【感想・ネタバレ】夜行観覧車のレビュー

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感情タグBEST3

購入済み

読みやすい

QM
2024年03月17日

終わり方がモヤァァ;つД`) でもすごく読みやすかった。 どこかで手を施していたらどうにかなっていたのかも、、、なんで当事者じゃないから言えることなのかもしれない。 家族みんなで普通に暮らすって簡単なようでいて、実は脆くて危なっかしくて、家族であろうとお互いの気づかいがあって初めて成り立つのだな、と...続きを読む。 サクサク読めて面白かった。

#ドキドキハラハラ #ドロドロ #ダーク

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Posted by ブクログ 2024年03月07日

おもしろかった
湊かなえに外れなし今のところ全部おもしろい(二冊くらいしか読んでないけど)
上を見なければ十分満たされているはずなのに現状に満足できなくて心の余裕が失くなっていく。
共感しました、自分もそう

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Posted by ブクログ 2023年12月06日

再読。
それぞれの抱えているものがつらい。
何が正しいのかではなく、自分たちが生きていくための結論を出していて苦しかった。

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

近所のお節介ラメポおばさん、気分悪いやつではあるが、後半になると、このおばさん居なかったら更なる悲劇だったな。

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Posted by ブクログ 2023年10月11日

色々な人の思考を覗いてる気分になった。
読んでてイライラもするし、共感もする。
色んな立場の色んな性格の人がいるよなーって改めて思った。
家族って外から見てもわからないけど、中にいてもわかんないと思った。

あー面白かった!

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

いやミスの湊かなえさんで
不覚にも途中で感動泣きしてしまった。笑
歩美姉弟が友人を思い誹謗中傷のビラを
外していくシーン。よかったな。

それはさておき、
夜行観覧車という作品名が秀逸。
遠藤家、高橋家、小島家
各家庭の内情は外から見ても分からないし、
隣の芝生は青く見えるものだが
誰にでも悩みがあ...続きを読む
良い時と悪い時がある という
諸行無常感を的確に表してる。
自分の調子が良い時は他人を下に見たりする。
その逆も然り。

また、同じものを見ていても
それぞれの性格や置かれてる環境により
違う景色に見えたり。
様々な経験を通して、一周すると
別の感情が芽生えたり。


其々が何を考えてるか
家族でも分からないことは多くある。
じっくり話し込むことは
家族の絆を深めるためにやはり大切だと
思わせてくれる一冊。

淳子の視点からは描かれていないものの、
殺人を犯すほどに追い詰められていたという点は
事実なので

高橋家の子供たちが、
切っても切り離せない家族を
思いやり、十分に話し合い、
家族にとって少しでも良い形に収まるようにした
という締め括りが良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月28日

見栄を張らずに普通でいられるって幸せ

湊かなえさんの本は先が気になってどんどん読み進めちゃう!
どの人物も言いたいことを心のうちに我慢しすぎているなって感じました
でもそれは自分が言いたいことを言える環境にいるからなのかな、今置かれておる環境に改めて感謝
家族は余程のことがないと切っても切り離せな...続きを読むい唯一の人たちなんだなって実感
さとこさん依存先が息子以外にも見つかって良かった

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月03日

登場する家族ごとの視点から、それぞれの時系列で語られていくことにより、詳細が分かり、真実を早く知りたくなり、先を急ぐ。
しかし、真実はわからないまま、これから生きていかなければならない子ども三人が、真実より家族にとって一番良い道を選んだということで終わってしまった。
真実が気になるが、淳子本人しかわ...続きを読むからない事だから、想像するのは辞めよう。

坂道病は、ストレス社会の現代では、誰しもかかる危険性のあるものかもしれない。限界になって坂を転げ落ちる時、人は壊れて行く。
壊れた時に、取る行動は、最悪この小説のように殺人を犯してしまう事もあるのかもしれない。
その状態の時に小島さんが防犯ブザーを投げ入れてくれたから、真弓は正気に戻り、彩花を殺さずにすんだ。
淳子も声を聞いた小島さんや啓介、真弓が家に様子伺いに訪れていたら、事件は起こらなかったのだろうか?
淳子の場合、坂道病の根本的原因が取り除かれていないのだから、またいつかはその日が訪れてしまうのだろう。

遠藤家は、どうなのだろうか?
坂道病の話を彩花がしたことにより、彩花自身吹っ切れた感じたもした。同じような事件を起こすことはないのかもしれないが、今後も家は騒がしそうだ。

高橋家、遠藤家、小島家、良幸の彼女の明里、
その後が気になるが話でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月01日

