時の真弓の心の声の冷静さにゾクッとする。

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Posted by ブクログ 2020年08月30日

様々な登場人物の視点からストーリーが描かれていて、そのストーリーの繋がりが面白かったです。
それぞれの登場人物の設定と描写が秀逸。さすが湊かなえさんだと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年03月30日

どんな家庭でも、何かしらの問題を抱えていて、それをどう対処するか人それぞれであることに気づいた。

ご近所付き合いが希薄化している現代だからこそ、他の家庭との距離感が分からなくなり、他の家庭に自分のあらぬ理想を重ね合わせて、羨んだり僻んだり妬んだりしてしまう人間の弱い部分を、ひばりヶ丘の住人達は浮き...続きを読む彫りにしてくれた。

自分の周りでも同じようなことが起きていてもなんらおかしくないと思うと、軽く人間不信になりました。笑笑

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Posted by ブクログ 2021年03月21日

驚きの真相が待ってるのかと思ったが、そこまでではなかった

幸福な生活を営むためには、身の丈にあった生活が根底にあって、家族のお互いへの思いやりや愛情があればなんとかなるのかなと感じた

金だけではやはり幸せにはなれない

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

とにかく人間の嫌な面がこれでもかと言うくらいにリアルに描かれています。

家族より自分の事しか考えない親であり子供 自己保身の為に考える言い訳、親切めいた好奇心やお節介 中でも一番、見苦しく嫌悪感すら感じたのは癇癪持ちの遠藤彩花。

この本の中での唯一の救いは中傷ビラを剥がす鈴木弘樹とその姉、歩美の...続きを読む行為だけでした。

とにかく読んでいて不快感すら感じる内容なのだけれど、一旦読み出すと閉じれない、そんな引き付けられた作品でした。

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Posted by ブクログ 2021年01月17日

イヤミス要素満載の一冊。

途中まで人間の醜い部分が目につき、不快感をこらえながら読みすすめた。嫌な気分になるのに、ページを捲る指は止まらない。

解説にあったように、登場人物それぞれが「虹の向こうへと手を伸ばしている」姿、心のすれ違い様、本を閉じて何度も考えさせられる一冊だった。

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