小説の感想とはズレてるかもしれないけど、遠藤家の娘の彩花と、高橋家の長男の彼女の明里が自分と似すぎて意識が遠のきそうになった
私も彩花みたいに癇癪起こすわ、明里みたいに気に食わないことがあるとわけわからん暴走するから、自分を客観視されてるみたいでキッツい小説だった
ただ私は親も相当な癇癪持ちだから遺...続きを読む伝してると思うんだけど、この小説読んで彩花の親は穏やかで控えめだから驚いたわ

彩花も明里も特にお咎めなく痛い目見ることなく他者を振り回し傷つけながら生きていくのね〜(彩花は窒息死させられそうになったけど結局懲りてないし)
私は痛い目見てだいぶマシになったつもりだったけど、これからも気をつけます。

小説の感想としては、結局犯人はお母さんのままで、そのお母さんの視点が一切出ないので真相はすべて想像の中(その他者の気持ちを無関係な奴が勝手に想像すんなよ!ってメッセージだろうけど)
つーか犯人のお母さんは勝手に色々我慢してたんかもしれないけど、別に夫は何も悪いこと言ってないし、悪い人でもなさそうなんだよね。

あと遠藤一家の事なかれ主義のお父さんが「今も家族なんだしこれからも家族なんだから大丈夫」みたいな着地点にしようとしてたけど、多分…大丈夫じゃないんじゃないかな…犯人一家より遠藤家の方が深刻に感じる…
ラメポは頼りになるかもしれないけど敵に回したくないし一番何考えてるかよくわかんなかった
「ひばりが丘のためよ!」と言って悪びれなく中傷ビラ貼るわ窓ガラス割るわした後に、突然犯人一家に「あなた達がここで暮らせるように説明しておくわ」って言うの、訳わかんなくてここ最近で一番ホラーだよ〜〜!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月22日

個人的な感想を書き連ねるだけなので悪しからず。

7章までは本当におもしろくて、ページをめくる手が止まらなかった。
第四章ラストで高橋家の子どもたちが再開できたシーンや、第七章中盤で比奈子と歩美の友情を描いたシーンは感動的で、思わず涙しそうな展開だった。

しかし最終章で、あまり回収しきれていない伏...続きを読む線?にモヤモヤ...。
個人的に気になっていた点
・作中中盤から数回挙げられた、刃物を持って逃走云々の事件の容疑者。実は俊介?とか、弘樹?とか色々考えたけど、最終的に何も言及されず。
・高橋家、叔母の晶子。最終章で取ってつけたようにメールにて登場したが、結局あやふやな描かれ方だった。事件との関連が無かったのであれば、匂わせるような描写は必要だったのか。

一人称視点からの描写が多い湊かなえ作品の中では珍しく、三人称視点を交えながら、語り手がコロコロと変わるという書き方。人物によって考え方や価値観が違うという側面を描き出すのは相変わらず実に巧妙。今回は人物だけでなく家庭によって異なる面を加えたのも良かった。

本当は★★★★★にしたいところだが、結末になんとも言えないので★★★★☆。

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Posted by ブクログ 2024年02月20日

他も一冊湊さんの作品を読み、重々しい気分になるなと感じたがその原因は非常に現実的に描いてるからだと感じる。痛いところをグサグサつかれている気がする。「人の不幸で自分が幸せになろうとするのはどうなのか・・・」のフレーズは非常に印象的

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Posted by ブクログ 2024年02月08日

寝る時間削って、一瞬で読み終わった。
隣の芝は青く見える。他人が羨ましく見えるが、実際はそれぞれの悩みがある。他人と比べず、自分と向き合うことが幸せに繋がる。

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Posted by ブクログ 2023年11月08日

ドラマ化もされた作品。
それぞれの家族が抱えるジレンマとともに一大事件の真相が徐々に明らかになっていく…
読み進める手が止まりませんでした。
小説はかなり久しぶりに手にしましたが時間を忘れて1日で読むことができました。
読み終わった後の余韻や考える時間もまた良きでした。

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

思春期の子供の心情がすごく上手だとおもった
癇癪
些細なことだけど本人は気にしてることの
きっかけでスイッチが入っちゃう

ドラマの方がわかりやすかった気もする

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

本当に湊かなえさんは人の嫌なところを嫌な感じに書くなぁと、気分悪くなりつつそんな最低な人間に最後に残された善性みたいなものに希望を持たされつつ、やっぱ人って…と思わされつつでした
側から見たら全然大したことない物事をすごく気にしたり、近くにいるのに全然見えてなかったり、人間〜!!って感じでした

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

高級住宅地に住むエリート家族で、母親が父親を殴り殺したのだが、その動機や真相とは? という話だが、登場人物たちそれぞれの胸が悪くなるような自己中心的思考がせめぎ合って発生してしまった事件ではあるものの、結末はほんの少し未来に救いがありそうな仄めかしなので、湊かなえ作品にしては読後感は悪くない…が、や...続きを読むはり登場人物たちの「嫌なヤツ度合い」は高め。

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

・ガーっと読めたし、「人間社会」「ご近所」「エリート家庭」としてとてもリアルな、うわあ...な描写がおもしろかった。
・どこの地域でもあり得てしまう気がした。学生時代はなんとも思わなかったけど、自分の小学生以降の人生と周りの親子を思い出して色々感じさせられた。親が自分の子供に求めるスペックと、それを...続きを読む実現させるためにどのくらい勉強等を強制させるかってそれぞれの家庭で色々な加減があったなあと。自分は将来どんな子育ての仕方をする親になるだろうなあ。
・小学生のとき「お金持ちだしお母様も美人だし、子供にめちゃお金かけてひたすら毎日遊ばせず受験勉強させてるけど、子供本人の学力がどうしてもあまり伸びない子」を沢山見た。それを思い出してしまった。これを描写してしまうのは本当にリアルだと思う。
・湊かなえさんの白ゆき姫のもだけど、報道とかクラスとか、世間が思い込んでる情報はいくらでも事実と異なりうると思った。周りからどう見られてても自分たちだけが事実を知っていれば充分ってことも多々あるのでネットや報道を見ない・気にしないメンタルも大切だなと。また、本人にしか分からない「どうしても嫌なこと」ってあるよなあ
・「!?」となる展開はあまりないように感じた
・あ、終わり方はそんな感じかあとなった。観覧車についてもう少し深掘りしたかったかもしれない

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Posted by ブクログ 2024年01月26日

 湊かなえさんの新刊を読んだことを機に、積んであった2作品を読んでみることにしました。まずは「夜間観覧車」を読んでみることに…。

 高級住宅街ひばりヶ丘で生活する3世帯、遠藤家、高橋家、小島さと子の視点から物語が展開します。

 遠藤家:背伸びしてひばりヶ丘に住宅を構え、娘の彩花は中学受験に失敗し...続きを読むたことから、時々感情を爆発させ母親である真弓は対応に苦慮していた。父親の啓介は、そんなふたりを遠巻きに見るのみ…。
 高橋家:長男良幸は医大生、長女の比奈子は彩花が不合格となったS女高等部に在籍し、次男の慎司は進学校でもある私立中学に通い、あるアイドルに似ているイケメン。父親は医師で母親は上品な印象を誰もが持たれている。この一見何も問題のないように見える家族内で、母親が父親を鈍器で殴り死亡させるという事件が起きる…。
 小島さと子:長年ひばりヶ丘で生活し、ひばりヶ丘への愛着が強い女性。一人で生活しており、離れてく暮らす息子夫婦とは電話でのやり取りが主。

 読み終えて、モヤモヤ感が残りました。高橋家の両親、特に母親からの告白みたいなのがあればよかったかなって…。そして、あんまり好感の持てる登場人物がいないのも気になりました。

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Posted by ブクログ 2024年01月23日

登場人物が漏れなく神経を逆撫でするような人ばかりで、苛立ちを覚えるほどだった。
これが近所の人だったらたまらない。
そこまで思わせる描写はさすがだなと。

犯人は誰か?という謎解きというより、事件の時の周りのいろんな人の様子を通して、その時の様子が明らかになっていくような小説。
ハッと驚くというより...続きを読む、少しずつ噛み砕いていく感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月23日

生々しくそれぞれの感情が書かれていて、家族間のことは家族しか理解できないし、他人のことは尚更分からないのだろうと思った。
客観視なんてきっとできないし、みんな主観でどうしても自分が中心に世界が回っていると思ってしまっているということを嫌という程突きつけられる作品だった。自分も、自分の主張をこうやって...続きを読む(傍から見ればめちゃくちゃな理論で)正当化してるんだろうな…って。。

最終的に高橋家のきょうだいは事実とねじ曲げて今後生きるための選択をしたし、遠藤家はギリギリのところで留まって再構築への道を歩みだしたような気がする。結局隣の芝生は青いし、当事者間でしか分からないことってたくさんあるんだと思う。

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Posted by ブクログ 2024年01月17日

このあたりの湊かなえさんの小説が好きだった。
高級住宅街の一家に起きた妻による夫殺人事件。
それぞれの家庭に幸福そうというベールに包まれた真実。
隣の芝生は青いし、隣の花は赤く見える。
他人の不幸に共鳴したり、蜜の味だったり。
どんな家庭にも何かしらの不安や亀裂は、ある。
それでもバランスをとりなが...続きを読むら成り立っていくものだろうと思うのだけれど。
当事者でないと、理解できない、許せないこと。
限界を迎えた家族と 乗り越えるかもしれない家族。
登場人物がそれぞれの立場から殺人犯となった妻の印象を語りながら、人物像を確立していく。
皆が思っている以上に追い詰められていた前妻との葛藤が静かに辛かった。
人に相談できる話の奥にもっと深い悩みがあるなと思う。

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Posted by ブクログ 2023年12月07日

湊かなえさんの人の洞察力に関心。どのキャラも弱いところやズルいところが、自分にもあると感じてしまう。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

世の中にありそうな家族の形、価値観を持った登場人物ではあるけれど、被害者家族の子供達以外の登場人物のほぼ全員の価値観(人間性)に対して嫌悪感を抱く。そういう問題を抱えた人達を濃縮した地域の中の話、として異世界感で見て良いのか、それとも現実の身近は(自分も含めて)実はこういう嫌な部分を持っているけど、...続きを読む各自内部に隠しつつ、また相手のそういう部分を無意識にもしくは意識的に受け入れつつ、流しつつ、過ごしているのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年11月03日

家族は切っても切り離せなくて、切りたくて、切りたくなくて、きっと色んな意味でどうしようもないものなのかと。そう感じた1冊でした。

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Posted by ブクログ 2023年10月22日

家族って当たり前に大きい存在で、想像以上に厄介で絶対的でそんな風に思った。タイトルの「夜行観覧車」がまさにこの話の雰囲気にぴったりですごい。

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

前半、話の重さと登場人物たちへの嫌悪感がすごかった。人間の暗部を描くのがうますぎて、ほんとにゲンナリしてくる。
うちの近所にいるオバサンとか、子供の頃近所にいた女の子に、小島さと子や彩花を重ねてみたりしながら、この人らはもうこのままなんだろうなあと、突き放した気持ちで読んでいた。

後半、良幸が帰っ...続きを読むてきて兄弟の会話を始めた辺りから、様子が変わってきた。自分の思う正しさや普通さの価値観を揺さぶってくる。
お節介で自己中心的な小島さと子のマトモな部分が見えてきたり。子供に対して分け隔てなく接し、子供の未来は子供の意思で選べば良いと思っていた弘幸の言葉に、冷たさを感じたり。

最後の週刊誌の記事は、小島さと子のインタビューから書いたのか。
記者が勝手に書いたのか。
まさか、子供達がそう証言したのか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月06日

みんながみんな自分が正しいと思ってしまっている
ある意味では怖いと思う状況

家族ってなんだろう、って思う作品かもしれない

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Posted by ブクログ 2023年09月18日

ドラマを観て面白くて原作を買っていたので、久しぶりに読みました。
面白いし展開が気になるけれど、彩花の暴走がムカついてなかなか辛かったです。
いろいろ抱えて生きていて、それを他人のせいにするばかりではダメだなとも思うし、自分の意見ばかりを正しいと思うのもダメ。
自分がこの人だったらどういう行動するの...続きを読むかなぁと考えながら読みました。

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

家のことはその家の人しかわからない。
当事者のことに側から首を突っ込んで、いいことはない。

一冊を通して思ったことはそれ。

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

色々な目線で1つの事件を見ていくから、視点によって捉え方や考えることは異なるのが顕著に描かれてて面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月05日

ハイソな住宅地で起こった家庭内殺人事件を、残された家族と近隣住民たちの目線から多角的に書いた作品。湊かなえ作品にしては読後の嫌な感じは控えめ。良くも悪くも感情移入できる人物がほとんどいないからあまり深く考えずにサクサク読めるし、続きは気になるから一気読みして1日で完読。比奈子と歩美の友情シーンは泣け...続きを読むる。そして歩美の弟が聖人すぎる。好き。小島さんはひばりヶ丘とまーくん愛強すぎで暴走しちゃってたけど、いざとなったら頼りになる人だなとちょっと見直した。どんな言葉が誰にとっての地雷になるのかは他人には分からず、長年積み上げられてきた鬱憤しだいでは一瞬で爆発してしまうこともある、という忘れがちなことを再認識した。

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